[ファミマ]処方薬を店頭受け渡し?

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コンビニ業界3位のファミリーマートが、店頭で処方せん薬の受け渡しを行うサービスを検討しているというニュース。
Sankei Biz:ファミマ、店頭で処方箋薬受け渡し
http://www.sankeibiz.jp/business/news/100327/bsd1003270507008-n1.htm
リンク先記事によりますと、調剤チェーンと手を組んでノウハウを蓄積し、その後「個人経営の調剤薬局」とも提携して、三大都市圏から全国へサービスを広げるというもの。
どんな形態なのか?限られた情報からですが推測してみますと、自前で医薬品を取り揃えるのではなく、近隣の薬局で準備されたものをファミマまで運び、その窓口で患者さんに渡す、といったところでしょうか。
現状、こういった形態が存在しないため、どのように運営されるのかを想像するのは、なかなか難しいところもあります。
実際問題として、ファミマの店頭に薬剤師を置くことになるのか、それから薬歴管理をどうするのか、疑義照会や処方変更のケースはどういう手順をとるのか等々、ちょっと考えただけでも多くの課題がありそうです。
また「調剤」というものの定義を考えるに、単に医薬品を取り揃えることだけでなく、最近話題の後発品の意向等から服薬指導まで含めたものが調剤であり、基本的にそれらは薬局で完結することになっています。そうなると法律の改正まで必要になってきますね。
しかしながらリフィル処方せんの導入が検討されているとも言われる中、医薬品の取り揃えは薬局で行い、服薬指導は電話で、受け渡しはコンビニで、という形も、あながちないとも言い切れませんね。
実際、郵便ポストや銀行のATMなどがコンビニの中に設置されるなど、一昔前であれば考えられなかったことが現実になっていますので。
これまでの枠にとらわれず、様々な可能性を探り、多様なサービスを考案するこの姿勢は、既存の薬局にとっては脅威となるでしょうね。

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くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. さつき より:

    これ、ちょうど今僕も見たところだったんですけど、全く想像できませんね。
    想像力は結構豊かな方だと思ってる僕としては、なかなかないですこんなこと(笑)
    んー、単なる思い付きなのか、管轄官庁ときちんと詰めてる話なのか、かなーり興味ありますね。
    ま、とはいえ、現状人様の仕事に首を突っ込んでる余裕は1ミリたりともないんですけどね・・・はぁ

  2. ぽんた より:

    ありじゃないでしょう。
    電話で服薬指導はありえないですよね。
    後発変更可処方箋である以上、これはありえない話ですよ。
    本当ならFAXきても薬作れないんだから。
    考えられるのは、処方箋をA店に持って行って、きちんと服薬指導等を済ませ(カード決済ならOKか・・・)、待ってるのが嫌だから、あとでB店のコンビニに取りに行きます、ぐらいですよね。
    とにかく、処方箋の持込は調剤する薬局ってのは絶対譲れないって思います。

  3. jeanluc より:

    私も全く想像ができません…。
    一つ考えつくのは、ヘルパーさんが薬を取りに来る感じですかね?
    患者さんがコンビニに処方せんを持ち込む
    →コンビニからFAX→薬局で準備
    →コンビニ店員が薬局に薬を取りに行く
    →コンビニで患者さんに薬を渡す
    →一部負担金は薬局へ後日振り込み
    これならあり得そうですが…。
    薬局の役割って薬を作るだけ??
    ということになってしましますね。

  4. GED より:

    ファミマの規模で利益を生もうと思えば薬の仕入は
    メーカー→卸→薬局→ファミマ
    ではなく
    メーカー→ファミマ
    の流れが一番安くあがるはず
    個人の薬局と提携してってどうやって利益生むつもりなんでしょ・・・
    処方箋だけ渡してその場で指導して薬は後で配達ってのは良い商売だからどこかがいつかやると思ってたけどそうじゃ無いのかな?
    薬局で指導させて薬だけはファミマで受け取りなんて成り立つ訳がないし続報が気になりますねぇ

  5. raiser hell より:

    ファミリ-マ-トがどのようなビジネスモデルを考えているのかは具体的に不明なので何とも言えません。 jeanluc様の流れが自然なような気がします。今後の動向を見ていきましょう。

  6. くま☆ より:

    >皆様
    コメントありがとうございます。
    よく言えば「既存の枠にとらわれない」、悪く言えば「調剤を知らない」発想ですね。jeanluc様、GED様お書きのように、確かにこの形態だと間に入る薬局の役割に疑問符が付きますね。
    情報が限られてしまいますので詮索はあまりしないようにしますが、薬局として守るべきところ、開拓するところを見極めて行動する必要がありそうです。

  7. ぽんた より:

    ヘルパーに薬を渡すのは、本当は、違法でしょう?1回指導で言われたことあります。
    投薬は、本人もしくは、介護する家族のみが「患者等」にあたります。
    例外的に、麻薬のみは、患者が受領することが困難な場合は、「現に患者の看護等に当たる看護師、ホームヘルパー等で患者またはその家族等の意を受けた者を、平成10年12月22日付け医薬麻第1854号・・・・患者等に該当するものと解して差し支えない・・・・」
    とあります。
    ヘルパーや訪看がダメならどうすんだ?って、もちろん、薬剤師が居宅指導に行かないといけないんです。本当なら。
    で、コンビニ店員に渡すや、コンビニに配達で患者に直接渡さないのは、問題外。

  8. ありです より:

    ありですね。米国のWを思い出します。

  9. くま☆ より:

    >お二方
    コメントありがとうございます。
    ちょっと話はそれますが、一昔前、コンビニがまだアルコールを扱えなかった頃、個人の酒屋(酒類販売可能)がコンビニになるケースがありましたよね。
    それと同様に、実はファミマが薬局をフランチャイズ化して傘下に入れてしまうという、壮大な計画なのかな?とも勘ぐってしまいました。

  10. さつき より:

    >くま☆さん
    そもそも論ですね。
    保険薬局はモノを売っているのか否か。
    業態的には小売業にカテゴライズされていますが、僕は一貫して誤りだと思っています。
    少なくとも保険調剤に関して、保険薬局は医療サービスを提供しているのであって、小売業とは一線を画しているはず。
    せめて情報産業でしょ。
    だって、薬価差益という、小売業なら当たり前の、モノを仕入れて売ることによって得られる収益を否定される商売なんだから。
    コンビニが利益拡大のために色々模索するのは勝ってですが、これまでの歴史を見ても、自分の領域を生かしつつ収益範囲を拡大するためには少なくとも業態という土俵が同じでないと。
    業態が異なる世界に首を突っ込むなら、これまでのビジネスモデルを捨てる覚悟がなければ絶対上手くなんかいきませんよ。
    まぁ、所詮他人ごとなんで、正直どうでも良いですけどね(笑)

  11. くま☆ より:

    >さつき様
    コメントありがとうございます。
    なるほど、ビジネスとして成功させるのであればこれまでのコンビニの概念を捨てる必要がありそうですね。
    実は、知り合いの某記者から聞いた話なのですが、このファミマの話、特に計画性を持って発表されたことではないそうです…。
    ファミマ広報の話によると、「社長がインタビューでちょっと言っただけなのに、産経さんにあんなこと書かれちゃった」ということらしいです(苦笑
    ファミマの社長は今後のフランチャイズ展開として、調剤薬局とコンビニの融合みたいなものも考えているようで、「コンビニで薬を渡せるようなこともしたいね」と言ったら、「ファミマが処方薬受け渡しサービスを開始することを明らかにした」と産経の見出しになってしまったのが真相のようです。

  12. raiser hell より:

    >くま様
    産経新聞の妄想だったのですか。詳細を教えていただければ幸いです。同業者は今回の記事を見ていると思いますのでひょっとするとどこかが仕掛けるかも知れませんね。

  13. くま☆ より:

    >raiser hell様
    私も先のコメント以上のことは、実は分かりません…申し訳ありません。
    しかしながらファミマは薬局の取り込みも視野に入れているということでしょうから、ことはより重大なのかもしれませんね。

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