医師によってかなり使い方が異なるのがこの抗菌薬です。薬局でお薬をお渡しする際は「恐らくこうだろうな…」と処方意図を推察しながら、患者さんにご説明することになります。
訴えと薬がピッタリ合っていることもあれば、場合によってはかなり頭を悩ませるケースも出てきますね。薬局では診断ができませんので処方批判をするつもりは毛頭ありません。
抗生物質 3段階指針(読売新聞)
「何で抗生物質をくれないんですか?」(日経メディカルオンライン)
日本では抗生物質を多用するという話をしばしば耳にします。海外のデータと照らし合わせたわけではないので、本当のところは何とも言えませんが…。
そのためか日本の医師が槍玉に挙げられているなんてのも結構ありますが、それよりも「抗生物質は万能薬」といった抗生物質神話がまだまだ信じられていることの方が問題ではないでしょうか。
抗菌薬を本当に必要としている人が適正に使用できるために、患者さんへのアナウンスと日進月歩で変わる使用法の習得が必要です。
抗菌薬の使い方
ウラ
コメント
疑義を照会するのが薬剤師の努めではないのでしょうか。
「訴えと薬がピッタリ合っていることもあれば、場合によってはかなり頭を悩ませるケースも出てきますね。薬局では診断ができませんので処方批判をするつもりは毛頭ありません。」
米国では「ラーニッド・インターメディアリー・ドクトリン」という考え方が確立しており、処方した医薬品に関する警告は、直接患者を診察した医師に責任があり、薬剤師にはないということですが(中井1994)、日本ではまだこのような考え方は定着しておらず、また医薬分業も広まりつつある現在、薬剤師が本来の機能を発揮する場面だと思いますが。
薬本来のことは何と言っても薬剤師の方が詳しいわけですから、どうか処方批判(少なくともフィードバック)をして頂きたいと願います。それが医薬品の適正使用に繋がるのではないでしょうか。
抗菌剤の総使用量/患者数だったかな?(探したのですが見つけられず・・・)アメリカと日本は突出して多いです。
30年位前にWHOから警告を受けています。変わっていませんかねぇ。
今は殺菌剤の使い過ぎの弊害、未知ウイルスの繁殖と多臓器真菌症がじわじわとか。
ツボカビで両生類が絶滅する日も近いのでしょうか。農作物の生産の先行きが恐ろしいです。
自然界のバランスを戻すには、時間がかかりすぎますしね。
どうしたらよいのでしょうねぇ。
抗生剤の処方は本当に悩ましいです。
どうしても、信者のような方も多いんですよねぇ。
挫創や裂創のような傷で比較的創もきれいな場合など特に抗生剤内服まではなくても大丈夫だろう、と思っても、「抗生剤もだしてくれなかった」といわれること、あります。
説明してもなかなか難しいところがあって「病院に来てるのだから薬をもらって当たり前」というのもあるようです。
やっぱり病院に来る方は不安だから来るわけで・・ というのもあるんでしょうか?
難しいですねぇ。。
>さくら様
仰るとおりですね。「疑義照会は唯一の医療行為」と言う人もいるくらいですので、抗菌剤に限らず医薬品の適正使用のために積極的に行っていきたいものです。
>はなくり様
抗菌剤の使用をマクロの視点で見た場合、使いすぎはやはり何らかの反動を招くのでしょうね。
>Miya様
抗生剤が処方されていると、妙に安心する方がいらっしゃるというのも事実ですよね。「支払をしているのだから(モノとして)受け取らないと」という気持ちもあるのかもしれません。
市販の薬に抗生剤の入っている薬ってあるのですか?
私は、ないものだと思い込んでいるので、
病院に行って、抗生剤を処方してもらいたい、
という気持ちがあります。。
私も、信者の一人なのかなぁwww
いいかげんに抗生剤を処方する医者にも困りますが、それによって抗生剤を風邪薬(等)だと認識してしまっている患者さんにも困ります。
調子が悪いときだけ、頓服のようにセフェムを飲む人のなんと多いことか。
10年以上それに慣れている人には、ここ2,3年しか付き合いのない人間が何言ってもなかなか聞いてもらえませんね。
>るるみ様
薬局の店頭で買える薬に抗生剤は入っていません。基本的には医師の処方が必要になります。
抗生剤が出ていると、安心するというのはあるかもしれませんね。
>遮様
抗生剤に対する誤った認識というのはかなり根深いのかもしれませんね。抗生剤を必要とする「風邪」は限定されるという認識が広まるのにはもう少し時間がかかるでしょうか。
抗菌薬の必要の有無について
一般人が、思い込んでいるほど、いきなり、なんでも、かんでも、厳密にわからないような気もします
最近、なんでもかんでも、すぐ、分かって当たり前、みたいな、頭でっかちな日本人が、増えてしまったような気がします
by タケノコ
>匿名希望さん様
コメントありがとうございます。
仰るように物事が浸透するためにはある程度時間が必要だという部分はありますよね。
「頭でっかちな」というのは私のことでしょうか。そうならないよう気をつけているつもりではおりますが、まだまだ私も人間ができておりません。何卒ご容赦ください。
風邪で無理に解熱する必要が無いということが、ここ10年ほどで知れ渡ったように、抗生物質の必要の有無も徐々に知れ渡るでしょう。
若いお母さんなどはそれほど抗生物質に固執しないですよ。
中年以上かな?風邪の時に抗生物質が無いと文句言う人がいる場合は。
>霧華様
抗菌剤や解熱剤の使用方法、また疾病の治療方法など医療の常識は日々変わっていきますので、私たちも日々勉強・情報収集が欠かせませんね。
クラリスロマイシンなどの少量長期ってどうなんですかね 特に小児に 理屈はわかるんですが受け入れがたいのですが 耐性ばっかり増えてと
>G320様
結構増えてますよね>クラリスロマイシン少量長期
耐性についてはどうなんでしょうか。大きな問題にならなければいいのですが。
マクロライド系の少量長期投与は抗菌作用とは別の機序と聞いております。まだ詳細は不明なようですが。
効きもしない量をだらだら使えば当然耐性菌は増えるでしょうが、少なくとも小児に限ってみるとアジスロマイシンの方が処方が増えていると感じています。
もっとも耐性菌が増えて困るのは呼吸器/耳鼻科ではなくて、胃腸科でしょうね。
ピロリ菌が結構耐性を持っているようです。
除菌を失敗した例を2度ほど経験しています。
(その後、メトロニダゾールに変更して除菌は成功しています。適応外なので自費ですが)
>霧華樣
機序が違えば耐性はできないと考えてよいものなのでしょうかね。
ピロリ菌の耐性と思われるものは当薬局でも例があります。保険の絡みもあるのでややこしいですね。
>くま☆さん
>機序が違えば耐性はできないと考えてよいものなのでしょうかね。
くま☆さんもお考えのとおり、それはないですよね。
マクロライドの長期少量投与は、そもそも抗菌剤としての薬理作用を期待しているわけではなく、「マクロライドを長期少量投与すると、どうやら副鼻腔炎や気道上皮の炎症に効果が高いようだ」という経験則から導き出された使い方であるため、実際問題、処方医が抗菌剤としては扱っているかどうか疑問です。
どこからが少量投与なのかという線引きもありませんし。
良くある耳鼻科処方で、副鼻腔炎の小児に対して、
クラリスDS 10mg/kg 分2 朝夕食後 7日分
↓7日後再受診
↓まだ炎症は残るものの、
↓寛解が見られるので変更
クラリスDS 5mg/kg 分1 夕食後 28日分
というようなものがあります。
もし処方医が減量後のクラリスに抗菌剤としての薬効まで期待している確信的処方だとしたら、この際耐性菌発現のことなんてすっかり忘れ去られていると思われます。
その辺の科学的検証が早急に必要だと思います。
>さつき様
抗炎症作用を期待して投与するのはもちろん有効な方法なのでしょうが、それによって耐性菌が増加するようなことがあれば問題となりますよね。