新着記事

2019年05月23日

[日経DI]患者の愚痴に思う「医療は文化だ!」

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 先日、改元に伴う10連休がありました。これだけ長期のお休みはなかなかないだけに、連休前後はその“しわ寄せ”で慌ただしい毎日続いたという方も少なくないでしょう。10連休がいいのかどうかは意見が分かれるところかもしれませんが、休みそのものは悪いことではないですし、個人的にも(10連休こそ取れませんでしたが)、ゆっくり過ごすことができました。


続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:患者の愚痴に思う「医療は文化だ!」
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201905/560960.html

2019年05月10日

[日経DI]対人業務へのシフトを阻む、薬歴業務の負荷

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 新天皇が即位され、元号も「令和」になりました。それに伴う10連休、読者の皆様はいかがお過ごしだったでしょうか。個人的には、昭和から平成になった時のことを知っているだけに(当時私は中学3年生でした)、同じ改元でも世の中の様子がだいぶ違うなという印象を持ちました。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:対人業務へのシフトを阻む、薬歴業務の負荷
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201905/560787.html

2019年04月25日

[日経DI]新人薬剤師に、あえて対物業務を学ばせる理由

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 4月から、私の薬局で働いている新人ですが、今は主に対物業務をやってもらっています。薬剤師国家試験に合格したものの、薬剤師免許も保険薬剤師登録も手にしておらず、まだ大々的に対人業務をしにくいということが大きな理由です。では、時間がたてば対人業務に専念できるのかといえば、そんなことはありません。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:新人薬剤師に、あえて対物業務を学ばせる理由
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201904/560687.html

2019年04月17日

[日経DI]「0402通知」は院内処方にも適用すべき

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 既にご存じの方も多いと思いますが、4月2日に「調剤業務のあり方について」(薬生総発0402第1号)という通知が厚生労働省から発出されました。現場では、少なからず衝撃を持って受け止められていると思います。ただ大きな流れの中で見ると、薬剤師の業務が対物業務から対人業務にシフトする中で、どこかのタイミングで出てくるべきものなのかもしれません。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「0402通知」は院内処方にも適用すべき
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201904/560626.html

2019年04月15日

[日経DI]新人を迎えて気付いた「マイルール」の存在

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 新年度で6年目を迎えた私の薬局ですが、今年は大きな変化がありました。この4月に新入社員を迎え入れたのです。彼は3月に薬学部を卒業し、そして薬剤師国家試験に受かったばかりの新卒薬剤師。例年はあまり意識することがない国家試験の合格発表が、今年はやけに気になりました。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:新人を迎えて気付いた「マイルール」の存在
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201904/560562.html

2019年04月05日

[日経DI]処方箋40枚ルールは「処方の軽重」で見直しを

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 薬剤師の配置基準の見直しが話題になっていますね。厚生労働省医薬・生活衛生局長の宮本真司氏は、「一律に40枚ということの合理性がない」と指摘し、見直す考えを明らかにしたそうです。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:処方箋40枚ルールは「処方の軽重」で見直しを
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201904/560466.html

2019年03月20日

[日経DI]「後発品は副作用が出るから嫌」の裏にあるもの

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 2019年3月13日、ユリーフ錠のオーソライズド・ジェネリック(AG)であるシロドシン錠「DSEP」が第一三共エスファから発売されました。私の薬局では、このAGを採用することにしましたが、患者さんの中には、いまだ「ジェネリック(後発医薬品)は嫌だ」という方が少なくありません。今回は、患者さんの「ジェネリックが嫌」という言葉の裏にある心理について考えたいと思います。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「後発品は副作用が出るから嫌」の裏にあるもの
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201903/560245.html

2019年03月13日

[日経DI]「模範回答」は必ずしも役に立つわけではない

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 読者の皆さんの薬局では、薬のお届け、配達はどの程度行っているでしょうか。私のところでは、急激にというわけではないのですが、少しずつ増えています。在庫が足りなかった分の薬のお届けだったり、施設に持っていったり、あるいは、取りにいけないから届けてほしいと頼まれたり……。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「模範回答」は必ずしも役に立つわけではない
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201903/560151.html

2019年03月06日

[日経DI]「幻覚が見える」という患者さんの相談を受けて

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

以前から薬局を利用してくださっている70代の女性。その日はやや憂鬱な面持ちで、ご主人と来局しました。「ちょっと相談があるのですが……」と切り出すので椅子をお勧めしました。詳しく話を伺うと、先日から「幻覚が見えるようになった」とのこと。また、ご主人は「夜寝ている間に、急に喋り出すこともあるんです」と心配そうに話しました。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「幻覚が見える」という患者さんの相談を受けて
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201903/560059.html

2019年02月28日

[日経DI]薬の急配を頼まれて分かった、心配りの大切さ

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

同じ薬局で過ごすにしても、土曜日の午後は平日よりも時間の流れがゆっくりに感じる──。これは、多くの薬剤師が共有できる感覚なのではないかと思います。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:薬の急配を頼まれて分かった、心配りの大切さ
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201902/559945.html

2019年02月20日

[日経DI]システムエラーに学んだトラブル対応の極意

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 先週の金曜日、いつもと変わらぬ朝を迎え、出勤しました。警備会社のセキュリティーを解除し、2カ所あるドアの鍵を開け、靴を履き替えて調剤室に入り、いつものようにレセコンやプリンタを立ち上げ、以前このコラムでもご紹介した鑑査システムを起動しました。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:システムエラーに学んだトラブル対応の極意
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201902/559870.html

2019年02月14日

[日経DI]「その薬は飲んでない」をどこまで信じるか

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 先日、耳鼻科診療所の処方箋を携えた70代女性の患者さんが初来局しました。その処方はこんな内容でした。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「その薬は飲んでない」をどこまで信じるか
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201902/559784.html

2019年02月07日

[薬局新聞]エピローグ3 取り巻く環境の変化とともに

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第97回です。これにて連載終了です。長い間お付き合いいただきありがとうございました。

かかりつけ薬剤師PERSONAL97


 連載を続けてきた約12年の間、薬局業界には本当に多くの出来事がありました。印象に残っているのは、どちらかと言えばネガティブなことが多いですが、薬局・薬剤師を取り巻く環境が大きく変わってきたことを改めて実感します。

 個人的な環境にも大きな変化がありました。連載当初、自身で営んでいた薬局を不本意ながら畳み、その後勤務薬剤師となりました。その時は想像だにしませんでしたが、紆余曲折を経て、5年前に再度開局して今日に至ります。

 12年といえば干支が一回りするだけの時間が経ったわけですが、私自身も歳を重ねる中で、良くも悪くも物事の見方や考え方が変化してきました。過去の記事を見返してみますと至らないことも少なくなく、腹を立てたことがある方もいらっしゃることでしょう(笑)とはいえ、ここまで続けてこられたのは読者の皆様のおかげだと感じています。また編集長の川畑さんをはじめ、サポートしてくださった編集部の方々にもこの場をお借りして御礼申し上げます。

 私自身、今回を最後にこの紙面からは離れますが、他の形で細々と情報発信を続けてゆきたいと考えています。またお目にかかる機会があろうかと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。


2019年02月06日

[日経DI]「コンビニより多い」薬局が果たすべき役割

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 しばしば「コンビニより数が多い」と比較され、揶揄(やゆ)される薬局。個人的には「コンビニより多いですが、それが何か?」くらいにしか思っていませんが、あまりいい気持ちがする話ではありません。今回は、その比較の意味するところについて考えてみたいと思います。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「コンビニより多い」薬局が果たすべき役割
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201902/559674.html

2019年01月26日

[薬局新聞]エピローグ2 WEB介して第一線で活躍する薬剤師が繋がる

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第96回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL96


 連載当初は半年も続けばと思っていたこのコーナー。気がつけば約12年もの長期に渡り担当させていただくことができました。多くの方にこの紙面にご登場いただけたことが、長く続いた大きな理由の一つだと感じています。

 薬剤師個人の取り組みにスポットを当てた「ソーシャルPメンター&ニュース」、更には「かかりつけ薬剤師PERSONAL」とリニューアルしながらも、第一線でユニークな取り組みを行っている多くの薬剤師の方々に貴重なお話をお伺いすることができました。

 中には、実際にお会いしたことがなく、また未だにお目にかかったことがない方もいらっしゃいます。ネット上での記事作成は、やり取りの面で難しさもあったと思いますが、忙しい中にも関わらず時間を割いていただき、また不躾なお願いも快く受け入れていただくなど、改めて感謝申し上げたいと思います。

 年に何回かのスペシャル企画では、ブログやSNSなどからも多くの皆様にご参加いただきました。チャットルームにご参集いただき、夜な夜なやり取りをしたことが懐かしく思い出されます。

 いずれにしましても、インターネットが発達したからこそ実現したことです。このコーナーがきっかけとなってできた多くのつながりは、個人的な財産としても残っています。


2019年01月23日

[日経DI]「処方箋を捨てていいですか」と聞かれて

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 半年ほど前の話です。月に1回のペースで来局する60代男性に、恥ずかしながら窓口で激怒されました。普段は物静かな感じの方なのですが、その日は違いました。お薬の入ったトレーを持って名前をお呼びしたところ、まるで仁王様のような形相でこちらに向かって歩いてこられ、思わず私は身構えました。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「処方箋を捨てていいですか」と聞かれて
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201901/559556.html

2019年01月19日

[薬局新聞]エピローグ1 SNS以前の薬剤師web交流を紙面に

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第95回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL95


 新年早々ではありますが、この「かかりつけ薬剤師PERSONAL」のコーナーは先の新春号スペシャルを持ちまして連載終了となります。終載に当たり、紙面をお借りしてこれまでのことを少々振り返ってみたいと思います。思い出話のような内容になってしまいますが、どうぞお付き合い下さい。

 思い起こせば、薬局新聞紙面改革キャンペーンのweb連動企画として、2007年4月に「週刊トラックバックNEWS」と題してスタートしたこのコーナー。当時は今のようにSNSという概念もまだなく、ブログがそうした場として機能していました。私の運営しているブログでも数多くの意見が寄せられ、議論が交わされましたが、そうしたweb上での声を紙面にお届けしました。

 決して古参ではありませんが、それでも辛うじてまだブログ黎明期の2006年に「薬局のオモテとウラ」というブログを立ち上げたことが、一つの大きな転機だったと感じます。私の薬剤師としての人生を変えたと言っても過言ではありません。私の拙い文章にも関わらず、多くの人が訪れ、コメントを書き込んでくださいました。

 手前味噌ではありますが、多くの人がブログに集い、それ通じて1つの世論にも似たものが形成され、更には紙面に反映され、世の中にも少しだけ影響を与えられたのではないかと感じています。


2019年01月18日

[日経DI]報酬による政策誘導は曲がり角?

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が、時期によってチケットの価格を変える「変動価格制」を導入しました。これまで一律だった入場料を、閑散期は安く、繁忙期は高く設定することで混雑を緩和し、顧客満足度の向上につなげるとしています。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:報酬による政策誘導は曲がり角?
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201901/559485.html

2019年01月09日

[日経DI]ユニクロのセルフレジに薬剤師の未来を見た

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。年末年始はいかがお過ごしだったでしょうか。休み明けの再始動に少し時間がかかりそう……という方も少なくないかと思います(かく言う私もその1人です)。本年も「薬剤師的にどうでしょう」をよろしくお願いいたします。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:ユニクロのセルフレジに薬剤師の未来を見た
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201901/559391.html

2019年01月04日

[薬局新聞]2019年新春号スペシャル

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」2019年新春号スペシャルです。

 9月の小欄に、カナダで薬剤師となった青山慎平先生にご登場いただきました。国が違えば文化も制度も異なり、同じ薬剤師でも大きな違いがあることを感じました。今回は小嶋慎二先生(栃木県)、高橋秀和先生(兵庫県)のお二方に加わっていただき、カナダの薬剤師業務と比較する中で、今後の日本の薬剤師像について語っていただきます。

かかりつけ薬剤師PERSONAL94


○ 日本とカナダの薬剤師業務の違い

小嶋 慎二
カナダでは、クラウドで薬歴が管理されているので、日本のような薬歴はないと聞いていますが、Medication Review Service や、各薬局での管理が必要な記録の保管はどうなっていますか?

青山慎平
カナダでの薬歴管理ですが、国全体でのネットワークは無く、あくまで州レベルでのネットワークです。私のいるBC州ではPharmanetという名前で知られています。最近14か月のBC州での薬歴を確認することができます。日本と違い、服薬指導内容を毎回記録に残すことはせず、必要時のみ実施します。Med Reviewや管理が保管なものに関しては、基本的にComputer system上(ローカルデータ)に記録します。

高橋 秀和
医療用医薬品の調剤に関する薬剤師側のフィーは、どういった形になっていますか?またその際の、患者負担金はどうなっていますか?

青山慎平
カナダでは、調剤報酬算定要件やそれを満たすための指導内容、記録などはありません。薬剤師側のフィーを一言でいうと、1剤につき約10ドルです。また、患者負担金については、世帯の所得に応じたDeductable(控除)の考え方が取り入れられています。病院での医療費の負担がないことはカナダの良い点ですが、一方で薬局では、1年間に300〜10000ドルと幅がありますが、ある一定の額に到達するまで全額患者負担になります。その額に到達した後は、国が支払ってくれることになります。このDeductableには、保険適応となる薬剤費の全額、薬剤師のFee (10ドル/ 1 薬品)が含まれます。

○ 薬剤師を取り巻く制度環境について

高橋 秀和
日本では、調剤技術料は高い、患者がフィーに見合った満足感を得ていないとしきりに批判されますが、カナダの状況をお聞きすると印象が変わりますね。むしろ、カナダでは1年の上限が(日本に比べて)低く定められていることが、患者側の納得感に寄与しているように感じられます。

青山慎平
Medication Review ServiceのFeeですが、これについてはDeductableに到達しているか否かに関わらず、国が全額負担しますので患者の負担はゼロです。したがって、時間のある方であれば比較的みなさん協力的です。

小嶋 慎二
患者さんにMed Reviewについての別途費用もかからず、文書でお互い確認することで、患者さんにも薬剤師の仕事を理解してもらえるんでしょうね。日本は付加業務全てに患者さんの負担を求めますから、患者さん視点ではないですよね。制度面で何とかして欲しいです。

高橋 秀和
英国で、薬剤師による処方薬のレビューが始まりましたが、患者の自己負担金に反映しない制度でしたね。日本では長らく、医薬分業「自体」が患者負担に反映し、割高になるとして批判の対象となってきました。お薬手帳の患者負担も「負担増」「無料」「減額」と右往左往しており、明らかに杜撰です。先進国の制度設計としては異様に感じます。

青山慎平
「患者と薬剤師との経済的利益が対立しない」ように制度が作られているのは確かに重要です。値段が上がるならいらない、となりますからね。加算をとらないからハイリスク薬の説明をしなくていいとか、小児科加算をとらないから別に小児に特別な服薬指導しなくていいとか、薬剤師のパフォーマンスに応じて変わる値段設定もおかしなものですよね。

○ グローバルな視点で今後の薬剤師像を考える

熊谷信
費用面で大きな違いがありますが、もっと根本的な部分にその差異の理由があるように思います。

小嶋 慎二
日本では、患者への指導内容までも毎回きちんと記録に残す薬歴第一主義、地域包括ケアシステムにおける在宅患者への訪問指導などが必須のものとなっている他、輸液などの高度調剤やフィジカルアセスメントなど、地域薬局の薬剤師に今後特に求められる知識やスキルは海外とは異なるよう思えます。

青山慎平
私が日本の状況について思うことは、薬剤師という貴重な資源を上手く使い切れていないということです。服薬指導記録の毎回の記載、残薬の確認、Do処方の投薬、調剤等の不要な部分を削ることで、薬剤師が本来実施すべきことにもっと時間を使えるようになると思います。あとは、もっとセルフメディケーションの領域に薬剤師が関与すべきですね。OTCの選択など薬剤師が介入できる点は多くあります。

熊谷信
日本では服用後の継続的な服薬状況の把握、指導が法令化されようとしていますが、そうした方向性についてはいかがでしょうか。

青山慎平
カナダの多くの薬局で、初回投与後のフォローアップまでできている薬局は稀だと思います。それらの方法についての教育は行き届いていますが、フィーが発生しないことや業務の多忙さから実施をほとんど見たことがありません。

小嶋 慎二
「ただ、棚から薬を出して数えている」という批判からの答えなのでしょうけど、 本当にすべての患者が服用後のフォローを求めているわけではないと実感しています。個人的には地域薬局の業務は、何を本来実施すべきかというカナダ(をはじめとする多くの国)の考え方が正しいと思いますが、「薬歴第一主義」の日本では受け入れられないのかもしれませんね。

高橋 秀和
医療用医薬品ネット販売解禁への予防策として、リフィルへの布石として、在宅医療のマンパワー充足のため、薬剤師と患者の結びつき強化のため、という狙いがあるのだろうと想像しています。意思決定において、誰も姿勢を示さない、ビジョンを示さない中で制度を変えて行こうとすると、こういった形にならざるを得ず、あまりよいものではないと思っています。弊害も大きいでしょう。

-----

こうしたことは次期改定に向けた大きな課題になりますので、今年はいろいろな動きがあることでしょう。懸念材料も少なくありませんが、引き続き動向を注視してゆきたいと思います。

2018年12月28日

[日経DI]逆風の中でも信念は曲げず

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 私の薬局がある諏訪市には、諏訪湖という大きな湖があります。先日の12月19日、今冬第1弾となる白鳥が飛来したと地元の新聞で話題になっていました。1974年から45季連続の飛来とのことで、地元では「諏訪湖白鳥の会」が組織されており、白鳥のために落ち着いた環境を作るよう呼び掛けているそうです。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:逆風の中でも信念は曲げず
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201812/559233.html

2018年12月19日

[日経DI]「初回質問票を書きたくない」と言われて

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 先日来局した、60代とおぼしき女性。薬局に入ってくるなり「この薬あるかしら」と処方箋を差し出しました。挨拶をしてもニコリともせず、この段階で既に嫌な予感しかしなかったのですが、まずは受け取った処方箋を確認。そこには1剤のみ記載されていました。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:「初回質問票を書きたくない」と言われて
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201812/559127.html

2018年12月15日

[薬局新聞]薬局薬剤師を次世代に誇れる職業へ

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第93回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL93


 引き続き、田原町薬局(東京都)の小嶋夕希子先生にお話をお伺いいたします。

 独立・開業後、ここで節目を迎えられたとのこと。

「今年の12月1日に開業2周年を迎えることができました。開業当初は、この選択で良かったのだろうか?と考えてしまったり、診療報酬改定があった際にはうちの薬局やってけるだろうか?と不安を感じてしまったり、山あり谷ありの2年間でした。どうしよう!!(涙)と薬局経営者の諸先輩方に泣きついた事も一度や二度ではありません。ですが、私や田原町薬局に出逢えて人生が変わった!と言ってくださるお客様やスタッフ達をみていると立ち止まらずに進み続けて良かったなと心から感じました」

 今後の展望について教えてください。

「弊社理念である『お客様と薬剤師との出逢いを創る』をさらに現実化していきます。処方箋をもらい、薬局へ行く事だけが薬剤師と出逢うきっかけではなく、日常生活の中で“気づいたら薬剤師と出逢ってた”というような自然な形での出逢いを創ることに挑戦します。自分たちの次の世代へ、誇れる職業として薬局薬剤師の未来を手渡したい。そんなふうに考えてます」

 小嶋先生、4回に渡ってありがとうございました。


2018年12月13日

[日経DI]漢方薬の番号と方剤名、幾つ覚えていますか

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」

 先日、薬局で働いているという方と話す機会がありました。その方は薬剤師ではなく、受付や入力をする、いわゆる調剤事務の仕事をしています。業務の話題が中心だったのですが、ふと、「うちの先生(薬剤師)はすごいんです!」と優秀であることを力説し始めました。

続きは以下のリンクからご覧ください。

熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:漢方薬の番号と方剤名、幾つ覚えていますか
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201812/559079.html

2018年12月09日

[薬局新聞]自らの夢・ビジョンをSNSで発信し、出逢えた仲間

薬局新聞連載の「かかりつけ薬剤師パーソナル」第92回です。

かかりつけ薬剤師PERSONAL92


 引き続き、田原町薬局(東京都)の小嶋夕希子先生にお話をお伺いいたします。

 実際に独立・開局して手応えはいかがでしょうか。

「様々な取り組みをしていますが、田原町薬局が成長を続けてこれた最も大きな理由は、良いスタッフに恵まれてきた事にあると感じています。処方せんを持ってくる患者様以外、例えば薬局の前を通るお客様達からも「ここのスタッフさんたちは本当に楽しそうにお仕事しているから前を通るのが楽しみだわ」と言っていただくことも多いです。とてもうれしいです!初期メンバーの事務員さんや薬剤師さんは一切求人をかけずに集まりました。現在は所属している薬剤師が5名、事務員は3名。社内イベントには、それぞれの家族も参加し毎回大所帯で盛り上がります」

 このような組織作りができたきっかけは何でしょうか。

「振り返ってみると、私自身が創りたい薬局や自分の夢やビジョンについて、常日頃からWEB・SNSやリアルで発信してきたことが大きいと感じています。“何故、起業するのか”“何故、薬局なのか”“何故、私なのか”様々な場所で発信してきました。現在、FacebookやTwitterでつながっている人たちはフォロワー含めると約7000人、毎日発行しているメルマガの購読者は約400人。今も進行形で毎日の発信は欠かさず行っています」

 次回は、今後の展望についてお伺いいたします。


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...