備蓄医薬品ほとんど使用期限切れ、柏崎市が確認怠る(読売新聞)
中越地震(04年10月)を経験した後も確認を怠り、昨夏に期限切れが判明した後も買い替えず、事実上、放置したまま
といった事実がある以上、市の責任ももちろん発生するでしょうが、「他の市町村はこういうことがないように」というだけでは、そこから何も生まれません。
「期限切れ-廃棄」というものをゼロにすることはできないでしょうが、1つでもそれを抑えるような方策がないものでしょうか。
例えば自治体は医薬品の期限について半年毎にチェックし、期限切迫品については卸や薬局が提携し、回転しているものと交換するとか。
あるいは災害時のための備蓄医薬品保管場所を医薬品卸や薬局にしてしまうというのはどうでしょう。地域の防災計画に参画しているのであれば、それを何らかの形で結び付けられればと思います。
新しい形を提案・実施するに当たっては様々な問題点が出てきますが、柏崎市のような現状があることを踏まえて、何とか模索していきたいものです。
(関連リンク)
新潟県薬剤師会 中越沖地震掲示板

コメント
私が以前勤めておりました某県のケースです。
以前は災害備蓄医薬品は全て県費で購入しておりました。期限は常に把握し、期限切れは買い換えていたので今回のケースはちょっとアンビリーバボーな感じです。
期限切れの医薬品はといいますと、原則廃棄処分ですが、一部は県立大学の研究室に動物実験用などとして譲渡しておりました(法的問題はクリアしています)
ほんともったいない話です。折しも財政難の状況、災害備蓄だから仕方がないでは通用しないと財政部局から言われ、見直しを余儀なくされました。
私が担当した時、これを機に備蓄リストそのものを見直し、被災直後に必要になる薬(消毒薬、抗生物質などなど)に絞り込み、県費購入をせずに、卸業者に一定量を在庫してもらいそれを回転させる流通備蓄という方法に切り替えました。但し、回転率の悪い医薬品についてのみ、県費購入にしましたが。
また、卸業者さんによっては取り扱いのないメーカーなどがあるため、同じ薬効群の複数の商品をリストアップしその中から業者が選ぶという方法も採り入れました。しかし、卸業者さんも支店に在庫をほとんど置かないようにしているなどの状況もあり流通在庫自体も卸さんには無理をいっている状況ではあります。
私自身は行政で備蓄するというより、災害時に医療機関による買い占め等が起こらないシステム作りをどうにかできないかと考えていたのですが実現させることなく退職してしまいました。医師会では欲しい医薬品、譲れる医薬品の情報を交換するHPなどがあるのですが、これは医療機関が自ら情報提供するってのが大前提ですから、実際に災害が起きて治療で手一杯の中きちんと機能するか疑問です。
なんかいろいろかいていたら長くなってしまいましたが、災害時の医薬品の確保って簡単そうで難しい問題です。
ベストな方法はなかなか見つからないと思います、ベターな方法を常に考えることが大切なことだと思います。
国が新型インフルエンザ用として備蓄していたタミフルはどうなりましたか?
こちらの方が、大きな金額では。
syuu様
タミフルは備蓄をはじめた頃の製品がそろそろ期限切れを迎える時期にきていると思います。
国の感染症対策の部局ってのはAIDS対策やら何やらでかなり予算をもっているので、お役人さんはあんまり問題にしていないかも知れません。都道府県に文書1通「タミフル備蓄しなさい」です。財政部局からどれだけ叱られることか・・・
とにかく、大量のタミフルが廃棄処分となり、我々の税金が無駄になっていることは確かです。
>元薬事監視員の独り言様
備蓄については県によって(担当者によって?)かなり対応に違いがあるのでしょうか。お書きいただいた内容を見ますと、かなり工夫も苦労なさっているようですね。
タミフルの備蓄についても気になりますね。これこそうまく流通させるべきですと思います。「現場ではタミフルなくて困っているのに、一方の備蓄分は期限切れで廃棄」ということも起こり得るわけですし。