パリエット錠10mg、ピロリ除菌の適応取得

スポンサーリンク

エーザイパリエット錠10mg(一般名:ラベプラゾールナトリウム)がヘリコバクター・ピロリの除菌療法に係る新効能・新用量の承認を取得したとのことです。
これでタケプロンオメプラール(オメプラゾン)と並んでPPI3剤が除菌補助の適応を取得したことになります。
プロトンポンプ阻害型抗潰瘍剤「パリエット(R)錠10mg」日本でヘリコバクター・ピロリ除菌療法に係る新効能・新用量の承認を取得(エーザイ)
除菌の補助として用いる場合タケプロン、オメプラールとも高用量のもの(それぞれ30mg、20mg)でしたが、パリエットに関しては低用量の10mgの方ですので注意が必要です。
また、併用できる抗生剤はアモキシシリンクラリスロマイシンで問題はありませんが、以下のように製品が限定されます。
<アモキシシリン>
・パセトシン® カプセル、パセトシン® 細粒、パセトシン® 錠250 (製造販売元(輸入元):協和発酵工業株式会社)
・アモペニキシン® カプセル250 (製造販売:ニプロファーマ株式会社)
・サワシリン® カプセル、サワシリン® 細粒、サワシリン® 錠250 (製造販売:アステラス製薬株式会社)
<クラリスロマイシン>
・クラリス® 錠200 (製造販売:大正製薬株式会社、発売:大正富山医薬品株式会社)
・クラリシッド® 錠200mg (製造販売:アボット ジャパン株式会社)

ピロリ除菌の際、PPIとしてパリエット錠10mgを使おうと思ったら、併用する抗生剤はこれらの製品中から選ばなければならないということです。恐らく適応取得の絡みでしょうね。
武田薬品はアモキシシリン製剤としてアモリンカプセルを持っていますが、PPIとしてタケプロンを持っていますので、手を挙げなかったのでしょうね…、と邪推してみたり。
適応症のことや製品名のことをいろいろと考えたくないのであれば、「ランサップ400/800をご使用ください」ということになるんでしょうね。あ、ランサップも武田でしたね(苦笑

Anout us

このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
詳しくはこちら

くま☆をフォローする

コメント

  1. まきまき より:

    >武田薬品はアモキシシリン製剤としてアモリンカプセルを持っていますが、PPIとしてタケプロンを持っていますので、手を挙げなかったのでしょうね…、と邪推してみたり。
    なるほど、と思ってしまいました。
    武田さんはピロリ菌除菌療法には「アモリン+タケプロン(+クラリスロマイシン)」と「ランサップ」のどちらに力を入れているのでしょう!?
    やはり後者、でしょうか。

  2. くま☆ より:

    >まきまき様
    アモキシシリン製剤としてはやはりサワシリンが抑えているでしょうから、仰るようにランサップ推奨じゃないでしょうかね。あくまで推測ですが。

  3. kense より:

    何で子会社のクラリスロマイシン錠200mg「EMEC」は適応にないんですかね?
    正直ランサップ以外の除菌は見たことないです。
    あと、無効例へのフラジール適応取得とかやってるのかな?

  4. くま☆ より:

    >kense様
    本当ですね>EMEC
    エーザイもアモキシシリンが何とかなればランサップのようなパッケージ製品が出せそうですね。
    耐性菌の話も聞きますので、フラジールの保険適応も考える時期なのかもしれませんね。

  5. より:

    今はランサップばかりですね。
    ランサップが出る前は一包化したりしてましたが、服用が煩雑という声が多かったのでシート包装はメリットが大きいと思います。
    こんなのこそ合剤になれば良いのになー。
    メーカー的には全てのPPIで!って思うのもわかるのですが、PPIが変っても除菌率に変化は無さそうですし、耐性菌への対応をして欲しいですね。
    私は以前、無効例に感受性試験を行ってミノサイクリンだけに感受性があったと言う事で適応外でミノマイシンが出てたのを見ました。

  6. くま☆ より:

    >遮様
    確かにそうですね>合剤
    パッケージにするくらいですのでこれは合剤としてのメリットもありそうです。
    再除菌は患者さんの負担を考えて感受性試験をやってからの方がいいのでしょうが、どのくらい行われているのでしょうかね。
    ミノマイシンの使用はやはり保険がきかないんですよね。

タイトルとURLをコピーしました