
以前、メプチンの吸入にドーズカウンタ無しの「メプチンエアー10μg」と、ドーズカウンタ付の「メプチン10μgエアー100吸入」という2種類があることを話題にしました。
2010/02/24 [日経DI]メプチンエアー10μgとメプチン10μgエアー
https://blog.kumagaip.jp/article/35528792.html
ここに来て、販売中止と名称変更があるとのことですが、ちょっとややこしいことになっていますので、確認の意味を込めて話題にしたいと思います。
まずは販売中止について。

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メプチンエアー10μg、すなわち従来からの「ドーズカウンター無し」の製品が販売中止になるとのこと。この代替品目として、メプチン10μgエアー100吸入=「ドーズカウンター付」が挙げられています。
ドーズカウンター付の方が若干薬価が高いため、敬遠するきらいもあるようですが、「ドーズカウンター無し」の製品はゆくゆく経過措置になるという話を耳にしていましたので、メーカーとしても予定通りでしょうか。
次に、名称変更について。

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上記の通り、これまでドーズカウンター付の製品は「メプチン10μgエアー100吸入」という名称でしたが、それが「メプチンエアー10μg吸入100回」という新名称に変更になるということ。
これが代替新規品であることが、話を余計にややこしくしています。図にされていましたので、こちらをご覧いただいた方がよく分かりますかね。

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この図から考えますと、これまでのドーズカウンター無しの製品が経過措置に移行すると同時に、ドーズカウンター付の製品も現行名称品が経過措置に移行、更に新販売名で薬価収載になるということですね。
すなわち、まだ未定ではありますが経過措置告示日から2011年の3月末の経過措置満了までは、以下の3種類の製品名が混在することになります。
(ドーズカウンター無し)
メプチンエアー10μg
(ドーズカウンター付)
メプチン10μgエアー100吸入
メプチンエアー10μg吸入100回
ちなみに、「ドーズカウンター無し」「ドーズカウンター付」といった表記は販売名に含まれませんので、処方せんに記載された医薬品名と製品を間違えないよう、注意が必要です。
なぜこのようなことが起こったのか?メーカーの段取りがちょっと悪いような感じも受けますが、どうやら「エアー」という名称の商標権が問題になっていたようです。
はっきりとした話は分からないのですが、一般用医薬品と医療用医薬品に「エアーサロンパス」という久光製薬の製品があるのですが、それに関連するとかしないとか…。
その辺の事情については、正直よく分からないので、もしご存じの方がいらっしゃったらご教示ください。
いずれにしても来年3月末まで、紛らわしさと同居することになりますね。
(2010.06.13)
エアーサロンパスは医療用医薬品にもありましたので加筆しました。

コメント
D製剤、配合剤に続く濡れ手で粟計画第三弾だね♪
シップの巨大化、名称違いの先発併売などなど入れたら何弾目だろう・・
プラバスタチン、タクロリムス・・昔はよかったなぁ
そっぽ向かれたら終いだよ
今までのメプチンエアーはインスパイアイースが使えましたが、カウンター付きのは使えませんね。どなたか妙案はありませんか?
情報 おそ!
適当にレスだけつけられてただけですね。
https://blog.kumagaip.jp/article/38252913.html#comment
>通様
コメントありがとうございます。
5月の時点でご存知だったのは、情報を入手が非常にお早いですね。
経過措置との絡みがわかりにくく、理解に時間を要しました。
大変失礼致しました。
>くま☆様
いえいえ、いつも綺麗にまとめて頂いてありがとうございます。
カウンター有・無のものが名称がかなり類似した状態で混在しているらしいって情報はありましたが、
こんなにわかりやすくまとめてくれるのはくま☆さんならではと思います。
いつも助かっています!
>ルルル様
フォローありがとうございます。
でも通様にしてみれば、不快だったでしょうし、管理人として配慮が足りなかったなと反省しています。
それから別件になりますが、DIの「返金」の話題、上手に総括いただきありがとうございました。
医療関係者ですが、自分は喘息や糖尿病等、病気を幾つか持っており、患者側の視点で見させていただいております。
1年前の話題を蒸し返しているようですみません。
メプチンエアーのような混乱は避けて欲しいのですが、ドーズカウンターは定量投与型の薬には可能な限りつけて欲しいものです。
自分はメプチンエアーではなく、サルタノールインヘラーなのですが、海外仕様に設定のあるドーズカウンターがなぜ日本向けにはないのでしょうか。
メーカーも国内には1つしか工場を持っていないので、大部分の商品は輸入するか他社への製造委託のはずです。
ボンベを格納する容器の基本設計はフルタイドやアドエアのエアゾールと共通のはずなのでドーズカウンターを付けるのは難しくないと思うのですが。
むしろコスト削減になるでしょうし。
そういえば、フルタイドもエアーからエアゾールに呼称が変わっていますね。
>ぼへみあん様
コメントありがとうございます。
吸入へのカウンターは、やはり導入されたほうがユーザビリティの向上につながりそうですね。
患者さんの声をメーカーに伝えるのも、現場の人間の役割なのかなと、改めて思いました。