製薬メーカーから郵送やメール便などで『「使用上の注意改訂」のお知らせ』がしばしば届きますが、どうも細かい字で書いてあって分かり難いし、目は通すけど放置されがち、ですよね。
「ですよね」と同意を求めても「それはお前のところだけだ」と言われてしまえばそれまでなのですが…。
そんな「使用上の注意改訂」ですが、ある点に注目してみるとそれがどのくらい重要な意味を持っているのか、容易に判断が可能になります。
ポイントは「改訂の種類」「改訂の理由」です。
ダイドロネル錠200を例にとってみます。下のpdfファイルは11月1日に出されたダイドロネル錠200の「使用上の注意改訂のお知らせ」です。
ダイドロネル錠200「使用上の注意改訂のお知らせ」(pdfファイル)
一部引っ張ってきます。赤線は私がつけました。
ダイドロネル錠「使用上の注意改訂のお知らせ」
長ったらしいですが、「厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡による改訂」と記載されています。
もう一つ、12月6日に出されましたレキップ錠「使用上の注意改訂のお知らせ」です。
レキップ錠「使用上の注意改訂のお知らせ」(pdfファイル)
拡大部分を見てみます。赤線は例によって私がつけました。
レキップ錠「使用上の注意改訂のお知らせ」
こちらは「自主改訂」と記載されています。
どの「使用上の注意改訂のお知らせ」にも必ず入っている(はず)のものです。大きく分けると「課長通知」「事務連絡」「自主改訂」の3つに分類されます。それぞれ大雑把には以下のような感じです。
課長通知:未知・重篤な副作用の追記など
事務連絡:未知・重篤以外の副作用の追記など
自主改訂:その他の副作用追記や表現・順序変更、内容整理など
「使用上の注意の改訂」が届いた時はここを見ることによって、ある程度の重要性が判断できるかと思います。場合によっては一つの指針と考えることも可能ですね。
塩野義製薬のWebサイトでは「使用上の注意の改訂」がどれに該当するのかまで明示されていますので親切ですね。
塩野義製薬「使用上の注意改訂のお知らせ」
ちなみにこれらの更に上位には「緊急安全性情報(ドクターレター、イエローペーパー)」「医薬食品局長通知」「医薬局長通知」などがあります。
「使用上の注意改訂」の重要度を判定する
ウラ
コメント
私はメーカーに入る迄、「課長通知」「事務連絡」「自主改訂」の違いが分かりませんでした。
それだけ薬局勤務時代には興味が薄かったということで、お恥ずかしい限りなのですが。。。
添付文書やお知らせ文書って確かに小さな字だし、画一的な書き方で分かりづらいし面白くもないですが、よく読むと情報の宝庫だな、と思います。
これらの情報をもっと活用して服薬指導できていたらな、と少々後悔もしています。
>まきまき様
カミングアウトしますと、実は私も先日の勉強会できちんとしたことを知りました(苦笑
添付文書等をきちんと読み解いて実際に使える形にすること、かなり重要と感じています。
よくMRさんが届けに来たり郵送できますが正直目を通してもよくわかりません・・・・ ソフトバンク並みのわかりにくさです・・・・
売り文句はやたら大きく書いてあるのに・・・ 当たりか・・・
>Miya様
恐らく工夫はされているのでしょうが、それでももうちょっと何とかならないものかと思ってしまいますよね。
ソフトバンクに限らず、携帯電話の通話プランはかなり分かり難いです…。(笑