[後発医薬品]日薬の考え方

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今月の日薬誌に、日本薬剤師会としての「後発医薬品の使用促進に対する基本的考え方」が掲載されています。要旨を抜粋します。
・経済的な理由のみによる医療費の適正化という考え方には賛成できない
・医療水準を後退させない範囲での医療費適正化について、可能な範囲で協力する

また、薬剤師職能の拡大・確立、患者さんとのコミュニケーション機会の増大といった面からも「むしろ前向きに取り組んでいくべき」といった趣旨のことが書かれています。
この考え方を、現場においてジェネリック医薬品を使用しようとするケースに当てはめてみます。すると私たちが考えなければならいことが大きく3つ出てくるかと思います。
一つは「ジェネリック医薬品への変更によって治療に差し支えがない」ということです。今一番問題とされているのはこの部分ですね。有効性、安全性、同等性等々について考えなければなりません。
二つ目は「患者さんの支払う一部負担金の軽減」ということです。逆に言ってしまえば、ほとんど値段が変わらないもの、高くなるものは患者さんにとってのメリットは薄いということになります。
それから三つ目は「国の医療費の低減」ということです。私たち現場の人間の最終目標とは違うかもしれませんが、頭のどこかに必ず置いておかねばならない問題です。
これらをトータルで考えると、
「医療費(一部負担金を含む)の軽減のみを目的とはしないが、治療に差し支えない範囲でジェネリック医薬品へ変更することを支援する」
ということになると考えられます。
関連した話題で「後発医薬品データベース」ですが、12月8日より稼動とのことです。概要については同じく日薬誌に掲載がありました。どんなものになるのでしょうか。

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このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. さんまん より:

     そうですね。あくまで、「健康>お金」であってほしいですね。健康のありがたみを実感している私はなおさら。10年前なんて今の時期から1日10錠くらいの薬を毎日飲むなんて考えられなかったからです。
     ひたすら健康保険の掛金を払い続けた身分から元以上の健康保険を取ってしまう身分に転落し、ひたすら療養を続けてしまってます。後発品に切り替えて悪化したらどうしよう、なんてのが本音です。

  2. チェリー より:

    RISFAXによると、
    その比較システムには、大手先発メーカーは協力をしないと言うことらしいですね。。。

  3. くま☆ より:

    >さんまん様
    とは言えジェネリック医薬品のメリットの多くを経済性が占めているという現実もあります。
    >チェリー様
    コストがかかって意義がない、でしたっけ。先発メーカーとしては面白くないのでしょうが、何か違うなと思ってしまいます。
    ケミファや田辺など、先発品も後発品もやっているメーカーはどういう考えなんでしょうかね。

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