後発医薬品が薬価収載になりましたが、奇しくも同じ日に、パキシルCR錠も薬価収載・発売となりました。
CRというのは言わずと知れた「Controlled Release」の略ですが、言ってみれば徐放化された製剤ということで、血中濃度推移も変わるということ。

血中濃度推移のグラフ
Cmaxを低下させることで、有害事象を軽減させると共に、有効濃度の維持をはかるというのがその目的です。
じゃあなぜもっと早く出さずに、後発医薬品が発売されるこのタイミングで出てくるのか、疑問がわかないでもありませんが、まあ、その辺の事情は置いておくことにします。
このパキシルCR錠、外見に特徴がありまして、パステルカラーを用いて、さらにツートンカラーでとてもカラフルなので、興味がわいて形態見本をいただきました。
こちらがその形態見本。子供が思わず「開けていい?」と聞くほどかわいらしい色使いのパッケージ。
まず開くと、CR錠の説明があります。
うすい黄色の12.5mgとうすいピンクの25mgの形態見本がそれぞれ1つずつ、入っていました。このパステルカラーっぽいのがこれまでの錠剤と大きく違う点ですね。形態見本なので有効成分が含まれていない旨、注意書きがありますね。
ちなみに裏返しにしてみると、錠剤の反対側も見えるようになっています。
「作成年月2011年12月」ということで、発売の半年以上前にもうこの形態見本が作られていたのですね。
そして簡単に中身が取り出せるのかと思いきや、かなり頑丈な作りになっています。台紙を剥がすのが精一杯でした。粘着力の強いテープがそれを物語っています。
25mgの錠剤を真横から撮影したところ。ちょうど真ん中あたりで色が分かれていますね。境界は明瞭です。
刻印は「GSK」と入っています。
同じく12.5mg錠も真横から撮影。影が入ってしまってちょっと分かりにくいですかね。
裏面の刻印が規格を表しています。こちらは25mg錠なので「25」と入っています。12.5mg錠は「12.5」となっていますね。
パキシルCR錠のヒートは乳幼児誤飲防止のため、通常ヒートよりも薬を押し出すのに力が必要だとパンフレットに書かれていました。いわゆる「チャイルドレジスタンス」ですね。
あ、そういえばチャイルドレジスタンスも頭文字をとって「CR」と略すことがありますね。チャイルドレジスタンスとControlled Release。パキシルCR錠は2つの意味で「CR」というわけですね!
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