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2018年11月10日

[薬局新聞]限界まで挑戦しながら海外での薬剤師キャリアを模索

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第89回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL89


 引き続き、Medicine Center Pharmacy(カナダ)の青山慎平先生にお話をお伺いいたします。

 今後の展望についてお聞かせください。

「カナダは、各々の薬剤師の経験と知識、責任感などによって、与えられる薬物療法の内容が変わってきます。例えば、条件が揃えばACE Inhibitorやスタチン系薬剤のクラス変更も認められています。カナダの薬剤師に与えられている権限を最大限使えるように勉学に励んでいきたいですね。また海外で働く薬剤師のキャリアをもっと模索したいですね。カナダ卒の薬剤師でさえ難関であるこちらの病院薬剤師とか、新興国の国際協力の分野にも関わってみたいですね。一度きりの人生ですし、自分にどこまでできるか限界まで挑戦していきたいです」

 そのバイタリティに敬服します。

「日本の若い世代の薬剤師が挑戦できるように裾野を広げてゆくこともしたいですね。短期の海外留学はよくありますが、海外で薬剤師になるというのはまだまだハードルが高いイメージが先行していますからね。別に英語が得意でなくても、はっきりとした目的意識がなくてもいいんです。海外の薬剤師ってかっこいいなっていうぐらいで目指してみてもいいと私は思うんですよ、私も最初はそうでしたし」

 青山先生、6回に渡ってありがとうございました。


2018年10月26日

[薬局新聞]権限を行使することで患者に貢献するカナダの薬剤師

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第88回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL88


 引き続き、Medicine Center Pharmacy(カナダ)の青山慎平先生にお話をお伺いいたします。

 同じ“薬剤師”でも、カナダと日本の間に大きな違いがありますね。

「特に薬剤師の権限の違いが大きいですね。第2回の紙面でも触れましたが、ずっと飲んでいる薬があと数日分しかなく、でも病院の予約がとれたのが来週で、それまでの薬が足りないような場合。薬剤師が妥当だと判断だとすれば、薬を調剤することが可能です。もちろん状況把握した上で行いますが、患者の困った状況を薬剤師の力で打開することができます。こういう時って薬剤師として患者に貢献できているなと感じますし、患者からしたら便利で楽だし、権限っていいなと思いますね」

 ちょっと日本では考えられないですね。

「一方で、権限は重いなと感じることも多々あります。多くの場合、薬局にいる薬剤師は私一人なので、いつも一人で判断しなくてはいけません。一緒に働くアシスタントからは、『カウンセリング!』とか『ドクターから電話です』『インフルエンザの注射お願いします』『相互作用のアラートです』など、ただでさえ忙しい中、あっちで呼ばれこっちで呼ばれます。もうそんなに呼ばないでよ、ってたまに思います(笑)。カナダでの薬剤師の仕事は大変なことが多い一方、自分の知識を最大限利用し、行使するための権限もあるため、非常にやりがいのある面白い仕事だと思います」

 次回は今後の展望についてお伺いします。


[薬局新聞]自主性が求められたカナダでのインターン

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第87回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL87


 引き続き、Medicine Center Pharmacy(カナダ)の青山慎平先生にお話をお伺いいたします。

 今回は、移民の国であるカナダで働くということがどういうことなのか教えてください。

「カナダでとても驚いたのが、薬局でインターンをしていた時ですね。とにかく、放任主義なんですよ。日本ですと、まずはオリエンテーションがあって、見学、それからゆっくり実務を学んでいく。服薬指導も隣についてもらって、内容が間違っていないかしっかり確認してもらいますよね。それを想像していたのですが実際は、初日から『はい、服薬指導やって』『ぼーっとしてないで、電話に出てもらえる?』と、何も教わることなく始まります。この日ほど薬局の業務が嫌いになったことはなかったですね(笑)」

 ものすごく大きなギャップですね。

「これがいわゆる“カルチャーショック”でした。日本育ちであれば、ヒエラルキー(上下関係)の強い環境で育っています。上司の言うことを聞く『従順性』が比較的必要とされるのかなと。逆にカナダは、言われる前に自分から行動する『自主性』が求められるので、何もせずに待っていると、怒られるわけです。カナダは人口の2-3割が移民で占められているので、薬局の職場も国籍は様々です。他の国の文化や考え方を理解することはとても重要だと毎回、痛感しています」

 引き続き、青山先生のお話をお伺いします。


2018年10月16日

[薬局新聞]どの薬が何日分必要ですか?

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第86回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL86


 引き続き、Medicine Center Pharmacy(カナダ)の青山慎平先生にお話をお伺いいたします。

 青山先生は日本でも薬剤師として働いた経験がおありですが、カナダとの違いはお感じですか。

「カナダでも日本でも薬剤師のやることは基本変わらないのですが、あえて1つ違いを言えば、カナダの薬剤師は、疾患からその薬物療法そのものを見直す機会が多いですね。保険医療制度の違いもありますが、1) 控除額に到達するまでは完全に患者負担 (保険適用になるのは一部) 2) 処方箋に記載された薬から患者が欲しい薬だけを選ぶことができる、という背景から、患者は本当に必要な薬を最小限もらいたい、と考えているんですよ」

 日本は処方箋に記載のすべてのお薬を渡すことが前提ですので、大きな違いですね。

「ですから患者が処方箋を持ってきた時に、最初に交わす会話は、『今日はどの薬が何日分必要ですか?』なんです。そこで、今日は気管支炎と言われた、腰痛がひどい等々、色々話してくれるわけです。処方された薬が高価だと、他に安価な処方箋薬はないか、OTCで代替できないかなど更に話し合いをすることになります。こういう話をするためには、各疾患の標準治療をNon-prescription therapyからPrescription Therapyまで精通していないといけないので、薬剤師の能力を存分に発揮できる面白さを感じています」

 次回も引き続き、青山先生にお話をお伺いします。


2018年10月09日

[薬局新聞]患者の治療へ積極的に関われるカナダの薬剤師

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第85回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL85


 引き続き、Medicine Center Pharmacy(カナダ)の青山慎平先生にお話をお伺いいたします。

 青山先生は日本でも薬剤師として働いた経験をお持ちですが、カナダと日本との間に違いはお感じですか。

「カナダで薬剤師として働いてみて良かったと感じたことは、やろうと思えば幾らでも患者の治療に積極的に関わることができることです。 Professional Judgementという言葉をこちらでは良く使いますが、薬学的な知識や経験に基づいた薬剤師による状況判断をいいます」

 例えば、どんな事があるのでしょうか。

「毎日飲み続けている薬がなくなってしまった。次の受診日まで1週間分の薬が足りない。カナダの薬剤師は処方箋の延長やエマージェンシーリフィルができるので、薬剤師の権限で薬を渡すケースもあれば、病院で処方箋をもらってきてと言うこともできる。薬剤師一人一人によって対応が違うし、状況によって判断が異なってくるのです」

 日本ではなかなか考えられないことですね。

「海外の薬剤師というと、ワクチン接種や処方権など表面的な部分に目が行きがちですが、実はその時々の判断力が必要とされる職種であると私は考えています。権限を行使できることは責任があって大変ですが、薬剤師の仕事にやりがいをもっている人には最高の場所だと思っています」

 引き続き、青山先生の取り組みについてお伺いいたします。


2018年09月17日

[薬局新聞]適応力がついたカナダでの薬剤師生活

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第84回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL84


 今回からMedicine Center Pharmacy(カナダ)の青山慎平先生にお話をお伺いいたします。

 初めてこのコーナーに海外からご登場いただきます。今はどちらにいらっしゃるのでしょうか。

「私は現在、カナダのブリティッシュコロンビア州、Fraser Lakeという小さな町のコミュニティ薬局で薬剤師をしています。なぜカナダなのかと言えば、もちろん『海外の薬学を学ぶため』でもありますが、偶然カナダになったとも言えます。全ての始まりはアメリカへの短期留学でした。内向的で保守的だった私が、自分のやりたい事に挑戦できるような、前向きな性格になったことも大きいなと思っています」

 留学が大きな転機になったのですね。

「国際交流ボランティアで知り合いになったフィリピン人の親友がカナダで薬剤師になることを勧めてくれたんですよ。カナダで薬剤師になったら、お金持ちになれるよって。じゃあやってやろうと思い立ったのが2013年。二年もあれば何とかなるだろうと思っていましたが、結局四年もかかりました。色々と遠回りはしましたが、日本とカナダを行き来している内に、新しい環境への適応力は付いたと思います。薬剤師になった達成感もありますが、自分としてはまだまだこれから勉強して、カナダの他の薬剤師に追いついていかなければと思っています」

 次回以降、青山先生の取り組みについてお伺いいたします。


2018年09月12日

[薬局新聞]#薬剤師の怖い話

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第83回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL83


 SNSで話題をカテゴライズする際に用いる用いられるハッシュタグ。非常に多くの話題がありますが、Twitterで「#夏だし薬剤師さんの怖い話おしえてください」というハッシュタグが盛り上がっていましたのでご紹介します(編集の都合上一部改変してあります)。

 最も多かったのが(夏に限らずですが)疑義照会の際に“怖い”思いをしたというもの。処方元に「小児禁忌の薬です」と連絡したところ「うちでは(その薬を)出しています!」との返事があったなんて話を聞くとゾッとしますね。また別のケースでは「この薬の用量がちょっと…」と確認をしたところ、医師から「この薬ってなんの薬なの?」と逆に質問されたなんて話も。

 薬局以外の場面では、子供の学童の救急箱の中にモーラステープとモーラスパップが入っていたという話。学童の先生に聞くと、自分の分が余ったから家から持って来たという返事があったということで、日常に潜むリスクの多さに気づかされます。

 こうした話題を目にした人からは「薬剤知識のない医師が想像以上に多い」「医師や処方に疑いを持たない患者が少なくない」と嘆きの声が上がる一方、「薬剤師さんが防波堤になって医療事故を防いでくれていることも多いのかも」という一般の方の声もありました。

 面白おかしいものから本当に笑えないものまで、たくさんのつぶやきがあります。ぜひ、Twitterを覗いてみてください。


2018年08月11日

[薬局新聞]大きな関心が寄せられる医薬品医療機器制度部会

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第82回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL82


 厚生労働省の厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会。ご存知のように、7月に2度の部会が開かれました。本来的には医薬品や医療機器に関する新たな制度や施策を立案するための場所なのですが、議論は混迷気味。それに対して様々な声があがっています。

 混迷している大きな原因として、出席している各委員の間に、今後の「制度医療」について議論するという共通認識がないことが指摘されています。また、医師会の委員を中心に医薬分業の是非が蒸し返される中、厚労省や薬剤師会、更には有識者や患者団体も、「いつまでたっても医師会への忖度をやめることができない」と呆れる声もあがっています。

「処方意図の解析とは何か」「処方提案とは何か」といった医師会からの“難癖”ともとれる発言に対して、日薬の日和った返答、更に厚労省が「処方意図の解析」資料を撤回するなど、「日薬の敗北」と言われるほどの状況にはたくさんの懸念が寄せられています。

 院内処方回帰の発言に対しては「やれるものならやってみろ」という強気の発言も散見されますが、その一方、日薬には「薬剤師の存在感を高めるように厳しく主張、反論してほしい」「国民に向けてビジョンを語ってほしい」「議論のベクトルを変えるぐらいの決意で臨んでもらいたい」とたくさんの期待が寄せられています。

 未来の薬剤師のためにもここは大きな踏ん張りどころですので、現場の薬剤師としても大きな関心を持って動向を見守ってゆきたいところです。


2018年08月04日

[薬局新聞]オンライン服薬指導が行われるなか薬局へ足を運んでもらう意味とは

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第81回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL81


 大きな話題になっている「オンライン服薬指導」3ヶ所ある特区の薬局が次々と名乗りを上げ、疑義解釈も公表されるなど本格的に動き出しました。今回は、この動きに関するネット上での声をお伝えいたします。

 大きな気がかりとして話題に上るのが、今ある薬剤服用歴管理指導料への影響です。「特区で行われるオンライン服薬指導がどう評価され、現行の薬剤服用歴管理指導の要件がどう変わるのか」特区で行われる取り組みに左右されるだけに、その動向が注目されます。

 中医協においても、「対面服薬指導に診療に比べて遠隔服薬指導が効率的に行えるのであれば、報酬の適正化なども考慮すべき」といった発言も見られますので、次回以降の調剤報酬改定の際には、要件や評価(点数)の見直しは必至です。

 こうした背景に切り込む発言もあります。現在の医薬分業を見直し、「高コストから低コストへ調剤報酬の転換」を指摘する声もあります。今まで不足していたとされる患者本位の姿勢と医療費適正化への更なる貢献が期待されていると言えるでしょう。

 既存の多くの業態がリアルからネットに変化してきた中、医療もその波に飲まれようとしています。「わざわざ薬局に足を運んでもらう意味は何か」を真剣に考える時代になるとの指摘、今後多くの薬剤師が向き合うことになるのでしょうね。


2018年07月26日

[薬局新聞]薬剤師になるためのコスト増加と給与減少のギャップ埋めるには

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第80回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL80


 引き続き、兵庫県神戸市の清水篤司先生にお話をお伺いいたします。

 清水先生はある危惧をお持ちだとか。

「薬学部が6年制になったこと、国家試験の合格率が下がっていることなどから、薬剤師になるためのコストは以前と比べて格段に上がっています。が、薬剤師の給与は超長期的には下がっていくという予想が大勢を占めています。私は、以前から、このギャップについて危惧し、対策を模索してきました」

 今後の具体的な方策をお考えだとのこと。

「私自身のことを言いますと、合格から20年弱経過していた宅建士の登録を昨年行いました。複数の講習を受け、県知事に登録を申請する手続きを経て免許を有効化できました。今までファイナンスに特化した勉強は余り出来ていなかったので、それを学ぶ良い機会だと捉えています。毎日忙しい上に収入が頭打ちになる薬局薬剤師の経験があるからこそ、今の手取り収入と将来の資産の両方を確保できるような、手間が掛からない手段へのニーズについては良く分かります。自分が試してみて効果が得られたものを、皆さんにもお伝えしていけたらと思います。こちらの方面からも、参考になる、また実のある情報を発信できるよう頑張って参ります」

 清水先生、5回に渡ってありがとうございました。


2018年07月17日

[薬局新聞]薬剤師の仕事伝える絵本の製作

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第79回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL79


 引き続き、兵庫県神戸市の清水篤司先生にお話をお伺いいたします。

 清水先生が温めているアイデアがおありだということですね。

「はい、絵本の製作をしたいと考えています。小児科の処方箋を持ち込んだ親子を毎日のように調剤室側から見ている中で、待合から見た調剤室の中は、ブラックボックスに近いのでは?と感じています。そこで、待ち時間をもっと有効なものに出来ないかという思いと、待つ間に薬剤師の仕事について、分かりやすく、かつ詳しく知って貰えるような絵本を作りたいという気持ちが生まれました」

 過去に、DIオンラインのコラムで「米国の薬剤師が書いた絵本と職業PRの重要性」というタイトルで話題にしていらっしゃいましたね。

「この記事で紹介した絵本は米国の薬剤師が職業紹介のために執筆、出版したものなのですが、内容には日本の薬剤師の仕事と異なる点も散見されます。私は企画を焼き直して日本版を作るのではなく、独自の視点で絵本のカット割りを行い、待合室で薬を待つ親子の待ち時間を有意義なものに変えることができるアイテムを作りたいと考えています。そして、それが結果的に、薬剤師という職業人のPRになれば良いと考えています。今は、この企画を実現すべく努力中です。皆さんからのご意見やご支援をいただけると嬉しく思います」

 次回は薬剤師を取り巻く経済環境についてお話しいただきます。


[薬局新聞]海外の情報を得るための一工夫

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第78回です。

引き続き、兵庫県神戸市の清水篤司先生にお話をお伺いいたします。

 コラムの情報源はどのように得ていらっしゃるのですか。

「記事のための定点観測的な情報源としてNBC Nightly Newsがあります。それをiPhoneのPodcastでほぼ毎日聞いています。興味があるニュースに行き当たると、何月何日のニュースファイルの何分何秒ぐらいにあるのか、スクリーンショットに残して、更にPCで動画も確認します。また、それ以外にも英語のキーワードによる検索をかけて記事となるニュースがないか探すこともあります。このスタイルに落ち着くまでは、かなりの数の英文のサイトを検索したりして記事のネタを探していました」

 海外の情報を扱うとなると、大変なことも多いようですね。

「例えば米国発の医薬品や医療機器があり、ネットではその画像が確認できたとしても、著作権法上の問題から、画像を無断で使用することはできません。それをどうにか手にして読者の皆さんにお見せしたいと感じます。時差がある中で、米国の会社の広報担当者にメールを送り、使用可能な画像自体を貰ったり、ホームページ上の画像の使用許可をいただいたりといったことも行っています。写真入りの良い記事にしようという思いが強いほど手間暇がかかりますね」

 次回も清水先生の取り組みについてお伺いいたします。


2018年06月28日

[薬局新聞]薬剤師として培ったスキルをコラムで業界に還元

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第77回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL77


 引き続き、兵庫県神戸市の清水篤司先生にお話をお伺いいたします。

 清水先生は日経DIオンラインの「まいにち薬剤師」のコーナーで連載をしていらっしゃいますね。

「日経DIオンラインは、熊谷さんのコラムも含めて情報源の一つとして長らく利用していましたが、薬剤師としての経験が10年になる頃から、これまでお世話になったこの業界に何らかの形で少しでもお返しが出来たら良いなと考え、コラムニストに挑戦してみようと考えました。そこで、DIオンラインのページの「お問い合わせフォーム」から、コラムニストとして寄稿してみたい旨のメッセージを書いて送ってみました」

 清水さんが培ってきたスキルを業界に還元しようと行動なさったのですね。

「後で分かったことですが、当時のコラムニストの皆さんには自薦で入られた方はいませんでしたし、新たなコラムニストの募集もありませんでした。2週間ほどして当時の編集長からメールが届き、早速2本記事を書いてみて、そのうちの1本が採用となり、第1回目の記事として公開されました。「米国の薬局専門誌には“この(手書きの)処方が読めますか?”というユニークなコーナーがあります」という記事です」

 次回はコラム連載に関するお話をお伺いします。


2018年06月21日

[薬局新聞]その後の人生について考え社会人から薬学部へ

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第76回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL76


 今回から、兵庫県神戸市の清水篤司先生にお話をお伺いいたします。

 清水先生は慶應義塾大学法学部をご卒業後、社会人を経て薬学部に入学するという経歴をお持ちだと伺いました。

「中学高校時代の先生の影響もあり、また漠然と司法試験を目指すという選択肢もあり、法学部へ進学しました。卒業後は国内の化学メーカーに就職し、人事、総務、広報等に関わる様々な業務を行いました。そんな中、命に関わるような非常にショッキングな出来事があり、それが一つのきっかけとなってその会社を退社。大げさでなく、その後の人生について考えました」

 おこがましさは承知の上ですが、私も社会人を経て薬学部に入学しましたので、境遇は違えど、一脈相通ずるものがあります。

「私も初めてお会いする前から親近感がありました。その出来事で間違いなく人生観が変わりましたし、言い方は変ですが、”残りの人生はいただいた時間”的な発想が生まれました。退職後、地元神戸に戻り宅建の資格を取得、更に友人の勧めもあり理系への転向を考えました。塾の講師とスポーツジムのトレーナーを掛け持ちしながら受験勉強をし、神戸学院大学薬学部に進学しました」

 次回以降、清水先生の取り組みについてご紹介いたします。


2018年06月08日

[薬局新聞]影響力のある人物による発信

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第75回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL75


当該ツイートはこちら。




 若者からの支持が高い高須クリニック院長の高須克弥氏。Twitterを巧みに使いこなし、その発言は多くの賛同を集め、ときに批判を受けていますが、そんな中、今回ある一つのツイートが話題になっています。

「咳がとまらん。ブロン一気飲み。体によくないからよいこは真似してはいけません。なう」とブロンを片手にラッパ飲みのポーズを決める高須氏。これに対して、多くの反響が寄せられている。

 「影響力のある方なのでこういうツイートはやめていただきたい。「よいこはまねをしない」かもしれないけど、高須先生もやってるなら(中略)と真似をする恐れがあります」

 「日本が、市販薬のリスクを軽く見積もる国であることを残念に思います。実際に依存症に苦しむ方、副作用被害者もいる訳で」

 「信じられない!! 冗談でもやめて下さい!! 真似する人いたら高須先生の責任です よ。医師という立場を考えてアップして下さい」

 「医師免許をお持ちの方なので、本当に真似をしちゃだめだというなら何故わざわざツイートなさるのでしょうか。高須先生が良くて他の人は真似をしてはいけないのは何故ですか」

 こうした反響が寄せられることは、おそらく想定済みのことでしょう。今後は医薬品の適正使用に向けた発信をお願いしたいものです。


2018年06月02日

[薬局新聞]アルクマおくすり手帳

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第74回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL74


 今回は、手前味噌ではありますが、私の薬局で作成しました「アルクマおくすり手帳」について紹介させていただきます。

 “お薬手帳”と言えば、昨今、多くの電子お薬手帳が開発され、薬局でも導入するところが増えています。利用する患者さんもスマホにアプリを入れることで処方薬の管理・把握がしやすくなり、今後の主流となっていくことは間違いありません。

 そんな中、紙媒体のお薬手帳を、たとえオリジナルとは言え作ったところで、“今更感”をお持ちの方は少なくないでしょう。確かに、機能的な向上が見込めるものではありませんし、手間や費用をそこまでかけずに、市販のもので十分では?と私自身も感じていました。

 しかし実際にこの「アルクマおくすり手帳」をリリースしてみて感じたのは、キャラクター一つでお薬手帳はここまで変わるのか、ということです。もちろんすべての方ではありませんが、多くの利用者から、とても大きな反響が寄せられました。

 お薬手帳の利用促進については、もちろん正攻法で訴えることも必要ですが、「利用する人が持ちたくなる」という観点から、今一度考えてみる必要があるのかもしれません。各薬局において、地域や利用者の特性に応じたお薬手帳への工夫が大切ではないかと感じました。


アルクマおくすり手帳(表紙)

2018年05月19日

[薬局新聞]冒険的発想でチャレンジし続ける

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第73回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL73


 引き続き、株式会社バンブー(神奈川県)の竹中孝行先生にお話をお伺いいたします。

 今後の薬局アワードについてどのような展望をお持ちでしょうか。

「最近では嬉しいお声を聞くことも増えてきました。全国で予選大会のようなものをできたら嬉しいですね。薬局のことを一般の方に知ってもらうことを目的としていますが、まだまだ一般の方の来場は半数程度ですし、一般メディアに取り上げられたこともありません。また学生にもより多く参加してもらいたいです。もっと世の中の多くの方が注目してくださるように、工夫や仕掛けをし続けなければならないと思っています。まずは継続することが大切だと思っていますので、続けられる仕組み作りに専念しているところです」

 竹中先生ご自身としてはいかがでしょうか。

「私個人としては、今までと変わらず、みんなが輝ける場を作りたいという思いを大切に、突き詰めていきたいと思っております。一人でできることは限られますので、人々、地域、そして社会により大きく貢献できるように、仲間とともに会社を成長させていくことが大切だと感じています。そのためには、まずは、薬局、介護、美容、各々の事業の店舗を深め、そして拡げていきます。冒険的発想を忘れずにチャレンジし続けたいと思います」

 竹中先生、4回に渡ってありがとうございました。


2018年05月12日

[薬局新聞]業界内外の活性化へ繋がる

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第72回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL72


 引き続き、株式会社バンブー(神奈川県)の竹中孝行先生にお話をお伺いいたします。

 様々な想いが込められている薬局アワードですが、竹中先生ご自身にとってはどういうものなのでしょうか。

「薬局アワードは、人とのつながり、イベント企画、薬局運営、ウェブの知識など、自分が今までやってきたことを活かせる集大成と位置づけています。特にイベントの部分では、一般の方に向けたものであるという部分で、経験がありましたし、一緒に企画するメンバーも異なる業種の方も多いので、一般目線でのイベントができると思いました」

 薬局業界の内部的な活性化、そして世間に広く発信していくことを両立させていることが絶妙と感じます。

「素晴らしい取り組みをされている薬局や薬剤師の方にお会いする中で、こういった方達にスポットが当たれば、若手の薬剤師、薬学生、そしてこれから薬学部を目指そうとしている子供たちに刺激、夢を与えられるという思いもありました。また、一般の方が薬局の取り組み、薬剤師の仕事を知ることで、自分でかかりつけ薬局を探し、選ぼうとする方が増え、様々な良い変化が起こるのではと期待しています」

 次回は今後の展望についてお伺いいたします。


2018年05月01日

[薬局新聞]背景・思い・患者視点の選考

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第71回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL71

 引き続き、株式会社バンブー(神奈川県)の竹中孝行先生にお話をお伺いいたします。

 竹中先生の想いをお伺いする前に、薬局アワードとはどんなものなのか教えていただけますか。

「全国の薬局からインターネットを通じてエントリーを募ります。薬局の取り組み、思い・背景など、記入いただいた内容から一次選考を行い、通過された薬局を集めた「薬局アワード作戦会議(親睦会)」を行います。その後、「患者視点」「独創性」「社会性」などの6つの評価項目を軸に二次選考を行い、最終的に6組の薬局に取り組みや思いについてご発表いただきます」

 どのように選考が行われるのでしょうか。

「最終的な目的は「薬局の取り組みを世の中に知ってもらうこと」。特に「背景・思い」「患者視点」を重視させていただきます。審査は、取り組みを行う背景に人々の健康を思う薬局スタッフ全体の思い・情熱を感じるか、また取り組みそのものが信頼を得ることができ、人々の健康に寄与するものかといった観点から行われます。二次選考から一般の方にもご参加いただいています。決勝となる当日のイベントでは特別審査員だけでなく、会場に集まった人全員の電子投票で最優秀賞、特別賞が決まります」

 薬局を利用する一般の方々の関わりがあるのがとてもよいですよね。次回は開催に至るまでの道のりについてお伺いします。


2018年04月20日

[薬局新聞]薬局の良さ伝える取組み

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第70回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL70


 今回から、株式会社バンブー(神奈川県)の竹中孝行先生にお話をお伺いいたします。

 非常に幅広いご活躍をなさっているとのこと。

「2012年に会社を設立するまでは、製薬メーカーのMRや薬局で勤務をしていました。学生の頃から独立したいという思いがあり、人生誌の制作・デザインやシニア向けのPC教室、イベント企画などを行う会社を設立・運営していたこともあります。現在私の会社では、薬局を始め、岩盤浴ヨガ、エステサロン、介護事業(デイサービス)などを行っています。“10のチャレンジをしたら1つぐらいいいことがある”、そんなイメージで生きています。最近ようやく、会社や人生の指針を描けるようになってきました」

 「薬局アワード」も主宰なさっているのですよね。

「2016年に、現(株)カケハシの中尾社長と話していたときに、薬局って一般の方に全然良さが伝わっていないよね…という話で盛り上がりました。それをきっかけに、薬局の取り組みを一般の方に発表する機会を作ったら面白いのではないかと、(一社)薬局支援協会を設立。第1回薬局アワードを2017年4月に開催し、第2回を来月5月20日に開催予定です」

 次回は、薬局アワードに込める思いなどをお伺いします。


2018年04月12日

[薬局新聞]現場の薬剤師が思い描く"みらい"への課題と可能性

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第69回です。今回は新年度スペシャル企画として、「薬剤師みらい会議」に参加した方々にお話をお伺いしました。

かかりつけ薬剤師PERSONAL69


 鹿児島県で開催された薬剤師みらい会議について、中心となって会議を企画した原崎大作先生に、これまで3回に渡ってご紹介いただきました。今回はその会議に参加した方々にご登場いただき、実際の会議の様子や、参加してみての感想などをお話しいただきます。

濱田知津子さん

 私は学校薬剤師とスポーツファーマシストについて話しました。中でも力を入れたのはアンチドーピング活動についてです。例えば国体選手を対象に講習会をしていること、病院からの処方薬、市販薬、健康食品にもドーピング検査に引っかかる成分が入っているものもあり「うっかりドーピング」に繋がるということを伝えました。ドーピングに関する知識はアスリートだけの問題では無く、応援するサポーターも知っておいた方が良いことです。またその話の延長で、鹿児島マラソンのランナーを対象に健康チェックを行うことも紹介しました。薬剤師って色んな事をするんだということを知ってもらえたと思います。

・みらい会議に参加してみて

 私の場合、薬剤師みらい会議ってなに?というところからでしたので、「とりあえず行ってみよう!」という軽い気持ちでの参加でした。色々な職種の方と話す中で、薬剤師の仕事が多岐にわたることはあまり知られていないなと感じました。参加者からの「薬剤師はこんな事が出来ますよ!という話だけでは患者さんとの距離は近づかないのでは?」という厳しい意見には考えさせられました。私達を使ってもらうには、もっともっと歩み寄る必要があると感じました。


丸田沙生さん

 私は学校薬剤師活動に力をいれていまして、その紹介をしました。私は薬剤師歴14年、学校薬剤師歴6年、2校を担当しています。
 子供達にはまずは心身健康でいるために何をすれば良いのか?を考えてもらい、それでも病気になった時は、薬を正しく使って力を借りることが大切だと伝えています。環境面では、プール学習の際、ブヨが出て困ると相談があり、殺虫剤が効かないブヨ対策としてハッカ油スプレーを作ったりもしています。
特に力を入れているのが保護者にむけての健康教室の実施です。本来の学校薬剤師の活動項目にはありませんが、地域貢献を含め保護者が元気で幸せじゃないと、子供も健康にはならないから、と思うからです。
控えめな活動ではありますが私はとても楽しくやりがいを感じています。

・みらい会議に参加してみて

今後の薬剤師像や薬局の在り方を他職種と描いていく、とても貴重な時間でした。参加して本当によかったと思います。ただ、あまり変化を好まない方には耳の痛い場所だったろうな、とも思います。
 参加後は、学校薬剤師活動をSNSにこまめにアップするようになりました。また、薬剤師会で行う市民公開講座を積極的に宣伝したり、地域の町内会やPTAでも周知するような活動を始めました。


鎌田貴志さん

 みらい会議では、「私にできること(薬剤師にできること)」というテーマで話をしました。 聴講者は非薬剤師が多かったので、「薬剤師とは」から入り、薬剤師・薬局バッシングや薬剤師無能論が独り歩きしてるが、そうではなく、社会的に評価されにくい立ち位置だけれども、できること・やっていることは非常に幅広いということを伝えました。
 また薬物動態学・製剤学・有機化学・薬理学などを駆使して、例えば「飲み忘れたときの対応」「効果が出始める時間推測・効果が続く時間推測」「食事と服薬のタイミング」など、生活背景を考慮した薬の使い方を提案することができるから、何でも相談してほしい! と薬剤師の「活用」を訴えました。

・参加してみて

薬剤師の「利便性」はやはりまだまだ国民には浸透してないと感じました。「薬局は病院を受診した後でないと入れない」と本気で思っている人も少なくありませんでした。他職種連携も大事ですが、それ以上に市民・患者さんへのアピールが必要なのではないかと痛感した時間でした。色んな患者会やイベントに顔を出したり、様々な媒体を通して薬剤師の必要性をアピールするなど、自ら動いて薬剤師の職能をアピールしていくことの重要性を感じました。


吉脇茜さん

 薬剤師みらい会議は今回が第1回でしたが、実は昨年、それに先立って“第0回”のみらい会議が開催され、私はそこにも参加しました。これまで「薬を提供する側」の目線で、「患者さんはきっと〜思っているだろう」と勝手に薬剤師・薬局のイメージを作り上げ、「こうしたらきっと身近に感じてもらえるだろう」「現状で私は患者さんにとって身近な存在だ」と考えていたのですが、第0回みらい会議で覆されました。一言で表すと「薬剤師が思っている距離と、患者側が思っている距離に差がありすぎる!」ということです。
そこで、第1回みらい会議では、薬局薬剤師の仕事内容や、貢献していることの一部(疑義照会での医療費削減に貢献)、それぞれの薬局でいろいろな強みを持っていること、周知されるために始めたことなどを紹介しました。

・みらい会議に参加してみて

 薬剤師と地域の方々との距離を縮めることが、これからの一番の課題だと感じました。そのために、薬剤師が身近な存在であることを周知し、情報を発信しながら本来あるべき業務に対し真摯に取り組むことが重要です。身近に薬局を感じてもらい、気軽に立ち寄り、相談でき、そのことで薬局薬剤師が薬物治療の適正化や医療安全に貢献し、地域で信頼できる存在になりたいと思っています。


2018年04月03日

[薬局新聞]互いがリソースとなる社会

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第68回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL68


 引き続き、「薬剤師みらい会議」について、原崎大作先生(鹿児島県)にお話をお伺いいたします。

 非常に幅広い職種が集まった会議ですので、アウトプットも大きかったのではないでしょうか。

「相性のいい人たちが自然発生してポジティブな発信をしてくれるんです。40人が1000人以上のSNS友達がいる人たちで構成していたのでざっくり4万人のタイムラインに、薬剤師みらい会議の名前がでてくる計算ですね。さらに第0回で作った動画のリーチ数は10000人を超えました」

 動画作成に関して言えば大成功ですね。多くの人が集まったからこそ実現できたのでしょうね。動画以外の部分でも得るものが大きかったようですね。

「『かかりつけ薬剤師』もそうですが、地域貢献、まちづくりとかいいながら、医療職だけで集まろうとしますが、やはり限界があります。お互いがリソース(資源)になり合わないといけないと思うんです。“お互い様”の世界になるはずなのに、24時間対応にしても、もちろんそれはそれで素晴らしいですが、片方だけが24時間対応ってどうなんだろうと。そういうものは個人ではなく、リソースをつなげた社会でやるべきなんですよね」

 次回以降、この会議に参加した方々の声をお伝えいたします。


2018年03月24日

[薬局新聞]職種問わず街の人と交流する場に

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第67回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL67


 引き続き、「薬剤師みらい会議」について、原崎大作先生(鹿児島県)にお話をお伺いいたします。

 会議に込めた思いというのは、どんなものがあるのでしょうか。

「『かかりつけ薬剤師』と一言で言いますが、いろんな薬剤師がいて、それぞれが良さを持っている。また街の人ともどの人が合うかというのは相性の問題で、スキルの問題じゃないんですよね。だから街の人とミックス出来る場を作りたかったというのもあります」

 この会議、薬剤師だけでなく多くの人が参加したと伺いました。

「美容関係、フォトグラファー、ミスユニバース、飲食店経営、生産者、農業、畜産、建築関係、不動産関係、銀行員などほんとうに様々です。医療関係者は医師と介護職の方も参加しました。メディアの方々からも非常に興味深く取材があり、新聞やテレビなどでも報じていただきました」

 すごいメンバーですね!薬剤師の枠にとらわれないところがとてもよいですね。多職種という表現ですら足りない、多くの人を巻き込んでいるところが素晴らしいと思います。

 次回もこの会議についてお伺いいたします。


2018年03月10日

[薬局新聞]薬剤師みらい会議

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第66回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL66


 今回から、鹿児島県で開催された「薬剤師みらい会議」についてお伝えいたします。最初に、発起人でもある原崎大作先生に、この会議の概要についてお伺いします。

 この会議を開こうと思ったきっかけについて教えてください。

「もともとは動画撮影の依頼から始まったもので、議論というか対話する雰囲気を撮りたくて、でもせっかくなのでちゃんと会議している感があるように作り込んだ方がいいと思って企画しました。ポイントとしては、「会議をなんとなく開いた感」よりもカジュアルなイベントっぽい感じにしたところですね」

 というと、会議をしようと思って企画したのではなく、動画作成がきっかけだったのですね。とても大きな反響があったようですね。

「以前、県の薬剤師会で動画を作成しました。あれはある意味成功なんですがある意味失敗で、届けたい層に届いていなかったと思うんですよ。つまり反響が薬剤師からしかなかったんですよね。だから同じものは作りたくなかったというのが一つ。もう一つは、自分の中でかかりつけ薬剤師というもの(制度)に違和感を持っていて、そんな状態で動画を作ってもいいものもできないし、自分ひとりではなく、みんなで考えてほしかったのですよね」

 次回もこの会議について、お伺いいたします。


2018年02月17日

[薬局新聞]零売の持つ可能性広げたい

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第64回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL64


 引き続き、オオギ薬局(東京都千代田区)の扇柳創輔先生にお話をお伺いいたします。

 将来像というと大げさかもしれませんが、今後どのような展望をお持ちでしょうか。

「まずは当たり前ですが、当店を頼って来ていただける方に対して、サービスの充実を第一に考えています。こういう販売方法があるということを一般の方に認知して頂き、安心して利用して頂けるよう、広報的な活動にも力を入れていかなければ、と思っています。また業界全体の流れの中で、零売の是非が問われたときには、この販売の経験を活かして、零売の持つ可能性を広げられるようにしてゆきたいです」

 お話をいただく前は、いわゆる多くの薬局とは患者さんに対するアプローチが少し違うのかなと思っていましたが、形態は違えど、とても真摯に向き合っている姿勢が伝わってきます。

「少し変わった形態で営業していることで興味を持って頂けるので、最近は色々と精力的に活動している薬剤師の方々とお話する機会が増えたのが楽しみのひとつです。そういった方達と何らかの形で医療系のサービスを創れれば嬉しいですね。また、一般的な調剤薬局での仕事も好きだったので、ゆくゆくはそちらも運営したいという目標もあります」

 扇柳先生、4回に渡ってありがとうございました。


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