新着記事


2018年07月17日

[薬局新聞]薬剤師の仕事伝える絵本の製作

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第79回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL79


 引き続き、兵庫県神戸市の清水篤司先生にお話をお伺いいたします。

 清水先生が温めているアイデアがおありだということですね。

「はい、絵本の製作をしたいと考えています。小児科の処方箋を持ち込んだ親子を毎日のように調剤室側から見ている中で、待合から見た調剤室の中は、ブラックボックスに近いのでは?と感じています。そこで、待ち時間をもっと有効なものに出来ないかという思いと、待つ間に薬剤師の仕事について、分かりやすく、かつ詳しく知って貰えるような絵本を作りたいという気持ちが生まれました」

 過去に、DIオンラインのコラムで「米国の薬剤師が書いた絵本と職業PRの重要性」というタイトルで話題にしていらっしゃいましたね。

「この記事で紹介した絵本は米国の薬剤師が職業紹介のために執筆、出版したものなのですが、内容には日本の薬剤師の仕事と異なる点も散見されます。私は企画を焼き直して日本版を作るのではなく、独自の視点で絵本のカット割りを行い、待合室で薬を待つ親子の待ち時間を有意義なものに変えることができるアイテムを作りたいと考えています。そして、それが結果的に、薬剤師という職業人のPRになれば良いと考えています。今は、この企画を実現すべく努力中です。皆さんからのご意見やご支援をいただけると嬉しく思います」

 次回は薬剤師を取り巻く経済環境についてお話しいただきます。


[薬局新聞]海外の情報を得るための一工夫

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第78回です。

引き続き、兵庫県神戸市の清水篤司先生にお話をお伺いいたします。

 コラムの情報源はどのように得ていらっしゃるのですか。

「記事のための定点観測的な情報源としてNBC Nightly Newsがあります。それをiPhoneのPodcastでほぼ毎日聞いています。興味があるニュースに行き当たると、何月何日のニュースファイルの何分何秒ぐらいにあるのか、スクリーンショットに残して、更にPCで動画も確認します。また、それ以外にも英語のキーワードによる検索をかけて記事となるニュースがないか探すこともあります。このスタイルに落ち着くまでは、かなりの数の英文のサイトを検索したりして記事のネタを探していました」

 海外の情報を扱うとなると、大変なことも多いようですね。

「例えば米国発の医薬品や医療機器があり、ネットではその画像が確認できたとしても、著作権法上の問題から、画像を無断で使用することはできません。それをどうにか手にして読者の皆さんにお見せしたいと感じます。時差がある中で、米国の会社の広報担当者にメールを送り、使用可能な画像自体を貰ったり、ホームページ上の画像の使用許可をいただいたりといったことも行っています。写真入りの良い記事にしようという思いが強いほど手間暇がかかりますね」

 次回も清水先生の取り組みについてお伺いいたします。


2018年06月28日

[薬局新聞]薬剤師として培ったスキルをコラムで業界に還元

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第77回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL77


 引き続き、兵庫県神戸市の清水篤司先生にお話をお伺いいたします。

 清水先生は日経DIオンラインの「まいにち薬剤師」のコーナーで連載をしていらっしゃいますね。

「日経DIオンラインは、熊谷さんのコラムも含めて情報源の一つとして長らく利用していましたが、薬剤師としての経験が10年になる頃から、これまでお世話になったこの業界に何らかの形で少しでもお返しが出来たら良いなと考え、コラムニストに挑戦してみようと考えました。そこで、DIオンラインのページの「お問い合わせフォーム」から、コラムニストとして寄稿してみたい旨のメッセージを書いて送ってみました」

 清水さんが培ってきたスキルを業界に還元しようと行動なさったのですね。

「後で分かったことですが、当時のコラムニストの皆さんには自薦で入られた方はいませんでしたし、新たなコラムニストの募集もありませんでした。2週間ほどして当時の編集長からメールが届き、早速2本記事を書いてみて、そのうちの1本が採用となり、第1回目の記事として公開されました。「米国の薬局専門誌には“この(手書きの)処方が読めますか?”というユニークなコーナーがあります」という記事です」

 次回はコラム連載に関するお話をお伺いします。


2018年06月21日

[薬局新聞]その後の人生について考え社会人から薬学部へ

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第76回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL76


 今回から、兵庫県神戸市の清水篤司先生にお話をお伺いいたします。

 清水先生は慶應義塾大学法学部をご卒業後、社会人を経て薬学部に入学するという経歴をお持ちだと伺いました。

「中学高校時代の先生の影響もあり、また漠然と司法試験を目指すという選択肢もあり、法学部へ進学しました。卒業後は国内の化学メーカーに就職し、人事、総務、広報等に関わる様々な業務を行いました。そんな中、命に関わるような非常にショッキングな出来事があり、それが一つのきっかけとなってその会社を退社。大げさでなく、その後の人生について考えました」

 おこがましさは承知の上ですが、私も社会人を経て薬学部に入学しましたので、境遇は違えど、一脈相通ずるものがあります。

「私も初めてお会いする前から親近感がありました。その出来事で間違いなく人生観が変わりましたし、言い方は変ですが、”残りの人生はいただいた時間”的な発想が生まれました。退職後、地元神戸に戻り宅建の資格を取得、更に友人の勧めもあり理系への転向を考えました。塾の講師とスポーツジムのトレーナーを掛け持ちしながら受験勉強をし、神戸学院大学薬学部に進学しました」

 次回以降、清水先生の取り組みについてご紹介いたします。


2018年06月08日

[薬局新聞]影響力のある人物による発信

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第75回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL75


当該ツイートはこちら。




 若者からの支持が高い高須クリニック院長の高須克弥氏。Twitterを巧みに使いこなし、その発言は多くの賛同を集め、ときに批判を受けていますが、そんな中、今回ある一つのツイートが話題になっています。

「咳がとまらん。ブロン一気飲み。体によくないからよいこは真似してはいけません。なう」とブロンを片手にラッパ飲みのポーズを決める高須氏。これに対して、多くの反響が寄せられている。

 「影響力のある方なのでこういうツイートはやめていただきたい。「よいこはまねをしない」かもしれないけど、高須先生もやってるなら(中略)と真似をする恐れがあります」

 「日本が、市販薬のリスクを軽く見積もる国であることを残念に思います。実際に依存症に苦しむ方、副作用被害者もいる訳で」

 「信じられない!! 冗談でもやめて下さい!! 真似する人いたら高須先生の責任です よ。医師という立場を考えてアップして下さい」

 「医師免許をお持ちの方なので、本当に真似をしちゃだめだというなら何故わざわざツイートなさるのでしょうか。高須先生が良くて他の人は真似をしてはいけないのは何故ですか」

 こうした反響が寄せられることは、おそらく想定済みのことでしょう。今後は医薬品の適正使用に向けた発信をお願いしたいものです。


2018年06月02日

[薬局新聞]アルクマおくすり手帳

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第74回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL74


 今回は、手前味噌ではありますが、私の薬局で作成しました「アルクマおくすり手帳」について紹介させていただきます。

 “お薬手帳”と言えば、昨今、多くの電子お薬手帳が開発され、薬局でも導入するところが増えています。利用する患者さんもスマホにアプリを入れることで処方薬の管理・把握がしやすくなり、今後の主流となっていくことは間違いありません。

 そんな中、紙媒体のお薬手帳を、たとえオリジナルとは言え作ったところで、“今更感”をお持ちの方は少なくないでしょう。確かに、機能的な向上が見込めるものではありませんし、手間や費用をそこまでかけずに、市販のもので十分では?と私自身も感じていました。

 しかし実際にこの「アルクマおくすり手帳」をリリースしてみて感じたのは、キャラクター一つでお薬手帳はここまで変わるのか、ということです。もちろんすべての方ではありませんが、多くの利用者から、とても大きな反響が寄せられました。

 お薬手帳の利用促進については、もちろん正攻法で訴えることも必要ですが、「利用する人が持ちたくなる」という観点から、今一度考えてみる必要があるのかもしれません。各薬局において、地域や利用者の特性に応じたお薬手帳への工夫が大切ではないかと感じました。


アルクマおくすり手帳(表紙)

2018年05月19日

[薬局新聞]冒険的発想でチャレンジし続ける

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第73回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL73


 引き続き、株式会社バンブー(神奈川県)の竹中孝行先生にお話をお伺いいたします。

 今後の薬局アワードについてどのような展望をお持ちでしょうか。

「最近では嬉しいお声を聞くことも増えてきました。全国で予選大会のようなものをできたら嬉しいですね。薬局のことを一般の方に知ってもらうことを目的としていますが、まだまだ一般の方の来場は半数程度ですし、一般メディアに取り上げられたこともありません。また学生にもより多く参加してもらいたいです。もっと世の中の多くの方が注目してくださるように、工夫や仕掛けをし続けなければならないと思っています。まずは継続することが大切だと思っていますので、続けられる仕組み作りに専念しているところです」

 竹中先生ご自身としてはいかがでしょうか。

「私個人としては、今までと変わらず、みんなが輝ける場を作りたいという思いを大切に、突き詰めていきたいと思っております。一人でできることは限られますので、人々、地域、そして社会により大きく貢献できるように、仲間とともに会社を成長させていくことが大切だと感じています。そのためには、まずは、薬局、介護、美容、各々の事業の店舗を深め、そして拡げていきます。冒険的発想を忘れずにチャレンジし続けたいと思います」

 竹中先生、4回に渡ってありがとうございました。


2018年05月12日

[薬局新聞]業界内外の活性化へ繋がる

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第72回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL72


 引き続き、株式会社バンブー(神奈川県)の竹中孝行先生にお話をお伺いいたします。

 様々な想いが込められている薬局アワードですが、竹中先生ご自身にとってはどういうものなのでしょうか。

「薬局アワードは、人とのつながり、イベント企画、薬局運営、ウェブの知識など、自分が今までやってきたことを活かせる集大成と位置づけています。特にイベントの部分では、一般の方に向けたものであるという部分で、経験がありましたし、一緒に企画するメンバーも異なる業種の方も多いので、一般目線でのイベントができると思いました」

 薬局業界の内部的な活性化、そして世間に広く発信していくことを両立させていることが絶妙と感じます。

「素晴らしい取り組みをされている薬局や薬剤師の方にお会いする中で、こういった方達にスポットが当たれば、若手の薬剤師、薬学生、そしてこれから薬学部を目指そうとしている子供たちに刺激、夢を与えられるという思いもありました。また、一般の方が薬局の取り組み、薬剤師の仕事を知ることで、自分でかかりつけ薬局を探し、選ぼうとする方が増え、様々な良い変化が起こるのではと期待しています」

 次回は今後の展望についてお伺いいたします。


2018年05月01日

[薬局新聞]背景・思い・患者視点の選考

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第71回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL71

 引き続き、株式会社バンブー(神奈川県)の竹中孝行先生にお話をお伺いいたします。

 竹中先生の想いをお伺いする前に、薬局アワードとはどんなものなのか教えていただけますか。

「全国の薬局からインターネットを通じてエントリーを募ります。薬局の取り組み、思い・背景など、記入いただいた内容から一次選考を行い、通過された薬局を集めた「薬局アワード作戦会議(親睦会)」を行います。その後、「患者視点」「独創性」「社会性」などの6つの評価項目を軸に二次選考を行い、最終的に6組の薬局に取り組みや思いについてご発表いただきます」

 どのように選考が行われるのでしょうか。

「最終的な目的は「薬局の取り組みを世の中に知ってもらうこと」。特に「背景・思い」「患者視点」を重視させていただきます。審査は、取り組みを行う背景に人々の健康を思う薬局スタッフ全体の思い・情熱を感じるか、また取り組みそのものが信頼を得ることができ、人々の健康に寄与するものかといった観点から行われます。二次選考から一般の方にもご参加いただいています。決勝となる当日のイベントでは特別審査員だけでなく、会場に集まった人全員の電子投票で最優秀賞、特別賞が決まります」

 薬局を利用する一般の方々の関わりがあるのがとてもよいですよね。次回は開催に至るまでの道のりについてお伺いします。


2018年04月20日

[薬局新聞]薬局の良さ伝える取組み

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第70回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL70


 今回から、株式会社バンブー(神奈川県)の竹中孝行先生にお話をお伺いいたします。

 非常に幅広いご活躍をなさっているとのこと。

「2012年に会社を設立するまでは、製薬メーカーのMRや薬局で勤務をしていました。学生の頃から独立したいという思いがあり、人生誌の制作・デザインやシニア向けのPC教室、イベント企画などを行う会社を設立・運営していたこともあります。現在私の会社では、薬局を始め、岩盤浴ヨガ、エステサロン、介護事業(デイサービス)などを行っています。“10のチャレンジをしたら1つぐらいいいことがある”、そんなイメージで生きています。最近ようやく、会社や人生の指針を描けるようになってきました」

 「薬局アワード」も主宰なさっているのですよね。

「2016年に、現(株)カケハシの中尾社長と話していたときに、薬局って一般の方に全然良さが伝わっていないよね…という話で盛り上がりました。それをきっかけに、薬局の取り組みを一般の方に発表する機会を作ったら面白いのではないかと、(一社)薬局支援協会を設立。第1回薬局アワードを2017年4月に開催し、第2回を来月5月20日に開催予定です」

 次回は、薬局アワードに込める思いなどをお伺いします。


2018年04月12日

[薬局新聞]現場の薬剤師が思い描く"みらい"への課題と可能性

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第69回です。今回は新年度スペシャル企画として、「薬剤師みらい会議」に参加した方々にお話をお伺いしました。

かかりつけ薬剤師PERSONAL69


 鹿児島県で開催された薬剤師みらい会議について、中心となって会議を企画した原崎大作先生に、これまで3回に渡ってご紹介いただきました。今回はその会議に参加した方々にご登場いただき、実際の会議の様子や、参加してみての感想などをお話しいただきます。

濱田知津子さん

 私は学校薬剤師とスポーツファーマシストについて話しました。中でも力を入れたのはアンチドーピング活動についてです。例えば国体選手を対象に講習会をしていること、病院からの処方薬、市販薬、健康食品にもドーピング検査に引っかかる成分が入っているものもあり「うっかりドーピング」に繋がるということを伝えました。ドーピングに関する知識はアスリートだけの問題では無く、応援するサポーターも知っておいた方が良いことです。またその話の延長で、鹿児島マラソンのランナーを対象に健康チェックを行うことも紹介しました。薬剤師って色んな事をするんだということを知ってもらえたと思います。

・みらい会議に参加してみて

 私の場合、薬剤師みらい会議ってなに?というところからでしたので、「とりあえず行ってみよう!」という軽い気持ちでの参加でした。色々な職種の方と話す中で、薬剤師の仕事が多岐にわたることはあまり知られていないなと感じました。参加者からの「薬剤師はこんな事が出来ますよ!という話だけでは患者さんとの距離は近づかないのでは?」という厳しい意見には考えさせられました。私達を使ってもらうには、もっともっと歩み寄る必要があると感じました。


丸田沙生さん

 私は学校薬剤師活動に力をいれていまして、その紹介をしました。私は薬剤師歴14年、学校薬剤師歴6年、2校を担当しています。
 子供達にはまずは心身健康でいるために何をすれば良いのか?を考えてもらい、それでも病気になった時は、薬を正しく使って力を借りることが大切だと伝えています。環境面では、プール学習の際、ブヨが出て困ると相談があり、殺虫剤が効かないブヨ対策としてハッカ油スプレーを作ったりもしています。
特に力を入れているのが保護者にむけての健康教室の実施です。本来の学校薬剤師の活動項目にはありませんが、地域貢献を含め保護者が元気で幸せじゃないと、子供も健康にはならないから、と思うからです。
控えめな活動ではありますが私はとても楽しくやりがいを感じています。

・みらい会議に参加してみて

今後の薬剤師像や薬局の在り方を他職種と描いていく、とても貴重な時間でした。参加して本当によかったと思います。ただ、あまり変化を好まない方には耳の痛い場所だったろうな、とも思います。
 参加後は、学校薬剤師活動をSNSにこまめにアップするようになりました。また、薬剤師会で行う市民公開講座を積極的に宣伝したり、地域の町内会やPTAでも周知するような活動を始めました。


鎌田貴志さん

 みらい会議では、「私にできること(薬剤師にできること)」というテーマで話をしました。 聴講者は非薬剤師が多かったので、「薬剤師とは」から入り、薬剤師・薬局バッシングや薬剤師無能論が独り歩きしてるが、そうではなく、社会的に評価されにくい立ち位置だけれども、できること・やっていることは非常に幅広いということを伝えました。
 また薬物動態学・製剤学・有機化学・薬理学などを駆使して、例えば「飲み忘れたときの対応」「効果が出始める時間推測・効果が続く時間推測」「食事と服薬のタイミング」など、生活背景を考慮した薬の使い方を提案することができるから、何でも相談してほしい! と薬剤師の「活用」を訴えました。

・参加してみて

薬剤師の「利便性」はやはりまだまだ国民には浸透してないと感じました。「薬局は病院を受診した後でないと入れない」と本気で思っている人も少なくありませんでした。他職種連携も大事ですが、それ以上に市民・患者さんへのアピールが必要なのではないかと痛感した時間でした。色んな患者会やイベントに顔を出したり、様々な媒体を通して薬剤師の必要性をアピールするなど、自ら動いて薬剤師の職能をアピールしていくことの重要性を感じました。


吉脇茜さん

 薬剤師みらい会議は今回が第1回でしたが、実は昨年、それに先立って“第0回”のみらい会議が開催され、私はそこにも参加しました。これまで「薬を提供する側」の目線で、「患者さんはきっと〜思っているだろう」と勝手に薬剤師・薬局のイメージを作り上げ、「こうしたらきっと身近に感じてもらえるだろう」「現状で私は患者さんにとって身近な存在だ」と考えていたのですが、第0回みらい会議で覆されました。一言で表すと「薬剤師が思っている距離と、患者側が思っている距離に差がありすぎる!」ということです。
そこで、第1回みらい会議では、薬局薬剤師の仕事内容や、貢献していることの一部(疑義照会での医療費削減に貢献)、それぞれの薬局でいろいろな強みを持っていること、周知されるために始めたことなどを紹介しました。

・みらい会議に参加してみて

 薬剤師と地域の方々との距離を縮めることが、これからの一番の課題だと感じました。そのために、薬剤師が身近な存在であることを周知し、情報を発信しながら本来あるべき業務に対し真摯に取り組むことが重要です。身近に薬局を感じてもらい、気軽に立ち寄り、相談でき、そのことで薬局薬剤師が薬物治療の適正化や医療安全に貢献し、地域で信頼できる存在になりたいと思っています。


2018年04月03日

[薬局新聞]互いがリソースとなる社会

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第68回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL68


 引き続き、「薬剤師みらい会議」について、原崎大作先生(鹿児島県)にお話をお伺いいたします。

 非常に幅広い職種が集まった会議ですので、アウトプットも大きかったのではないでしょうか。

「相性のいい人たちが自然発生してポジティブな発信をしてくれるんです。40人が1000人以上のSNS友達がいる人たちで構成していたのでざっくり4万人のタイムラインに、薬剤師みらい会議の名前がでてくる計算ですね。さらに第0回で作った動画のリーチ数は10000人を超えました」

 動画作成に関して言えば大成功ですね。多くの人が集まったからこそ実現できたのでしょうね。動画以外の部分でも得るものが大きかったようですね。

「『かかりつけ薬剤師』もそうですが、地域貢献、まちづくりとかいいながら、医療職だけで集まろうとしますが、やはり限界があります。お互いがリソース(資源)になり合わないといけないと思うんです。“お互い様”の世界になるはずなのに、24時間対応にしても、もちろんそれはそれで素晴らしいですが、片方だけが24時間対応ってどうなんだろうと。そういうものは個人ではなく、リソースをつなげた社会でやるべきなんですよね」

 次回以降、この会議に参加した方々の声をお伝えいたします。


2018年03月24日

[薬局新聞]職種問わず街の人と交流する場に

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第67回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL67


 引き続き、「薬剤師みらい会議」について、原崎大作先生(鹿児島県)にお話をお伺いいたします。

 会議に込めた思いというのは、どんなものがあるのでしょうか。

「『かかりつけ薬剤師』と一言で言いますが、いろんな薬剤師がいて、それぞれが良さを持っている。また街の人ともどの人が合うかというのは相性の問題で、スキルの問題じゃないんですよね。だから街の人とミックス出来る場を作りたかったというのもあります」

 この会議、薬剤師だけでなく多くの人が参加したと伺いました。

「美容関係、フォトグラファー、ミスユニバース、飲食店経営、生産者、農業、畜産、建築関係、不動産関係、銀行員などほんとうに様々です。医療関係者は医師と介護職の方も参加しました。メディアの方々からも非常に興味深く取材があり、新聞やテレビなどでも報じていただきました」

 すごいメンバーですね!薬剤師の枠にとらわれないところがとてもよいですね。多職種という表現ですら足りない、多くの人を巻き込んでいるところが素晴らしいと思います。

 次回もこの会議についてお伺いいたします。


2018年03月10日

[薬局新聞]薬剤師みらい会議

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第66回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL66


 今回から、鹿児島県で開催された「薬剤師みらい会議」についてお伝えいたします。最初に、発起人でもある原崎大作先生に、この会議の概要についてお伺いします。

 この会議を開こうと思ったきっかけについて教えてください。

「もともとは動画撮影の依頼から始まったもので、議論というか対話する雰囲気を撮りたくて、でもせっかくなのでちゃんと会議している感があるように作り込んだ方がいいと思って企画しました。ポイントとしては、「会議をなんとなく開いた感」よりもカジュアルなイベントっぽい感じにしたところですね」

 というと、会議をしようと思って企画したのではなく、動画作成がきっかけだったのですね。とても大きな反響があったようですね。

「以前、県の薬剤師会で動画を作成しました。あれはある意味成功なんですがある意味失敗で、届けたい層に届いていなかったと思うんですよ。つまり反響が薬剤師からしかなかったんですよね。だから同じものは作りたくなかったというのが一つ。もう一つは、自分の中でかかりつけ薬剤師というもの(制度)に違和感を持っていて、そんな状態で動画を作ってもいいものもできないし、自分ひとりではなく、みんなで考えてほしかったのですよね」

 次回もこの会議について、お伺いいたします。


2018年02月17日

[薬局新聞]零売の持つ可能性広げたい

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第64回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL64


 引き続き、オオギ薬局(東京都千代田区)の扇柳創輔先生にお話をお伺いいたします。

 将来像というと大げさかもしれませんが、今後どのような展望をお持ちでしょうか。

「まずは当たり前ですが、当店を頼って来ていただける方に対して、サービスの充実を第一に考えています。こういう販売方法があるということを一般の方に認知して頂き、安心して利用して頂けるよう、広報的な活動にも力を入れていかなければ、と思っています。また業界全体の流れの中で、零売の是非が問われたときには、この販売の経験を活かして、零売の持つ可能性を広げられるようにしてゆきたいです」

 お話をいただく前は、いわゆる多くの薬局とは患者さんに対するアプローチが少し違うのかなと思っていましたが、形態は違えど、とても真摯に向き合っている姿勢が伝わってきます。

「少し変わった形態で営業していることで興味を持って頂けるので、最近は色々と精力的に活動している薬剤師の方々とお話する機会が増えたのが楽しみのひとつです。そういった方達と何らかの形で医療系のサービスを創れれば嬉しいですね。また、一般的な調剤薬局での仕事も好きだったので、ゆくゆくはそちらも運営したいという目標もあります」

 扇柳先生、4回に渡ってありがとうございました。


2018年02月10日

[薬局新聞]零売の一般化に向けて

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第63回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL63


 引き続き、オオギ薬局(東京都千代田区)の扇柳創輔先生にお話をお伺いいたします。

 感触としてで結構ですが、零売の需要というのはかなりあるのでしょうか。

「潜在的な需要は少なくないと思いますが、お客様の悩みと、零売を通して提供できるサービスが合致する場面はある程度限定されてしまいます。それでも、病院を受診する時間がなかったり、様々な事情から零売でしか必要な薬を手に入れる方法がない方々は少なくても確かに存在して、そうした方への受け皿としての役割を担ってゆきたいと考えています」

 零売薬局が増えるという見通しもありますが、いかがでしょう。

「実際問題、制度的な側面を考えるとやりにくい部分も大きいと思います。これから零売専門薬局が増えるかという展望に関しては、ある程度の規模の都市に、ポツリポツリとある、くらいが頭打ちになると予測しています。保険財政の圧迫が大きな後ろ盾になると考えていた時期もあるのですが、医療費は大きなマスの部分、高い薬を減らさないといけないのですよね。零売が一般化すれば削減に貢献できる反面、そうすると競争もあって立ち行かないところも出てくるのではないかと。需要と供給、建前とリスク、法律と古い業界の慣習、更に採算…そのバランスを見ながら、零売が一般化するにはどうすればいいのか考えています」

 次回は今後の展望についてお伺いいたします。


2018年01月26日

[薬局新聞]強い風当たり、顧客からの温かい言葉

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第62回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL62


 引き続き、オオギ薬局(東京都千代田区)の扇柳創輔先生にお話をお伺いいたします。

 零売の薬局を実際に開局、運営してみていかがでしょうか。

「前例が少ない反面、需要は間違いあるという自信もあったのですが、開局からしばらくは本当に厳しかったです。こういう薬局の存在自体は、「え!すごく便利!」と言って頂いても、そもそも認知させるのが難しく、怪しいと思われてしまうことも多々あります。対応できる医薬品も限られ、医療保険がきかないのでコスト面でも制約があるので、最終的に購入に至るまでのマッチングはなかなか難しいのが実情です」

 周囲からの風当たりが強かった部分もあるのではないでしょうか。

「SNSなどで「この薬局は違法に決まっている」「こういう(零売をしている)薬局に行かないように、地域の薬剤師会としてできることは無いか」などと書かれたのが辛かったですね。「やめたほうがいい」という電話がかかって来たこともありました。その一方で、お客様からは本当に暖かい言葉をかけて頂けます。「病院に行く時間が無く、いつも薬を切らしてしまっていたが助かる」「こんな薬局があればいいと、ずっと思っていた」と言って頂くような毎日で、非常にやりがいを感じています」

 次回も薬局運営に関してお伺いいたします。


2018年01月20日

[薬局新聞]独自性追い求め零売薬局開局

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第61回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL61


 今回から、オオギ薬局(東京都千代田区)の扇柳創輔先生にお話をお伺いいたします。扇柳先生は、いわゆる「零売」「非処方箋薬販売」をメインとした薬局を経営していらっしゃいます。

 扇柳先生が現在の薬局開局に至るまで、どのようなご経験をなさったのでしょうか。

「薬学部4年制最後の代として東京薬科大学を卒業したのち、調剤併設のドラッグストアに就職しました。その中で、もっと自分にしかできないような事がしたいと考え、「自分で薬局をやるしかない」という想いを強くしました」

 多くの薬局でご経験がおありだと伺いました。

「とにかくいろんな薬局で勉強したく、門前や面、一人薬剤師や大人数、市販薬も売れるなど、様々なタイプの薬局で勤務しました。多くの患者さんと接する中で、「零売で充分ケアできるような相談を多く受ける」「自分もちょっとした疾患のときに、仕事を休むのは実情として無理」と感じることが多々あり、「自分にしかできない独自性があって、需要も間違いなくあるだろう」と、この業態での開局を決意しました。当初、東京都三鷹市で開局したのですが、都心部のサラリーマン世代や、困った方が遠方からかなりの時間をかけて来てくださることもあり、昨年7月に神田駅の近くに移転しました」

 次回から、具体的なお話を伺ってまいります。


2018年01月04日

[薬局新聞]「立てよ薬剤師プロジェクト」座談会

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第60回です。今回は新春スペシャル企画で、「立てよ薬剤師プロジェクト」発起人の方々にご参集いただきました。

かかりつけ薬剤師PERSONAL2018新春SP


るるーしゅ(@ph_lelouch):『黒の薬剤師会』運営
みやQ(@miyaq55):『「くすりや」の「現場」』運営
Fizz(@Fizz_DI):『お薬Q&A 〜Fizz Drug Information〜』運営
熊谷信(@kumagaip):『薬局のオモテとウラ』運営

 薬剤師ブロガーが共同でWEB検索情報の最適化に働きかける『立てよ薬剤師プロジェクト』。今回は新年号スペシャルとしてその発起人の方々にご参集いただき、活動意図や今後の展開などについてお話いただきました。

>>>>> 続きを読む <<<<<<

2017年12月15日

[薬局新聞]横のつながり強め薬剤師教育にも携わる

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第59回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL59


 引き続き、兵庫県姫路市の児島悠史先生にお話をお伺いいたします。

 最近、医療を否定する週刊誌や書籍を目にする機会が増えました。患者さんが薬局の窓口で話題にするケースも少なくありません。

「専門家による「正しさ」を重視した情報が、なかなか届きにくい状況になっていると思います。例えば、「困っている人の話を物凄く親身になって聞く(ように見せる)」技術は、医療を否定する人たちの方が遥かに長けていると思います。そこで先に強固な信頼関係を築かれてしまうと、医療従事者が「正しさ」を主張してもその言葉は届きません。だからこそ、薬剤師は日ごろから「何か困ったらこの人に相談してみよう」と思わせる仕事をしていなければならないと思います」

 今後はどのような活動をお考えでしょうか。

「Webでの情報発信に限らず、地域の講演・活動などで情報発信に取り組む薬剤師とも横のつながりを強め、連携して医療環境の改善に取り組みたいと思っています。またWeb上の医療情報の質について、学会などで発表する機会も持ちたいですね。業務に追われて「勉強する暇もない」という薬剤師は少なくありませんから、書籍やブログを活用して効率の良い勉強方法を提供するなど、これからの薬剤師教育にも携わりたいと思っています」

児島先生、6回に渡ってありがとうございました。


2017年12月08日

[薬局新聞]頼りになる薬剤師が増えるきっかけに

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第58回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL58


 引き続き、兵庫県姫路市の児島悠史先生にお話をお伺いいたします。

 10月に羊土社から「薬局ですぐに役立つ薬の比較と使い分け100」を出版されました。同系統の薬剤について丁寧に掘り下げ、薬剤としての違いはもちろん、臨床上の位置づけ・使い分けについても明快に解説されています。

「ブログを書く際にも非常に気を使うのですが、書籍執筆の際もかなり気を使いました。あくまで一つの「切り口」であって、それが全てだと決めつけてしまわないように、そこから更に考察できる思考の土台となるように作りました。しかし〆切が大変で何回も夢に出てきました」

 10月の日薬学術大会や11月の医療薬学会でも販売され、売上が1位だったと聞いています。出版後の反響はいかがでしょうか。

「まだ発売して日も浅いため、どういった評判なのかは私にも伝わってきていませんが、そこそこ好評を頂いているようです。説得力のある服薬指導をできる薬剤師、自信を持って医師に処方提案できる薬剤師が増えれば、「頼りになる薬剤師が増えた」と世の中に感じてもらえると思います。拙著がその一助になれば良いなと思っています」

 次回は今後の展望についてお伺いいたします。


2017年11月16日

[薬局新聞]非医療従事者も含め、広げるべき活動

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第56回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL56


 引き続き、兵庫県姫路市の児島悠史先生にお話をお伺いいたします。

 プロジェクトでは10月6日に記事が一斉アップされました。立場や考え方が異なる薬剤師がそれぞれの視点で書かれていましたが、児島先生はどのような観点から書かれたのでしょうか。

「多くの国民は「検索上位にある=信頼性がある」と認識しています。そのため、上位にデマや違法サイトが表示されていることは非常に危険です。 私自身、Googleや厚生労働省に何度もこのことを報告しているのですが、一向に改善されません。こういう状況は、薬剤師であれば誰でも「いかん」と感じると思うのですが、そもそもこの惨状を知らない人が多いのではと感じています」

 私もブログを運営しているので分かりますが、先生が丹精込めて書いた記事より、違法サイトが上位表示されている腹立たしさもありますよね(笑)記事アップの反応はいかがでしょうか。

「薬剤師にとどまらす、医師や看護師などの医療従事者からもたくさん賛同頂きました。また、「私もブログ始めてみました」という報告もいくつか受けています。今後はこれを非医療従事者も含めてもっと広めていくことを考えています。また、厚生労働省やGoogleに対する働きかけもしていこうと思っています」

 次回は児島先生ご自身のことについてもお伺いしようと思います。


2017年11月09日

[薬局新聞] 「立てよ薬剤師」プロジェクト

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第55回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL55

 引き続き、兵庫県姫路市の児島悠史先生にお話をお伺いいたします。

 「立てよ薬剤師」プロジェクト発案の経緯について教えてください。

「ネットの情報が「正確だがつまらない vs 面白いが不正確」という構図になっているように感じています。そのため、「面白くて正確・適切」という情報発信をしたいと思ってブログを始めたのですが、1人では太刀打ちできません。そこで、腸内環境と同じように「善玉菌」を増やして良くしようと考えました。つまり、情報の正確さや伝え方にまで気をつけて発信できる仲間を増やして、みんなでWeb環境を良くしていこうということです」

 素晴らしい取り組みですね。しかし実際に大きな懸念があったからこそのものですよね。

「例えば「葉酸 サプリ」とGoogle検索した場合、不必要に高額な商品を勧めるアフィリエイトサイトばかりが、また「クラビット」では違法通販サイトばかり表示されます。「クラビット」や「ラシックス」の検索キーワードは月に約10万回検索されていますが、それだけの人たちが不適切な情報に晒されていることを意味します。一時的な情報発信に留まらず、恒常的にWeb上の情報(Googleの検索結果)を少しでも是正するため、 検索上位に食い込むコンテンツを薬剤師が作り、発信する方法を考えたい、というところが軸になっています」

 次回も引き続き取り組みについてお伺いします。


2017年10月27日

[薬局新聞]薬剤師それぞれが発信力を高める

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第54回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL54


 今回から、兵庫県姫路市の児島悠史先生にお話をお伺いいたします。児島先生は薬局に勤務する傍ら、書籍やコラムの執筆を中心に、個人的な活動も幅広く行っていらっしゃいます。

 薬局という枠にとらわれず、多様な取り組みをしていらっしゃるのですよね。

「個人で『お薬Q&A 〜Fizz Drug Information〜』というブログを書いています。またその他にPharmaTribuneの連載を担当したり、テレビや雑誌・漫画などの監修も行っています。薬そのものにも興味はありますが、いい加減な情報に振り回される人を減らしたいというのが根底にあります」

 非常に充実したブログですが、どのような想いをお持ちなのでしょう。

「薬局の窓口で一人一人に丁寧な服薬指導をする、地域活動で講演する、Webを使う…色々な情報提供の方法があると思うのですが、薬剤師がそれぞれ自分の得意分野で発信力を高めていけたら良いなと思っています。そのなかで、「Web」は活動する薬剤師が少なく情報整備も全く追い付いていなかったため、自分にできることからはじめようと思いブログを書き始めました」

 そうした想いが「立てよ薬剤師」プロジェクトにもつながっていくのですね。発起人の一人でもある児島先生に、次回はそのプロジェクトについてお話いただこうと思います。


2017年10月19日

[薬局新聞]ネット検索で適切な情報届ける取り組み

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第53回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL53


 インターネットが広く使われるようになり、今や生活に欠かせないものになっているのは私だけではないと思います。更にスマートフォンの爆発的な普及によって、私たちの行動にも大きな変化があります。

 例えば何か調べようとするとき。「ググる」なんて言葉が代名詞になっていますが、片手に持ったスマホで真っ先に検索をするというのも日常の光景になっています。そうした中、検索をした際に適切な医療や健康の情報にアクセスできているのか、懸念する声は小さくありません。

 例えば「葉酸」について調べようとした場合、検索上位には「無料サンプル」「ランキング1位」といったサイトが表示されます。また抗菌薬などの医療用医薬品の名前を検索すると、個人輸入のサイトが軒並み表示されることもあります。もちろんそれらがすべて悪いことだと断言できませんが、検索した人が適切な情報を得られていない、善意の嘘に騙されている可能性も否定できません。

 そうした中、「検索した人に適切な情報を届けたい」とブログなどで情報発信をしている薬剤師が取り組みを始めました。何を思い、どんな行動を起こしているのか。次回から、その取り組みについてご紹介したいと思います。


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...