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2006年06月10日

ニコチン依存症管理料届出は1280施設

5月1日現在での届出数が1280施設だということです。ソースは日刊薬業(6/8)。ということは、禁煙治療に保険が適用できるのがこの数、ということですね。多いのか少ないのか、何とも判断できませんが。

私の住んでいる長野県では18施設が届出してあるそうです。当薬局のある上伊那では上伊那生協病院の1箇所だけだとか。そう考えると、ちょっと少ないような気もしますね(単純に数だけで見ての話ですが)。

今後増えてはくると思いますが、やはり算定要件の問題があるのでしょう。

先日近隣の医院より「ニコチネルTTSが薬価収載されたが、保険で出せるか?」というお問い合わせを頂きました。ニコチン依存症管理料と施設基準等のお話をしましたところ、届出をしてないとのこと。結局処方自体見送ったと思います。

一方患者さんも色々お考えのようです。

保険適応になったらその施設に行くのかと思いきや、「新しいところで一から始めるのは嫌。どんな先生かも分からないし時間もかかる。保険が効かなくても今までのところがいい」と仰る方もいらっしゃいました。

その患者さんの気持ちも理解できますね。

ネットでできる禁煙支援プログラムをご紹介します。

インターネット禁煙マラソン

@nifty:禁煙webクリニック

卒煙ネット


(参照記事)
another side of ”d-inf”
「禁煙治療が保険で受けられる医療機関」
16:36 | Comment(18) | ウラ

この記事へのコメント
実はちょうど先日私の母にニコチネルが処方されました。
長年のヘビースモーカーで、とんとやめる気がなかったのに、ドックで動脈硬化が進んでいるからということで、とても信頼しているかかりつけの医師との話し合いの元始めることにしたようです・・・がいざみているとここ二日間くらい始める気配がありません、相変わらず「もくもくさん」です。

くま☆さん含め皆さんは、こんなよくいるであろう困った患者さんに対して、どんなアドバイスがありますか?

僕はこのことも含めて、困った患者さんの服薬や使用に対していかにに適正使用をしてもらうことができるかをアドバイスできることが薬局薬剤師にとって一番必要なことであり、国民に対しても存在意義がアピールできる点では?思っています。

子供を持っていれば、薬を飲んだのに吐いちゃったりとか、同じやり方でも飲む日と飲まない日があったり、坐剤出ちゃったり、まさに患者さん一人一人で対応とアドバイスが変わると思います。

正直適応外使用などは国民の目に映らず、後発品にしても価格の感謝はあってもそれ以上は感じず、よく考えるとデメリットもある。

もちろん必要だとは思います、見えないところで活躍するのが薬剤師のつらいところですから・・・・

僕日経DI愛読してますが、なかで他の薬局はこんな工夫をしてます、とか抗生物質の牛乳や制酸剤との相互作用など、実際に服薬指導で言われたら、ほんとに薬剤師らしい仕事だなぁ〜と思うような特集が良くあります。

子供の薬にいろんなものを混ぜて、その可否を調べる薬局があったり、
同じニューキノロンでも併用をずらす時間が異なったりと・・・
もちろん僕が勉強不足で知らなかったからなるほど〜と思ったのかもしれませんが、こういう細かなことを知っている薬剤師が少ない気がします。
でも、牛乳大好きな子が1時間は併用我慢できても2時間は無理として、薬剤師の専門的判断で疑義照会できて併用を避けるのが1時間の薬になったら、その患者さんはどれほど薬剤師に対してその専門的知識と医師とは違う自分の生活に密着してくれたところに尊敬のまなざしを向けるでしょうか?

差別化でそれぞれの薬剤師の研鑽による、でももちろんいいですが、良い薬剤師がそばにいなかった場合患者さんは被害をこうむります(目に見えないけど)。

だから、国民からみてマイナーで評価の低い職業になっているのではないかと・・・

せっかくみなが所属している日薬があるんだから、まとまってそういうことを重要に考え、ある程度そういう知識やアドバイスの底上げをしてもらうと助かるな〜なんて思います。

接遇マニュアルで男性はネクタイをしているイラストだったり、後発品も含めて保険制度に基づいた調剤(お役人の立ち入り検査で問題ないように)も当然大事だけど医師やお役人に対して、医師照会済みだから調剤しました・・でOK
のような指導。
やっぱり日薬丸はどこを目標に出航しているんだろうか・・・

私の母にはどう言ったら禁煙はじめますかね?
僕の子は喘息でテオドールDSを良く飲んでますが、当然咳き込んでるのでかなりの確率で毎日薬飲んだ後吐きます。飲んですぐ、寝てから・・・吐いた後のアドバイスはいかが考えますか?
赤ちゃんのころには、ミルクに混ぜるなと指導していながらやむを得ず混ぜたこともあります。

適正使用させる能力を磨いてこそ薬剤師!その付け加えとして、価格の助けとなる後発品だったりかな〜?

わからなかったり、責任をおそれて、
医師に相談してくださいではお粗末ですよね。
Posted by まじゃ at 2006年06月10日 20:01
まじゃ様
はじめまして
横レスになってしまうというか、私が今探している資料のこと、ご存じのようなので教えていただきたくて名指しさせていただきました。(実はまだ斜め読みの段階ですm(_ _)m)

「同じニューキノロンでも併用をずらす時間が異なったりと・・・」
私、実は今まさに、この資料を探していたんです。若い子に金属カチオン含有薬の影響を聞かれて、遠い記憶でクラビットが一番影響が出ず、一番影響を受けるのがバクシダールの様な気がしているのですが、正確なのが判らずメモもなく、何で読んだのかも思い出せず、もし日経DIに書かれていたのなら何年の何月号だったか教えていただけませんでしょうか?

最後にお母様の喫煙はお孫さんの喘息に悪影響があるから辞めて欲しいと言ってもむりかな?
自分のためには辞められなくても、孫のためならって方いるかもしれません。

私の知っている患者さんで、自分は戦時中、たばこが吸いたくて防空壕から出ていたために命拾いをしたというおじいちゃんがいます。そのため、たばこは命の恩人(?)。絶対に止めたくない。そんな方には禁煙はどう言っても無理。私は出来るだけ吸いすぎないようにしましょうねっとしか言えません。
Posted by はまなす at 2006年06月10日 23:17
はまなす様

アドバイスありがとうございます。
ただ、孫といえどもうちの母は無理そうです。
詳しくはいえませんが、息子や嫁の肩を持つとかえってすねたりする難しい人でして・・・
他の案もありましたら是非!

さらに、いま息子がゴホゴホやっている声が聞こえていて、こちらも悩みどころです。
ほんと吐いた時には僕の貧弱な薬剤師知識では良い答えが見つかりません。カウンターだけでの応対では、何とでもいえますが、実際に同じ相談をされたら、切なさがわかるし自分の息子のように、「とりあえず仕方ないから様子みよう、咳では死なんだろう、痙攣の経験もあるしもう一度飲むのはやめよう」
なんて夜中困ってる患者さんに言えるのか・・

ここで、もうちょっと薬学的見解からの統一答?があってもいいのでは?なんて、よく思います。
何分ではだめとか・・・この薬なら大丈夫とか・・・

薬の嫌いな子は多いから、この薬はココアは混ぜていいとか悪いとか、何種類もそんなのがあったら、そんな本があったらうれしくないですか?個々の努力ででもいいですが、薬剤師全体のレベルアップおよび国民への薬剤師の存在意義をもっとわかってもらうためにも、上記のようなことは新卒時点で最低限知っているなんてなったらすばらしくないですか〜?

もちろん、ケースバイケースですよ基本は。でもなんとなく、僕の経験では様子見て医者に相談してみたいのが多かったです、情けないことですが・・・・責任や自信を持っていえる知識がありませんでした。100答えられなくとも50くらいまで答えたいもんです。

メーカーの提供する薬の勉強会とかより、ロールプレイングで実際に使えるような話題を盛り込んだ勉強会や、もしくは大学時代からそのような目的を持ちながら、薬局薬剤師の臨床力(意味不明な僕の造語、医者の臨床でなく)を身につけた薬剤師が増えるといいですね。

DIは探してみます、僕も記憶が曖昧ですが、はまなすさんの記憶であってたような気がします。

ただ、何冊か嫁さんに捨てられたのでなかったらごめんなさい。
Posted by まじゃ at 2006年06月10日 23:47
まじゃ様

早々にレスありがとうございます。
ぜひぜひ判ったら教えてください。私も、今勤務しているところがいつからの分をとっていらっしゃるのか判らないのでお聞き出来ても、ものがない可能性があります。それでも、日経DIのクイズ部分は本として出ているので見つかる可能性があるかと思います。
と、ここまで書いてから買い物に出かけたので紀伊国屋によってクイズのVol.4〜7チェックしてきましたが微妙に欲しい物と違っていました。残念です。

さて、お母様の禁煙の件。お孫さんを引き合いに出しても難しそうですか・・・残念(>_<)
喫煙の影響は現実的に実感がないものが多いのでなかなか取り組まれるのは難しいと思います。
よく言われる喫煙者の肺ガンに対してもCYP2A6が関与していると言われており、日本人ではこの遺伝子の欠損者が5%ぐらいいるらしいので、もしもそこに該当していたら肺ガンにはならないかも知れない訳です。「喫煙の害は、ほぼ全ての臓器に及ぶ」と2004年
米政府が喫煙の健康影響に関する報告で明快に結論づけましたが、喫煙者の皆さんは本当に
苦しい病気になるまで、自分だけは大丈夫と思われているのではないでしょうか?
私の周りには、「あなたに喫煙なんて出来るわけないよ」と否定されたのが悔しくって禁煙したなんて人が案外多いのですが、そんな手にも乗らなさそうですか?

さて、薬の使用方法で迷ったときに私はだいたい知人の医師たちにアドバイスを求めています。
あくまでも主治医の指示が一番で、それを確認して自分なりに指示をした上での話ですが、次回の参考としてこんな時あなたならどう指示しているの?と医師に聞いています。処方元と上手くいっていた薬局で仕事していたときには処方医と検討させていただいたこともありました。薬の作用は判っても、患者さんの状態が把握できないことには出来ない服薬指導もありますから・・・
さて、テオドールを服用後に吐いてしまったことについてですが、私もそういう問い合わせを受けたことがあり、患者さまにはご回答させていただいた上で、別途喘息を専門にしている知人の小児科医に聞いたことがありました。私は、すぐならもう一包服用するように指示し、時間がたっている場合はどれだけ吸収されているか判らないのでそのまま様子をみるように指示していました。但し、テープ剤を使用している場合で、多少時間が経ってからの嘔吐では追加せずに様子見るように指示していました。
テオフィリン製剤は初回投与時と連続投与時では最高血中濃度への到達時間が変わりますから初めての投与なら多少時間がたってももう一包服用させても良いかなぁとも思っていました。
私に聞かれた小児科医の友人は「基本的には30分以内なら、飲み直しをさせるけれど、咳がゼーゼーしすぎて吐いたのかで対応変わる」と言われました。
痙攣の経験もあると書かれていたのはお子様のことでしょうか?お子様の年齢が判りませんが
痙攣性疾患のある2才未満へのテオフィリン製剤の使用は推奨されていませんし、発熱時には
減量することが求められています。以上のことから、小さなお子さんや熱があるお子さんには追加の服用は止めた方がよいと私は考えます。最近、TVで何か情報が流されたとかでMRさんが回っていますが、下記の資料を一度ご覧になってみて下さい(ご存じかもしれませんが・・・m(_ _)m)
http://di.m-pharma.co.jp/file/prescribe/pdf/guide_tod.pdf

次に薬の嫌いな子は確かに多いですよねっ。この薬はココアは混ぜていいとか悪いとか、調べていらっしゃる所って本などで拝見する度に本当にすばらしいって思っています。
あすか薬局さん、本も出されているし、HPでも公開されていますよ。下記のHPご覧になってみて下さい。
http://www.aska-p.jp/nanzando/nan200506.html
ちなみに私は本、大好きです。よく書店で立ち読みしています。あるだけで安心するので、安い物ならつい買っちゃいます。以前、勤務していたところは必要な物は申請すると買ってくれましたが、今はパートなので自分で勉強するしかない感じなので・・・

南山堂のスキルアップシリーズのお薬相談Q&Aやいくつか私の服薬指導の参考本がありますので宜しかったら今度ご紹介します。今、そのうちの何冊かは、現在の職場に入ってきた新人ちゃんに貸しているので手元になくてタイトル不明です。

最後に、くま☆さん タイトルとはちょっと離れちゃった内容になってしまいました。長々とごめんなさいねっ。
Posted by はまなす at 2006年06月11日 17:50
禁煙指導って、難しいですよね。その人全体を包み込んで話をしてみてください。何か一言で変われる位なら、社会にカウンセラーや心療内科医は不要です。包み込んで受け止めて押したり引いたりしながら、待つのです。性急に成果を出そうとすると意固地になります。それが老いの始まりです。老いるという悲しみを受け止めないと会話が通じてこないと思いますよ。人はそれぞれに歴史を持って生きているからこそ、急には変えられないと思います。
ニューキノロンは側鎖の電化力のために金属カチオンを作りやすいようです。「有機化学美術館」で立体構造を見ることが出来ます。
優秀な若い方々、時には次元の違う見方も楽しめますよ。
Posted by はなくり at 2006年06月12日 09:01
>はまなす様・はなくり様 

ふたたびのアドバイスありがとうございます。
はなくり様の意見も踏まえて、のんびりと相手を変えるのではなく、相手が変わりたいと思うように、日々アドバイスをしていこうと思います。

金属カチオンの件ですが、日経DI2005.8 No.94
号のDIBoxの記事を僕は読んで「こんなきちんとしたデータに基づいて、また患者さんが実際に服用するのに目に見えてわかるお役立ちが出来たら薬剤師ってすごいなぁ〜」なんて考えたことを思い出します。

記事を探していて、毎号この記事には実際に使える内容が多いことに改めて気づきました・・

こういう実際に使えそうな事を、勤勉な薬剤師だけが知っていてアドバイスするのではなく、薬剤師ならしっていて当然!となればきっと薬剤師の存在も、もっともっと大きくなると思います。


>痙攣性疾患のある2才未満へのテオフィリン製剤の使用は推奨されていませんし、発熱時には
減量することが求められています。以上のことから、小さなお子さんや熱があるお子さんには追加の服用は止めた方がよいと私は考えます。

子供は3歳ですが、そのテオフィリンの投与の注意事項って最近ですよね?変わったの。
2歳前から服用していたし、熱のときも飲んでました・・・何も無くてよかったね!なんて妻と話してました。

話を蒸し返すようですが、これってテオドールで(商品名で)メーカーからでた注意事項ですか?それともテオフィリンとしてですか?

もし、商品名でメーカーよりでているなら、後発品のテオフィリン製剤はメーカーとしてどのように対応しているのだろうか?

後発品反対派の僕としては、そんなことも気になってしまいます
Posted by まじゃ at 2006年06月12日 10:00
よく確認もしないでコメントしてすいません。
テオフィリン徐放製剤ででてますね・・・
三菱ウェルファーマから出てるけど、後発品メーカーの対応化は?という疑問です。

あと、あすか薬局さんの本ですか!ちょっとHPでみましたけど、すごいなぁ〜って感じです。現役離れて一般人と同じ立場だけど、ほしくなっちゃいましたよ〜

自分ひとりの思い込みや考えって狭いな〜って感じました。がんばっている人たちもたくさんいるんですね!!
Posted by まじゃ at 2006年06月12日 12:10
遅レスですいません。

>まじゃ様
>はまなす様
>はなくり様

お母様の禁煙については、環境を変えてみるのも一つの方法かと思います。
例えば、身内などでない第三者に進捗状況をチェックしてもらう。知っている人だとやはり甘えが出てしまいますので、知らない人の方がいいかもしれませんね。

また周囲の人に公表するのも方法です。ご本人の性格等にもよって、いいか悪いか一概には言えませんが。また、どうしても嫌だということになれば無理ですね…。


それから金属カチオンの件。
ニューキノロンという同系統の中でもキレート形成に差が生じるのは、何が要因になっているのでしょうね。それが分かれば添付文書を見て判断できるようになるかもしれません。金属カチオンの種類によっても違ってくるのでしょうか。

ちなみに添付文書上は、
クラビット錠→1-2時間
バクシダール錠→2時間以上
となっていましたので、クラビット<バクシダールは確かそうですね。


テオフィリンについては添付文書の改定が先発・後発問わずありましたね。
こちらを受けてのことでしょうか。
小児気管支喘息におけるテオフィリン等の適正使用について
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/01/h0126-1.html#chapter1

雑誌などでは掲載が大分ありましたね。当薬局ではテオドールくらいしか置いていないのですが、納入実績があれば当該メーカーから案内は行くはずですよね。
Posted by くま☆ at 2006年06月12日 15:14
まじゃ様
日経DI情報ありがとうございました。早速探してみます。日経DIは、本当に活用がいのある雑誌ですよね。DIクイズは本になっていますが、少々お高いのが玉にきず。手を出せずにいます。
が、虎の巻シリーズは勢いで買ってしまいました。なかなか読みきることが出来ずにいますが、後輩から質問されたときにした回答が正しいかどうか、一応、補足資料となりそうな所を探して提供するのに活躍中です。

本当に薬剤師なら知っていて欲しい情報が満載。私の場合は、完全に覚えることが無理なので確かあの本に載っていたはず程度の情報を頭にインプットしています。ただ、少し仕事から離れていたところ、さび付いてしまったようでなかなか引き出しが空かず、出典本が見つからないこともしばしばです。(どんどん愚痴になりそうなので...((((((^_^;))

テオフィリンの情報は後発品でもエーザイさんなどはしっかり情報提供しているようですが、日医工のHPをみる限りでは見つけられませんでした。
この情報は去年11月に福井で開催された第42回日本小児アレルギー学会に合わせて発刊された『小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2005 (略称JPGL2005)』を受けて、医薬品・医療機器等安全性情報が出されたことによるもののようです。
テオドールを販売している会社は先に紹介したお知らせを提供していますが、エーザイ始め後発品を販売している各社が提供しているかは私もネット上では見つけられませんでした。ただ、エーザイは医療関係者向けにテオフィリン使用情報Q&Aでかなり色々な情報を入手することが出来ます。

次に子供が粉薬を美味しく飲むためのヒントは、私が良く活用させていただいている八王子薬剤センターのHPでも紹介されています。

本当に皆、忙しい時間の中で色々勉強・研究されていると感心するばかりです。

それから金属カチオンの件についても、八王子薬剤センターの資料の中に関連資料があったのですが、相互作用の強さまでは出ておらず残念(>_<)。
どうも、その資料はまだメーカーにいた10年以上前に読んだような気がしてきました。10年経ったら、化学は変わっているかも知れませんので使えない資料だったりて・・・・

くま☆さん
添付文書見てくださったんですねっ。ありがとうございます。クラビットは空腹時の方が吸収が多少良かったかと、ということは、食前に飲ませてしまえば、食後30分で金属カチオン含有物を飲ませても影響は少ないとか思っちゃったんですけど、旦那からその考え方はおかしいとクレームが・・・う〜ん、難しい!
やはり勉強は必要ですね。

6年生になって出てくる子たちは臨床を経験し、こんな情報を豊富に持った薬剤師となっていてくれることを願うばかりです。
Posted by はまなす at 2006年06月12日 21:52
>はまなす様

> クラビットは空腹時の方が吸収が多少良かったかと、ということは、食前に飲ませてしまえば、食後30分で金属カチオン含有物を飲ませても影響は少ないとか思っちゃった

クラビットが金属とくっつくのは消化管でのことでしたら、そのように考えていいと思うのですが、ダメなんですかね?食後30分がいいかどうかは分かりませんが、間隔は2時間よりは短くてもよさそうな気がしますが…。
Posted by くま☆ at 2006年06月13日 17:28
若い皆様に。テオフィリンの小児投与に関する警告が40年前に出されています。欧米ではその時点から小児への投与を制限してきました。テオフィリン投与にならないための生活指導に力が注がれました。日本では最近ようやく言われ始めました。生活指導の効果が現れるまで、十数年間は、テオフィリンによる神経成長の弊害に注意を向けなければならないと思います。第1世代の抗ヒスタミン薬しかなかった時代です。医療者の苦悩の知恵の積み重ねが大切だと思います。安直に安心安穏を求めるリスクを考える時代になっていると思いますよ。企業は売れるための情報提供をするのです。DSUの意味を深く考えて、良く観察し、記録してください。患者さんのために。
Posted by はなくり at 2006年06月14日 08:45
>はなくり様
海外では40年も前にそんな情報が出ていたのですね、驚きました。
その時々で、よいといわれていることは変わることがあります。頭を柔軟にして、自分の知識に固執しないように気をつけたいですね。
Posted by くま☆ at 2006年06月14日 19:01
>くま☆さん

>ニューキノロンという同系統の中でもキレート形成に差が生じるのは、何が要因になっているのでしょうね。

バイエルのHP上で公開されている、シプロキサンのインタビューフォームp14あたりに、各種ニューキノロン系薬剤に対する制酸剤併用の影響のデータが示されています。pdfファイルです。
直リン貼るのはちょっと気が引けるので、興味のある方はバイエルのHPへ。
もしくは、「オフロキサシン 構造 キレート」というキーワードでググると1ページ目に「pdf 製品情報概要」ってのが引っかかってきます。

これによれば、キレート形成は主にニューキノロン系抗菌剤の<4−オキソ−3−カルボキシル>基と、金属カチオンの間で起こると考えられているようです。
ちょっとわかりづらいかもしれないので、構造を書いてみますね。(うまく表示されると良いのですが。。。)

  M+
  : :
 O   O-
 ||   |
〜C   C=O
  \ / 
   C〜


左下側が<3-オキソ>炭素、下側が<4-カルボキシル>炭素です。「M+」が金属カチオンを表し、「:」は配位結合(orイオン結合)、「〜」はピリドンカルボン酸骨格の続きを表します。

カチオンは、図のような6員環の頂点に収まることで安定化されます。陽電荷が大きいカチオンほど不安定なため、この6員環に収まることでの安定化作用が大きいこと、また、イオン径が大きいことも強固にキレートを形成する要因となるのではないでしょうか。
Mg(U)よりもAl(V)が薬剤の吸収に影響を与えやすいのが良い例となるかもしれません。

で、各ニューキノロン間のキレート形成能の違いについてですが、有機化学一般論で考えると、「分子構造中の各残基による配位効果(電子を送り出す効果)」および「共鳴効果によるカルバニオン(〜C−O-)の安定化」がキレート形成をしやすくし、逆に「側鎖や残基のかさ高さ」がキレート形成の阻害要因になるでしょう。
ただし、ニューキノロンの基本骨格であるピリドンカルボン酸が平面構造なことを考えると、側鎖や残基のかさ高さは影響しにくいかもしれません。分子模型等で確認してみないとなんとも言えないですね。

スペイン強すぎ〜(独り言)
Posted by さつき at 2006年06月15日 01:54
>さつき様
バイエルの製品情報見てみました。それに加えてさつき様の解説が分かりやすく、ありがとうございました。

順を追って書かれていると「なるほどなー」と非常に納得できます。「有機化学なつかしいなー」と独り言を言いながら…(笑。私の知識は結構さび付いていそうなのでリフレッシュしたいところです。

しかし「食後であれば薬そのものを牛乳で服用しても差が認められない」って、ちょっとショック受けますね。何人かの人にきっと牛乳を我慢させてしまったはず…。

「ニューキノロンは服用前後2時間、金属含むものは摂取しない」という一律の説明はダメってことになりますね。しっかり勉強しないと!


スペイン戦、私は見ていないのですが、結果見ると圧勝ですね。今回は「無敵艦隊」となりそう?
Posted by くま☆ at 2006年06月15日 15:39
さつき様、くま☆様

私の疑問からどんどん発展しているというか・・・
折角、すごくわかりやすく説明してくださっているのにまた闇の中に入りつつあります。

キレート形成は各ニューキノロンによって、影響を受けるカチオンとそうじゃないカチオンがありますよねっ。
Al、Mgは全てとくっつくけど、Feはバレオンにはつかないし、Caは何種類ものニューキノロンに影響を与えないとされています。
分子量の大きさは関係ないみたい気がするっ。
Mg(U)よりもAl(V)だけみるとそうなんですが、CaとFeを考えると・・・その考えはおかしいかしら?

有機化学大好きっ子だったんですけど、ちょっと馬鹿になりすぎかしら?私。ゆっくり考えてみます。

次に
「食後であれば薬そのものを牛乳で服用しても差が認められない」
 ↑
なのに金属カチオンを含有する胃薬はずらす・・・
それは、カチオンの量に影響するのか・・・

でもって、やっぱり消化管でのキレート形成が吸収に影響を与えて血中濃度が上がらないと言うことなので、クラビットのように食前だと吸収が良い物は食後1時間と言わずに制酸剤が飲める気がするんだけど、考え方間違っているかしら?

頭に霞がかかったような感じになってきました。
すごい悲しいし、恥ずかしい・・・
Posted by はまなす at 2006年06月15日 16:53
>はまなす様
> Caは何種類ものニューキノロンに影響を与えないとされています

というのであれば、牛乳をはじめ乳製品は問題なしということになりますよね??

私が考えている問題点は4つ
・金属カチオンの種類による差
・金属カチオンの量による差
・ニューキノロン間の差
・食前後服用の吸収による差

やっぱり系統立てて調べなくちゃですかね…。
Posted by くま☆ at 2006年06月15日 19:27
>はまなすさん、くま☆さん

確かに難しいですよね(汗
ただ、昨日のはあくまでキレート形成の差についての有機一般論なので、ニューキノロンのバイオアベイラビリティの差となると、一概にキレートの問題だけでは言えないような気がしますね。
バイエル発の制酸剤の影響のグラフを見ると、金属カチオンの存在だけでなく、胃や腸内pHの変動が大きくバイオアベイラビリティに影響を与えているように思えます。金属カチオンの影響と考えるには、あまりにも影響を及ぼす時間が長すぎるように見えませんか?

あ、それと、CaとFeの比較はちょっと出来にくいかも。Caは典型元素でCa(U)だけですが、Feは遷移元素でFe(U)とFe(V)の2つの状態がありうるし、Fe(U)は簡単に酸化されてFe(V)になっちゃうみたいですし。
もしかしたら1:1のキレートじゃなくなる可能性とかもあるかもしれないですね。
その他、Mg(U)とかAl(V)とかは、それ単独の影響だけじゃなくて、腸内で水酸化マグネシウムとか水酸化アルミニウムとかゲル状の塩を形成して、直接薬剤を吸着しちゃったりもするかもしれないですね。
牛乳なんかだと、更に脂肪酸塩のコロイド粒子が小腸の表面の状態に影響与えたりすることとかありますかね?
まぁ、この辺は、私の勝手な思い込みかもしれないので、軽く流してください(苦笑)
Posted by さつき at 2006年06月16日 08:26
>さつき様
確かに生体内ということを考えると、一概に言えません。話がもっとややこしくなってきそうですね。
しかし感心するのは知識の豊富さ。卒業した瞬間に忘れてしまった私とは大違いです…(苦笑
Posted by くま☆ at 2006年06月16日 17:57
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