[がっちりアカデミー]日薬の抗議と訂正放送

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がっちりアカデミー訂正放送1

4月16日放送のがっちりアカデミーにおいて、“薬情拒否で90円おトク”といった趣旨の内容がありました。先日、日経DIの記事でも話題にしました。
2010/04/21 [日経DI]TBS「がっちりアカデミー」、“薬情拒否で90円おトク”の波紋
https://blog.kumagaip.jp/article/37284796.html
その番組内容に関して、日本薬剤師会がTBSに対して抗議を行い、また今日4月23日の同番組において、訂正放送が行われました。ご覧になった方もいらっしゃるでしょうか。
日薬の抗議の内容としては、

・標記番組において「お薬手帳」や患者負担金に関して誤った内容もしくは誤解を招く表現等があった
・4月21日の午後、担当役員がTBSを訪問し、本会会員からの抗議が多数あることを踏まえ、今後、このような事が起こらぬよう、申し入れを行った

ということです。
日薬の抗議、それから訂正放送の決定、どちらが先だったのかははっきりしませんが、日薬の公表した文書によりますと、「それを受けて」ということになりますね。TBS側より訂正放送を行うので、協力してほしい旨の依頼があったそうです。
今日の訂正放送はこんな感じでした。以下、黒字部分はナレーションです。

先週放送しました「薬の説明書を毎回もらっていたら90円のソン」の中で「薬の説明書」と「お薬手帳」を取り違えてご紹介していました。

がっちりアカデミー訂正放送

薬局でお断りできるのは「お薬手帳」で

がっちりアカデミー訂正放送3

また金額も90円ではなく、およそ20円から50円です。

がっちりアカデミー訂正放送4

なお、「お薬手帳」については、安全なお薬の服用のため担当の薬剤師さんとよくご相談して下さい。

がっちりアカデミー訂正放送5

ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。

ま、予想通りといえば予想通りなのですが、エンディングロールが流れて最後の最後、訂正放送に割かれた時間はわずか35秒間でした。
訂正放送の枠があったことだけでも喜ぶべきなのでしょうか。しかし、日薬の腰の引けている感じや、まったく気持ちの伝わってこない訂正放送を見ていると、あまりそうは思えないのですが…。

Anout us

このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
詳しくはこちら

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コメント

  1. より:

    夜、かちゃかちゃチャンネルを変えていたら(←この表現は古いでしょうか?)
    たまたまこの訂正放送部分をやっていて見ました!前回放送は見ていないので前回どんな取り上げ方だったのか具体的にはわかりません。
    「やっぱり訂正しましたか、でもこれっぽっちかい?!まぁ、どんな番組でも訂正の扱いってこんなもんだよなぁ」、と半ばあきらめに似た感情を持って見ていました。

  2. グルテ より:

    この番組を作成する時に専門家(現場の薬剤師など)に聞かなかったのでしょうか??
    TVって影響力あるものなのに、
    中途半端な知識で、しかも面白おかしくとりあげている様子が腹立たしい。
    現場の人間に対して失礼ですよ。
    実は3~4年くらい前にも、
    同じような内容で「薬局で損してませんか?」的な番組が流れてたのを思い出しました。
    その時はシュミレーション的に映像が作られていて、
    薬局に入ると「チ~ン、いくら損しました」
    薬剤師と話すと「チ~ン、いくら損しました」
    と、「チ~ン」という音がなる度、
    お札が羽をつけて飛んでいく映像でした。
    それはショッキングな映像でしたよ。
    番組の最後には、
    薬局に行ったら「ジェネリックで!」と言ってください。
    はい、みなさんご一緒に~、
    『ジェネリックで!』
    と、みんなで合唱してました。
    その時も、かなり軽い感じでしたね。
    視聴者の気をひく為の構成・演出なのかもしれませんが、
    どうしていつもこんな感じになってしまうのか疑問です。
    これでは、薬局が悪いことしてるみたいですよ。

  3. かしま姉妹 より:

    番組自体が視聴者に「あなたはこんなに損してますよ」って言いたいだけのようにしか見えないだけに、今回の件でこの番組に我々の納得いく回答は期待できない気がします。
    お薬手帳は本来患者にとって利益をもたらすもののはず。我々薬剤師がキチンと業務を行っていれば、手帳分の算定だってその金額に値する患者にとって「得」なもののはずです。物事の損得を考える番組なら、手帳の意義をしっかり視聴者に伝えてそれが損なのか得なのか論じるべきではないですか?

  4. さんまん より:

    あ~あ、結局この始末ですか。
    土曜日13時から適用される時間外加算のほうが経済的によっぽど重大と感じるのですが。
    いかんせん、10時に病院に到着したのに診察待ち行列で時間がかかり、処方箋の提出が12時55分ということをして120円の負担増を逃れたからです。
    さらにお薬手帳は突然倒れたとかの非常事態で役に立つため常時携行しています。

  5. 白牡丹 より:

    >グルテさん
    たしかフジテレビの番組だったと思います。
    今回のTBSの件とちがって間違った情報ではなかったですが、
    チーンというSEやお札が飛んでいく画像には
    悪意に近いものを感じました。
    翌日から急におくすり手帳を断る患者さんが増え、
    しかもきつい口調で「いりませんっ!」と言われる方が多くて
    かなりへこんだ記憶があります。
    感情労働的に現場の負担感激増でしたね。不毛な疲労です。

  6. 開局薬剤師 より:

    やっつけ仕事の訂正で、TBSの能力の低さが再確認されましたね。
    しかし、似非エコノミストの森永さんは、専門家ならば、自分で訂正したくないんですかね?
    薬の専門家の我々が誤った情報を流した場合、自分で訂正したいですよね。
    って、森永さんは専門家じゃないのか・・・・経済の・・・・ひな壇芸人?

  7. マクロウ より:

    前にもTVで森永さんが、
    「これはこうした方が○円お徳です」と熱弁してましたよ。
    とても勉強になる時があります。
    森永さんって節約家で色んな物に対して、
    一円単位で安さを追求する姿勢があるんですよね。
    素晴らしい!(拍手)
    そういう節約姿勢で「国民と同じ目線です」
    「主婦の味方です」って感じに映っているかもしれませんが、
    この方の年収は○千万以上だそうです(ご自身で発言されてました)。
    まぁ、今回の件に関しても単なる芸風の一つですよ。
    横道で失礼しました。

  8. マイクロン より:

    以前にもTVで森永さんが、
    「こういう時は、こうすれば○円お徳ですよ」と、
    色々な場所での節約術を熱弁してましたよ。
    とても勉強になる時があります。
    森永さんって、とても節約家で、
    一円単位でお得になる情報を教えてくれるんですよ!
    なので、「国民と同じ目線」
    「主婦の味方」ってな感じですよね。
    素晴らしい!(拍手)
    でも、この人の年収、○千万円以上だそうです
    (ご自身で発言されていました)
    お金の価値は人それぞれだけど、
    「節約」ってどこまで本気で言ってるのか不明。
    単なる「芸の一種」としてやってるように感じます。
    なのでご本人としてもあまり罪悪感はないのでしょうね。

  9. けんちゃん より:

    目先の利益欲の為に、大きな損をすることは多いですよね。
    節約は確かに尊いことだと思いますが、何にお金をかけるかの方が、全然大事だと思います。

  10. なな より:

    まず、あんな最後までしっかり観る人がいるのかが疑問です。
    訂正の前に出ていた「このあと番組からお知らせがあります」的なテロップも全く目立たないものでしたし…。
    テレビというのは情報を正しく伝えるのが仕事なのですから、今回のことは薬剤師的にいえば過誤と一緒です。
    過誤を起こしてしまった患者さまに対して、次回投薬時の最後の最後で「あ、そういえばこの前、間違った薬渡しちゃいました。これが正しいのです。ごめんなさいね」という対応と一緒です。
    誠意がまるで感じられませんでした。
    こんな対応で引き下がるべきじゃないですよね。
    今後、悪意ある報道を防ぐためにも、しっかりした謝罪と訂正をするまで、薬剤師一丸となって抗議していくべきだと思います。

  11. くま☆ より:

    >皆様
    コメントありがとうございます。
    「金額」という切り口は非常に明瞭で分かりやすいのですが、非常に一面的な見方であり、そこにのみスポットを当てて放送するのは危険です。
    謝罪の仕方もひどいもので、到底看過できるものではありませんね。
    この番組に出ている流通ジャーナリストの金子哲雄氏は、twitterで噛み付かれ、言うに事欠いて「意見があるのならテレビに出て言え」とtwitterに書いています。
    http://twitter.com/GEKIYASUO/status/12313396989
    本人の口からお詫びどころか説明もなく、まったくひどいものです。

  12. たまたま通りすがりです より:

    この番組のこの件の放送はオンタイムで見ました。金子某さんに大爆笑してしまいました。「これはひどすぎるな~。誰か抗議とかするのかな?」等と思いながら見ていました。
     次の週は番組の存在すら忘れて、19時40分ごろ帰宅して、テレビをつけたらたまたまTBSだったので、そのまま流してたら『訂正』の放送が流れてました。しかも、「断れるのはお薬手帳の方でした。」だって・・・。もう苦笑しかありませんでした。お薬手帳っていつから強制になったんだろう?とその後食事しながらしばらく考えてしまいました。
     DIの会員登録してないので、もと記事を見てませんが、どんな抗議したんだろう?
     別に薬暦断っても問題ないでしょう。自己責任なんだから。
     放送時はあたかも手帳と薬暦指導加算が一緒のように話してたのが問題だと思いました。
     お邪魔しました。

  13. くま☆ より:

    >たまたま通りすがりです様
    コメント残していただきありがとうございます。
    DI onlineの方にコメントしたのですが、薬歴管理料が「薬情」というモノに対する負担であるという誤解や、それを拒否して90円トク、という部分への言及が一切なく、あたかもお薬手帳と説明書をうっかり間違えたので、それを訂正しますという、本質から目を逸らした、大変あいまいな訂正であったと個人的には感じています。

  14. たまたま通りすがりです より:

    くま☆様
     ご丁寧にお返事をありがとうございま。
    以前よりDIオンラインも気になっており
    本日いろいろ検索の最中ブログを発見しましたので、コメントとついでにDIの登録をしてまいりました。これからそちらも楽しみに見ていきたいと思います。
     当方は薬剤師さんではありませんので、薬剤師さんたちが受けた倫理教育とは無縁ですので
    一般人側の感覚で意見を述べ、疑問を投げかけ
    ほぼ毎日、友人の薬剤師とバトルを繰り広げて仕事しております。その感覚で失礼な事を平気で述べてる部分もあるかと思いますが、何卒ご容赦の程をお願い致します。

  15. 通りすがりの元保険薬剤師 より:

    突然失礼します。現在は保険薬剤師ではありませんが手帳の事で気にかかるところがあります。
    手帳を有効に活用し、チェックもきっちり行なっている薬局もあるかと思いますが、実際にただシールを貼って点数を取っている薬局が多くないでしょうか?
    重複投与にも気がつかず、相互作用にも気がつかない。「いつもの薬です。お大事に。」しか言わない薬局が多いような気がします。
    実際に母の体調がおかしいので、手帳をもらっているか聞いたら、もらっていたので確認したら類似薬剤が他科にて処方されていました。
    これでも点数は取られているんですよね。
    また患者に重要性が伝わらず、要らないと言えば安くなるみたいな放送がされてしまうんですよね。
    今回の放送で抗議をするだけではなく、薬剤師が診療報酬の点数をいただくために何を行うかをすべての調剤薬局に徹底させるべきなんじゃないかと思いました。
    しっかり行なっている薬局に対して失礼だし、また薬剤師の価値が下がっていく原因になるかと不安に思っています。
    失礼な発言すいませんでした。

  16. さつき より:

    >通りすがりの元保険薬剤師さん
    仰りたいこと、理解できます。
    でも、〝算定するためにしなくてはならないこと(=算定要件)″と、〝算定する以上やって然るべきこと″とは違いますね。
    そして手帳の算定要件には「手帳を用いて併用薬をチェックする」という項目はありません。
    だって、手帳持参の有無に関わらず、併用薬やアレルギー歴の確認なくしてそもそも調剤なんて出来ない(薬剤師法第25条の2が満たせない)でしょ。
    ついでにこれ、薬剤服用歴管理指導料の算定要件ですし。
    調剤に関する必須情報を確認しないようなカス薬剤師が未だに居るのですね。
    ガラパゴス現象?(笑)
    釈迦に説法かもしれませんが、投薬時にそれらを本当に確認された記憶がなく、かつ重複投薬の事実等の証拠があるのであれば、薬歴管理指導料と薬情の算定を確認した上で、算定ありなら各都道府県の厚生局地方事務所に訴えてください。
    これが保険薬局にとっては一番キツイですから。
    算定がなければ地域の保健所へ、ですね。
    ちなみに、残念ですがこういう個別の事例の場合、所詮互助組織でしかない薬剤師会は全く役に立たないですね。

  17. ぽんた より:

    手帳の算定要件じゃ?ないん?です?
    相互作用?ですから、併用薬のチェックはしないといけないんじゃ????
    「薬剤情報提供料
    調剤日・投薬に係る薬剤の名称・用法・用量・相互作用その他服用に際して注意すべき事項を患者の求めに応じて手帳に記載した場合・・」
    なんで・・・・書かないといけないって思ってましたが・・・・

  18. くま☆ より:

    >たまたま通りすがりです様
    業界内にいると、どうしても見方が偏ってしまう部分はあるので、新鮮なご意見はむしろ歓迎いたします。
    こちらこそ、よろしくお願いいたします。
    >通りすがりの元保険薬剤師様
    おっしゃる通り、「薬剤師が診療報酬の点数をいただくために何を行うかをすべての調剤薬局に徹底させるべき」という部分は、日薬が取り組んでゆくべき部分なのかもしれません。
    ただ、過去のネット販売の件を考えましても、日薬が実効性を持って何かするというのはあまり考えられません。
    個々の薬局、薬剤師が意識を持たねばならないことではありますが、全体の底上げ?となると、やはり組織的対応が必要になりますね。

  19. ルルル より:

    ネット販売の話が出たので・・・
    民主党議員がネット販売の規制緩和のための勉強会(グループ?)を立ち上げるそうで。
    規制緩和の弊害を取り除くためのグループだそうで。
    こういう時には是非薬剤師会に頑張ってもらいたいと思いつつ、
    最初からアンチ民主の私は絶対に民主には入れるまいと決意を新たにするのでした。

  20. くま☆ より:

    >>ルルル様
    コメントありがとうございます。
    ネット販売、やっぱり政治決着になってしまうのでしょうかね。
    これまでの経過を踏まえ、いろいろな議論が出てきて、よりよい形が見えて…というのは、やはり理想論になってしまうのでしょうか。
    やはり政治力というのは必要ですね。

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