後発医薬品情報提供のあり方

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2008年4月の診療・調剤報酬改定で処方せん様式が(再)変更されることが決まりました。付随する部分についての詳細は不明ですが、現行の「後発医薬品情報提供」のあり方が気になります。
処方元への「後発医薬品情報提供」いわゆるフィードバックは、原則的に「不要になるのではないか?」ということが言われていますが、制度上廃止になったとしても実際はどうでしょうか。
個別の病医院より「フィードバックしてくれ」という話は当然出てくるでしょう。そのようなケースではどうすればよいのか。
実際問題としては悩むまでもなく、要望があればフィードバックをする体制を整えなければならないでしょう。個々の薬局であったり地域の薬剤師会であったりがそういった仕組みを作っていくことと思います。
しかし個人的には、一律的なフィードバックの要請には疑問を感じます(必要に応じて、例えば患者さんごと、医薬品ごとにというのであれば、それはそれで行うべきなのは言うまでもありません)。
単に「処方元だから」という理由だけでなく、「何故フィードバックが必要なのか」ということと「(フィードバックされた)情報がどのように生かされているのか」といったことを具体的に示していくことが肝要と思われます。

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くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. かのう より:

    いえ。フィードバック不要という話にはなっていないはずです。
    新たな処方せん様式の注記に、
    「薬局において変更調剤を行った場合には、原則として、調剤した薬剤の銘柄等について、当該処方せんを発行した保険医療機関に情報提供する。」
    と書かれていますよ。
    これに従えば、基本的には処方元の医療機関にフィードバックしなければいけないことになるのでは?

  2. たまねぎ より:

    たしかに、情報提供は必要になっていますね。
    ただ、今までのように一覧を送る等では薬局、病院ともに大変になってしまうので、お薬手帳、薬情等ではどうかという話が出ています。
    後者で実現可能だとしても、患者さん側にもしっかり指導しなければいけないですよね。
    あとは、確認した情報を医療機関がしっかり把握して生かしてくれるか?
    今の現状では送ったにもかかわらず、目を通してすらいない場合も多々あります。
    うまく機能させる体制も必要ですよね。

  3. ぽんた より:

    正式な指導かどうかまでは定かではないのですが、実際の「後発変更」がほとんどなかったので。
    現様式の場合、ずっと後発を使っていたら、医師は処方せんをジェネリック名に変更して発行するのが望ましいとうちの社会保険事務局の指導官は話していました。
    「ずっと」は3回ぐらい続いたらかなあ?1年も続くとまずい?と論議しながらも、実例がなく忘却の彼方でした。
    でも患者が「はっきりこのジェネリック」で意思表示をして1年も2年も経っても先発で書くのはやはりおかしいかなって気もします。

  4. たまねぎ より:

    ぽんたさん
    >現様式の場合、ずっと後発を使っていたら、医師は処方せんをジェネリック名に変更して発行するのが望ましいとうちの社会保険事務局の指導官は話していました。
    この話、うちの地域でも話していました。
    でも、変更届を出してももうずっと先発のまま。
    挙句の果てにはサインまでなかったりと。
    変更届を出してもまったく反映されてません。
    この辺があくまでも“望ましい”ってことなのでしょうか^^;?

  5. kense より:

    医師に負担無く後発へ誘導させるための制度なんだから後発の名前を書け、というのは本末転倒だと思われます。
    各薬局が変えた各後発品を病院のレセコンに反映させたら膨大な数になりますよね、入力ミスに繋がります
    実際のところ後発銘柄指定は門前以外の他薬局から見たら結構迷惑・・・
    サインが無いのは論外ですが

  6. くま☆ より:

    >皆様
    コメントありがとうございます。
    手元の資料を確認しましたところ、かのう様おかき頂いたように「原則的にフィードバックは必要」でしたね。ありがとうございました。
    しかしこれまでと同じ方法を続けていたのでは、双方の負担が増えるばかりで目的が見失われてしまうのではないかという懸念があります。
    実現可能な方法を探ってゆきたいものです。

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