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2006年07月12日
後発医薬品対応の差をどうするか
枚数少ない薬局ほど変更に前向き‐茨城県薬が処方せん様式変更でアンケート(2006/7/11 薬事日報)
理由はいろいろあるでしょうが、一番大きなものは単純でしょう。患者さんへの説明に要する時間があるかないかというだけの話ではないでしょうか。
即ち薬局の規模によるこの差は患者さんの差ではなく、間違いなく薬局の対応の差だということです。ここでいう「患者さんの差」というのは正確に言えば「志向の差」です。利用する薬局の規模によって、志向が違うとは考え難いですからね。
そこで一番の問題となってくることが、大きな薬局へ行った患者さんは、「後発医薬品への変更可」というサインがありながら、別の言い方をすれば先発品/後発品の選択権を有していながら、それを行使できないということです。
行使できないというよりも、そのことを知らされていないと言った方がより的確でしょうか。
だからといって、じゃあ規模の大きな薬局が横柄だとか手を抜いているかといえばそうではないんですよね。「手が回らない」というのが正直なところではないでしょうか。
しかしこれは何とかして取り組んでいかねばならないことだと思います。何のための「後発品への変更可」なのか。薬局がやらないのなら必要ないね、ということになってしまいます。
制度ができて3ヶ月が過ぎました。今から取り組むのは決して早いとは言えませんが、個々の薬局に応じた方法で、少しずつでも進めていかねばなりません。
理由はいろいろあるでしょうが、一番大きなものは単純でしょう。患者さんへの説明に要する時間があるかないかというだけの話ではないでしょうか。
即ち薬局の規模によるこの差は患者さんの差ではなく、間違いなく薬局の対応の差だということです。ここでいう「患者さんの差」というのは正確に言えば「志向の差」です。利用する薬局の規模によって、志向が違うとは考え難いですからね。
そこで一番の問題となってくることが、大きな薬局へ行った患者さんは、「後発医薬品への変更可」というサインがありながら、別の言い方をすれば先発品/後発品の選択権を有していながら、それを行使できないということです。
行使できないというよりも、そのことを知らされていないと言った方がより的確でしょうか。
だからといって、じゃあ規模の大きな薬局が横柄だとか手を抜いているかといえばそうではないんですよね。「手が回らない」というのが正直なところではないでしょうか。
しかしこれは何とかして取り組んでいかねばならないことだと思います。何のための「後発品への変更可」なのか。薬局がやらないのなら必要ないね、ということになってしまいます。
制度ができて3ヶ月が過ぎました。今から取り組むのは決して早いとは言えませんが、個々の薬局に応じた方法で、少しずつでも進めていかねばなりません。
19:30
| Comment(7)
| 後発医薬品・銘柄変更可調剤
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枚数少ない薬局ほど変更に前向き‐茨城県薬が処方せん様式変更でアンケート
Excerpt: 茨城県薬剤師会は、処方せん様式変更の影響を調査するため、「後発医薬品調剤に関するアンケート調査」を実施し、結果を取りまとめた。それによると処方せん応需枚数の少ない薬局ほど、後発品を調剤する割合の..
Weblog: 薬のニュースは薬事日報
Tracked: 2006-07-12 19:47
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枚数少ない薬局ほど変更に前向き‐茨城県薬が処方せん様式変更でアンケート
Excerpt: 茨城県薬剤師会は、処方せん様式変更の影響を調査するため、「後発医薬品調剤に関するアンケート調査」を実施し、結果を取りまとめた。それによると処方せん応需枚数の少ない薬局ほど、後発品を調剤する割合の..
Weblog: 薬のニュースは薬事日報
Tracked: 2006-07-12 19:47
私は、意外な結果と感じました。小さい薬局の方が、薬剤が回転しないので、後発品取ったら、不良在庫になっちゃう可能性があるんじゃないかと思ってました。
うちの薬局でも、まだ積極的には後発品をお勧めしていません。一番の理由は、上記同様、不良在庫にしたくないので、後発品の在庫が揃ってないから。それでも声を掛けてくれる患者さんがいらっしゃるので、「こんなことじゃいけないわ!」と思いながら、順番に在庫揃えて、そろそろ薬局内に後発品に関するポスター貼れるかな?という段階です。
特に、「16%の処方箋に後発品への変更可欄に署名があった」
という部分について、開始当初の医療機関サイドが混乱している状態において、後発医薬品が含まれない処方箋に同署名があるものが相当数見られました。
これは特に、全処方箋に署名を入れている病院においては顕著であるはずです。
なにしろ「全ての処方箋」に署名が入っているんですから。
理由は言うまでもありませんが、医療機関サイドとしては署名を入れただけで加算が算定出来、しかも、茨城県では、後発医薬品が存在しない処方箋に対して同加算を算定したとしても、レセプト返戻の対象とはならない旨の噂が立っているからです(現行システム上の問題から、このようなケースでの返戻自体が困難で、実は噂ではありません)。
にも関わらず、当該アンケートには、そのようなケースの除外はなく、単に「署名のあった処方箋の概算枚数」を聞かれただけでした。
後発品に変更可能な薬剤が含まれない処方箋に対して、変更調剤が行えるわけがなく、つまり、そもそも集計方法に問題があります。
ところで、この記事で言われている「変更率」ってナンデスカ?
文脈からすると分母は「署名のある処方箋」のようですけど・・・
署名のある処方箋が分母だとしたら、ここで言う変更率そのものが異常に低い数字ですよねぇ?
ていうかこれ、全処方箋に署名している医療機関発の処方箋が、相当足を引っ張っているんじゃないかと思うのですが。
後発品には極めてオクテなウチの薬局でさえ、署名のある処方箋(後発品のない処方内容の処方箋を含む)のうち15%くらいは変更調剤してるはずだし、そういうデータを提出したはずなんだけどなぁ?
個人的には、今回のデータにも恣意的なものを感じてしまうのですが、ひねくれすぎでしょうか?(苦笑)
多分 厚生労働省は 半年または一年で金額ベースでの調剤報酬請求額の薬剤費を見てくるでしょう 当然何パーセントかの医療費の抑制という数字で出てこなければ 国の思惑としての
後発品促進は進んでいないと判断するでしょうね
そこで次の一手は 広域病院 大学病院で 後発品を院内調剤にすれば 院外発行点数と同じかそれ以上の点数をつける というのはどうでしょうか これは 大手といわれる門前薬局に
致命傷になるのではと 危惧いたします
今回の改正でも 調剤は3分の1にすると言う
説明をしていたところもあるようです
調剤の3分の1 請求額なのか薬局の数なのか
当然請求額でしょうね 手っ取り早いのは大型
をつぶせば あとはということですかねー
不良在庫の問題は薬局の抱える永遠のテーマでもありますよね。一薬局では限りがあるので、近隣の薬局や地域薬剤師会などで取り組んでいるところも多いのではないでしょうか。
後発品変更に関しては、全ての患者さんの薬に一気に対応するのはまず不可能ですよね。患者さんの了解の下、「次回来局時から後発品へ」といった対応をしている薬局もありますし。実情に即した方法で取り組むのがやはり大切ですね。
>さつき様
さつき様は茨城県にお住まいですか。しかもこのアンケート回答の当事者とは!貴重な裏情報?ありがとうございます。
「変更可」導入当初のこのアンケート、現場も県薬も混乱気味の部分があるでしょうし、記事中の数字自体も重い意味のあるものではないのかもしれませんね。
ただ規模云々でなく、薬局間での取り組みに差が出てきていることは事実でしょうから、その部分を今後どうするのかといったことは考えていかねばなりませんね。
>G320様
目のつけどころが鋭いですね。そうなんですよね、結局お上は「率」には拘っていなくて、どれだけ薬剤費が下がったかというところを見るわけです。
「後発品への変更可」欄の新設は非常に大きいことですが、この制度自体でどこまで後発品が伸びるのかは未知数ですね。
「次の一手」は2年後?どんな形で来るのか。分業が医療費削減に貢献しないとなれば大幅方向転換して、院内投薬推奨というのは大いに考えられますよね。
巷これほど薬大でき 恐ろしい数の薬剤師が出てくるわけですよね しかも僕らより2年も多く勉強し 医療の現場へと 夢を持って。
代替調剤は 薬剤師の調剤権の確立の第一歩と
見てるのですがこれをポシャらせるわけには行きませんね 闇雲に代替とは行きませんが患者の目線でしかも、威厳を持って代替に望んでいかないと またぞろ薬剤師不要論まで出てきそうで 開局の最後の砦ですね 後発品のスレでもよく書かれていますが 安ければいいとも思いませんし 私は患者さんに うちの基準に合致した品質を提供できるところを探しますと話してますが。 なかなかそう言うメーカーも少ないように思います 今も後発のクラリスロマイシンDS味見してましたが とても満足できない ニガーーーーーーーーーーーーかった
先発の方が味がいいです
ちょっとがっかりでした
ただ面白いもので地域によっては後発品の方が
昔からいっぱい出てるところなどは薬剤師もゾロ馴れしてあまり違和感ないんですよ
その薬に関しては 扱ったことの無い後発品に
対して警戒というか 不安持つんですが
実態は制度に反映されますので、「後発品への変更可」もやらないんだったらいらないじゃん!という話に当然なってきますね。
後発品に関しては、とにかく不安材料を減らさないことには増えていかないと思います。G320様が仰るように「慣れ」という部分もあるでしょうし、ある程度時間も必要でしょうね。