「チーム薬局」への流れも見える

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「チーム開業医」制導入も検討課題
厚労省・宮島審議官 夜間・休日で地域対応の“受け皿”に(2006/9/8 RISFAX)

RISFAXの記事。リンク先では記事全文は閲覧できませんが、「在宅医療の充実」「休日・夜間の対応」を考えると開業医単身では限界があり、「チーム開業医」といった形の導入が必要、といった内容です。
これは薬局にも当てはまってくるのでしょうか。即ち「チーム薬局」という形態が先にあるのかどうか。
開業医の多くは医師が一人、多くて数名であるのに対し、薬局は薬剤師が複数いるケースも稀ではありません。また開業医は多くの疾患を診ますが、専門領域を持ち標榜しています。一方の薬局はどんな薬でも扱います。
それらのことを考えると、薬局は個別で対応が可能だから「チーム化は必要ない」のでは??
開業医といろいろな部分で違いはありますが、しかし薬局においてもある程度のチーム化は必要になってくると考えられます。もちろん、開業医の場合とはチーム化の形や程度は異なってくると思われますが。
例えば現状行っているチーム化のひとつとして「休日(夜間)当番薬局」が挙げられます。多人数の薬剤師がいる薬局であっても、24時間365日開局することは簡単なことではありません。
また在宅医療や休日夜間当番とはちょっと違いますが、今後行われる2.5ヶ月の薬学生実習受け入れも一薬局で行うのではなく、地域の薬局が連携して受け入れていこうという話も出ています。これも別の形のチーム化です。
チーム化というのはうまく連携することで非常に大きな効果をあげることが出来ます。いわゆる「シナジー効果」です。そう考えると「1薬局で全て完結できるから」という理由でチーム化を否定することは大きな損失になります。
難しいのは各薬局がどういった姿勢でチーム化に臨むか、ということです。「お山の大将」的な面を持つ各薬局の長がまとまるということも、困難を伴うかもしれません。
また現状ですとそうしたチーム化は日本薬剤師会、即ち下部組織である地域薬剤師会が役割を担っていくことになりますが、薬剤師会に未入会の薬局との連携をどうするかということも課題のひとつですね。
広島では早速こんな話題もあがっていますし。
日本調剤の薬剤師会「退会」で対抗策
広島市薬 FAX手数料を3倍に、会員外との差「ハッキリ」と(2006/9/11 RISFAX)

ちょっと話がそれましたが。
「チーム化」というのは自薬局のことだけ考えると必ずしもメリットばかりではないかもしれませんが、地域医療ということを考えに含めると、やはり必要なものになってくるのではないかと思われます。

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このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. さつき より:

    現在私が勤務する薬局のある市では、行政主導で、医師会・薬剤師会が連携して、「平日夜間小児救急外来」というものを行っています。
    概要としては、
    (1)平日夜間専門の診療所を開設、月~金(祝日は除く)の20時~23時まで、15歳以下の小児対象に救急診療を行う。
    (2)診療所の手に余る重症度の高い小児に関しては、そこを窓口として、2次ないし3次医療を担う医療機関に適宜送る。医師は、近隣の小児科医を標榜する医師による輪番制。
    (3)診療所で出る処方は、坐薬や点滴等、緊急使用するものを除き、基本的に全て院外処方とし、当日当番にあたる市内の協力薬局に患者を誘導する。処方薬は、原則事前に医師会がリスト化したものの中から選定するものとする。
    などなど。コスト面に関しては、医師には日当が出ます。薬局には日当とはいえない補助的なものが出ます(笑)
    担当医との関係は割りと良好です。一部例外もありますが(汗)
    くま☆さんのおっしゃるチーム薬局に該当するかどうかは微妙かもしれませんが、一応チーム医療にはなってるのかな~?

  2. くま☆ より:

    >さつき様
    記事では薬局におけるチーム化について触れましたが、チーム医療が言われる中、業種・職種を超えてのチーム化というのはそれ以上に必要なことですよね。

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