「高給なの?薬剤師の興味深い話」この記事の趣旨は何だ!?

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まずはこの記事をご覧ください。敢えて前もっての注釈等はつけません。
高給なの?薬剤師の興味深い話 | キャリア | マイナビニュース
いかがでしたでしょうか。読み終わった後の虚脱感には格別なものがありますね。先日、日経DIのコラムでも話題にしました「調剤薬局は花盛り」と併せて読みますと、「薬局というところは、どんなところなんだ!?」という非難の声が相次ぎそうです…。
しかし登場する「ある調剤薬局で管理薬剤師を務める薬剤師」は実在するのでしょうか。単に記事を仕立てあげるための架空の人物なのかとも思ってしまいます。
いずれにしても、こんな薬剤師が、世間から見た平均的な薬剤師像なのかもしれませんし、実際こういう薬剤師も少なくないのかもしれません。「そういうお前はどうなんだ?」と言われれば、決して誇れるようなものがあるわけではありませんが…。


しかしまあ、よくもここまで薄っぺらい感じが伝わってくるものですね。「薬剤師の興味深い話」なんてタイトルがついてはいますが、薬剤師をdisる(ディスリスペクトする)以外の何物でもありません。一体、何を伝えたい記事なのでしょうか。
それからちょっと別の視点ではありますが、個人的にはこの「調剤薬局」を連呼されることに対しても耐え難い思いがあります。
最後の部分ですが、

私も「食いっぱぐれ」だけはないと思っています。まず調剤薬局がつぶれたなんて話は聞いたことありませんし。
薬の処方がなくならない限り、仕事がなくなることはないです。一緒に働いている薬剤師のみんなも「職がなくなることだけはない」と思っているでしょう。最悪、今働いている薬局がなくなっても、探せばどこかに職はあるだろうと思っています

この危機感のなさ、受け身なところ。ダメな薬剤師の集大成みたいな受け答えが全てといってもいいでしょう。書いていて虚しくなって来ました。このへんで止めておきます。
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このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. ルルル より:

    ご心労、お察しします(笑)
    どの業界にもピンからキリまでいることですから、
    ある程度仕方ないと思います。
    この記事、薬剤師のレベルもさることながら、
    記者のレベルも…
    釣り合っているというか…(笑)
    最近は、会った事もないような方の評価は気にしないことにしています。
    目の前の患者さんに評価して頂けるよう、
    とにかく頑張るのみです!

  2. sela より:

    今からの調剤薬局は潰れる可能性がありますよね。
    看護や医師側と違い、調剤側の診療報酬はどうも目の敵にされているような・・・。
    看護では特定看護師制度が出来て薬を扱えるようになってしまうし、
    今からの薬局では在宅医療に関わらない薬局は経営難になりかねませんよね。
    まだぺーぺー薬剤師なので目の前の仕事をこなすので精一杯ですが(笑)
    男 26歳 薬剤師

  3. crick114 より:

    マイナビだから、(タテマエ上は)お仕事紹介的な記事…ではないのかなあ。
    実際にはそういう感じは全然受けないんですけど。
    薬剤師の仕事は分かりにくい・認知されにくいのは実際のところそうだと思うし、それは薬剤師が努力して改善しなければいけないことだと思うけど、こういうサイトではちゃんと紹介してほしいなあ。

  4. おばか柊 より:

    >看護では特定看護師制度が出来て薬を扱えるようになってしまうし
     この書き方だと、「薬を扱える」の部分で、大きな誤解を招くと思います。
    ※「調剤された薬」は、誰でも扱えます。
     特定看護師制度では、処方権はありません。
     特定看護師制度では、調剤権もありません。

  5. くま☆ より:

    >皆様
    コメントありがとうございます。
    この記事は、もしかして薬剤師を目指す人やその両親に向けて書かれている部分もあるのかも、なんてその後思い始めました。
    でも、だとしたらもっと問題ですよね。薬剤師になろうという動機が、この記事だったら…恐ろしいですね(苦笑

  6. モンチャ より:

    う~ん、この自分は、この記事を読んでそこまで否定的な感情はありませんでした。
    反感をかってしまうかもしれませんが、
    インタビュアーのレベルも低いのかもしれませんが、
    これが一般的な薬剤師のイメージの現実なのかもしれませんよ。
    もしかすると、インタビュアーも回答する薬剤師も、一般の人(学生や両親)に向けて、あえて初歩的なやりとりを心が得ているようにも思えます。
    思い出してみてください。
    みなさんは学生時代に進路を決めるときに、なぜ薬学部に進もうと思ったのでしょうか????
    「将来患者様の為に、世の中の為になりたい!」と思って進んだ方はどのくらいいるのでしょか??
    中にはこういう動悸や薬局を経営したいっていう人もいるでしょう。
    しかし、学生の時にこのような思想をもつ人は一握りなのでは??
    大半は、「資格がとれる」「給料が安定している」といった本音の理由が多いのでは?と思います。
    中には「医学部を目指していたが挫折した」「親が薬局をやっているので無理やり」とか、そういう理由もあると思います。
    確かに記事には乱暴な部分も見受けられます。
    しかし、お金の部分や職業として安定しているのか?など、そういったところは、学生さんにとっては大きなウエイトを占めているのではないでしょうか?
    そして、多くの人は「そんな不純な理由で薬学を選んだのか!?」と突っ込むと思います。
    でも、だからって、それらの不純な動機?と現場に出てから芽生えてくる責任感とはイコールにはならないと思います。
    というか、どの職業でも同じように「本音」と「建て前」があるのではないでしょうか?
    例えば、今回の質問の内容を他の職業に当ててみてはいかがでしょう?
    仮に、「天体観測師」という架空の国家資格があるとして(ほんとにあったごめんなさい)、それがどんな職業か知りたい場合、観測師のプライドを延々と語るより、給料は?どんなことをやっているのか?職業的な安定度は?とか気になりません?
    今回はそのくらいまで話をわかりやすくしているだけだと思いました。
    でも、「最後のくいっぱぐれがない」の部分は、これからの時代にさすがにちょっと違うかなとは思いましたけど。
    長文失礼しました。

  7. くま☆ より:

    >モンチャ様
    コメントありがとうございます。
    お書きいただいたこと、よく分かります。確かに職業を選択する段階では、現実的な部分をまず見ますよね。そして、子供に対する親の気持としてその部分にフォーカスするというのも、十分に理解しているつもりです。
    …なんですが、この記事から感じる軽さはどこから来るのでしょうかね。伝え方の手法の問題なのかな?もうちょっと工夫があればいいなと、個人的には思います。

  8. 通りすがりの薬剤師 より:

    菅薬やってますが、たまに危機感ない薬剤師っていますよね。普段の業務ですらテキトー的な。
    やる気ない薬剤師は資格抹消していいんじゃないですかね。薬剤師の地位向上の為にも。
    能力あるなしに関わらず努力し続ける薬剤師は自分は好きですね。

  9. くま☆ より:

    >通りすがりの薬剤師様
    コメントありがとうございます。
    やる気というのはモチロン大切な要素ですよね。ただ、人によって何に重きを置くかというのは違っていて、どこまで強要(というと言葉は悪いですが)できるものなのか、悩む部分もあります。
    意識の高い、やる気のある方々はとても立派ですし、見習うべきと思いますが、そうした部分に支えらなければ回って行かないのであれば、どこかで無理が生じますよね。
    個人的には、意識の高い人もそうでない人も含めて、全員が、個々人に応じた頑張りを継続してゆくことが大切なのかなと、最近思うようになりました。
    私も薬局の管理薬剤師をやっていて思いますが、そういった環境を作ってゆくことも、管理薬剤師のひとつの役割なのかもしれませんね。

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