セフゾンの後発医薬品に関する裁判

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セフゾン後発医薬品は2社から発売されています(いずれも100mgカプセルのみ)。リンクをクリックすると各医薬品の添付文書のページへジャンプします。
セフロジールカプセル100mg(大洋薬品工業)
セフニールカプセル100mg(東和薬品)
このうち、大洋薬品工業セフロジールカプセル100mgに関して問題が出てきているようです。先発セフゾンを製造・販売するアステラス製薬が特許権侵害で訴えを起こしていて、その判決が出たとの事。
ジェネリック薬品の結晶特許侵害認め製造販売差止め、東京地裁(知財情報局)

物質特許は切れているが、成分結晶の形の特許は2008年8月まで権利が存続している

というのが訴えの根拠となっているようです。
東和薬品のセフロジールカプセルは訴えられていないところを見ると、こちらは大丈夫なんでしょうかね。
判決は出たものの仮執行がされないため、大洋薬品工業は控訴して、製造販売も継続するようです。このまま来年8月まで引っ張れば「売ったもの勝ち」になってしまいそうです。

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くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. お疲れ より:

     こんにちは。
     特許訴訟の過程にあるものは、基本的に薬局で採用しないことだと思います。
     とくに慢性疾患に用いるものは、裁判のゆくえ次第で安定供給に影響が及ぶことを覚悟して使っていなければなりません。そこまでを患者さんに同意を得て使っていくというのは面倒ではないでしょうか。
     特許訴訟にあるかどうかの確認は、製剤の品質そのものではないだけに、見落とすおそれがあります。

  2. hachimoku より:

     詳しいことは分かりませんが、アステラス製薬は東和薬品とは資本提携があり、大洋薬品工業とはこれがないということは考えられませんかね。
     無難な原薬が東和薬品にできて、大洋薬品工業にできないと考えられるほどセフゾンの合成が難しいのでしょうか。

  3. くま☆ より:

    >お疲れ様
    こんにちは、レス遅くなりました。
    仰るように患者さんに迷惑がかからないことを第一に考えることが必要ですね。特許の問題を抱えた後発品がどれだけあるのか分かりませんが、選択の際に考えねばならないことです。
    >hachimoku様
    コメントありがとうございます。
    なるほど、資本提携とは考えが及びませんでした。強い結びつきでなくとも、何らかの繋がりがあることは考えられますね。

  4. kense より:

    セフゾンくらいの売上がある薬なら後発は15~20社、それ以上から発売しても不思議ではないです。
    おそらく他の後発メーカーは分かっていたから販売しなかったのでしょう。
    今後特許切れ時に他の会社が販売しても後発薬価は下がってしまってるからあまり出ないかもしれませんね。

  5. くま☆ より:

    >kense様
    確かにセフゾンの後発が2社だけっていうのも違和感がありますよね。細粒には後発が出てないですし。

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