[ポイント問題]日薬、保険薬局協会の見解 クオールは独自の動き

スポンサーリンク

1月19日に、厚生労働省から課長通知として出された「保険調剤に係る一部負担金の支払いにおけるポイント提供について」という通達について、日本薬剤師会が見解を表明しています。
日本薬剤師会:「保険調剤に係る一部負担金の支払いにおけるポイント提供について」に対する見解について(PDF)
http://www.nichiyaku.or.jp/contents/kaiken/pdf/pr_110121.pdf
厚労省からの通知にある、

患者による保険薬局の選択は、ポイント提供などの経済的付加価値によらず、懇切丁寧な保険調剤や、保険薬剤師が調剤・薬学的管理・服薬指導の質を高めることで、なされるべきである

という部分を根拠に、「事実上のポイント提供に対する自粛要請」と捉えています。更に、薬担にある「健康保険事業の健全な運営を損なう行為を行うことのないよう努めなければならない」の意義を認識し、通知の主旨を踏まえた行動を呼びかけています。
一方の日本チェーンドラッグストア協会ですが、報道を見る限り、「自粛」の方向でまとまりつつあるようです。


日刊薬業:ドラッグストア協会  調剤ポイントで会員に見解、「自粛の方向で冷静な対応を」(タイトルのみ)
http://nk.jiho.jp/servlet/nk/dantai/article/1226555315932.html?pageKind=outline
CB news:調剤ポイント付与「自粛含め冷静な対応を」- JACDSが見解
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/32212.html

国民の税や保険が使われている保険調剤においては、自己負担分といえども、ポイントを付けることは適当ではない

と指摘した上で、実質的に自粛を呼びかけています。また、すぐに自粛できないケースにおいては、ポイント付与率や広告についても過度にならないよう求めていますね。
とはいえ、加盟各社がどのような対応をするのかというのは、現時点でははっきりしないのではないでしょうか。
そんな中、クオールは独自の動きが報じられています。
yomiDr.:調剤大手、ポイント制導入…ローソンと提携
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=36227
クオールはポイントに反対する日本保険薬局協会に所属していながら、ポイント付与に積極的な姿勢が見られます。ローソンと近い関係にあるというのもあり、「Ponta(ポンタ)カード」の試行的な導入に踏み切ったようです。
更にクオールは、

中小の調剤薬局がポンタのポイント制度に幅広く参加できるよう門戸を広げる考え

だということも書かれていますね。
治療薬ハンドブック2011 薬剤選択と処方のポイント
治療薬ハンドブック2011  薬剤選択と処方のポイント

Anout us

このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
詳しくはこちら

くま☆をフォローする

コメント

  1. 日経新聞によると より:

    ドラッグストアの最大手のマツモトキヨシは
    ポイント付与続行とのことですね。

  2. くま☆ より:

    >日経新聞によると様
    情報ありがとうございます。
    一度開始したものは、自粛要請が出たから「はい、そうですか」と止めることにはならないでしょうね。

  3. MRT より:

    後発品に変更できるか考えて、変更したら医師への報告書を作成して、投薬で服薬指導、薬を確認して、薬情を確認して、先発品と後発品の比較表を確認して、会計でお金の授受の確認をして、領収書の確認をして、明細書の確認をして、実習生に教えて、さらに、ポイントカードにポイント付与ですか、、orz
    私にはミス無くできるか自信がありません(TT)
    なんて。。。
    もっと前向きに頑張らねば。。。

  4. くま☆ より:

    >MRT様
    コメントありがとうございます。
    ポイントカードは別(?)にしたとしても、確かに一連の流れの中でやるべきことは少なくないですね。

タイトルとURLをコピーしました