アレルギー治療薬を持続放出するコンタクトレンズの商品化に目処

スポンサーリンク
アレルギー治療薬を持続放出するコンタクトレンズ

コンタクトレンズで有名なシード千寿製薬が共同で、アレルギー治療薬を持続放出するコンタクトレンズの商品化に取り組んでいるということです。シードのホームページに概要がありました。
シード:千寿製薬(株)との共同研究成果に関するお知らせ
使用する薬剤としては、

アレルギー性結膜炎の治療に古くから使用されているクロモグリク酸ナトリウム

を選定し、更にその薬剤を1日かけて持続放出する、1日使い捨てコンタクトレンズの開発を目指してきたということです。

・1日かけて持続的に薬剤を放出することが可能な高分子ゲルの合成検討
・このコンタクトレンズの生物学的安全性試験

この2点が終了し、今年度から治験を開始。3年後の商品化を予定しているようですね。
アレルギー治療薬を持続放出するコンタクトレンズ
私自身がコンタクトレンズをしないので、コンタクトレンズ事情に疎くて申し訳ないのですが、こういった薬剤を持続放出するタイプの製品は他にもあるのでしょうか。
この製品は、コンタクトレンズ使用者のアレルギー症状を抑えることをターゲットとしているのでしょう。
逆に、コンタクトレンズをしていない人のアレルギー症状を抑えるために、点眼薬(や内服薬)の使用にかわって、コンタクトレンズを使用する、といった選択肢が出てくることも考えられそうですね。
コンタクトレンズをする習慣がないと、難しい部分はあるかもしれませんが…。
眼周辺への局所作用だけでなく、例えば降圧剤のような全身作用を目的とする薬剤を含み、目の粘膜から吸収して薬効発現…なんてことになったらスゴイですね。言うほど簡単ではないことは分かりますが…(苦笑
(関連リンク)
シード
http://www.seed.co.jp/
千寿製薬
http://www.senju.co.jp/

Anout us

このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
詳しくはこちら

くま☆をフォローする

コメント

  1. ぽんた より:

    できるなら、目薬のゲル化の持続を長時間にしていただく方がいいですね。
    タリビッド眼軟膏のゲル化のはいいですよ。綿棒で軟膏つける煩わしさはないし、目薬よりはやはり効きがいいです。
    あの膜を張った感じが、もっと長く持続すれば・・・コンタクトよりはいいって思います。
    コンタクトはやはりなんと言っても異物を入れるので、合わない人はいますしね。
    でも。
    すごい世の中ですね。

  2. kayo より:

    はじめまして
    すごいですよね。私もこのニュースを見たときは驚きました。
    こういった商品はないですよね。
    私自身コンタクトもしていますし、動物アレルギーで目が真っ赤にかゆくなってしまいます。
    そして、動物が好きなので。。。
    コンタクトごと、目をかきむしりたくなります。
    そういった状況から私は使い捨てを使ってますがそうではない人は花粉症などではやはり眼鏡になってしまいますよね。
    それを考えると花粉シーズンだけこのコンタクトを購入すればいいのなら、かなりの人たちが助かるでしょうね!
    長々と失礼しました。

  3. さつき より:

    素朴な疑問なんですが、もちろんコレって処方せん医薬品になるんですよね?
    コンタクトレンズである以上、度数やベースカーブ等のパラメータには医師の指示が必要ですし、一方で薬剤放出デバイスの機能を併せ持つことを考えると、高度管理医療機器、OTC医薬品のいずれにもカテゴライズすることは難しいような気がします。
    となると、普通のコンタクトレンズ販売店(眼科併設の店舗も含む)やネットでは販売できず、あくまで薬局における調剤によってしか手に入らない製品ってことですね?
    とした場合に、もうひとつ問題なのが、他のコンタクトレンズは販売出来ない、すなわち、高度管理医療機器等販売業の許可を受けていない薬局でも調剤できるのか?ということですね。
    だとしたら、ちょっと違和感があります。
    高度管理医療機器等販売業の許可申請とか継続研修とかって結構面倒臭いんですよ。
    結構維持費も掛かるし。
    医薬品だから良いのかな?処方せんがあれば注射針を出せるみたいなもの?(笑)
    それと、この製品を処方する以上、患者は季節性or通年性のアレ結あたりで受診しているわけですが、通常の眼科診療で、点眼薬と同じように処方されるんですかね?だとするとコンタクト購入に保険利いちゃったりする?
    それともやっぱり他のレンズと同じようにコンタクト診療で指示箋が出され、薬局にて自費調剤?
    すげぇ謎だらけの製品ですよね・・・(^-^;;
    薬局としては在庫も無理ですよね。
    ウチもコンタクトを取り扱っていますが、例えば、サイズ・ベースカーブが1規格しかないとして、度数が-10.0~+10.0までの79段階あるコンタクトを想定すると、これって規格違いが79種ある医薬品と同じです。
    ベースカーブが2種あったら、158規格。
    在庫なんてありえません(笑)
    色々な意味で興味深い製品ですねー。
    続報が待ち遠しいです。

  4. くま☆ より:

    >皆様
    コメントありがとうございます。
    やはり興味深い製品ですよね。
    また、さつき様ご指摘のように、この製品の扱いについても大変気になりますね。分類の問題、保険の問題等々…。
    しかしコンタクトってそんなに種類があるんですね!驚きました!

  5. さつき より:

    >くま☆さん
    上ではとりあえず-10.0~+10.0と書きましたが、レンズにもよりますが、実際にはもっと広い度数幅がありますよ。
    レンズは度数が0.25刻みです。
    ワンデータイプだと、1サイズオンリーでベースカーブの異なるものが1または2つ用意されているものが多いです。
    乱視用のレンズなどは、これに加えて更に2つのパラメータ(角度と強度)が加わりますので、取り置きなんてありえません(笑)

  6. ぽんた より:

    保険算定はできないんじゃないでしょうか・・・
    自費処方箋なら高度の許可は要らないような気も。

  7. くま☆ より:

    >お二方
    コメントありがとうございます。
    「コンタクトレンズ」って一口に言いますが、使う人のためにかなりカスタマイズされているのですね。
    もし処方せん等で出て、多くの薬局で扱うとなったら…すごいことになりそうですね。

  8. けんちゃん より:

    コンタクトレンズ長年愛用、かつアレルギー体質の私は早く体験してみたいです!!
    さつき様!!勉強になりました。自分専用のこのレンズ。もっと大切に扱います。

  9. GED より:

    うーん・・・
    コンタクトによるいろんな目の障害を隠蔽しちゃうんじゃ・・・
    売る側からすれば売りやすい商品なんだろうけど自分なら積極的には勧められないなぁ・・・
    裸眼でなんのアレルギーもない自分が言うのもなんですがw

  10. くま☆ より:

    >お二方
    コメントありがとうございます。
    なるほど、そういった恐れもあるかもしれませんね>目の障害を隠蔽
    治験がどのようにされるのかも気になるところです。

タイトルとURLをコピーしました