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2016年07月28日

[薬局新聞]現場に必要なツールでセルメ支援

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第12回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL12


 引き続き、栃木県足利市の小嶋慎二先生にお話をお伺いいたします。

 日本の薬局の“ガラパゴス化”に懸念をお持ちなのですね。

「日本では、薬歴の一括管理や24時間対応、在宅など日本独自に定義された「医薬分業」の理解をとりつけるため、どうしても保険調剤業務に力点が置かれがちです。しかし、海外ではスイッチOTCの活用、健康チェック、ワクチン接種など、日本でこれから進めようとしている「健康サポート機能」的な業務にも力点が置かれていて、生活者の支持も集めています。日本の薬局が世界標準に近づくには、健康サポート薬局の研修内容は全ての地域薬剤師にとって必要と考えますが、制度化を優先するために、「届出意志のない薬局は受講お断り」という一部の状況は残念でなりません」

 保険調剤以外の部分でやるべきことが多々ありそうですね。

「セルフメディケーション支援のための取組も望まれます。医療用医薬品のスイッチ化は医師会の反対もあり、日本ではなかなか進みませんが、日薬などの職能団体が協力して、販売実践ガイダンスや(症状・疾患別)生活者向け啓発リーフレットなど、現場に必要なツールをもっと作っていただければと思っています。さらに、行田市の禁煙サポーター薬局の取り組みなど、自治体が薬局をどう活用するかの意識の広がりも今後カギになるかと思います」

 小嶋先生、4回に渡ってありがとうございました。


腎機能別薬剤投与量 POCKET BOOK

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2016年07月25日

[薬局新聞]現場の状況や意見の反映は?

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第11回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL11


 引き続き、栃木県足利市の小嶋慎二先生にお話をお伺いいたします。

 健康サポート薬局の策定についても思うところがおありのようですね。

「健康サポートの要件は、H26年度改定の議論の中で突如として登場し、調剤報酬や現在までのさまざまな制度化に大きな影響を残している報告書『薬局の求められる機能とあるべき姿』を元に、H26年度に行われたアンケートを踏まえてたたき台が作られています。この報告書をまとめた厚生労働科学研究にこれまでの経緯が記されているのですが、どれだけ現場の状況を把握し、現場の薬剤師の生の声を吸い上げたか、またどういうプロセスでたたき台が作られたのか、釈然としません」

 国の施策という根幹に関わる部分ですよね。

「厚労省の役人が知恵を絞って作られたものだと思っていた「患者のための薬局ビジョン」と「かかりつけ薬剤師制度」、「健康サポート薬局」の概念と要件は、実は外部に丸投げで、一部の研究者によってまとめられたものが事実上そのまま国の施策になっているのです。もちろん手順として正しいとは思いますが、大きな政策転換を行うのであれば、理想論を示すだけではなく、現状や課題についても記す必要がありますし、何よりも要件案に対するパブリックコメントの意見が全く反映されないことは大きな問題と感じています」

次回は今後の展望等についてもお伺いいたします。


錠剤・カプセル剤粉砕ハンドブック 第7版

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[薬局新聞]要件のあいまいさに疑問も

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第10回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL10


 引き続き、栃木県足利市の小嶋慎二先生にお話をお伺いいたします。

 新設されたかかりつけ薬剤師指導料についてどのようにお考えでしょうか。

「ご存知のように、薬歴の一元管理と24時間対応、地域活動の実績さえあれば算定できてしまいます。要件のあいまいな状況で見切り発車させたことも問題です。求められている知識も、具体的な研修要件を求める医科と比べ極めてあいまいなものになっています。必要なのは健康サポート薬局に係る研修実施要綱で示された内容を身に着けていることではないでしょうか?そういう意味で、健康サポート薬局の整備をまず行い、「かかりつけ薬剤師指導料」を2年後に新設するという手順を踏んでほしかったですね」

 根底にある方向性にも懸念をお持ちのようですね。

「薬歴の一元管理や残薬確認、在宅さえ行っていれば、薬局や医薬分業は認められるという厚労省の考えです。保険医療の立場からであれば確かに間違いはないのですが、これは海外で地域薬局に求められる役割や世界標準の医薬分業の概念とは明らかに異なるものです。この考えを支えるために、薬歴管理などあまりに多くのことを現場に求めることで、保険調剤業務以外に手が回らなくなる= 関心が持てなくなるという悪循環に拍車がかかっています」

 次回以降、健康サポート薬局などについてもお伺いします。


保険薬局業務指針 2016年版

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2016年06月23日

[薬局新聞]方向性は納得もその方法に懸念

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第9回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL9


 今回から、栃木県足利市で平成元年から開局している小嶋慎二先生にお話をお伺いいたします。

 小嶋先生は栃木県両毛地区での薬剤師有志の集まり「アポネットR研究会」の世話人をしており、同研究会のホームページにおいても情報発信を続けています。小嶋先生にはかかりつけ薬剤師など、薬剤師を取り巻く医療制度についてご意見をお伺いいたします。

 4月に新設された「かかりつけ薬剤師」について、どうお感じでしょうか。

「今回のかかりつけ薬剤師の方向性について異論はありません。しかしその要件のあいまいさや求められる知識の習得が不十分なままに、今春、保険医療におけるかかりつけ薬剤師指導料の新設や、健康サポート薬局の制度化が一気に行われたことに、多くの懸念を持っています」

 具体的に、どのような点でしょうか。

「かかりつけ薬剤師という概念は以前からなかったわけではありませんが、今回出てきた『かかりつけ薬剤師』は、規制改革会議や中医協で突如出てきた、いわゆる「かかりつけ医」に対応した概念にすぎません。となれば、まず「かかりつけ薬剤師」は何ぞやという議論が必要なのですが、これまでの地域薬局を取り巻く状況やそこで働く地域薬剤師の業務のあり方がきちんと検証されず、一部の人たちがまとめた報告書や事例のみが土台になっていることに、不十分さを感じざるを得ません」

 次回以降も、様々な角度からお伺いしてゆきます。


新版 薬の相互作用としくみ

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2016年06月16日

[薬局新聞]“すみません”より“ありがとう” 多職種連携での支援活動を継続

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第8回です。

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 引き続き、水元由香先生にお話をお伺いいたします。

 4月の地震以降、まだまだ日常を取り戻し切れていないこともあるかと思いますが、いろいろお感じになったと思います。

「今回は現地に行きたいのに行かれないもどかしさ、焦りがありましたが、現地に行くことだけが支援ではないのだと感じました。患者さんを受け入れる環境を整えたり、スタッフや家族、患者さんなど周りの方が普段どおりの生活を送れるようにすることも大切な支援です。それから、今回の地震をきっかけにスミマセンより“ありがとう”を使うようになったのも、心境の変化があったのだと思います」

 今後の活動などについて教えてください。

「災害の支援は引き続き行いながら、それ以外にも、県薬などにコンタクトとって、できることをできるだけお手伝いできたらいいなと思います。病院薬剤師は病院という組織にいるため、他職種との結びつきも強いので、そこを基点にして他職種と保険薬局の薬剤師を繋げたりもできると思います。職場は違えど同じ薬剤師ですから、皆でもっと薬剤師を盛り上げて仕事をおもしろくしていきたいですね」

 水元先生、4回に渡ってありがとうございました。


精神科医×薬剤師クロストークから読み解く精神科薬物療法-多職種連携から生まれる新しいコミュニケーションの提案

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2016年06月09日

[薬局新聞]避難所に薬が行き渡るよう配慮

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第7回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL7


 引き続き、水元由香先生にお話をお伺いいたします。

 震災直後、業務面ではどのような対応をしたのでしょうか。

「当院の患者さんだけでなく全ての患者さんにお薬が行き渡るようにと、長期処方を避けるように医師にお願いをしました。薬が不足して健康を損なう人が一人でもいてはいけないと思って、避難所等にも薬が行きわたるようにとの配慮からです。震災の影響で薬剤の流通が悪くなるのでは?医薬品卸も、営業はしていても熊本に薬が入ってこないのでは?と、とても不安でした。もちろん長期処方を避けると同時に、医薬品が入手できなければ後発医薬品や類似医薬品で対応することも協力を仰ぎました」

 やはり医薬品の流通にはかなり制限があったのでしょうか。

「ところが蓋を開けてみたらほぼ遅配はなかったのです。医薬品卸は自分の会社や家の片付けもそこそこに、薬だけは切らしてはならないと、数多の渋滞や高速の通行止めもある中、駆けずり回ってくれたのでした。本当に頑張ってくれたのだと思います。中には、荒尾から熊本市内に戻る際に、透析に使用するからとポリタンクを探し回ってくれるMSさんもいて。医薬品卸の働きには、本当に助けられました」

 次回は、今後の展望等についてお伺いいたします。


保険調剤Q&A 平成28年版 調剤報酬点数のポイント

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2016年05月26日

[薬局新聞]災害時の連絡手段確保が重要

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第6回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL6


 引き続き、水元由香先生にお話をお伺いいたします。

 今回の地震でいろいろと困難に直面したと思いますが、大きなものは何がおありでしょうか。

「木曜日の夜の前震の際ですが、一番困ったのが電話の不通です。病院やスタッフに連絡しようにも連絡が付かず、病院に被害状況を確認しに、直接向かいました。危険な状況ではありましたが、棚から薬品が落ちていたりしないか、何か壊れてはいないか、また患者さんの様子もとても気になりましたから。ちょっと話は違いますが、台風の時に田んぼを見に行くおじいちゃんの気持ちが分かりました」

 電話がつながらなかったらほぼ連絡が取れないですよね。普段、電話はあまりしなくても、緊急時はやはり必要ですね。

「地震の後、病院に電話以外の連絡手段の見直し(メーリングリストやLINEなど)を検討してもらうよう伝えました。これまで連絡網は電話だけでしたので、それ以外の方法が必要だと強く感じました。幸い、薬局スタッフの中ではLINEグループを作っていましたので、LINEをしている人とは地震の際も連絡が取れたのですよね」

 薬局や地域での防災対策を考える上でも有用な情報と思います。

 次回も被災時の状況についてお話しいただきます。


2016年05月19日

[薬局新聞]各地の先生との繋がり心強く

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第5回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL5


 今回から、荒尾中央病院(熊本県)の水元由香先生にお話をお伺いいたします。

 4月の熊本地震の際は、大変な状況にあったようですね。

「熊本県の中でも、私の住む荒尾市は福岡県寄りで、そこまで大きな被害は出ていません。とは言え、揺れも大きく津波の心配もありました。最初の地震が来て、『もう終わった』と思っていたところにまさかの本震。しばらくは地震が来ないだろうと思っていたのでショックでした。ただ余震が続くと聞き、割れ物は全部ダンボールに入れて床に直接置いておいたので大ききな被害は防ぐことができました」

 地震の後、各地から支援の声や物資が届いたのですね。

「翌日には、大分からモバイルファーマシーが駆けつけてくれました。大分県でも被害が大きくなったのに今も熊本で活躍してくれています。また個人的な話ですが、丹野佳郎先生(宮城県石巻薬剤師会)からは地震後すぐに、「大丈夫か?」とメッセージをいただきました。その他、Facebookで繋がりがある多くの先生方とも連絡しあえて、非常に心強い思いでした」

 次回以降、地震の際に実際どう行動したのかなど、お伺いいたします。


読売新聞特別縮刷版 熊本地震 (YOMIURI SPECIAL 101)

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2016年05月13日

[薬局新聞]東洋医学の学びの場提供も

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第4回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL4


 引き続き、あおい薬局の寺本仁先生にお話をお伺いいたします。

 先日沖縄で行われました国際東洋医学会に参加し、発表もなさったとのこと。

「富士山、屋久島、三内丸山、久高島などなど国内でもいろいろなところでイダキを吹いてきました。学会にはいつもイダキを一緒に連れて行きます。今回の発表では漢方薬や鍼灸だけでなく運動(気功)、食事など(養生)のサポートも必要で、その部分を、漢方を学んだ薬剤師が担えれば、ポリファーマシーやフレイルなどの一つの解決策になる可能性をお話しさせていただきました」

 今後、東洋医学の勉強の場を提供することをお考えのようですね。

「あおい薬局では今後も継続して漢方・気功・養生も含めた医療やケアを行ってまいります。その上で、西洋医学、東洋医学の両方を学んでいる薬剤師の仲間を増やすことが大切ですので、東洋医学の学びの場「空-ku-東洋医学のひろば」をこの夏よりスタートいたします。自分たちが本当に学びたいことを学び、学んだことを地域のコミュニティに還元して行ければ、日本中で良い循環ができるとワクワクしています。仕事だけでなくご自身やご家庭でもご活用いただける様にと願いwebでの開催となります。そこで皆様とお会いできることを楽しみにしています☆*:・゜∞」

 この最後の表現にも込められた思いがあるのですよね。寺本先生、4回に渡ってありがとうございました。


高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015

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2016年04月28日

[薬局新聞]7年前から在宅訪問を実施

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第3回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL3


 引き続き、あおい薬局の寺本仁先生にお話をお伺いいたします。

 在宅訪問を始めて7年目だと伺いました。

「始めた当時はお昼休みや業務終了後に1〜2軒訪問する形でした。今もまだ浸透しているわけではないのですが、当時は薬剤師が訪問するという話をしても患者さんもケアマネさんも医師も「何をするんですか?」と。現場ではiPadで撮影&記入しながら五感を使ったチェックやバイタルチェックを行い、報告書もほぼ仕上げてしまいます。訪問を継続しているとチェックや指導が短時間で済むようになるため、患者さんと一緒に気功をする時間もわずかですが取れるようになりました」

他の職種との連携はどうしているのでしょう。

「ケアマネさんや看護師さんとは現場で気になった時にはもちろんですが、薬局で次回訪問の準備などを行っている時に電話やメールで情報共有をしています。ドクターとももちろん直接や電話、メールなどでのやり取りはありますが、ケアマネさんや看護師さん、ヘルパーさんとの方が時間をかけていますね。医療側の言葉はそのままでは伝わりにくいため、微妙な表現が伝わっているか確認しながらお話しています」

 次回は今後の展望についてお話しいただきます。


改訂6版 薬剤師のための臨床検査の知識

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2016年04月14日

[薬局新聞]東洋医学や在宅訪問の取組みも

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第2回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL2


 引き続き、あおい薬局の寺本仁先生にお話をお伺いいたします。

 薬局で仕事をしながら音楽活動もする中、東洋医学の勉強にも力を入れていたようですね。

「現在に通じる「漢方・気功・養生」は一つに繋がっていて、西洋医学とも相性が良さそうだと、勉強する中で気がつき始めました。そんな時、音楽活動の相方が肺がんになり、余命2ヶ月の宣告。しかし、食養生や瞑想など実践してもらうことで4年以上生き生きと活動する姿を近くで見ることができました。彼の死をきっかけに自分の祖母や来局される常連さんのために在宅訪問をしたいと思うようになりました」

 そんな折に訪問依頼があったのですね。

「患者さんの家の近くには10件以上の薬局があったのですが、すべて断られたとのこと。それを聞いてどうにかできないかと考え、まだ訪問の届けすら知らない状況で引き受けることを決意しました。その晩に製薬会社時代の先輩が在宅訪問をしているという話を思い出し、都内で在宅訪問についての講義の情報を教えてもらいました。そして翌日、川添哲嗣先生のお話を最前列で聞くことになったのです。これがきっかけで翌月には在宅訪問を開始し、患者さんの状態把握を漢方以外の方法でできないものかと考え、バイタルサイン講習会へも参加するようにもなりました」

 次回も引き続き、取り組みについてお伺いいたします。


調剤報酬実務必携 平成28年4月版

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2016年04月08日

[薬局新聞]長老の言葉を胸に地域で活躍

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第1回です。

かかりつけ薬剤師活動が本格的に指導する新年度に際し、より個性を発揮する薬剤師の方々とその活動にスポットを当てる方向で本企画もシフトアップを図らせて頂きます。

かかりつけ薬剤師PERSONAL1


 今回は、あおい薬局の寺本仁先生にお話をお伺いいたします。

 寺本先生は小学生の頃から音楽活動をしており、大学時代にはDJやラッパーとして米軍基地や都内CULBにて活動していらっしゃったとのこと。

「6年間MRをしていましたが、その間も音楽活動を続けていました。その途上でオーストラリアの先住民アボリジニの管楽器ディジュリドゥと出会い、この楽器の面白さ&気持ち良さの虜となりました。その後、音楽活動は自然の中での活動に移行してゆきディジュリドゥを普及することに携わりながら生きてゆく道を真剣に考え始めました」

 アボリジニ居留区で行われるイベントにも参加したのですよね。

「世界中より1000人近い外国人と数百名のアボリジニが集まり、一緒にキャンプをしながら自然の中で過ごすGAMAフェスティバルに参加しました。アボリジニの薬草に関しては女性しか学ぶことは許されず、非常に落胆したのですが、長老ジャルー・グルウィウィ師より「日本にある薬草で日本人を治療すれば良い」「地域のコミュニティの中で働きなさい」「ディジュリドゥといつも共にいなさい」というメッセージをいただき、「日本に帰ったら地域の中で漢方薬を使った健康相談をやるぞ!その中でディジュリドゥを吹いて行ければ良いな」と考えました」

 次回以降、具体的な取り組みについてお伺いいたします。


Pocket Drugs (ポケット・ドラッグス)2016

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