今シーズンのインフルエンザはピークを超えたと言われていますが、周囲ではまだチラホラと話題を耳にします。リレンザ使用時のポイントをまとめてみました。
以下の写真はクリックで拡大します。大きい写真をご覧ください。
使用前の状態です。右の筒状の容器にディスクが5枚入っており、それを左の吸入器にセットして吸入します。
吸入器の青いカバーを取り、ディスクをセットするためにトレーを外します。トレーは親指と人差し指で左右より挟み込みながら引き出します。
ディスクは4つのふくらみが穴にはまるように軽く乗せ、その後トレーを初期状態に戻します。軽く押し込めば問題ありません。
ディスクをセットした状態の吸入器。この状態で吸入をしても、もちろん薬剤を吸い込むことはできません。
ふたを立ててディスクに穴を開ける動作をします。実はここが一番のポイントと思うのですが、ふたの角度に注意する必要があります。
下の写真のように、45度ほどふたを立てた時点でディスクには穴が開きます。しかしその状態で吸入をしても、薬剤が有効に吸入ができません。
別の角度から見てみます。この状態でディスク上面には穴が開いています。
そこから更に90度付近の角度までふたを立てる必要があります。1回引っかかるような感じがあり、その時点で更に少し力を入れて持ち上げるようにします。
同じく別の角度から。ふたがほぼ90度に立っているのがご覧いただけますでしょうか。
並べてみたら一目瞭然…のはずですが、カメラマン(私)の腕が悪いため、いまひとつです。「確かにそうだね」と思っていただければ幸いです(苦笑
ふたを戻したところ。この状態から吸入を行います。吸入したという感覚があまりないため、心配であれば2-3回吸入の動作を行ってもよいと思われます。
通常1回2ブリスターの吸入が必要となりますので、同じ動作をもう一度行います。トレーを一度引き出し、押し込むことでディスクが90度回転し、2回目の吸入準備が整います。
使用後のディスクの状態。ご覧いただけますように、ディスクの表面、裏面とも穴が開いた状態、貫通した状態が正常に使用した痕跡となります。
(関連リンク)
グラクソスミスクライン:リレンザ
http://glaxosmithkline.co.jp/healthcare/medicine/relenza/index.html
薬作り職人のブログ:リレンザ
http://kentapb.blog27.fc2.com/blog-entry-349.html
[リレンザ]ディスクに穴を開ける動作はふたを90度に
医薬品情報(医療用)
コメント
穴を開けるところから口元に持って行って吸入するまでの間、吸入器をなるべく水平に保つことも重要ですよね。
針の下の皿に薬剤が落ちたあとに傾けると薬剤がこぼれちゃう構造ですし。
一連の動作でひやっとするのが、吸入器の水平を保ちつつ、頑張って肺の空気を出してから急いで吸入動作に入ろうと焦るのか、吸入口に向けて息を吹きかけてしまいそうになる患者さん。
「あ、そんなにあわてないでくださいね~(^^;;」と何人に言ってきたことか。
スピリーバの吸入器がグッドデザイン取ったのは改めて納得です(笑)
今日も子供さんが吸う前に勢い良く吹いてしまったようです・・・
自分の子供もこの前インフルエンザになり他の薬局でリレンザを貰いました。
出来れば薬剤師は患者さんが来局してれば初めての場合は目の前で1回分は吸入させて欲しいです。
フルタイドと違ってうがいも必要ないですし
リレンザディスカス・・・・出来ないかなぁ
>kenseさん
ディスカス、やっぱ欲しいですよね~
先日グラクソのMRが来たときに、ディスカスの話をしてみたんですが、やはり方々からそういう要望が出ているらしいですよ。
個人的にはディスカスの形状でかつ加圧式のスペーサーがセットできるような形状のものを作れたら、幼児にも使いやすくなると思うので、なんとかならないですかね~って提案してみました。
ま、その辺は海外中心なんで小回りが利かないんですよねー的なことを申し訳なさそうに言ってましたが。あ、もちろんMRがです(笑)
ていうか、幼児にリレンザの説明するのって、相当至難の業じゃないですか?もちろん実際に使用させるのもそうですが・・・
残念ながら安定性の関係でエアロゾル製剤は作れないらしいですね。辛いところです(><)
ところでこの前小児救急のときにリレンザが処方され、実際に吸入させながら指導を行ったのですが、その際「息を吐いてね」って言ったら、思いっきりこっちに向けて息を吐いてくれました。顔で笑って心で泣きました(笑)
>皆様
コメントありがとうございます。
さつき様ご指摘の水平に保つこともポイントの正しい吸入のポイントの一つになりそうですね。
説明書には書いてなかったり、書いてあってもさらりとかかれているような、でも重要なことはやはり口頭での伝達が重要と思います。
リレンザのようなお薬は服薬時の注意点が満載で、分業によるメリットを発揮しやすいですよね。「顔で笑って心で泣く」素敵です(笑)
>けんちゃん様
コメントありがとうございます。
「説明書を読んでください」ではなくて、やはり直接伝えることで、コンプライアンス向上に寄与すると思います。
我々も進んで実物に触れる機会を作りたいものです。