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2006年03月08日

薬価差はいくら?

後発薬、価格差調べて 東京薬科大HP開設

そのホームページはこちら
薬剤費抑制効果算出、及び後発医薬品検索評価支援システム

お世辞にも使い勝手がいいとは言えませんが、とても有用なものだと思います。服用しているお薬全ての合計薬価が簡単に比較できるのがいいですね。ひとつのお薬だけならまだ調べるのこともできますが、複数を一度に調べるのはかなりの労力を要します。

それからもうひとつ。とても親切な設計だと感じたのは、製品名の一部を入れるとそれを正式名称に直してくれるところですね。一般向けということで、そのあたり工夫の跡が見られます。

さらにもうひとつ欲を言えば。ほとんどの場合に保険が適用されるので、実際に窓口で支払う金額は患者さん毎に違ってきます。負担割合に応じてその差額まで算出できればいいですね。

2006年03月03日

薬剤師は無責任?

GE薬チェックは3割程度?‐処方せん様式変更で意識調査

この記事を読んでがっかりしました。決して「3割しか後発品に変わらないこと」にではありません。

かなり薬剤師批判なことを書くかと思いますが、私も薬剤師です。これらのことに自分でも取り組んでいかなければならないということを含めての私見ですので、ご了解ください。


「病院側から、後発品に切り替えてもいい製品のリストのようなものが提供されると助かる」

この言葉が薬剤師の無責任さをよくあらわしていますね。どこまで他人に依存すれば気が済むのでしょうか。「薬の専門家」たるものがこんなことをよく言えたものです。

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2006年02月28日

代替調剤 その後3

今日はホントに良かった話を書きますね。
時系列で書くといいながら順番がバラバラ…、ごめんなさい。

DI室へ電突した数時間後、薬局へ訪れた方がいます。そう、沢井製薬のMR(H氏)です。恐らく本社からH氏へ「薬局から連絡があった」ということが伝わったのでしょう。この行動の速さは素晴らしいですね。

電突で不愉快な思いをしたからというわけではありませんが、私はかなり不躾な質問をしました。しかしH氏はDI室のW氏と違って非常に丁寧にお話いただきました。

例えば、医薬品原料については厳しい基準を設けて、調達から全て自社で行っているということ。製造後の医薬品の純度管理は厚生労働省より厳しい自社基準を設けていること。また、エパタット錠50mgの臨床試験のことも少しお話いただきました。
それから今後のメーカーからの情報提供についても、迅速に行っていただける旨お約束いただきました。

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2006年02月27日

代替調剤 その後2

その後の2とつけたのは、3がありそうだから?
今日は良かった話を書こうと思っていましたが、もうちょっと前回の続きを。

インタビューフォーム等の資料が送られてきたのはそれから数日後。資料自体は問題なかったのですが、ひとつお粗末なところが。

当薬局の宛名が紙に印字され、それが封筒の中央に貼り付けてあったのですが、それがコピー済用紙の裏だったんですよね(分かりますよね?)。裏紙の使用そのものについては経費削減・環境への配慮を考えると悪いことではないんですが、社内使用に留めておいていただきたいものです。

そんな細かいところまで見なくてもいいでしょう?と思われるかも知れません。しかし、前回の電話における対応でかなり引っかかるものがありますので、ひとつ気になりだしたら全てが気になってしまいます。
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2006年02月25日

代替調剤 その後

代替調剤で書きました、沢井製薬のエパタット錠50mgですが、実は後日談(悪い話と良かった話)があります。時系列で書くのでまずは前者から。

当該製薬会社にインタビューフォームを請求すべく、DI室に電突しました。対応していただいたのはW氏。


くま☆ 「御社のエパタット錠50mgのことでお伺いしたいのですが」

W氏 「ハイ ハイ、なんでしょう?」

くま☆ 「御社の製品エパタット錠50mgのIFをいただきたいのですが」

W氏 「ハイ ハイ、IFですね。」


とにかくこのW氏、返事の「はい」が一度では済まないらしい。もっと悪いことに、その「ハイ」が軽い。こうやって文字にするとニュアンスを伝えるのは大変難しいのですが、あしらわれている感じを受けます。

しかしせっかく電話したこの機会を逃すまいと、質問を続けます。


くま☆ 「この機会にお伺いしたいのですが、エパタット錠50mgの先発品との生物学的同等性についての資料等は何かございますか」

くま☆ 「比較試験ではn=20ということですが、個体差等を考慮しますと20例では少なくありませんか」
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2006年02月17日

代替調剤 その2

昨日受けた「代替調剤可」のコメントが入った処方せんですが、処方した医師にしてみればどの医薬品で調剤されたかということが分かりません。そこで、薬局から医師への情報提供が必要になります。

使用した医薬品名はもちろんですが、当薬局では先発品との比較データをお渡ししています。

2006021601.JPGクリックで拡大

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2006年02月16日

代替調剤

当薬局にもとうとう「代替調剤可」と書かれた処方せんがきました。お恥ずかしながら、1枚の処方せんにおおわらわです。

今回その対象となった医薬品は「キネダック錠50mg」。相当する後発医薬品はいくつかあるのですが、それらの中から薬剤の選択をせねばなりません。薬価収載、販売開始が去年の7月と割と新しく、当薬局のレセコンにもまだ登録されていないため、その登録作業も相まって半分パニックです。

「負担額を抑えたい」という患者さんの強い希望や色々な条件を加味して、沢井製薬エパタット錠50mgを選択いたしました。

短時間で薬剤選択を行うため、かなりの制約を伴います。また一方で有効性・安全性の評価など、しなければならないことはたくさんあります。現状、そのための環境が十分とは言えない部分もあります。

ここのところ興味を持って後発医薬品について勉強していますが、知れば知るほど自分の中で後発医薬品への疑問や問題点が沸き上がって来て、しかしその一方では後発医薬品を調剤しているという、自己矛盾といえば大袈裟ですが、考えさせられる部分がたくさんあります。

2006年02月13日

後発医薬品考−薬価と効き目の関係

先日、ロキソニンの後発医薬品について書いたところ、院長の極私的ブログ様よりコメントをいただきました。一面的な見方ではありますが、薬価と効き目について。

薬価が高ければ効果も優れているのか?
→No

薬価というのはその薬の製造にかかったコストに依存はするかもしれませんが、実際のコストを表すものではありません。それは、納入価格や2年毎の薬価改定を見れば明らかです。従って価格が高ければ効きが良いとは、一概に言えません。


後発医薬品はどれも効果は同じか?
→No

翻って、例えばロキソニンの後発医薬品製造過程・コストはどれも同じかといえば、そういうわけではありません。添加物が違ったり、製造過程が一部異なっているということは、むしろ当然です。従って、後発医薬品の銘柄によって効きが変わってくることはあると考えられます。

じゃあ何を基準に後発品を選んだらいいの?という話になってしまいますが…。


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2006年02月11日

31種類

本日当番薬局にて開局中。
時期が時期だけに、インフルエンザの患者さんもチラホラ。


タイトルの「31種類」って何のことだと思います?
実はこれ、ロキソニンの後発医薬品(ジェネリック医薬品)の数です。細粒が5種類、錠剤が25種類、それから内服液なんてのもあるんですね(私も知りませんでした)。

「ロキソニンは飲んだことないけども、これだったらこの前処方されて飲んだことがある!」というのがあるかもしれません。

薬価別にまとめてみましたが、後発品と一口にいっても薬価は様々ですね。薬価が高いものがいいもので、安いものが悪いものとは一概に言えないので、その辺りは信頼できる医師・薬剤師にご相談いただければと思います。

続きを読む(ロキソニンの後発品一覧を見る)
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