処方せんの1/4がなくなる?

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今月の日本薬剤師会雑誌でも取り上げられていましたが、平成20年4月より後期高齢者制度が創設されることが決まっています。
2006/12/20 後期高齢者制度
あちこちで話題が挙がるようになってきましたが、「主治医の登録制」とか「包括化」ということが議論されていて、私たちの関心も自ずと集まります。
2006/12/27 主治医は登録制、薬局は?
すると気になってくるのが薬剤の給付に関してです。包括化がされた場合、これはどのような形になるのでしょうか。
一つの例としては、全て院内投薬に戻すという形が挙げられます。レセプトのオンライン化が進めば院外も含めた包括も容易に実現するのかもしれません。現状ではちょっと馴染まないと言えますが。
日薬雑誌にもありますが、後期高齢者の占める割合は人口比で見ますと9%ですが、医療費で見ますと28%、高齢化に伴い今後も増加が見込まれます。
後期高齢者の薬剤給付が院内投薬になった場合、単純に枚数換算はできませんが、約1/4の処方せんがなくなるということです。薬局の人間としてはちょっと黙っていられません。
薬局の食い扶持云々ではなく、医療費抑制のためなら何でもありなのか?といったところに憤りを感じます。今まで院外処方を推し進めてきたのは一体何だったのかという話になりますよね。

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くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. Miya より:

    後期高齢者制度ってもう決定なんですか??
    ちょっと最近の改革って、猪なみに突っ走っているような。。。
    あまりにも現実を無視した話だと思います。
    何がしたいのかビジョンが見えない・・・・(医療費を減らしたい以外に)。
    「美しい国」っていったいどんな国なんでしょう?!

  2. はまなす より:

    院内にはなるのは無理があるのでは?
    入院持っているところならいざ知らず、例え、薬を持っている入院施設のある医療機関でも、急に老人を院内にしたら薬局が対応しきれないでしょう。
    昔の外総診と同じになるって話も出ていたと思うのですか、どうなんでしょう?
    主治医制ももめているようですねっ。
    本当にどうなるのか?

  3. 霧華 より:

    考えようによっては「包括化」も意外にチャンスかも?
    「包括化」で薬剤料がいくらになるかはわかりませんが、固定化(3~500円×処方日数くらい?)されるとして、一般名処方を義務付けてもらえば、十分対応できるのではないでしょうか?
    今年はジルテックやリスパダール、来年にはノルバスク/アムロジン、タナトリル、エバステルと今後5年くらいで販売額上位の先発品が特許切れします。
    処方量の多い医薬品に後発品が出れば、追い風になります。
    なによりこれで医師側に一般名処方に慣れてもらえば・・・
    今考えられている「包括化」は「病名包括化」の方向みたいですから、院外処方に関してはそれほど混乱しないと見ているのですが。

  4. 霧華 より:

    あと私は「医薬分業=院外処方」とは考えていませんので、「医薬分業」即ち、医師が診察・処方、薬剤師が調剤・投薬という分業が確立されているなら、院内処方であってもかまわないと思っています。
    但し、うちの近隣の大学病院のように、薬を渡すだけで満足に説明もしないような院内薬局なら、全て院外処方にすべきです。
    同時に開業医でも薬剤師を雇うべきで、雇わないならば如何なる理由があろうとも院外処方を義務付けるよう厚生労働省に働きかけるのが薬剤師会の最低限の仕事であると考えています。
    つーか、出来ないなら早く解散しろ薬剤師会。

  5. ぽんた より:

    でも今はほとんど「処方せん薬」ですし、厳密に言えば、法律上は、薬剤師がいない病院はさることながら、現状の医院でも薬出せないはずです。
    薬剤師いるとこでも外来70枚に一人ですから、とても足りません。
    現時点で何も話が決まっていないのに、「全て院内に戻す」は物理的に不可能です。
    今から1年弱で全ての医療機関に薬剤師、まあ医院は無理としても、病院に戻すと言っても採用できませんよ。
    それに後期高齢者の骨組み決まるの、秋がいいとこでしょう?
    参議院が終わらないことには話にならないはず。
    そうすると早くても秋、、、って結局12月ぐらいにしか、ある程度しっかりした話って出てきません。
    それは、もう無理。
    そんなうわさは時々耳にしますけど。
    まるめはあるかも。
    薬局が「損しても投薬」が一番現実的では?
    でも、
    もし院内にって話になったら、いくらなんでも「薬剤師法」をたてに、皆で戦いましょう!
    医師にも院内なら「調剤義務!!!」

  6. まじゃ より:

    もう院内にはならないんじゃないですか?
    薬剤師が医師に従属したただの調剤マシーンではなく、理想の薬剤師であるには、申し訳ないけど、院内及び門前はやめるべきだと思う。
    本来、ダブルチェック(医師のミスだけでなく、不正。軽いものは適応外処方、重いのはカルテ改ざん等)が薬剤師の存在する理由であり、分業に伴って飲み合わせだとかのチェックは、普段の実動です。
    経済的に医師に従属してしまっては、これらの原点のチェックはやれません。院内は当然で、門前もその診療所が無くなったら食べていけないわけだから、何か起きた場合医師寄りになるのは人間として当然です。
    面で分業していれば、たとえ大口でも一医療機関の処方箋がストップしても、痛いけど明日明後日には食いっぱぐれること無く、そして薬剤師として存在意義を示せることになります。
    包括化はそんな意味合いも含めて、まったく賛同しかねる動きです。
    ちなみに、病院で働いている薬剤師さんを否定しているわけではないですよ、病棟業務等薬剤師の存在意義を示していると思います。あくまで外来の院内調剤です。門前もただ診療所が傍にあって、集中率も20%以下とかで、実質面で受けていればすばらしいです。

  7. くま☆ より:

    >皆様
    コメントありがとうございます。
    来年度改定の話についてはまだまだ流動的な部分も多いかと思います。非常に注目をして見ていきたいと思います。

  8. はまなす より:

    某メーカーの中小病院経営者向けの講演会で11月中旬に後期高齢者医療制度、診療報酬改定について、厚労省の担当官からの講演を予定しているようです。
    あくまでも予定なので、その段階でどこまで出来上がってきているかってのが問題でしょうが・・・

  9. くま☆ より:

    >はまなす様
    ということはその段取りで行くと11月には大方が決まってきているということになりますね。
    改定はいつもギリギリという印象しかないので、どこまでが予定通りなのかはよく分かりませんが…(苦笑

  10. たまねぎ より:

    少し前の話題のコメントなんですが、先日RISFAX(タイトル)にて、この件についての記載を見つけました。
    ・登録医制度の”薬局版”導入を構想
     厚労省・医療課 後期高齢者医療制度の論点に盛り込む
    今の自立支援みたいなものになるのでしょうか。
    今後も気になりますね。

  11. くま☆ より:

    >たまねぎ様
    薬局登録制の話はある程度現実の物になってくるのでしょうか。登録した薬局以外では調剤が受けられないことはないでしょうが、患者負担額に差をつけるといったことが考えられますね。

  12. ぽんた より:

    「薬局」の文字がやっと後期高齢者に入ったのなら喜ぶべきことです。
    今までは後期高齢者には「薬局」がないと言われていました。
    そうすると「院外処方」は後期高齢者において存在しないと。
    また何か見つけたら情報よろしくお願いします。

  13. くま☆ より:

    そういえば5月の磯部氏講演では「現時点(5月時点)では何も決まっていない。院内包括がいいのか院外がいいのかは、どちらのシステムが優れているのかの戦いだ」と仰っていました。
    聞いていて思わず「うーん」と唸ってしまいました。

  14. ぽんた より:

    もし、院内包括なら薬出さないわけにはいかないので。。。。
    →自費で病院へ請求となりますね。
    今のまるめの病棟や、保健施設でやるやり方ですね。
    でもそうなると、病院と薬局での契約になるし、これはとてつもなく危険な行為だと思います。
    これは厚生労働省が規制できる範囲ではないと思います。
    もし院内になっても薬を買わないわけにはいかなし、薬局から薬を買う、必要な数の分だけ。
    少し?納入価を高く、もしくは他の名目で金額を決めて、調剤した薬を買ってしまえばいいわけですから。(極論ですが)
    「保険請求」じゃないわけですから。
    その中で登録薬局制、薬局の文字が入るのならいいですが、でも場合によっては、今までの「面分業」と180度違う話になって、「安い技術料の薬局」に誘導、もとい契約、連携なんてなったら洒落になりません。
    何にしても後期高齢者は注目すべきことですね。

  15. たまねぎ より:

    RISFAXでは、購読していないのでタイトルしか見れませんでした。
    6月21日付だったような気がします。
    なので詳細は不明です。
    どんな記事だったのか気になりますけどね。
    この件に関しては処方箋がなくなるということで考えていましたから、驚きではありました。
    ただ、やはり患者さん側に立ってみると、院内ですべてやるという方向性はあまりよくないと思わざるをえません。
    いまさら院内で在庫を抱えるという点もありえるのか?と思いますし、さんざん分業を進めてきていきなり院内に戻す方針も、薬局だけではなく、病院側もおかしいと思うのではないでしょうか。
    また、今の高齢者の個別の調剤のニーズを院内に戻して病院側が1人1人に対応してくれるとは思えません。
    これからも二転三転ありそうですが、動向が気になるところです。

  16. たまねぎ より:

    追記
    “医薬品・化粧品・食品に関する情報提供”
    というサイトの6月21日のコメントにこの件が書いてありますね。
    勝手にリンク張るのもどうかと思うので、くま☆さまよろしくお願いします^^;

  17. ぽんた より:

    この件に関しては処方箋がなくなるということで考えていましたから
    >そうなんですか、やはり一縷の希望は・・・ですか・・・
    「薬局」の文字が法律の文章の中に入れば、後期に「院外」の道はできるかもって話だったので。
    自民がこの状態では藤井さんは・・・・ですし、本当に今後どうなっていくんでしょう。
    どちらかと言うと不安な話しか出てきてはいないんですが・・・・
    有難うございました。

  18. くま☆ より:

    コメントありがとうございます。
    後期高齢者については本当にこの先どうなっていくのか、未知の部分が多いですね。本当に患者さんのためにというよりは、財政面、様々な力関係で物事が決まっていく部分も多いでしょう。
    そうなるとやっぱり選挙という話になりますかね。
    たまねぎ様がお示しいただいた記事はこちらですね。私が勝手にリンクしてしまいます(苦笑
    http://yakuji.exblog.jp/5657404/

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