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2011年03月17日

[東北地方太平洋沖地震]薬剤師ボランティアの募集始まる

東北地方太平洋沖地震に対して、日本薬剤師会が薬剤師ボランティアの募集および派遣を開始するということです。詳細は以下から。

日本薬剤師会:東北地方太平洋沖地震への対応について(その3)〜薬剤師ボランティアの募集について〜(日薬発第310号)(pdfファイル)
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/topics/pdf/tpc110313-12.pdf

それによりますと、現段階での派遣先は「岩手県内」「宮城県内」「福島県内」「茨城県内」となっており、更に「出来る限り長期(概ね3泊4日以上)」での協力要請がなされています。

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00:17 | Comment(2) | ウラ

2011年03月01日

[薬物乱用防止教室]小学生向け授業で留意すべき点5つ

ノー!ドラッグ


今日は学校薬剤師として、担当する小学校の6年生に薬物乱用教室の授業をしてきました。内容は薬物乱用のほかに、お薬とアルコールについても基本的なお話をしてきました。

薬物乱用防止教室の授業、初めてではなかったもの、小学生に向けてどんな話をどんな方法(話し方)で伝えたらよいか戸惑った部分もありました。今回感じたことをいくつか残しておこうと思います。

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21:51 | Comment(4) | ウラ

2011年02月01日

[ポイント問題]日薬、保険薬局協会の見解 クオールは独自の動き

1月19日に、厚生労働省から課長通知として出された「保険調剤に係る一部負担金の支払いにおけるポイント提供について」という通達について、日本薬剤師会が見解を表明しています。

日本薬剤師会:「保険調剤に係る一部負担金の支払いにおけるポイント提供について」に対する見解について(PDF)
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/kaiken/pdf/pr_110121.pdf

厚労省からの通知にある、

患者による保険薬局の選択は、ポイント提供などの経済的付加価値によらず、懇切丁寧な保険調剤や、保険薬剤師が調剤・薬学的管理・服薬指導の質を高めることで、なされるべきである


という部分を根拠に、「事実上のポイント提供に対する自粛要請」と捉えています。更に、薬担にある「健康保険事業の健全な運営を損なう行為を行うことのないよう努めなければならない」の意義を認識し、通知の主旨を踏まえた行動を呼びかけています。


一方の日本チェーンドラッグストア協会ですが、報道を見る限り、「自粛」の方向でまとまりつつあるようです。

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21:54 | Comment(4) | ウラ

2011年01月18日

薬剤師向けラジオ番組「薬剤師NEO」 パーソナリティは井手口直子氏

薬剤師NEO


ラジオNIKKEIで「薬剤師NEO」という番組がスタートしています。

ラジオNIKKEI:薬剤師NEO
http://medical.radionikkei.jp/yakuzaishi-neo/

番組の紹介を引用しますと、

薬剤師向け情報番組。在宅医療やジェネリックについてなど薬剤師がいま知りたい情報に深く切り込み、薬剤師の日常を様々な角度から突っ込んで取り上げていきます。


ということで、薬剤師に向けた専門的な内容のようです。パーソナリティはコミュニケーション論でおなじみの井手口直子氏が務めるとのこと。

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22:38 | Comment(0) | ウラ

2010年12月28日

調剤にポイントカードを導入するという選択

年の瀬に来てまた、保険調剤におけるポイント付与の話を掘り返しますが、今日の日刊薬業に、クオールがポイントカードを導入するのではないか、という話が出ていました(タイトルのみ)。

日刊薬業:クオール 調剤ポイント導入視野に準備開始
http://nk.jiho.jp/servlet/nk/kigyo/article/1226555156318.html

クオールのサイトはこちら。

クオール
http://www.qol-net.co.jp/

クオールって、どうして「クオール」いう名前なのか、URLを見て初めて気づきました!「クオール=qol→QOL=Quolity of Life」なんですね(今更かよっ!というツッコミはなしで…苦笑)。

話がそれましたが、ドラッグストアだけでなく、保険調剤をメインとする薬局もポイントカード導入の流れにあるということなのですね(事の真偽はどうなのか、という話もありますが)。

では、いわゆる「街の薬局」、例えばチェーン展開をしていない個店、あるいは小規模のチェーン薬局はどうするのか?どう動くのか、というのが、今後の一つの焦点になります。

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22:56 | Comment(11) | ウラ

2010年12月25日

ウィニーで保険薬局の情報が流出

一時期、かなり問題になった感があるファイル共有ソフト「ウィニー」による情報流出は、このところあまり聞きませんでしたが、遂に保険薬局の情報が流出してしまったそうです。

事故が発生したのは、そうごう薬局を展開する総合メディカル。既に会社として発表がなされています。

総合メディカル:弊社お客様の個人情報流出についてのお知らせ [PDF 13KB]
http://www.sogo-medical.co.jp/information/topics/pdf/20101224_01.pdf

事実関係としては、社内規定で禁止されているUSBへの情報コピーを行い、それを自宅に持ち帰り個人のPCに接続。そのPCにウィニーが入っていたために流出、となったようです。

「20歳代の店長」だということですが、自宅に持ち帰って保険請求等の業務を行っていたのでしょうか。

流出した情報は、

処方せん 2名分

保険請求に関する資料 29名分


だということで、保険請求に関する資料というのは氏名と保険番号が含まれているようですね。

公式発表には「情報管理の徹底」も含まれており、全社員に対して同様の事態が起きないことを確認、更に文書で誓約書を取ったというのですから、その徹底ぶりも半端ないですね。


これだけは守りたい個人情報保護
これだけは守りたい個人情報保護
22:50 | Comment(6) | ウラ

2010年12月23日

2年に1度の薬剤師調査(2010年)

2010年薬剤師届出


既に用紙に記入を終えた方もいるかも知れませんが、医師、歯科医師、薬剤師は2年に1度の12月31日、法令で定められた事項を届け出ることになっています。

厚生労働省:医師・歯科医師・薬剤師の皆様に届出のお願い
http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/11/tp1115-1.html

当ブログでも過去2回、この話題を取り上げました。

2008/11/17 2年に1度の薬剤師調査が行われます
http://blog.kumagaip.jp/article/22995018.html

2006/12/16 薬剤師の届出
http://blog.kumagaip.jp/article/2415349.html

届出薬剤師総数とその内訳の推移を見てみますと、年々増えているのが分かります。

2010年薬剤師届出3
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より視覚的に、グラフにするとこんな感じですね。

2010年薬剤師届出2
クリックで拡大

全体的に右肩上がりなのですが、薬局従事者の数がより顕著に増えているような印象を受けますね。


薬剤師が知っておきたい臨床知識
薬剤師が知っておきたい臨床知識
21:38 | Comment(0) | ウラ

2010年12月03日

ファイザー社のロゴ変更、お気づきでしたか?

製薬メーカーの名前を言えば、ロゴマークや製品の箱が頭に浮かぶ…という人は少なくないかもしれません。ファイザー社のロゴマークも、「ああ、あんな感じのね」と大体は分かるでしょうか。

そんなファイザー社のロゴ、実は変更されていたって知っていましたか?ロゴ変更と言えばかなりのイメージチェンジのため、ガラリと変えるものばかりだと思っていたのですが、ファイザーの場合はそうでもないようです。

まるで間違い探しをしているかのようなファイザー社の新旧ロゴをご覧ください。

まずは、旧ロゴ。画像をクリックすると拡大します。

ファイザー旧ロゴ
ファイザー旧ロゴ

それから、こちらが新ロゴです。一瞬で違いが分かる人は、かなりの注意力があるのではないでしょうか。

ファイザー新ロゴ
ファイザー新ロゴ

「分かりにくい!」という人のために、新旧を並べて見ていただきましょう。画像をクリックしてご覧ください。

ファイザー新旧ロゴ
ファイザー新旧ロゴ

パッと見て分かる変更点としては、楕円が右肩上がりになったこと、また全体的に字体が変わっていますね。よくよく見ていると、新しいほうがスタイリッシュかなという気がしますが、いかがでしょうか。

しかしロゴ変更と言えば、かなり手間もコストもかかるはず。これほどまでに分かりにくいロゴ変更がなぜ必要だったのか、少々不思議な感じもしますね。


ファイザーCEOが語る未来との約束
ファイザーCEOが語る未来との約束
22:55 | Comment(0) | ウラ

2010年11月08日

武田薬品工業のパッケージにも「ミシン目」があった

以前、キッセイ薬品工業の製品に「ミシン目」がついたことや、そのアイデアがジャパンスター賞を受賞したことをご紹介しました。

2009/10/21 キッセイ薬品の「ミシン目追加品」がうれしい
http://blog.kumagaip.jp/article/33068410.html

2010/10/18 キッセイ薬品工業の包装機能がジャパンスター賞を受賞
http://blog.kumagaip.jp/article/41388367.html

キッセイ薬品工業の取り組み、とてもいいなと思って見ていたのですが、なんと!武田薬品工業の製品にも、同じような「ミシン目」があるのを見つけました。私が確認したのは「メタクト配合錠」のパッケージです。

こちらがメタクト配合錠HDのパッケージ。結構大きいです。

メタクト配合錠1

ミシン目が付いているのはこの部分。製品名と共に、使用期限、ロット番号が記載されています。更に、JANコードやGS1-RSSもついていますね。

メタクト配合錠2

この部分は切り取れます。必要に応じてお使いください。」と書かれています。

メタクト配合錠3

こちらが切り取ってみたところ。コンパクトに情報がまとまっています。

メタクト配合錠4

切り取ったあとはこうなっています。それほど力を必要とせず、きれいに切り取ることができました。

メタクト配合錠5

こういったミシン目、武田薬品工業の他の製品にも採用されてゆくのでしょうか。


薬剤師のための添付文書活用ハンドブック
薬剤師のための添付文書活用ハンドブック
23:46 | Comment(2) | ウラ

2010年11月02日

石井甲一氏、藤井もとゆき参院議員の政策秘書に

日本薬剤師会の専務理事を務めていた石井甲一氏。「務めていた」と過去形にしたのは、実は2010年10月31日をもって、その職を退いたからです。藤井氏の顔写真などが入ったプロフィールはこちらからご覧いただけます。

SPYSEE:石井甲一
http://spysee.jp/%E7%9F%B3%E4%BA%95%E7%94%B2%E4%B8%80/1088128/

石井氏は元々、厚生労働省医薬局食品保健部基準課長の職にいました。そこから日薬の専務に就いたのが今から7-8年くらい前ですかね。日薬雑誌の「日薬情報」は石井氏が書いていたとも聞きます。

退任後はじゃあどうしたのか、といいますと、11月1日付で藤井もとゆき参議院議員の政策秘書に就任したということです。

政策秘書ってのは、なるのに資格が必要だそうで、1次試験が7月上旬、2次試験がが8月下旬に行われるとのこと。合格発表が9月中旬だというので、それを受けて10月末退任という流れができたのでしょうか。

さて、藤井氏は厚生労働省→日薬→参議院議員となりました。一方の石井氏は、厚生労働省→日薬→政策秘書…ですが、次回の参院選に日薬が推す候補となる可能性はあるのでしょうか。

そういえば以前、日薬で推していた小西恵一郎氏はどうしたのでしょうね。


(関連リンク)

10しす:日薬存亡の危機? 石井専務理事、もとゆき秘書に。
http://tensis.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-586d.html


政策秘書という仕事―永田町の舞台裏を覗いてみれば (平凡社新書)
政策秘書という仕事―永田町の舞台裏を覗いてみれば (平凡社新書)
17:20 | Comment(0) | ウラ

2010年10月24日

GIGAZINEはイナビルをどうやって手に入れたのか

イナビル吸入粉末剤20r


GIGAZINEといえばご存じの方も多いと思いますが、ITからミスドの新製品まで、幅広い話題を扱っているサイトです。

そのGIGAZINEが、何と、抗インフルエンザ薬「イナビル吸入粉末剤20mg」を入手し、当ブログ顔負けの製品レビューをしています。

GIGAZINE:タミフルの5分の1の回数で治療できる、純国産の抗インフルエンザ薬「イナビル吸入粉末剤20mg」を入手しました
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20101024_flu_inabiru/

今回特別に数セット入手することができたので、実物や使い方マニュアルをじっくり見てみることにしました


ということで、写真にあるだけでも3セット。これをどのように入手したのか、薬局で働く人間としてはそっちの方が気になってしまいますね。

記事にするくらいなので、正規のルートで手に入れた物なのでしょう。もしかすると、GIGAZINE編集部には医師か薬剤師がいるのかもしれません。

ちなみに、

「要処方」なので薬局では扱えません


と書かれていますが、正確には「処方せん医薬品」に該当するので、処方せんがあれば薬局でお渡しすることが可能なお薬ですね。OTC医薬品のように購入することはできませんが。

パッケージを見ますと、未だに「要処方」という書き方をしているんだなと、ちょっと驚きました。今はみんな「処方せん医薬品」と書かれているのかと思ったのですが、そういうわけでもないんですね。


そういえば、イナビル吸入粉末剤20mgの新発売記念として、microSDカードリーダーが作成されたようです。

inavir SDカードリーダ1

上の部分が外れるようになっていて、USBの挿し込み口が現れます。

inavir SDカードリーダ3

結構細かいところまで作りこまれています。

inavir SDカードリーダ4


新型インフルエンザの企業対策
新型インフルエンザの企業対策
22:59 | Comment(6) | ウラ

2010年10月18日

キッセイ薬品工業の包装機能がジャパンスター賞を受賞

ベザトール1


10日ほど前の出来事になりますが、キッセイ薬品工業が2010日本パッケージングコンテストにおいて、ジャパンスター賞を受賞したということです。メーカー発表はこちらから。

キッセイ薬品工業:医療用医薬品カートン「2010日本パッケージングコンテスト ジャパンスター賞」受賞のお知らせ
http://www.kissei.co.jp/news/press2010/seg101008.html

この「日本パッケージングコンテスト」というのは、社団法人日本包装技術協会というところが主催していることからも分かるように、「日本パッケージ技術の最高水準を決定するもの」だそうです。

肝心の内容についてですが、カートンに表示されている製品名・製造番号・使用期限・バーコード等の在庫管理上必要な情報を集約して記載、更にその周辺にミシン目を入れ、カード状に簡単に切り取ることができる仕様に改良したことが評価されたようです。

当ブログでも、実は1年ほど前に取り上げています。寄せられましたコメントからも、製品を扱う人にとって好評であることが分かります。

2009/10/21 キッセイ薬品の「ミシン目追加品」がうれしい
http://blog.kumagaip.jp/article/33068410.html

ご存じの方も多いと思いますが、こんな感じですね。

ベザトール3

今回の取り組み、医薬品カートンとして国内初の仕様であり、意匠登録済みだということで、現在は対象全製品へ採用されているということです。


トコトンやさしい包装の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)
トコトンやさしい包装の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)
23:00 | Comment(4) | ウラ

2010年10月13日

チャンピックス錠の安定供給は2011年1月以降

このところ、チラホラと耳にしていましたが、チャンピックス錠の欠品についてメーカーから公式声明が出されています。リリースはこちらから。

ファイザー:経口禁煙補助薬 『チャンピックス錠』の欠品について
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2010/2010_10_12.html

卸MS氏からも「スターターパックはあるんだけれど、その後継続して供給することがお約束できない状況」だといった説明がありました。

禁煙を始めたはいいけれど、チャンピックス錠がなくて続けられない…といった状況は、患者さんにとって大きな苦しみになるでしょうね。

そして何と、ファイーザーが開設している「すぐ禁煙.jp」のホームページが閉鎖されています。

すぐ禁煙.jp
http://sugu-kinen.jp/

ホームページを開くと、

大変申し訳ありません。

只今工事中です。


と書かれているだけです。

すぐ禁煙.jp 工事中
すぐ禁煙.jpのトップページ

チャンピックス錠の供給体制が整備されるのは来年1月くらいからだということで、もう少し先になりそうですね。

10月1日からのタバコの値上がりをきっかけに禁煙をしようと思っていた人にとっては、大きな機会損失になるはずですが、場合によっては朗報(?)になるのかもしれませんね…(苦笑


(関連リンク)

アポネットR研究会:チャンピックス、欠品で新規処方の延期を要請
http://www.watarase.ne.jp/aponet/blog/101015.html

旭川の薬剤師道場(ブログ):経口禁煙補助薬 『チャンピックス錠』の欠品について
http://chuopharm.dtiblog.com/blog-entry-531.html


事例で学ぶ 禁煙治療のためのカウンセリングテクニック
事例で学ぶ 禁煙治療のためのカウンセリングテクニック
00:20 | Comment(3) | ウラ

2010年10月12日

安全性情報(ブルーレター)とは

安全性情報(ブルーレター)とは、

緊急安全性情報の配布が必要となるほどの緊急性はないが、重要な改訂であり、迅速に医薬関係者の注意喚起を図る必要がある場合には、緊急安全性情報と定期の薬食安指示の中間的な位置づけとしていわゆるブルーレター配布の指示が単発で行われることがある。


日本製薬工業協会医薬品評価委員会PMS部会タスクフォース6(編集):「医療用医薬品添付文書」情報伝達の手引き(平成16年版)、平成16年7月、医薬出版センター(発行)より抜粋
22:40 | Comment(0) | ウラ

2010年09月19日

沢井製薬がキョーリン製薬を買収する?

沢井製薬ロゴ
キョーリン製薬ロゴ


沢井製薬キョーリン製薬に対して、買収提案を行っているというニュース。

産経ニュース:沢井製薬、キョーリンに買収提案
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100918/biz1009181929009-n1.htm

今一度確認ですが、買収する方が沢井製薬、される方がキョーリン製薬。後発医薬品メーカーが、先発医薬品メーカーを買収する時代になったようです。

ただ、企業規模を見てみますと、2010年3月期連結売上高は、

キョーリン製薬HD 997億円

沢井製薬 500億円


ということで、約2倍の開きがあります。企業規模が小さいほうが買収にかかるという辺りは、後発医薬品使用促進で波に乗る沢井製薬と、なかなか新薬が出ないキョーリン製薬の勢いの差、といったところでしょうか。

沢井製薬キョーリン製薬の5%弱程度の株式を取得したということですが、創業家一族で40%ほどの株式を持っているというのですから、話は簡単ではありません。

そういえば、沢井製薬も社長は沢井さんですから、創業家一族の力が強いのでしょうか。同族企業(厳密な意味でなく)の買収というのは、難しい側面もあるのかもしれません。

しかしながら沢井製薬はTOB(株式公開買い付け)による買収も視野に入れているようですので、かなり鼻息は荒そうです。友好的には進みそうもないですかね。


新薬創出加算と医薬品業界 仕組みと影響の解明
新薬創出加算と医薬品業界 仕組みと影響の解明
22:20 | Comment(0) | ウラ

2010年09月16日

レンドルミンD錠34000錠が所在不明に

ご存じの方も多いかと思いますが、東京都健康長寿医療センターで向精神薬が大量に所在不明になったことが明るみに出ました。

東京都健康長寿医療センター:向精神薬(第3種)の所在不明事故の発生について
http://www.tmghig.jp/hospital/infomation/100915.html

報道発表資料によりますと、今年平成22年4月から8月の間に、レンドルミンD錠が34000錠、所在不明となっているということです。

その経緯について、まとめてみますとこんな感じになります。

東京都健康長寿医療センター
クリックで拡大します

他の報道によりますと、この「薬剤科の非常勤職員」は薬剤師であるとされています。

yomiDr.:睡眠導入剤3万4000錠紛失…都健康長寿医療センター
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=30895

更に、この女性薬剤師の自宅などからは「合計5624錠のレンドルミン」が見つかったということで、今回の大量所在不明のキーを握るのではないかと考えられます。

東京都健康長寿医療センターの病院規模を見てみますと、

医療法定床:579床(一般539床、精神40床)

外来 (予算規模):715人/日


だということなのですが、この規模に比して34000錠が多いのか少ないのか、私には判断できません。しかし所在不明の数となると、尋常ではない数字だと思われます。

第1種、第2種、または第3種ということを問わず、向精神薬の管理方法について議論されることになりそうですね。


向精神薬マニュアル
22:40 | Comment(5) | ウラ

2010年09月14日

[review]医療関連用語集 おたすけハンドブック2010-2011

アステラス製薬から出されている「ジャンル別医療関連用語おたすけハンドブック」をご存知でしょうか。毎年発行されているようで、2010〜2011版が8月に発行されています。

こんな本です。

アステラス「おたすけハンドブック」

はっきりとは分からないのですが、位置づけとしては、アステラス製薬から特約店(卸)へ向けた業務支援ツール、ということになるのでしょうか。定価等は表示されておらず「非売品」となっています。

中身を見てみますと、ジャンルとしては、

診療報酬・介護報酬関連用語

医業経営用語

ビジネス用語

医療関連用語

団体名

海外関連用語

人用語

医薬品業界用語


に分けられており、ざっと見たところ1000に近い用語の解説がされています。アステラス製薬の名前が入っていますが、製作はユート・ブレーンという医療系コンサルなので、メーカー色も出ていないように思えます。

かなりの幅広さと、用語数、それから詳しい解説がありますので、卸だけでなく、私たちの日常使いにもよさそうです。

今アマゾンでちょっと見てみたところ、「医療関連用語集 おたすけハンドブック2009-2010」という本がありましたが、この本の最新版なのでしょうかね。


医療関連用語集 おたすけハンドブック2009-2010
医療関連用語集 おたすけハンドブック2009-2010
21:50 | Comment(0) | ウラ

2010年07月29日

藤井もとゆき氏の議員任期がスタート

今日はちょっと脂っこい政治の話。先日行われました参議院議員選挙。そこで当選した人たちの任期がスタートしました。藤井もとゆき氏も日記につづっています。

もとゆき日記 : 7月26日 議員任期スタート
http://www.mfujii.gr.jp/modules/diary/index.php?page=article&storyid=396

参議院議員の任期は6年間で途中解散はなし。ですので、ある程度腰を据えての活動、ということになるでしょう。ただ、現段階で政権政党の議員でないことを考えると、どの程度期待していいものか、という思いもあるでしょう。

もちろん、議員として国会にいるかいないのか、という部分で大きな違いはありますし、今後、再度政権交代という可能性も考えられます。

いずれにしても、「薬剤師の代表」として国会へ行っているわけですから、薬剤師の声、それもエライ人だけでなく、現場の人間の声を吸い上げるような仕組みが必要でしょう。

薬剤師会(正確には薬剤師連盟)は自民党か民主党かというよりも、「薬剤師党」という旗印の下、よく言えばブレずに、自民党の藤井氏をこれまでずっと担ぎ続けてきました。

今回、当選はしましたが、得票数を見てみますと、決して手放しで喜べる結果ではないのでは…。そう考えると、次回以降の選挙において、選挙対策を根本的に練り直す必要があるのではないでしょうか。

まずは候補者。10人が10人納得する候補者もなかなかいるとは思えませんが、候補者擁立の透明化。それから元官僚を担ぎ上げることの是非(個人的には、藤井氏は嫌いではありませんが)。

更に、政権交代が起こりうるわけですから、政党との付き合い方も考えていかねばなりません。これまでのように「自民党だけ」というのはリスクが大きいでしょうし、かと言ってその時の政権党にだけいい顔することもできないでしょう。

党をまたげば医師会のように候補者全員落選なんてことも…。そう考えると、候補者選び以上に、政党というのは厄介になってくるかもしれません。

いや、もっと根本的な議論、そもそも薬剤師連盟のあり方そのものを見直していかなければならないかもしれませんね。

薬剤師議員の政治参加によって変化が現れ、それを現場の人間が実感できたなら「うねり」が起こるでしょうね。藤井氏の活躍に期待しましょう。


誰も書けなかった国会議員の話 (PHP新書)
誰も書けなかった国会議員の話 (PHP新書)
01:20 | Comment(0) | ウラ

2010年06月30日

日本調剤 三津原氏の役員報酬は4億7700万円

2010年3月期の決算から、上場企業で1億円以上の高額報酬を得ている役員名の公表が、金融庁によって義務付けられました。多くの企業が株主総会を終えて、ニュースになっています。

【薬業界の役員報酬】10社17人が1億円以上‐日本調剤の三津原社長は約4億7700万円(薬事日報)
http://www.yakuji.co.jp/entry19722.html

この業界内での注目はもちろん、一般紙の紙面にも載っていますが、際立って目を引いているのが日本調剤 三津原氏の4億7700万円という役員報酬です。

有価証券報告書はWeb上で見ることも可能ですので、見てみましょう。

日本調剤:【IR情報】「平成22年3月期(第30期)有価証券報告書」
http://www.nicho.co.jp/shintyaku/2010/06/ir22330.html

36ページに「役員報酬の概要」として、個別開示の対象となる三津原氏の役員報酬が表になって示されています。

日本調剤役員報酬1003
クリックで拡大します

三津原氏は日本調剤以外にも役員を兼任していますが、どれだけ兼任しているかというのが、「略歴」を見ると分かります。これだけ肩書きがあれば4億も納得?でしょうか。

三津原氏略歴
クリックで拡大します

ちなみに、日本調剤の従業員の状況も有価証券報告書に記載されています。平均年収(税込)は506万円(通勤手当除く)だということです。

日調従業員
クリックで拡大します

一方、マツモトキヨシホールディングスの松本南海雄氏の役員報酬が1億7100万円だそうです。もちろん単純に比較はできませんが、比較以前の問題として、想像のはるか先にあり、何とも言えない…というのが正直なところでしょうか。


(関連リンク)

アポネットR:日本調剤の社長報酬4億7千万円、世間はどう見るだろう
http://www.watarase.ne.jp/aponet/blog/100633.html
23:00 | Comment(7) | ウラ

2010年05月31日

大麻・けしの見分け方

大麻・けしの見分け方


厚生労働省のホームページに「大麻・けしの見分け方」というものがありました。当該ページはこちらから。

厚生労働省:大麻・けしの見分け方
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakubuturanyou/other/taima_miwakekata.html

主なところをピックアップしてみてみます。

大麻とケナフが大変類似しており、間違いやすいため、比較されています。

大麻・けしの見分け方1

比較のポイントとして、

ケナフの葉の切れ込みは、大麻(アサ)より深くない

大麻(アサ)の小葉の裏の支脈(中心の太い葉脈の両側の葉脈)はケナフより明瞭


といったことが挙げられています。

次にケシ(ソムニフェルム種)について。これは植えてはいけないもの。

大麻・けしの見分け方2

ソムニフェルム種とセティゲルム種の比較(つぼみ、果実)

大麻・けしの見分け方2

ハカマオニゲシは、オニゲシ(植えてもよいけし)と、外観が非常によく似ているため、注意が必要です。

大麻・けしの見分け方3

ハカマオニゲシ

「鮮やかな深紅の花の色」

「花びらの基部に存在する鮮明ではっきりした黒紫の斑点」

「つぼみの表面の伏した(寝た)硬い毛(オニゲシの毛は直立している傾向がある)」


が、両種の植物を見分ける手がかりとされています。

ハカマオニゲシは、「オニゲシ」あるいは「オリエンタルポピー」の名で園芸用に出回ることがあるようですね。こんなニュースもありました。

時事ドットコム:違法ケシを「適法」と指導=1都6県に400株流通−神奈川
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201005/2010052600730

知らずに植えられていたり、あるいは自生しているケースも案外あるようですね。


街でよく見かける雑草や野草のくらしがわかる本―300種超の写真で見る生態図鑑 (Handy & Color Illustrated Book)
23:00 | Comment(4) | ウラ

2010年05月15日

薬局実務実習における患者の同意

実習ポスター


いよいよ6年制薬学生の実務実習が始まります。薬学部が6年制になって初めての長期実習(11週)ということで、学生さんはもちろん、受け入れ薬局も落ち着かないかもしれません。

長期実習ということで、実習内容も当然多岐に渡ります。薬剤師法第19条「薬剤師でない者は、販売又は授与の目的で調剤してはならない。」をクリアするために、薬学生の行為の適法性を確保しなければなりません。

その考え方については、厚生労働省のホームページに掲載されていますので、詳細については割愛します。

厚生労働省:薬剤師養成のための薬学教育実務実習の実施方法について(pdfファイル)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakuzaishi/dl/yakuzaishi-c.pdf

実習を受け入れる薬局において、注意すべき点はいくつかあるのですが、その一つに、患者の権利の保障と安全確保の観点から、患者の同意を取る必要があります。

とはいえ、来局する患者さんひとりひとりに確認をとるのは現実的でないため、説明内容を掲示することによって、包括的な同意を得る方法でも差し支えないとされています。

冒頭にあるのが一般向け啓発ポスターですが、もうお手元にある方も多いかもしれませんね。一般社団法人薬学教育協議会のホームページからダウンロードすることができます。

薬学教育協議会:薬学生が病院および薬局で実務実習をしていることを多くの方々にご理解いただくためのポスターを掲載しました。
http://www.yaku-kyou.org/topics/10/100506.html

私が勤務する薬局でも、実習生を受け入れることになっています。さて、どんな実習になるのでしょうか。


薬局実務実習指導パーフェクトマニュアル
22:00 | Comment(4) | ウラ

2010年05月14日

ブフェキサマク製剤 販売終了

外用湿疹・皮膚炎用薬である「ブフェキサマク」製剤の販売終了が通知されています。日薬のメールマガジンで流れてきたのですが、アポネットR研究会のサイトに、見やすく掲載されています。

アポネットR研究会:ブフェキサマク販売中止情報、確実に行き渡るだろうか?
http://www.watarase.ne.jp/aponet/blog/100509.html

ブフェキサマク製剤はOTC医薬品、医療用医薬品ともに製品がありますが、今回の販売終了は、その両方について行われます。国内でブフェキサマクを製造販売する(一般用医薬品)9社、(医療用医薬品)6社は、すべて製造終了を決定したということです。

医療用医薬品については、メーカーの連名で通知が出されていますが、OTC医薬品については「OTCブフェキサマク対応協議会」という名前です。そんな協議会があったのですね。

販売終了の背景として、ポイントをいくつか挙げますと、欧州医薬品庁(EMA)の諮問委員会(CHMP)が、

・ブフェキサマクの副作用(接触皮膚炎)に関するリスクは本剤の治療上の便益を上回ること

・本剤による接触皮膚炎と治療対象の皮膚疾患の鑑別が難しく、かえって症状を悪化させる場合があること


等を理由に、欧州共同体とその加盟国に対して、外用剤のブフェキサマクの販売許可を取りやめるよう、勧告を行ったことが大きいのではないかと思われます。

製品一覧はこちらです(クリックで拡大します)。

OTCブフェキサマク一覧
OTC医薬品ブフェキサマク製剤一覧

医療用ブフェキサマク一覧
医療用医薬品ブフェキサマク製剤一覧

尚、Q&Aにおいて、国内で安全性上重大な副作用等の大きな問題が発生しているわけではないことから、製品回収はしないことが明記されています。

となると、現状多くの薬局にある製品はどうなるのか?販売を続けていいのかどうか、という問題も発生してきますね。それについては、「販売に法的な問題はない」ものの、

・販売の際には安全確保に努めること

・現在使用中の患者は医師または薬剤師に相談

・新たな患者への使用は避ける

・販売の際には、国内すべてのメーカーが製造中止、販売終了することを購入者に伝える


と書かれています。実質的には、販売しないというのが原則となりそうですね。


OTC薬ガイドブック―選ぶポイント すすめるヒント
23:20 | Comment(6) | ウラ

2010年04月14日

[田辺三菱]25日間の業務停止は重いのか?

田辺三菱製薬に25日間の業務停止命令が出されました。メーカー発表はこちらから。

田辺三菱製薬:薬事法違反に係る行政処分について(2010年4月13日発表)
http://www.mt-pharma.co.jp/shared/show.php?url=../release/nr/2010/MTPC_med100413.html

子会社である株式会社バイファが、人血清アルブミン製剤の「メドウェイ注」において、承認申請資料データを差替えたこと等が悪質とされ、今回の業務停止命令となったようです。

詳しくは薬事日報の記事をご覧下さい。

田辺三菱製薬に25日間の業務停止‐申請データ差替えで行政処分(薬事日報)
http://www.yakuji.co.jp/entry18889.html

業務停止期間は、

バイファ:14日から30日間

田辺三菱:17日から25日間


だということですが、この処分については「重すぎる」という声がある一方「軽すぎる」という指摘もあり、どの程度妥当性があるのかは判断が分かれているようです。

ただ、この業務停止期間中にゴールデンウイークが入りますので、実際の業務停止期間としてはもっと短くなりますね。実はそこまで考慮されている…なんてことも、あるのかもしれません。

もっとも「業務停止」とは言っても製造ラインも物流も動いているようですね。MR氏も能動的な活動こそできないものの、まったく連絡が取れなくなってしまうこともなさそうです。

またメーカーは製品2ヶ月分を在庫しており、安定供給には問題がないとのこと。

しかし「メドウェイ注」の自主回収が昨年2009年3月ということを考えますと、何故1年以上が経過したこの時期に業務停止命令なのか、という疑問はありますね。

先日、大洋薬品工業(高山工場)への業務停止命令がありましたが、その辺りとの関連性も何かあるのでしょうか。
23:40 | Comment(12) | ウラ

2010年04月05日

[日薬]偽造処方せん対策マニュアルを作成

偽造処方せんを取り扱ったことのある方はいらっしゃるでしょうか。日本薬剤師会が偽造処方せん対策マニュアルを作成したということです。

日本薬剤師会:「薬剤師会・薬局のための偽造処方せん対策マニュアル」の作成について(pdfファイル)
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/kaiken/pdf/100331_3.pdf

発生件数上位の医薬品を見てみますと、リタリン、ハルシオン、レキソタン、ベンザリン、ロヒプノール、レペタン、ソラナックス、ワイパックス、エリミン、メイラックス、サイレースと、すべて向精神薬ですね。

リタリンについては、流通管理がかなり厳密になりましたので、以前ほどの心配はないでしょうか。偽造処方せんの判別を考える際、まずは医薬品の種類から入るというのも方法の一つとして有効かもしれませんね。

それから「意図しない偽造」というのも時々ありますね。医療機関によってはDO処方の手書きが面倒なのか、処方せんをコピーしてそこに印鑑を押して患者さんに渡す、なんてケースも…。

また、患者さんが「このお薬は先生に要らないって言ったのに出ているから」と、自分でボールペンを使って塗りつぶしてくるケースに遭遇したこともあります。

そういうケースならまだしも、実際に偽造処方せんを受け付けてしまったら、かなり動揺するでしょうね。
00:10 | Comment(3) | ウラ

2010年04月01日

調剤明細書、本当に必要ですか?

新年度が始まりまして、2010年調剤報酬改定の日を迎えました。第1日目を終えましたが、皆様の薬局ではいかがだったでしょうか。

調剤料の計算や一包化薬→一包化加算への変更は、今はレセコンがみんなやってくれますので、大きな混乱はないでしょうか。ただ、入力方法が変わって手間取ることもあったかもしれませんね。

個人的に難儀したのは「調剤明細書」です。今日から無償交付が義務化され、不要の申し出がない限りは、基本的にお渡しすることになります。

少なくとも1回は患者さんの意向を確認しなくてはなりませんので、実際に明細書を印刷し、すべての患者さんに対して、「今日から明細書をお渡ししますが…」と説明しました。

はっきりと人数を覚えているわけではないのですが、仮に10人の患者さんに説明した場合、

とりあえず今日1回だけはもらっておく…2人

出さなくてよい…8人


といった感じでした。「現行の領収書で十分であり、このような紙をもらってもよく分からない」というのが、多くの方からいただいた言葉です。

中には「いろいろと決め事があって大変だね」と同情?してくれる方、また「なぜこんなものを渡すのか?」とお叱りをいただくケースもありました。

情報の開示という部分では一定の役割を果たしてくれそうですが、今後どれだけ定着するのか、個人的には疑問に思う部分も少なくありません。
23:10 | Comment(36) | ウラ
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