以前、後発医薬品の名称が「一般名+剤形+規格+『メーカー名』」という形式になってゆくということを話題にしたことがあります。
薬局のオモテとウラ: [日経DI]後発品の「ブランド名」が消えてゆく
ここ数年の間に新しく薬価収載された後発医薬品については、このルールに則って命名されているわけですが、そうした形ができる前に発売された後発医薬品は、オリジナルの名前が付けられていました。
先発医薬品の名称をもじったり、自社メーカーの名前の一部を取り入れたりと、ネーミングセンスに感心したり苦笑いしたりしていた方も、少なくなかったのではないかと思います。
そうしたオリジナルの名称についても、上記ルールに則って命名をするような通知が出され(こちら)、しばらく前から変更が始まっているのですが、その変更が、かなりの数になっていて、日常業務にやや影響が出ているのではないかと思われるくらいになっています。
例えば、私の勤務する薬局に限ってみても、
オパプロスモン錠5μg → リマプロストアルファデクス錠5μg「日医工」
リリフター錠10mg → クロチアゼパム錠10mg「日医工」
レニベーゼ錠5mg → エナラプリルマレイン酸塩錠5mg「日医工」
ベザテートSR錠200 → ベザフィブラートSR錠200mg「サワイ」
サワチオン錠5mg → ニセルゴリン錠5mg「サワイ」
レンデム錠0.25mg → ブロチゾラム錠0.25mg「サワイ」
コロヘルサーRカプセル200mg → ジルチアゼム塩酸塩徐放カプセル200mg「日医工」
ロルフェナミン錠60mg → ロキソプロフェンナトリウム錠60mg「日医工」
などがあります(もちろん、これで全部ではありません)。
注意しなければならない場面はいくつかあります。一番は患者さんへの説明でしょうか。全く同じお薬なのですが、当然、黙って渡すわけにはいきません。パッケージや名称が変わっていることを説明する必要が出てきます。
薬局内の棚割り等でもやや変更が生じます。50音順の場合、ロルフェナミンがロキソプロフェンに変わるくらいならそれほど変わりませんが、オパプロスモンがリマプロストになると、大きく場所が変わることになります。
それから卸から納入される際にも注意が必要です。タイミングは薬剤によってもちろん変わってきます。また、旧名称でオンライン発注をかけたら、新名称にうまく変換できずに納品が滞った、なんてケースも聞きます。
こうした後発医薬品の名称変更、今後当面は続く予定ですので、注意を払っていく必要がありそうですね。
▽ 先発・代表薬でさがす ジェネリック医薬品リスト 平成24年8月版


コメント
アルマールとアマリールが似てるからってわざわざ名称変更したのに・・・・・
取り間違いの観点からは・・・・・なんでこんな事するの!?って話ですよね。
長い長いながーーーい名前は最初が似てたら間違えますよね。
薬剤師でも混乱しますが・・・・・Drはもっと大変かも。
でも薬剤師が一般名を知らないってのは
問題でしょう。
商品名より一般名を覚えるのが優先だと思いますよ。
一般名称でも、最初と最後の文字が同じだと間違い易くなることは、薬剤師として注意すべきです。
特にセフェム系抗生物質の一般名称は間違えやすいことが、ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業での共有すべき事例として報告もあります。
一般名称で起こる危険性、商品名で起こる危険性どちらも把握の上、処方上の問題点がないかどうか薬剤師としてチェックすることが求められると考えます。
その意味でも一般名称と商品名が混在している点では、やはり神経を使う状態がしばらく続くことになりますね。
一般名を覚えるべし。
それは正論ですしもちろん必要ですね。
でも20年も30年も習慣にしてきた事を変えるのは結構大変であり、そこにはヒューマンエラーの可能性があるのは当たり前ですね。人間がやる事ですから。
第一が例え商品名であっても薬の名前を間違う事こそ薬剤師(+医療関係者)としておかしいでしょう?
それなのに「名前を間違わないように!」でなく、名前そのものを変えたんですよ。
そんな状況だったのに、そこでエラーを起こしていた人間が一般名になったらエラーを起こさないのでしょうか?
通常は長くなれば覚えにくくなるものですし、そもそも名前の取り違いは電子化によって最初3文字を入力する事が原因の一つだったはず。
だったら変更時期は注意してますが今後慣れてきたときは要注意。
薬剤師でも・・・・・な状況、医師は一般名なんてまず覚えきれないと思います。
それが患者さんレベルになったら、一般名の長い名前を覚える人は減ると思いますね。
薬情見て自分の薬をわかる人も今までよりは減るでしょう。
今後はどんどんヒヤリハットが増えると思います。
時代の流れでしょうけど、この過渡期に重大な事故が起きないといいと思います。
そもそも、後発品の名称の統一化は医療事項防止(取り違え)が発端のはずです。ブランド名が多すぎるから、後発品は一般名で社名で区別。という流れだったと思います。
企業は当然、新名称にすれば承認申請、添付文書、個装箱、何から何まで変えなければならないのだから、やりたくないのは決まっている。
むしろ医療現場のリスク回避が動機だと思います。
また、薬の名前を間違う事こそ薬剤師(+医療関係者)として、、、とか覚えきれないとか、
リスク管理の観点からは、どうかと?
人は間違えることが前提。覚えて熟達することが一番危ないとよく言われます。
チェックの際に、”名前を逆から読む“とか、むしろ熟達せずに初心で対応できことが重要なのでは?
>通りすがりさん
それを医師や看護師にも言えるのですか?
覚えないあんたらが悪いって。
そしてどんどん一般名になって、どの程度の医師や看護師が名前を正しく言えるのか、あなたは把握してるのですか?
旧名称で言うか、結局長い一般名の面倒な医薬品は使わないでしょうね。
1つの意見が絶対正しいわけでは無いって思います。
今の「一般名+会社名」の流れの方が絶対正しいと政策が遂行されて行きますけど、これが進めば長い名前が増えて混乱してまた取り違えは必ず起きますね。
それと、患者さんは一般名になった自分の薬の名前正しく覚えてますか?それもきちんと検証されたのでしょうか?
この流れが正しいとの意見に対してその欠点を書いただけです。
もちろんこれだけ後発があっちもこっちも出てくると仕方ないですけど、でも薬剤師じゃない医師や看護師、患者さんにとっては有難い話じゃないですね。
???
なにか、伝わってないような、、、
補足させてください。特にレスはいただかなくて結構です。
”覚えないのが悪い”のではなく、
むしろ“覚えようとする“ことが問題だとお伝えしたかったのです。
これだけ後発品が増えると、”覚えて”対応することが現実的に無理。そこに労力を使うより、チェックする方法に注意を払うことのほうが重要なのでは? と。
また、一般名に統一される方向であれば、
これまでの取り違え事例(アルマールvs アマリール)のように、少なくとも異なる成分の薬剤をお渡しして、患者さんを危険な目にあわせてしまうかもしれないリスクは低くなる点で、良い方向かと思います。
もちろん、取り扱う薬局ではいろいろ(システムの変更やら)面倒が多いのでしょうとはお察しいたしますが、、、
>通りすがりさん
レスは言いとありましたが大変申し訳ありません。
身近なところからは結構苦情が多いので困っていたからです。
医師にしたら、調剤薬局が間違うからって何で名前変えないといけないんだ!
って通常は院内採用品しか思い浮かばず自分の慣れ親しんだ後発の名前のみで考えますからね。
施設や在宅だと看護師さんやケアマネさんは?状態ですし。高齢の患者さんも然りです。
例えばジヒドロエルゴタミンメシル酸塩1mgとジヒドロエルゴトキシンメシル酸塩1mgなんて長い名前であまり使わない名前だとコンマ何秒かは今までより医薬品名判断に時間がかかる事は確か。
久々にコメントしてみます
後発品は一般名は既に決まって進んでいることなので今更文句を言ってもどうしようもないことです。
一般名になることでデメリットもありますがメリットも大きいです
名称変更の流れは調剤が間違うからだけではないですよね
アマリールとアルマール問題は調剤間違いもありますが、処方間違いもありました。
これは一般名になったら解決する問題ではないですが、一般名にも似た名前はたくさんありますし
今後発売される後発品は全て一般名になります
今後は覚えるのではなく当たり前のことになっていきます。
過去の薬は今は移行期として対応していくしかありません
浸透してしまえば後発品はメーカーが違っても同じ成分の薬だということは
患者さんも薬剤師も医師も他の医療関係者も非常に分かりやすくなります。
薬剤師の受けるメリットも大きいです。
移行期の混乱を出来るだけ少なくて済むように期限を切って対応して欲しいものです。
ただメチコバールがメコバラミン「エーザイ」になるのは違和感もあります。
ブランド名を使いたい場合は名称変更せず、その代わりに先発扱いになってもいいと思いますね
>皆様
コメントありがとうございます。
メチコバールは、確かに後発品!そして名称変更対象品なのでしょうか。言われてみれば、確かに違う理由を探すのも難しいような…。
メコバラミン「エーザイ」、違和感ありますね(苦笑
考えてなかったですけど。
もしかして・・・・バイアスピリンも?アスピリン腸溶錠 バイエルに?な?る?
かと言って例のアルマールは一般名だけど先発だし。
何にしても厚労省マスターならそれだけに統一して欲しい。うちの近くの大学病院は薬価本の一般名で(1)とか(2)とかって書いてくる。レセコンは厚労省のみ。一々調べないといけない。
な~んか統一するならきちんと統一して欲しいが一番。
>ぽんた様
バイアスピリンもそうでしたね…(苦笑)そのあたりどうなのか、確かに気になるところです。
見切り発車の一般名処方でしたが、未だ問題点が整理されていない部分もあり、もどかしさを感じますね。
いきなりですみません;;
調剤薬局で事務をしているものです。
少しお聞きしたいことがあるのですが、
名称変更はしたものの、効果効能は同じで包装や名称が違うだけなので、
旧名称と新名称の薬を組み合わせて患者さんに投薬するのは大丈夫なのですよね?
例えば、レンデムが28錠処方された場合に、
レンデム 14錠・ブロチゾラム 14錠
を、シートで患者さんに投薬など…。
投薬する際に、患者さんに説明すれば
一緒に組み合わせて投薬は大丈夫、と理解して良いのでしょうか?
薬剤師の方と性格が合わず、よくわからないままになってしまっていて(>_<) 回答よろしくお願いいたしますm(__)m
>みきさん
調剤薬局の薬剤師をしています。
当県の薬剤師会の保険の委員の方に以前確認したときは、厳密には別物になるため、混在して投薬するときは、疑義紹介が必要で、この例だとレセコンへの入力は14日分ずつとした方がいいとの返答でした。