医療提供施設としての薬局

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昨年行われた医療法の改正により、薬局は平成19年4月1日から「医療提供施設」となります。
我々薬局の人間からすると医療提供施設として「認められた」という思いが強いかもしれませんが、必ずしもそういうわけではないようですね。磯部氏の言葉を借りれば、
「薬局は医療提供施設として責任を負っていただく
立場になったということです。
経済的な側面を考えますと「小売業(商い)からの脱却」ということが挙げられます。「利益追求型」ではダメだと言えます。
別の言い方をするならば赤字・黒字にかかわらず、地域の医療に必要と思われることには全て取り組んでいかなければならないということですね。
それに関連して。
・医療提供施設である薬局の人間に対して「社長や社員」といった呼称は相応しいんですか?
・薬局の呼び名は「○○店」でいいんですか?
といった問いかけもありました。
中身はもちろんですが、そういった呼び名を含めた周辺環境は大きな意味を持ちますので非常に重要です。医療提供施設として相応しいものとしていくよう考えていかねればなりません。
(関連リンク)
薬剤師なのか、社員なのか(何かをすれば何かが変わる)
[磯部氏講演関連(目次)]

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くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. もげ蔵 より:

    医療提供施設については磯部氏とほぼ同意見で
    「権限は広がっていないが、責任だけ押し付けられる形になった」
    というのが私の認識です。
    呼び方については特に考えたことはないですが、薬剤師の立場としては
    「(薬について詳しい)町の小売店のおじさん(おばさん)」でいいんじゃないかなと。
    医者には言いづらいこと、訊きづらいことを聞いてあげる立場として薬剤師は重要ではないかと
    私は思います。

  2. はなくり より:

    人々は、期待以上の社会貢献の反応をする人を、「先生」と無意識に呼びます。
    不思議ですが、そうなのです。
    町の相談役でありたいと思っていても、いつのまにか「先生」と呼ばれている人は、やはり優れた人なのでしょう。
    こちらから、決めることではなくて、周囲の患者さんに決めてもらったらいかがでしょう。
    法的な責任以上に、社会貢献の行動をする人は周囲が認めますよ。大衆はそんなに愚かではありません。企業倫理観を宣伝に使う時代になっていますからね。
    まして、医療を生業にする以上、責任より覚悟が必要かと思います。社会的な貢献度は、実績が出て、初めて報酬が決められてくるのですから。要薬剤師薬を済し崩し的に売ろうとしている業者が多いようです。声が大きいだけの社会性の無い客を味方につけて。医師はコメディカルに守られているのです。しかし、薬剤師は守られていないのですよ。医師の処方だけが安心安全と発言していては、将来が無いのですよ。

  3. よのなか3 より:

    久しぶりにコメントさせていただきます。
    「権限は広がっていないが、責任だけ押し付けられる形になった」というのはどうなのでしょう。。
    だとすればジェネリックだのかかりつけ薬剤師だのいう筋合いはなく、これまで通り薬を単に売ればいいのだから。。薬学6年制もやる必要はない、ということになります。
    医療用麻薬の解禁の話は権限が広がって責任が発生した事例ではないのか。。などなど細かく見ればそれなりの動きは共にあるのではないかな、と思います。
    「人々は、期待以上の社会貢献の反応をする人を、「先生」と無意識に呼びます。」とのコメントがありましたが、はたしてそうか。。。
    すくなくとも国家資格業界では大体お互いに「先生」と呼ぶ風習があるようですが。。。(笑)
    薬剤師同士で「先生」と呼ぶことには明らかな違和感を覚えたものですが。。
    なんだか思いつきばかりのコメントで読みづらくてすいません。。

  4. お疲れ より:

     「薬局」というものの本来あるべき姿に向かって、体制整備が一歩ずつ整っていくわけで、この動きは20年以上前からあったものだと認識しています。
     権限も伴わないとやりにくい側面もあるでしょうが、「責任だけ押し付けられる」というふうな後ろ向きな捉え方はいかがなものでしょうか。
     責任を果たさなきゃいけないのは、これまでだってそうなのです。医療提供施設として明文化されたから、改めて表面化してきただけではないでしょうか。

  5. G320 より:

    医療を担う者として 薬剤師と明文化されたのもつい最近 今まではその他で 今回は医療を提供する施設と まあ自慰行為に終わらないように 権利権限地位の確保にどう食い込んでいけるか 結局のところ薬剤師会と行政の駆け引きですか 組織を挙げて権利拡大にがんばってねと 傍観しております とにかく飯の食える状態にしてくれと 町の零細薬局は思います

  6. くま☆ より:

    >もげ蔵様
    確かに医師に話せなくても薬剤師には話すといったケースはありますね。そういう意味では薬局は、病医院とは違った役割を担えると思います。
    >はなくり様
    呼び名は定着してナンボという部分はありますので、好むと好まざるとに関わらず役割が反映された形に行き着くのでしょうね。
    >よのなか3様
    お久しぶりです。
    長年の習慣というのは簡単には変わらないのでしょうか。「先生」と呼ばなければあからさまに嫌な顔をする人もいますね…。
    >お疲れ様
    仰るとおりですね。我々現場の人間としては責任を持って仕事をしていくことに何ら変わりはありません。
    >G320様
    薬局を取り巻く環境は色々な面において激動しているのではないかと感じています。

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