[ツムラ]医療用漢方製剤 出荷調整解除

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株式会社ツムラ

ご存知のようにツムラは、3月の東日本大震災で工場が被災しました。小青竜湯や大建中湯をはじめ、多くの漢方製剤の供給に影響があったのではないかと思います。
情報が遅くて申し訳ないのですが、6月23日、同社は「医療用漢方製剤 出荷調整解除のお知らせ」を掲載しています。病医院や薬局にも配布されているところがあるかと思います。
医療用漢方製剤 出荷調整解除のお知らせ(PDF)
http://www.tsumura.co.jp/password/img/20110623.pdf

安定的な製品供給の目処が立ちましたので、医薬品卸店様への出荷調整を全て解除し、平常通りの受注を再開しました

と書かれています。


さて、出荷調整が解除されて、皆様の周囲ではどのような動きがあるでしょうか。一つ心配(?)なのは、オースギとかJPSとかクラシエとかコタロー等、他の漢方メーカーの処方が、軒並みツムラに戻ってしまうことです。
いや、処方を決めるのは医師ですから、メーカーをどこにしたら…と言うつもりはありません。また、ツムラの製剤が優れているからこれだけのシェアがあったというのも、紛れもない事実です。
更に言えば、今回ツムラの出荷調整は「震災」というやむを得ない事情であったことを考えますと、メーカーに落ち度はまったくありません。ですから、出荷調整解除を機に「元のツムラに戻す」ことは、取り立てて大きな問題にはならないでしょう。
ただ一方で、出荷調整解除に至るまでの間、他のメーカーのカバーも大きかったと思われます。また、ツムラ以外の漢方製剤を医師が処方、また患者さんが服用する中で、例えば1日2回製剤があるとか、スティック包装があるとか、飲みやすいとか、いろんなメリットも見つけられたはずです。
ここは一つ、リスクマネジメントという観点からも、例えば品目によってはツムラ以外のメーカーを採用するとか、患者さんの希望を聞くといったことを考えてもいいのではないかと思うのです。
薬局はもちろん大変ですよ。いろんなメーカーの在庫を置かなくちゃならないですし、それがデッドストックになる可能性もあります。でも、「ツムラに戻ったから他のは返品~」では、なんともやり切れない思いがするのは私だけではないはずです。
何か妙案があるといいんですけどね。
ファーストチョイスの漢方薬

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このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. ももた より:

    くま☆さん
    はじめまして。
    いつもはツムラを処方されていますが、
    震災後は、小太郎になりました。
    次回の診察では、また、ツムラに戻ると思います。
    ただ、最近知ったのですが、
    ツムラの茨城工場が
    ホットスポットにあるらしいので、
    医師に、ツムラ以外の処方を
    頼んでみようかと考え中です。

  2. くま☆ より:

    >ももた様
    コメントありがとうございます。
    理由はいろいろあるでしょうが、医師と話ができる関係もいいですね。

  3. 漢方太郎 より:

    「ツムラの製剤が優れているからこれだけのシェアがあったというのも、紛れもない事実です。」
    とありますが、どこにそのような事実があるのでしょうか?

  4. くま☆ より:

    >漢方太郎様
    コメントありがとうございます。
    ご質問の趣旨がはっきり分かりませんが、シェアが高いものは良いものであるというシンプルな発想です。

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