アログリセムとネシーナ 誤処方防止アナウンス

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アログリセムとネシーナ

MSDが販売する高インスリン血性低血糖症治療剤「アログリセムカプセル25mg」と武田薬品が販売する2型糖尿病治療剤「ネシーナ錠」に対して、誤処方防止のアナウンスが両社連名で出されています。
医薬品医療機器総合機構:高インスリン血性低血糖症治療剤「アログリセムカプセル25mg」 2型糖尿病治療剤「ネシーナ錠」( 一般名:アログリプチン安息香酸塩)誤処方防止のお願い(PDF)
http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/file/kigyo_oshirase_201101_1.pdf
アログリセムとネシーナ。なぜこれらの薬剤で誤処方が生じるのかと言いますと、オーダリングシステムにおいて「アログリ」と入力すると、候補として、

アログリセムカプセル25mg
アログリプチン安息香酸塩

が並んで表示される、というのです。ご存知のように、「アログリプチン安息香酸塩」はネシーナ錠の一般名であります。
注意喚起の背景には、両剤が、血糖という極めて重大な要素に作用する薬剤であることはもちろん、アログリセムは血糖値を「上げる」のに対してネシーナは「下げる」という、正反対の作用を持つこともあります。
現時点では重篤な副作用の発生報告はないようですが、医薬品の特性を考慮するに、誤処方が起こらないよう、システム的な工夫も必要になってくるのかもしれませんね。
薬局においても「血糖値のお薬です」という言い方ではなく、普段はどういう状態であり、薬剤を服用することで血糖値が上がるのか下がるのか、患者さんの病態と認識を把握しておくことで、誤処方防止に貢献できるのではないでしょうか。

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くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. kense より:

    片方が一般名、もう片方が製品名なので現時点ではオーダーリングシステムでの間違いは少ないでしょう
    ネシーナの後発が出て一般名が商品名になると間違いは多く出るかもしれませんね。(10年くらい先になりますが)
    少し話が変わりますが、GE処方が広がる少し前に一般名の塩の表記が変わりましたが(塩酸○○→○○塩酸塩)、
    このような間違いを防止するのに結果的に大変役に立っていますよね

  2. くま☆ より:

    >kense様
    コメントありがとうございます。
    確かに直ちに間違いにつながるようなものではないですが、間違えた際の重篤性等も考慮されているのでしょうか。
    先ではありますが、一般名が出てくる頃は確かに気を付けなくてはなりませんね。

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