小林製薬の「アットノン」という製品の売上が好調だと、話題になっていました。
発売2カ月で3.5億円を売り上げた“傷あと改善外用薬” – ヒット研究所 – 日経トレンディネット
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20110706/1036700/
パッケージを見ますと、大きな文字で、
傷あと・やけどのあとに
と書かれています。肝心の成分ですが、アットノンの製品サイトを見ていただくと分かるとおり、
ヘパリン類似物質 100g中 0.3g
と書かれています。医療用医薬品ですと、ヒルドイドが該当しますね。アットノンとヒルドイドソフト軟膏0.3%の比較表を作ってみましたのでご覧ください(クリックで拡大します)。

アットノンとヒルドイドソフト軟膏0.3%の比較
アットノンもヒルドイドソフト軟膏0.3%も、有効成分含量とも同じです。価格は敢えて揃えて書きませんでしたが、単位あたりの価格はアットノンの方が高いことが分かります。
「なんだよ、ヒルドイドと同じで、しかもボッタクリ?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、小林製薬という会社はこのように、同じものでも「見せ方」を変えて、市場に提示するということに、非常に長けています。
この会社の製品は、よくネーミングが話題を呼びます。アットノンも「跡なし(=ノン)」から来ているのでしょう。ただ、小林製薬の商品全般好調の原因はネーミングではなく、そのマーケティング力の賜物と言っていいでしょう。ネーミングは本当に見えている一部分に過ぎません。
個人的には、「傷あと・やけどのあとに」も頭の隅に入れつつ、従来(?)のヘパリン類似用物質の効果を意図した目的での販売も行って行きたいですね。尿素製剤を避けたい、というケースもありますし。
それからもう一つ気になっているのは、頭痛、肩こりを塗って治す「ズッキノン軟膏」という製品ですね。頭痛を塗って治すというその発想も、従来の型を打ち破るものであり、「ちょっと使ってみようかな…」という気になりますね。
(関連リンク)
ヘパリン類似物質含有OTC外用剤 | アポネットR研究会・最近の話題
http://www.watarase.ne.jp/aponet/blog/110224.html
▽ 製品選択のポイントがわかる 「OTCメディケーション」虎の巻 改訂版 (日経DI薬局虎の巻シリーズ5)



コメント
いやぁ~(T-T)アットノンを塗って薬疹で顔がブチバレです。
アットノン買ってみよー!^o^