健保から組合員への働きかけ

スポンサーリンク

保険者である健康保険組合が患者である組合員に対して何らかの働きかけをすることは通常ありうること、昨今の医療費抑制の流れを考えれば尚更です。
以前このブログでも書きましたが、「会社の健保組合からジェネリック医薬品を使うように言われている」という患者さんが当薬局にもおみえになっています。
2006/03/28 患者さんからの意外な一言
アメリカでは医療費を抑えるために、こんなことも行われているようです。
企業が無料で処方薬を提供~長期的なコスト削減目指し(U.S. FrontLine)
背景や文化が違いますし、あからさまな受診制限は国民皆保険制度(フリーアクセス)に反するので、全く同じことが日本で行われるかと言えば分かりません。
が、根底にある「コスト削減」という共通認識を考えれば同じようなことは考えられます。
健保組合にしてみれば「自社の組合員(社員)がいかに健康でいられるか」ということは至上命題です。そのための手段は医療機関の受診にとらわれなくとも不思議はありません。

Anout us

このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
詳しくはこちら

くま☆をフォローする

コメント

  1. さんまん より:

     「お金と健康どっちが大事」なんて究極の選択が出そうですが、やはり少しでも安くはだれでも願うことです。私はまだ保守的な性格がたたって先発品を使い続けてますが。
     厳しいお財布事情の中、ジェネリック医薬品を推進したいのは理解できますが、やはり先発品メーカーの損得や薬が合わない恐れがあるなど数多くの問題がからんでいそうで、頭が混乱しそうです・・・

  2. はなくり より:

    健保組合では様々な取り組みをしていますよ。医療情報サービスも。受診の常識という冊子もあります。漫然と薬を飲みたくない場合の相談先の案内も。お薬手帳を安く済ませるための理由も。相談に答えてもらうときの方法論も。過去のやり方を検証していない医療機関には、耳に痛いことばかりかもしれません。
    食後30分という科学的な理由を説明できますか?最近はそんな質問が増えています。
    漫然と医師の処方どおりの指示だけを与えていたのでは「薬剤師」では無いのです。

  3. 薬局のおやじ より:

    当方にも健保からの手紙を持って来局される患者さんがいます。ご主人の会社から突然手紙が来て、あんたのくすりをゾロにすると安くなるよ!って内容なので、奥さんは訳が分からずご主人の査定が悪くなってはいけないと思うのか、変更を希望されます。しかし、個人的に疑問に思うのが1)後発品の短所を少しも触れていない、2)具体的な後発品の名前が沢井、東和、日医工の名前しかない。の2点です。アメリカのような状況にはならないとは思いますが、日本の皆保険の素晴らしい公平性が崩れなければ良いと思います。

  4. くま☆ より:

    >さんまん様
    不安が少しでも勝っている中では、後発医薬品への変更は得策でないと個人的には思います。
    >はなくり様
    日々の業務を振り返ってみますと、明確な理由もなく漫然と述べていることもあります。しっかりと検証していかねばなりませんね。
    >薬局のおやじ様
    健保からの手紙、問題がないわけではなさそうですね。改善の余地はあれ、きっかけ作りとしては有効な方法だと思いますので、薬局としては個々の患者さんにあったお話をしていきたいところです。

タイトルとURLをコピーしました