まだまだ続く?ジェネリック医薬品の問題

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昨年4月、診療・調剤報酬改定時に処方せん様式が変更されたのを皮切りに、昨年はジェネリック医薬品に右往左往した年だったという感じが強いですね。
薬事日報などのニュースを見ていてもやはり話題は多かったですし、当ブログでも何度か記事としてアップいたしました。コメントもたくさんいただきました、ありがとうございます。
現在は小康状態?にある「後発医薬品への変更可」ですが、年が変わったからといって何かが変わったわけでもなく、むしろこれから促進策がもっと出てくるような感じも受けます。
現状、ジェネリック医薬品の使用を推進するのか、慎重であるのかというのは、個々の医師・薬剤師によって或いは病院・薬局毎に考え方の幅がかなりあります。
そんな中で「ジェネリック医薬品は信頼性がないから使用に躊躇いがある」ということがチラホラと聞かれます。
ではジェネリック医薬品使用促進のために、ジェネリック医薬品の信頼性を上げていけば事は解決の方向に向かうのでしょうか。それはそれで大切なことですが、万事解決とは思えません。
ジェネリック医薬品が「後発」であるが故に背負う宿命とでも言いましょうか。ジェネリック医薬品はどんなに信頼性を高めても「似先発」であって「非先発」なのです。
お断りしておきますが、私はジェネリック医薬品を卑下して申し上げているわけではありません。ジェネリック医薬品の有用性を高めるためには、これらの正しい理解が欠かせないと考えています。
話を元に戻しまして、何が言いたいのかといいますと。
現状ある「ジェネリック医薬品はちょっと…」という声の中身は「ジェネリック医薬品は非先発」に集約されるのではないかということです。
それがよく言われる「日本人のブランド志向」と関係しているのかどうかまでは分かりませんが、もしそうだとするならば、ジェネリック医薬品使用促進のためには何が必要なのでしょうかね。

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このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. さんまん より:

     今ふと考えると、今初診を迎える方にとっては薬処方の幅が非常に広いんですね。最初の処方を先発品で行くのかジェネリック医薬品で行くのかが医者の方針で全く違ってくる、こういう事も起こりえることを。
     すでに初診から5年半を経過している私は安易に薬を変えられない状況なのですが、今からの方についてはジェネリックから始められることがある、と考えてしまったのです。これを考えると、結果的にジェネリックは安くて安定している、は時間が実現してくれるかもしれない、と感じるんです。
     さて、今後はいかに変化するでしょうか。

  2. 冬姫 より:

    先発メーカーから
    「ジェネリックに変えたら、今後はブドウ糖を提供できませんから」
    と言われ、それって企業からの脅迫じゃ~んと思い、
    積極的に後発品(QQ)に変えた内科医です。
    医師側からジェネリックの説明をすると、
    8割が「それでは安いほうで」
    1割が「いまのまま(先発品)で」
    1割が「おまかせします」
    でした。
    ジェネリックから先発に戻してほしいと希望したのは数人。
    効果はこの薬に関して言えば同等でした。
    ジェネリック指定で処方箋を出すことが、増えるかもしれません。
    薬局さんは大変でしょうけど。

  3. はまなす より:

    新春から放映されている某ジェネリックメーカーのミュージカル調のCMにびっくりした私。
    ジェネリックのCMが多くなった当初、内容が問題ではないかと言われ、公取だったか?から指導が入ったと耳にしましたが、その後、先発メーカーにはジェネリックメーカーへの誹謗中傷がひどいとこれまた指導が入ったようですねっ。
    確かに売り上げ下がるから先発メーカーにとっては大変なことなんでしょうけど・・・
    医師の方針で全く変わってくるというのには納得。去年の私の経験では、先生のサイン率にも波があり、元々あまり積極的ではない先生ほどその傾向が強いかと・・・
    ある日、突然、全てにサインが入ってきたかと思ったら、次の診療日には一切サインなし。コンスタントにサイン書いてくれる先生の方が何となく安心します。
    冬姫先生
    ブトウ糖の提供は、ジェネリックでも行っているところがありますよっ。あの説明文書も・・・(ご存じだったらすみませんm(_ _)m)
    私が仕事に行っているところは先発品も扱っている某メーカーのを採用しましたが、ブドウ糖と文書を提供して貰っています。
    でも、同じ製品なのに製造・販売元の会社は提供を行っていないと聞いた気がします。

  4. まじゃ より:

    一時一般名処方ではなく、後発品そのものが処方されている時期ってありましたよね?
    処方箋代に2点?つくから処方の中に後発品を1つでも入れるような・・・
    まじゃも小児科でありました。アルピニーを後発品の○○で処方されるとき「同じ効果だけど、少し大きめ。一度入れたあとお尻から出ずらいよ」と医師の説明!!!
    びっくりしました、なんてお金の亡者なんでしょう!!子供だもん、入れるとき小さめのほうが抵抗感ないと思うし、入れたら溶けるんだから「出ずらい」って・・・・?
    保険制度を知っていた(現行の制度は知りません)+調剤歴ありのため、その医師には不信感だけが残り、以後休日でそこが当番のときでもそこには絶対行かないようにしています。そして、知り合いに聞かれたら声を大にして非難し続けようと思っています。
    話しずれましたが、医師主導で後発品処方が後発品名で行われる時間がもっと長いほうが良かったと思っています。
    その中でいやおう無しに患者・医師・薬剤師が後発品に慣れ親しみ、メリットデメリットを感じて、それで現行のようにチョイスできるように。
    かかりつけの小児科の先生は後発品に変更可のサインを一旦全てに行なったようですが、すぐにやめてしまいました。
    自身後発品良く知らないし責任が持てないからだろうと・・・時々他の小児科も掛け持ちする患者さんの併用薬チェックに頭を悩ませているみたいですが・・・
    そんな先生がさらに信用できるようになりました。一旦世の流れと共に制度化されたことへの対応はしたものの、やはり自分のポリシーに反したんでしょうね。
    ただ頑固に拒否するだけでなく、やってみてこれはあわない!とすばやい変わり身。
    柔軟さ+ポリシー
    ずれてますね・・・

  5. みかん より:

    >先発メーカーから
    >「ジェネリックに変えたら、今後はブドウ糖を提供できませんから」
    >と言われ、それって企業からの脅迫じゃ~んと思い、
    >積極的に後発品(QQ)に変えた内科医です。
    それは当たり前のことではないのですか?
    箱にも○○用ブドウ糖と書いてあるし、メーカーも自分のところの商品を使っていないのにブドウ糖だけをやるわけにはいかないでしょう

  6. くま☆ より:

    >さんまん様
    そういうケースも考えられなくはないですが、どれほど一般的なのかを考えると疑問符がつきます。医薬品の選択の幅が広がることを考えれば理想ではあるのすが…。
    >冬姫様
    同等性を考慮しますと、やはりそれが分かっている製品を使いたい→後発医薬品名で処方、ということになるのでしょうか。
    本来でしたら薬局がその辺りの役割を担うべきなのでしょうが、まだまだ力不足なのかもしれませんね。
    >はまなす様
    当地でもそんな話があるということを聞きました>変更可欄へのサインの波
    薬局ももちろんですが、患者さんにしても非常に戸惑ってしまいますね。
    >まじゃ様
    > 医師主導で後発品処方が後発品名で行われる時間がもっと長いほうが良かった
    こればっかりは制度的なものなので仕方のない部分がありますが、時間的な余裕がないのでしょうね、財政面での。
    遅かれ早かれジェネリック医薬品が普及するのであれば、そこに薬剤師が関与した方がいいのかなという気はします。現状力不足ではあるかもしれませんが。
    >みかん様
    言い方にもよりますよね。「先発品を使い続けてください」という圧力が言葉の端々に感じられれば、やはりいい気はしないでしょうし。

  7. 霧華 より:

    遅ればせながら、明けましておめでとう御座います。
    後発品の話ですが、今でも後発品名処方は行われています。医師側では加算がつかないはずですが。
    オーダーメイド医療じゃなくても患者は個々千差万別なのですから、先発品だろうが後発品だろうが効くものは効くし効かないものは効かないというのが私の基本的な考えです。
    実際、医師も薬剤師も多くはこの考えだとは思いますが、臨床現場ではそうはいかにでしょうね。
    効く効かないが客観的に示す方法が出来ない限り、医師にとっては一番確実性が高いものを選ばざるを得ません。
    そういう意味において信頼される会社が選ばれるなら、それが先発品だろうが後発品だろうが良いでしょうし、問題ないと思います。
    一番問題なのは情報が足らなさ過ぎることです。
    食品でもどこの産地かわからないもの、どのメーカーが作ったものかわからないものを買われる方は少ないでしょう。
    身体に影響の大きい医薬品で必要な情報が得られないものが使われる可能性は低いと思います。
    安いだけでは使えないって(-_-;)

  8. さつき より:

    ジェネリックの製薬会社は、こと患者向けに関しては価格と知名度のみを重視しているのは、信頼性の「し」の字もCMに出てこないことからも明らかですね。
    沢井の中の人、医療従事者をどこまでバカにすれば気が済むんですか?何か恨みでも?
    ミュージカル調のあのCMに何かのメッセージを込めているというなら、是非お話を伺いたいものですね(怒)
    CMに関しては一度本社に苦情を言っていますので、今後は実力行使の一人不買運動ですw

  9. くま☆ より:

    >霧華様
    今年もよろしくお願いします。
    先発医薬品の価格が高い理由が「信頼」であり、その信頼の分だけ価格が高いことは理解できることです。
    個人的に2点考えていることは、最善の治療を行う際にこれまで経済的なことを抜きにして考えられることが多かったのかもしれませんが、その部分をどうするのか。皆保険制度と絡めて。
    それからもう1点は患者さんの後発医薬品を選択する権利をどう考えるのか。責任のあり方も含めて。
    まだ制度が導入されて1年に満たないので、今後議論していく必要があると感じています。
    それから勉強不足で申し訳ないですが、医師側で後発医薬品の商品名処方に加算は付かないようになったんでしたっけ?
    >さつき様
    仰るとおりイメージ先行、いい面ばかりを強調するのはどうかと思いますね。個人的にはCMにお金をかけるよりも先にすることがあるだろう、という気がしないでもないですが。

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