[いつまで続く?]処方せん薬の違法販売問題

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収束するどころか、次々に自主申告が続いているようです。「もうお腹いっぱい」という気もしないではないのですが、この問題いつまで続くのでしょうか。
広がる処方せん薬の違法販売‐厚労省も指導に乗り出す(2006/6/22 薬事日報)
極めて腹立たしいのが、この問題が出てきたのが「処方せん医薬品」として定められてから1,2ヶ月の話ではなく、1年以上経ってからだということです。販売する側はもちろんですが、行政は一体なにをやっていたのか。
これについては、医薬品・化粧品・食品に関する情報提供様のブログで考察されている記事があります。


タイミング良すぎるDSの薬事法違反発覚! 行政側の隠れた意図?
今回、改正薬事法案が公布されたことと、時期的に非常に密接な関連があるとの見方。確かにこれがもうちょっと前だったら、医療制度改革法の成立にも影響を与えたかもしれません。
しかしこれだけ多くの違法販売が出てきて、行政側はどうするのでしょうか。本来ならば法人で最高1億円、個人でも300万円の罰金という非常に重い罰則があるのですが。
これまで違法販売を行っていた側も、表面上は「申し訳なかった、厳正に対処する」といったコメントを出していますが、「今自主申告しておけば免れるのでは?」といった本音の部分が見え隠れします。それもまた頭に来る話ですが。
なんだか今日は血圧が上がりそうな話題で申し訳ないです。
(参照記事)
Medical Marketing Lab.
薬事法違反、薬局で相次ぐ!

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このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. はまなす より:

    まだ去年4月より前の話です。
    何人かの患者さんに○○薬局で××という薬を買って使用している。どうして、ここは売ってくれないんだと言われたことがありました。
    売っていたのは、調剤専門ではない町の薬局さんです。
    確かに普通薬で要指示ではない薬でしたが、そういうことやられると困るのよねって思った者です。
    その薬局の経営者さんが偉い方だったので文句は言えませんでした。
    話はそれますが、高校生に毒劇物売ってしまった事件と良い。卒業後、色々変化があるのについて行けない。勉強しない。情報とらない。加えて大学時代に覚えたこともままならない人多すぎです。
    薬だけじゃなく、法律もしっかり勉強しないと・・・
    前にも言いましたが、だから未だにバイアグラが指示書でも気にならないんでしょうねっ。処方箋薬について、実際に売っていないけれども判っていて売っていないのではなく、良く判っていないけど、偶然会社の方針で売れなかったって人が知人にいてビックリ。
    そうそう、とある薬局さんに手伝いに行ったときに丁度その話が出ていたのですが、今回の事件、まず処方箋薬とはなんぞの説明がプアー(要指示=処方箋薬のような言い方をしだした)で目が点でした。
    法律覚えていないと言えば、薬局の構造設備の変更は事前に保健所にご相談して申請した方がよいと私は思うのですが、棚の配置とかの変更を自由にして良いと思っている方おられました。とある薬局のそういうことを請け負っている事務さんが更新時に一度怒られてきますと言っていましたが、これも県によって多少考え方(対応)が違うのでしょうか?

  2. kense より:

    私も今はドラッグの調剤にいますが、法律を守れない会社にはきちんと処分を課して頂きたいものです。
    昨年の4月にあれだけ話題になったのに、何をやってたの?と言いたくなります。
    しかしこの法律、生食さえ売れなくなったのは勘弁して欲しいんですが・・・

  3. seisyoku より:

    患部の洗浄に使っていた開栓型生食も販売出来ない状態。昨年4月以降に生食を販売した薬局が新聞にお詫びを出したらきっとお詫び記事であふれてしまうでしょうね。

  4. yakuji-info より:

    薬事法も改正され、処方箋医薬品ができさらに、今後はOTC薬のリスク分類による販売方法のあり方が検討され改正されていくことになります。
    また、一方医療法改正により薬局が医療提供施設との扱いになり、ますます薬局薬剤師の責任というものが大きくなっていくような気がします。今後ともよろしくお願いいたします。

  5. くま☆ より:

    >はまなす様
    零売は確かに困った問題です。何がって、薬局によって対応がまちまちなので、はまなす様がお書きいただいたように、それが更に話をややこしくしています。
    この「要処方せん薬」という区分の変更ができる以前に言われていたことですが、こういった零売をなくすこともその目的ではなかったでしたっけ?
    結局、中途半端な(と言ってはいけませんが)形で決着。零売についてはそれ以前とあまり状況は変わっていないような気もします。
    ただ昨年4月に「零売をする際の要件」のようなものが示されました。現状、零売は積極的にはしないというのが大勢でしょうが、そういった要件をきちんと満たして基準を明確にすれば、場合によってはいいのかなとも思います。
    困っている患者さんを目の前にして、何とも歯切れの悪い返事しかできないのは、非常に心苦しいです。その辺の判断、非常に難しい問題ではありますね。
    法律関係のことですが、「届出」のものであっても事前に相談をするのが一般的かと思っていましたが、その辺は人によって考え方に違いがあるでしょうね。
    多分ダメというものでもやってしまって、1回お目玉食らってくればいいや、という人もやはりいるでしょうし。性格的なものも大きく影響するかもしれませんね。
    >kense様
    >seisyoku様
    確かに、生食が売れなくなったのはどうかと思いますよね。その辺り、区分が適当でないものもやはり存在します。今後見直しが必要なケースも出てくるとは思います。
    しかし「要処方せん薬」を売っていい事の言い訳には決してなりませんが。
    >yakuji-info様
    記事リンクさせていただき、またコメントいただきありがとうございます。
    これから始まるOTC薬のリスク分類は注意深く見ていきたいところですね。今回のようなことが起こらないためにも、今からきちんと。
    サイトの情報、また参考にさせていただきます。よろしくお願いします。

  6. まじゃ より:

    零売が出来ないことで患者さんが困る?
    零売で買わなければいけないようなら、医者へ行け!
    それ以下ならOTC使うか我慢しろ!
    結局、作用の強い、または医療用だから信頼できる、という事に頼る(安心する)患者側のわがままな要望にこたえてきた結果、零売出来ないと患者さんが困っています!みたいな頓珍漢な発想になります。
    ナリジクス酸が今までは買えたけど、今度は処方箋が無いと駄目、それは、その症状は医者に診てもらえって事。
    ただ、生食はどうかと・・・

  7. くま☆ より:

    >まじゃ様
    実は結構困ることってあります。
    例えば普段インテバン外用液を使っている方が、処方せんがなくて同じ薬が欲しいと来局した場合。
    「インテバン外用液は売れないけどバンテリン液なら売れますよ」ってのも患者さんは納得してくれません。処方せんを持ってこない患者さんが悪いと言ってしまえばそれまでですが、「同じ成分なのにおかしいじゃない?」と言われると返す言葉がありません。
    しかもOTC薬は医療用よりも値段設定が高く、利益を得たいがためにOTC薬をすすめているように感じられ、悪徳商売をしているようにも取られかねません。
    同様のケースでメフェナム酸カプセルを買いに来て、医科向けのポンタールは置いてるけどもOTC用のパッケージが置いてなくてお断りするとか。
    確かに受診が望ましいケースはありますが、要処方せん薬か否かということは、行政の都合で決まった色合いの方が濃い気がします。
    医薬品⇔医薬部外品の変更がそうであるように。
    それから例えば、当薬局で零売をお断りしても、そういう患者さんは結局他の店も回って、売ってくれるところで医薬品を購入しようとします。
    薬歴管理の面から考えますと、そこで患者さんを放り出してしまうことが本当にいいのかどうか、悩みますよね。それが患者さんのワガママであっても。

  8. さつき より:

    確かに無理を言う患者さんとかいますねー。
    かなりカチンとくるような一方的な口撃を受ける事もたまにありますが、医療制度の意味とか薬事全般に関する患者教育も、その最前線にいる現場の薬剤師の責務のうちかなぁと思って、患者対応してます。辛いけど(涙)

  9. まじゃ より:

    >インテバン外用液は売れないけどバンテリン液なら売れますよ」ってのも患者さんは納得してくれません。同じ成分なのにおかしいじゃない?」と言われると返す言葉がありません。
    かえって、同じ成分なのに、医療用に固執する患者さんのほうが心得違いをしているのです!
    >しかもOTC薬は医療用よりも値段設定が高く、利益を得たいがためにOTC薬をすすめているように感じられ、悪徳商売をしているようにも取られかねません。
    そういう患者さんが多いから医療費が無駄に膨れ上がるのです。病院にいく手間(タイムイズマネー)、診察代等考えたら別に高くありません。
    医者にかかる、薬剤師に相談する、これら全ては本当は費用がかかること。あなたとお話しすること自体が費用のかかることなのです!そこまで患者さんの意識をあげていく地道な努力が必要ですね。諸外国の社会的地位の高い薬剤師がうらやましいですね!日本は半分くらい、物売りという見方が強いですものね。
    だからこそ、ドラッグストアをなくしたり、零売を完全に出来なくしたり、全体の統一をもたせて、薬局間で商売的な格差をなくしていく方向性で執行部の方々は本気で考えるべきです。じゃないと、経済的に弱いところはどんどん追い込まれて、いい薬剤師も結局負けてしまいます。
    薬剤師の敵は薬剤師です!!

  10. くま☆ より:

    >さつき様
    確かに時々ひどい物言いをするかたもいらっしゃいますが。ぐっと我慢しなくてはいけないのは辛いところですよね。制度も複雑ですし、自分たちで決めたものでもないですし、理不尽なことも多々あり…。
    >まじゃ様
    零売のあり方についてはなかなか統一されていないのが現状です。しかし、今後保険薬の見直しやOTC薬の分類等が議論されていく中で方向性を見出していかないと、いつまでもこのままズルズルということになってしまいます。

  11. はまなす より:

    まじゃさんの
    薬剤師の敵は薬剤師です
    って言葉。
    頷いちゃいました。
    頷いているだけじゃいけないんだけど・・・・
    20年前、薬剤師の地位を向上させようという動きは出てきていたように感じていました。現に県の新人薬剤師研修会で薬局長クラスの先生方から薬剤師の地位を上げるのは君たちの仕事だよっ。頑張りたまえって言われて、一応私はやるぞ~って思いました。が、あのころはそう思って仕事をしている人、少なかった気がします。
    でもって、今どうなんだろうと考えると地位向上を思わせる活躍されている方、増えてはいるけど、まだまだ医師に守られていた時代・薬価差の恩恵を受けていた時代を忘れられない人が多いように感じるのは私だけでしょうか。
    話はそれますが、今は薬剤師だって訴訟の対象になる時代です。例え、疑義照会で医師がOK出しても、それで薬害が起こってしまえば、訴訟の対象は薬剤師にも向けられます。
    今回の調剤報酬改定で、後発医薬品の変更可が出来ることになったときに、変更後の薬剤でおきた副作用などはどちらが責任を問われるのかという話が医師から厚労省の方に出ました。
    厚労省側は薬剤師にありますときっぱり言われましたが、それは理不尽だと思った調剤薬局の薬剤師の方も随分おられたようです。
    薬剤師ってやっぱりもっと責任持って仕事すべきだって思うんですよねっ。
    きちんとOTC勧めるのも薬剤師としての勤めですよねっ。
    上手く言葉がまとまりませんが、若かりし頃の夢をちょっと思い出させてくれたまじゃさんの言葉に「ありがとう」って言いたいです。
    また、求められる薬剤師となれるように一歩一歩すすみたいと感じた日でした。

  12. はなくり より:

    若い皆様に質問。違法というのは、どんなことが基準でしょうか?その昔、ヒロポンは薬局で売っていました。しかも違法に。GHQは中毒者の放置の見返りに見て見ぬ振り。なぜなら、帝国陸軍が作った中毒者だから。(強行軍のため兵卒に使ったのです)その後、社会の安定と共に法改正が繰り返され、今もやはり改正を繰り返しています。零細な製薬企業の身の振り方に時間を与えることも行政の大切な仕事だと思います。個人薬局にはそれなりの付き合い上のジレンマもあるでしょう。大きいところでは周知徹底というのが難しい時代です。いつまでも放置するわけには行かないまでも、変化には時間が必要です。その間に知恵者は経験を重ねていきます。皆様は優れて恵まれた方々です。世の中の隅っこでぎりぎりの生活をしている人々を時々思い出してみてください。返品を受け取れば明日から食べられないという生活もあるのです。世の中の不合理はいつでも弱者の犠牲を生み出すのですから。
    ある40代の若い薬剤師君が、法の改正なんかは国家資格に比べたら問題じゃないと豪語しました。薬剤師法の改正も解熱剤の脳症も指示薬の意味も知らなかった。彼はレジのお金を取って辞めさせられました。彼は国家資格を取った時で終わり、社会が認める薬剤師では無いですが、資格は持っています。残念ながら私達の仲間として見られています。

  13. くま☆ より:

    >はまなす様
    「後発医薬品への変更可」によってもたらされた二次的恩恵、それは薬剤師が患者のことを本気で考えるようになったことだと私は思います。
    それまで「この薬を飲んで患者さんに不具合が出たらどうしよう?」と考える薬剤師がどれだけいたでしょうか。処方せんに書かれたままに薬を渡していることが多かったのではないかと思います。
    「地位の向上」は今後6年制の薬剤師が出てくる絡みもあり、気にはなるところですね。
    >はなくり様
    仰りたいこと、うまく言葉にはできませんがイメージとして捉えられます。
    解決策としては例えば「猶予期間を数ヶ月みる」とか「在庫品売り切りにて終了」といった形があるでしょうか。
    いろいろな面である程度余裕を持つことは必要ですが、個々の判断でそれをするとなると逆手に取る輩も出てきます。難しいところですね。
    今回この時期にこぞって公表されているのは、9月からの厚生労働省の動きと関連しているようです。注目していきたいですね。

  14. さつき より:

    >くま☆さん
    >「地位の向上」は今後6年制の薬剤師が出てくる絡みもあり、気にはなるところですね。
    脱線させて申し訳ないですが、
    私、タイムリーなことに、県薬主催の、薬学6年生教育に伴う薬局研修に関するシンポジウムに昨日行ってまいりました。
    内容は最悪です。この期に及んで、各論(各指導薬局、指導薬剤師の任務等)がほとんど決まってません。
    正直、「決まってないのにシンポなんか開くなよ!(怒)」
    というかんじなのですが、まぁ、そもそも何をやらせても動きの遅い厚労相と、弱腰の薬剤師会がタッグを組もうとしてる時点でかなりキツイのは目に見えてますので、今後を見守っていくことにします。
    それはともかく、現状では病院2.5ヶ月、調剤薬局2.5ヶ月の研修が5年次に義務付けられるということですので、結局その学生を育てるのは他でもない私達現役薬剤師ということになるわけですね。
    だから、指導薬剤師となる現役の薬剤師各々が、どのような指導・教育を行い、後進の育成をすれば薬剤師の地位向上に繋がっていくのか、という明確なビジョンを持って指導にあたらなければ、結局何もかわらないと思います。
    4年後からは毎年1万人規模の薬学生達が研修のために我々の職場にやってきます。
    その学生達に対応するために、どれほどの数の現役薬剤師が必要とされるのでしょうか。
    更に、その必要とされる全ての指導薬剤師の資質は後進の育成を図るに足るものとなっているでしょうか。
    問題は山積しています。
    シンポにて、
    「5日間の指導者講習を受ければ、指導薬剤師として認定されます」(薬剤師経験年数3~5年という名目的な認定要件アリ)
    「1日じゃ格好が着かないが、1ヶ月じゃ物理的に無理がある。5日もやれば社会の皆さんを納得させる程度には十分でしょう」
    とうそぶいていた演者の方がいらっしゃいました。
    また、某薬科大の教授は、
    「薬局研修を通して、学生に技術や知識、倫理観を養ってもらいたい」
    というような内容のことをおっしゃってました。
    正直、思いました。
    「あぁ、だから薬剤師はダメなんだ」と。
    これまでの薬学教育は、結局、指導者の育成にこそ失敗してきたのですね。
    まぁ確かに、ウチの大学の教授陣なんて、薬学研究者を育てる気はあっても、薬剤師を育てる気なんてサラサラない方たちでしたけどね。
    それはそれで、居心地が良かったですが(笑)
    とりあえず前者の演者には
    「まともに指導者を育成せずして、後進が育成できるはずないでしょう。」
    と、
    後者の教授には
    「倫理観なんてものは、その人間がそこに至るまでに身につけているべきもので、職務上の適性に関わる問題です。それは、研修の現場で我々が教えられる類のものではないし、大学で教えるものですらないでしょう。」
    と、それぞれ言ってやりたかったです。
    タイムリミットまであと4年です。
    これを長いと見るか、短いと見るかは・・・

  15. くま☆ より:

    >さつき様
    6年制が実現はしましたが、薬剤師として世に送り出すにはまだまだ環境が整っていない、という状況でしょうか。
    仰る「明確なビジョンを持って指導にあたらなければ、結局何もかわらない」ということ、本当にその通りだと思います。
    何のための6年制なのか、根本からしっかり考えないと、2年間余分に遊ぶだけになってしまいかねません。

  16. 元薬事監視員の独り言 より:

    2年前まで、とある県で薬事監視員をしておりました。
    法改正前の「要指示薬」を指示無しで販売していた場合だったら、数量にもよりますが「業務停止」が基本です。
    ちょっと対象店舗が多すぎるのでどうしようかなって行政側は思っているのでは?でも業務停止出来ないようじゃ薬事行政もダメですな。
    「コンバントリン」なんか改正後には処方せんなし売れなくなるのなんて分かっていたはず、事実、コンバントリンやウイントマイロンがOTCとして売れなくなるからと会員に注意を促していた地区薬剤師会も存在します。
    法改正後の対応がとられているかというのはとても重要な監視ポイントなので、コンバントリンやウイントマイロンなんか店頭に並んでないかというのを真っ先に見つけなきゃ。
    でも、都市圏になると店舗の数が多くてとてもじゃないけど個別指導なんて出来ないのが実情でしょう。
    いろいろと背後をお考えのようですが、そんなに深く考えちゃいません、単に忙しくて監視に手がまわらなかっただけでしょう。
    要は監視員の怠慢ですな。(辞めた奴は何でも言えますが・・・)

  17. くま☆ より:

    >元薬事監視員の独り言様
    コメントありがとうございます。
    なるほど、元監視員の方の言葉だけあり、説得力がありますね>忙しくて監視に手がまわらなかっただけ
    監視ってとても大事なことですけど、抑止力を持たせるためのものであり、それに頼るべきではない、と個人的には思います。各自・各店舗、主体性を持って取り組めばこんなことにはならなかったと思うのですが…。理想論かもしれませんね(苦笑

  18. さつき より:

    まともに監視できないと抑止力にすらならない、というのが現実ですかね(汗)
    今回の件では元薬事監視員の独り言さんもおっしゃるように、ばしばし業務停止しなきゃダメです。
    そもそも、昨日まで薬だったものが突然毒になりかねない昨今の医療業界において、各構成員には高度のアンテナレベルが要求されるわけですよ。
    知らなかったもの勝ちなんて許されて良いわけがない。
    「赤信号皆で渡れば怖くない」なんてものを許してはならないのです。
    6月からの道路交通法改正で、理由に関わらず、どれだけの人が取り締まられたことでしょう。
    今回の件も同じようにやるべきです。
    量刑は別にしても、法は公平に運用されなければ、必ず歪みがでますよ。

  19. 元薬事監視員の独り言 より:

    ついでに言い訳にしかならないのですが店舗の監視にいけない理由を・・・
    それは健康食品等の広告審査に追われているからです。
    インターネットの普及によりこれまでの広告審査の内容がものすごく変わっています。
    以前の広告と言えばチラシが殆ど、A3サイズ2枚程度のヴォリュームです。
    それがネットとなるとA4サイズで20枚というのもザラ。
    それに楽天やヤフーなどは出店する際に都道府県の薬務課に広告審査をしてもらってそれにパスしてからでないとダメだと言っているので、どんどん持ち込まれます。薬事監視員はその審査を無料で行っています。そして我々が審査した後、多分ヤフーだったと思いますが数十万の審査料をとって審査するそうです。だから薬事監視員はヤフーや楽天が大嫌いです。
    それにしても、そもそも健康食品っていうのは薬事法の規制対象外です!食品の分際で効能効果を標榜して医薬品の縄張りを荒らすもんだから「しっしっ、あなた達薬事法の中に入って来ちゃだめじゃない」っていう仕事なんです。化粧品だったら薬事法の規制対象なんでまだ許せるのですが・・・
    そして、ある広告の指導をすると「それじゃこの広告は違反じゃないか」と同じような内容の広告をご丁寧に連絡してくるのです。そして「こいつらも指導しろ」と言ってきます。
    そんな仕事ばかりです。
    監視員だって薬局の監視に行きたいと思っているんです。
    出先機関(保健所)の薬事監視員だった頃は広告審査業務が少ないのでわりと監視できてましたが本庁だとなかなか行けませんでした。
    実際、私がいたとある県の場合、出先管轄の店舗と本庁管轄の店舗では監視頻度が違うとクレームをつけられたこともあるんですよ。
    このような実情があることも察して下さい。

  20. さつき より:

    薬事監視の現状、心中お察し申し上げます。
    インターネット上で売買される健康食品のお話、予想はしてましたが、処理能力に対してみると想像以上の惨状のようで・・・・
    まぁ、詐欺まがいのものも含め玉石混合の業界ですから、いろんな意味で問題が多いですよね。
    必要性等全く加味されず、一律に公務員削減が声高に言われている現状を考えると、監視員の皆さんのご苦労たるや想像を絶するものであります。
    とはいえ、薬事に関する最前線の法の番人として、監視員の方々は行政サイドにおいて国民の利益を守るべき存在ですから、人員が足りないというなら、そのことを広く国民に訴えていってもらわないと困ります。
    実情を知っているのは現場の方々だけですし。
    処理能力が限界を超えていることによるリスクを知った上で、「それはそれでしょうがない」と国民が判断するなら良いでしょうが、果たしてどの程度の国民が、元薬事監視員の独り言さんのおっしゃるような現状を理解しているでしょうか。
    法治国家をうたうのであれば、同じ条件下にある国民は法の下に平等であるべきで、特に裁かれる側になれば、当然それが強くなると思います。
    元薬事監視員の独り言さんがおっしゃった、自社広告の不備を指摘された業者が他社の広告も取り締まれという事例や、監視頻度の地域差に関するクレームもその良い例でしょう。
    裁く(指摘する)側というのは、それだけの権力を有しているわけですから、特に公平性に関しては徹底すべきで、日本は古来からの国民性として、そこが甘いんですよね。
    大岡(越前)裁きは決して罪に対して公平ではありませんからね(笑)
    まぁ、それは決して薬事監視だけに限ったことではないですよね。
    健康保険のレセプト請求の監査において、支払い基金なり国保連合会なりが県単位で裁量権を有していること一つ取っても、国税が使われていることを考えるなら、絶対的な不公平が存在してますし(まぁ、これは各都道府県医師会も絡む複雑な問題のようですが)。

  21. くま☆ より:

    >さつき様
    >元薬事監視員の独り言様
    ネットの普及によって、状況は大きく様変わりしているのですね。ネットの世界は移り変わりのスピードがすごく速いので、現状で対応するにはやはり無理が出てくるでしょうね。
    ただ薬事監視って誰でもできることではないですし、おいそれと変えられない部分もあります。
    やはりさつき様が仰るように、各自がしっかりとした対応をすることは基本ですよね。そうでなければ薬剤師って何のための国家資格だ?って話になりますし。

  22. ヤマザキワタル より:

    >例えば普段インテバン外用液を使っている方が、処方せんがなくて同じ薬が欲しいと来局した場合。
    >「インテバン外用液は売れないけどバンテリン液なら売れますよ」ってのも患者さんは納得してくれません。
    インテバン外用液って
    http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2649719Q2044_2_01/
    2005年時点から「処方箋以外の医薬品」のようですけど
    何故販売できないのですか?

  23. さつき より:

    とりあえずこれをお読みになって、不足でしたら改めてご質問してみてはいかがでしょうか。
    薬食発第0330016号(平成17年3月30日付)

  24. ニコ より:

    ロム専でいつも貴重な情報をいただいております。小さい薬局のひとり薬剤師です。OTCの客離れ、保険調剤の処方せん減少で苦しい経営が続いていますが、処方箋以外の医薬品も法的に問題なければ販売しても良いのかな?と考えていた次第です。
    http://www.attomark.com/
    >薬食発第0330016号(平成17年3月30日付)
    を読んで、私には無理だな~と納得しました。
    ありがとうございました。

  25. さつき より:

    そうなんですよね。
    どうしてこの薬局の販売形態が放置されているのか、私にもまったく理解できません。
    どなたか詳しい方に、この薬剤師が通っている抜け道のご説明をお願いしたいところなのですが・・・

  26. くま☆ より:

    >お二方
    確か新潟のこの薬局の問題を機に、医療用医薬品の分類見直しが言われたのではなかったでしたっけ?こういった販売形態がなくなるようにと検討されたのでしょうが、結局骨抜きの見直しになってしまったような…。

  27. さつき より:

    くま☆さんのおっしゃるとおりですねぇ。
    以前、この話題でかなりヒートアップしたような遠い記憶もあったりなかったり。
    本末転倒の無限ループ、ですかね(苦笑)

  28. さかな より:

    いつも興味深く拝見しています。
    医療用医薬品の分類を見直したにも関わらず結局のところ骨抜きの(抜け穴を残した)区分となったのは、ひとつに厚労省の伏線ではないかという話がありましたよね。
    将来保険財政が逼迫した場合の混合診療化に際し、保険適応の可否を考えようとした場合には何らかの指標が必要なので、多少の悪質薬局への規制のために指標ごとなくしてしまうのはマズイ。という話です。
    個人的には、この解禁(?)を機に薬剤師会が職能拡大の後押しをしてくれると思っていたのですが。。。
    私は正直なところ、今回の医師とコメディカルとのスキルミックスについて、毅然と見解を発表した看護師会がうらやましいです。
    (薬剤師は処方せんに基づいて調剤するのが仕事であって、患者に対して薬剤を処方するのは今後もあってはならないという意見の方は是非ご一読されてはと思います)
    正しいことかどうかは別として、院内での事務員等による調剤や投薬、看護師による静脈注射は拡大解釈からスタートしたものです。
    規制があるからそれを厳守すべしという意見は当然でしょうが、それを今後どう解釈し発展させていくかという視点が薬剤師には欠如していると感じます。
    私自身は、薬剤師は医療専門職だと思っていますが、現状の制度・評価ではコメディカルどころかパラメディカルといってもいいくらいです。(現に時々そう言われます。)
    ・・・これだけ医薬分業が進んでも患者からの薬剤師の評判は相変わらず。
    治療に関してイニシアチブ(と責任)を取りたくない現場の薬剤師が悪いのか、所詮医療機関の下請けの物販と考える一部(多数?)の経営者が悪いのか、はたまた現場に疎い薬剤師会の首脳陣が問題なのでしょうか。

  29. くま☆ より:

    >さかな様
    ありがとうございます。
    > 規制があるからそれを厳守すべしという意見は当然でしょうが、それを今後どう解釈し発展させていくかという視点が薬剤師には欠如していると感じます
    薬剤師は真面目過ぎるのでしょうかね。後発品への対応なんかを見ていてもそう思う部分が少なくありません。
    「職能拡大」を声高に叫ぶ割には、あれもこれもダメ、かといってしっかりとした主張をするわけでもない。薬剤師会がソッポを向かれるのも分かる気がします…。

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