市販類似の病院処方薬、全額患者負担を検討・政府自民
漢方を保険から外すとか、湿布を外すとかいう話は以前から出ていましたが、それが現実のものとなってきそうです。いい悪いは別として、財政難が言われている中、こういった政策が出てくるのも不思議なことではありません。
しかし記事では「かぜ薬など市販薬と類似する医薬品」なんていう表現をしていますが、まさかアセトアミノフェンとクロルフェニラミンだけで済むわけでもないでしょう。
漢方・ビタミン剤・湿布などは軒並み保険外、なんてことにもなりかねませんね。場合によってはガスターなどH2ブロッカーやセルベックスなどもターゲットになってきます。そうなってくると保険が効く薬がどれだけ残るでしょうか。
確かに「この薬は本当に保険での給付が必要なのか?」というものもありますが、それ以前に「この人に本当にこれだけの薬が必要なのか?」ということも往々にしてあります。
国は全体を見てどこをいくら減らそう、とするのは仕方のない部分もあります。しかし全体ばかりでなく、そういった個々をきちんと検証していかないと、根本的な解決にはならないのではないか、と思います。
(参照記事)
薬剤師こじろの葛藤日記様
10割負担視野に。
吹息の徒然日記様
信じられない事が進もうとしている。

コメント
私はよく読んでいないのですが、風邪を引いたら市販の風邪薬を服用してなおならければ、病院にかかれみたいなことが新聞に載っていたと聞いたのですが、そのことかしら?
私はまだ回覧見ていません。
どんどん、現実かしていくのかしら?
そういえば、後発のある薬については、後発薬の金額までが保険で高い薬の差額は自費にしようなんて話も出ていましたね。これについては、後発品の薬価が各社の販売状況で年が経つにつれ何段階にもなり、差が出てくる仕組みもおかしいと増原先生(多分?)が仰っていました。確かに・・・それに、どんどん安くなる後発品はすぐに発売中止になるし・・・、メーカーの販売姿勢が問われますよねっ。
なんと!そんな話もあるのですか~すごい、最近家で話題になったネタだ!
こんなんどうですか?
疾病ごともしくは薬の種類ごとに負担割合設定。風邪薬・湿布・鎮痛剤等、市販の薬で対応できそうなものは、ほとんど全額。
医療機関でも相当重症のみ保険で他は全額。
ただし、高血圧や糖尿病等の慢性疾患の薬については保険。
変な話、これはさすがにやばいな!という状態でやっと医師にかかる感じが理想。このくらいでかかったらお金かかるし・・・くらい
病院って待ってる間に余計に具合悪くなりません?一般的には処方薬もらう事がとても大事に感じるけど、風邪とかで入ってる薬って市販薬の成分で十分かなと。
患者も自己管理力を高め・・それこそ薬剤師と相談したりして。市販の薬を使おう!
病院ももっと患者数を減らして、一人当たりの診察に時間かけたり。
薬局も服薬指導や相談に時間を!
その分一人当たりの報酬点数は多めに。でもやたらと患者来ないから、人件費も浮いたり・・
考えようによっては、お金持ちがいい医療を受けてしまうような悪い感じがしますが、現状、皆保険制度は同じように維持できなくなってきているとしたら、奇抜なアイデアも必要かと。
実際、今の負担率でも治療の格差はあるわけだし。
相当昔と違って、何でもかんでも医者に行くのと、老人が「痛いから」といって鎮痛剤や湿布を大量にもらったり(人にあげたりしてますよね、なかには)、薬出してくれる医者が人気があったりと、なんか間違っている気がしますよ
自己負担になるかならないかの線引きは、
「処方せん薬」かどうか?
の辺りが怪しいのではないでしょうか…
後発医薬品の薬価ダウンに伴う問題で、
一部のメーカで、
他の後発メーカーの薬剤を安売りし、
その薬価が下がると販売中止し、
また別のメーカーのものを安売りし、
その薬価が下がると…
って事を繰り返ししているメーカーもあります。
これって、何だか嫌な気持ちになります。
>はまなす様
確かに後発医薬品が複数発売されている場合、価格にかなり差が出てきますよね。患者さんからすればかなりおかしな話と感じるでしょう。
「保険薬外し」の次は「保険での負担は後発品の分まで」でしょうかね。後発医薬品間の価格差の問題を解消して、現実のものになってくるのかもしれません。
>まじゃ様
現状確かに「おや?」と思うことも時々ありますよね。でも心配なのは受診抑制による隠れた症状の悪化です。病気が進行した状態での受診になり医療費が今まで以上にかかるということになりかねません。
例えは違いますが、日本の警察が業務の重点を微小犯罪の検挙から重大犯罪のそれに移行したところ、重大犯罪の検挙率が下がったという話を聞いたことがあります。小さな犯罪の検挙が重大犯の検挙に繋がっていたということです。
仰るように、患者さん自身が自己管理能力を高めるということが必要でしょうね。また今でも十分に必要なことですが、薬局がプライマリケアのサポートをし、必要に応じて受診勧告するというのも大切な役割だと思います。
>チェリー様
一番厳しい線引きが「処方せん薬か否か」というラインになりますかね。漢方や湿布のメーカーは以前からかなり警戒はしていましたので、今後反対の姿勢を強めてくるでしょう。
それから後発医薬品の売り切りに関しては、確かにそういった話を聞くことがありました。「次回薬価改定まで」と割り切って大幅値引きとか。
しばらく前に安定供給の通達が出て、最低発売後5年間は販売しなくてはならなくなってきていますので、今後は段々少なくなっていくのでしょうね。
くま☆さん
受診抑制は当然考えられますよね~。
もちろん警察を例に出して説明の件も考えた上です。
で、ちょくちょく負担割合って上がっていきますが、たとえばこのままの制度で行ったらどうなっちゃうんでしょう?皆保険は何らかの形で崩壊するのでしょうか?
プライマリケア、薬局ができるようになると良いですね、たとえばちょこっとした風邪(もちろん万病の元ですが)でも、医師に判断してもらわないと不安な人が多いです。自己責任も薄いし。
それと、老人の無駄薬使い。
それが元で、全国民が結果的に迷惑をこうむるのはどうかと・・・
もちろん制度が成り立っていけばいいですよ~
小事が大事ならば、医者にかかるのは現行制度、お薬代は医師の判断する疾病・薬によって負担率変動、ってのはいかがでしょう?
整形とかで湿布の場合や風邪だったけど、抗生物質はいらなくて、解熱剤だけで良いや!と医師が判断したら、医師が「薬局で一般薬購入してください」もしくは「今日の薬は全額負担ですよ」みたいに。
ごめんなさい、空想ばかりをごちゃごちゃと。
なにか、良い意味での受診抑制は必要じゃないかと思ってます。
こんにちは。
同じ記事を話題にされているのを見かけましたのでトラックバックをはらせていただきました。
財政難とはいってもインフラ部分を削ってしまうのはいかがなものか。
国民の健康・命を守るための皆保険制度なのにそれが壊されていくというのは寂しい限りです…。
姑息的な対応ではなく、それこそ「抜本的」な改革が必要ですね。
保険適応の医薬品を減らすことは、
国の医療費削減に繋がるとは思いますが、
どこかしら抜け穴が出てしまうのではないでしょうか?
医療費の自己負担分を減らすために、
生活保護の申請をしたり、
その他の公費をちょっと無理があるのに、
申請したり(保険分の支出を減らすため)など・・・
どうせ、物によって全額自己負担にするのであれば、
アメリカ(うろ覚えの情報ですが・・・)のように、
診察後、医師が「○○(成分名)を含む薬が必要」などという紙を、
指示箋という形で患者に渡し、
患者は、薬局でその成分を含んだOTCを
薬剤師に相談しながら、購入する。
その際、薬剤師の判断で、
他に必要な薬があれば、おススメする。
医師の診断の元で使われるのであるから、
今言われているセルフメディケーションよりも、
効果が期待できると思いますし、
しかも、それで治れば保険を使う必要もなくなるので、
医療費削減にも繋がる。
それに、なんといっても『薬剤師の職能を今まで以上に発揮できる』のではないでしょうか?
>「かぜ薬など市販薬と類似する医薬品」
一方で、スイッチOTC推進しながらそりゃないよ!
って感じですね。
そんなだったら、いっそのこと医療用医薬品から、風邪の症状緩和を目的とした薬をなくしてしまったらどうでしょうかね。
抗生物質は除いてですがね。
まぁ、やたらめったら抗生物質使うのもなんとかしてほしいところですが。
別に、風邪様症状と診断されたら、OTCでいいじゃん、みたいな。ウィルス性感冒なら薬飲んだからって治るわけじゃないですよー、と国民に知らしめつつ。
「診察しても、必要ないなら薬を出さない」っていう医療行為をもっと評価するべきじゃないかなぁ、なんて思ったりしてます。
そういうDr、尊敬します。
>まじゃ様
仰るように、受診抑制は何かしらの形で必要になってくるというのは私も感じています。そうした時にかえって医療費が増えないように、また症状が進む前にケアできるような体制を作っておくことが大切ですよね。
薬局というのはその部分において非常に貢献できるのではないかと感じています。
>吹息様
TBありがとうございます。
「OTC類似薬保険外し」をする前にまだまだ他にすべきことは山ほどあるとは思うのですが…。皆保険制度がどこに向かうのか、心配は尽きません。
その場その場での「小手先」的な案が多く、本当に抜本的な見直しが望まれますね。
>みちこ様
確かに風邪の薬でしたら、PL顆粒もOTC薬も似たり寄ったりですからね。「医療用」「一般用」あるいは「調剤」「OTC」と分けますが、結局患者さんの口に入る「薬」には変わりないですので、そういう意味で薬剤師が薬に関して全面的に支援するのは必要なことですね。
>さつき様
市販類似薬が保険から外されれば、今後スイッチOTC薬は減るでしょうね。国が何を目指しているのか、方向性がよくわからない部分もあります。
仰るとおり、薬が処方されないことはもっと評価されてもいいと思います。でも診察をして薬を出さないと患者さんが黙っちゃいないのが、この国のすごいところで(苦笑。
目に見える「物」以外に対価を支払うことが、あまり一般化していないというか。そんなのも一因かなとチラッと考えたりしています。
受診抑制自体はいいと思うんですが、「町医者」の立場からすると「ちょっと気になるから相談にのって欲しい」というのも入っているんですよね。
逆に病院嫌いの人でどんどん症状が悪化して初めて来院して、そのときにはすでに手のつけられない状況にというのもあります。
診察時間をもっとゆっくりとって話を聞いてあげるというのは確かに理想なんですが、今のどんどん診療点数を下げられている環境では・・・
国の方針は、ただ数字を下げるというものしか見えません。
たぶんどこぞのお偉いさんにおしりを叩かれて「数字」を出すことにいそしんでいる人がいるんでしょう。
医療費削減削減というけど、その前に例えば天下りの談合でできた損失に対して利益を得た人たちから請求するとかきちんとするべきじゃないか、と思うんですけどねぇ。
>Miyasei様
そういった「ちょっと気になる方」をどうケアしていくか、非常に大切な問題ですよね。受診抑制によって救える命も救えなかったということが生じれば、医療費だけの問題では済みませんし。
医療という極めて個別化されている問題を、全体の数字合わせによって方向性を決めることには、やはり違和感を感じる部分がありますね。