[改正薬事法]ネット販売業者の対応

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改正薬事法が施行され、医薬品のネット販売は「離島居住者」「継続使用者」に限定されたのはご存知のことと思います。では実際に販売体制がどのようの変わったのか、ネット販売の状況を見てみます。
ケンコーコム
ケンコーコムは、第1類医薬品と第2類医薬品の販売を停止しました。これまで商品の横に表示されていた「商品を購入する」というボタンが消え「当店では現在お取り扱いしておりません」の表示となっています。
利用者へのアナウンスもあります。
ケンコーコム:ケンコーコムのお客様へ
http://www.kenko.com/otc/notice.html
非常に理不尽な法改正(上記ページでは「改悪省令」と書かれていますが)であることを述べていますが、

省令が存在している以上、やむを得ず、ケンコーコムは当面このルールに則った販売を行います

と、法令順守の姿勢を示しています。また仮に第2類医薬品の注文をしても、

その後にケンコーコムが過去の購入履歴を調べ、履歴が確認されなければ、大変申し訳ありませんが、ご注文をお取り消しさせていただきます

と、自主的に購入の確認を行うようですね。
楽天
楽天を見てみますと、公式的な見解はこちらになるのでしょうか。
楽天:天の医薬品販売 安全への取り組み
http://event.rakuten.co.jp/medicine/net_signature/safety/
「安全を確保します」と謳われていますが、実際の販売については各薬局の判断に任されているようです。楽天は場を提供している、いわゆる「ショッピングモール」という位置づけになるからでしょうか。
第1類、第2類医薬品の販売を停止したところがあるかと思えば、第1類医薬品の販売を継続している店舗もあります。
yahoo
YAHOO!JAPANもやはりショッピングモールという位置づけですので、販売については各店舗の判断に任されているのでしょうか。
薬事法改正パブリックコメント:医薬品販売規制施行 代替策がないまま通信販売は原則禁止
http://blogs.yahoo.co.jp/yakujihou_kaisei/17555737.html
上記サイトには、

6月1日から経過措置で認められた一部の例外を除き、医薬品の通信販売は原則禁止されることになりました

との記載がありますが、販売の対応については示されていません。
第1類、2類医薬品の販売を停止しているサイトもあれば、医療用医薬品を販売しているところもあり、少々驚いてしまいます。
主なところを見てみましたが、他のサイトはどうなのでしょうか。販売する側に対応が望まれることは言うまでもありませんが、利用する側も見極めていただきたいものです。
You Tube:改正薬事法きょう施行 薬がコンビニやスーパーで購入可能に



(関連リンク)
【新販売制度】通販経過措置で通知‐280島をリストアップ(薬事日報)
http://www.yakuji.co.jp/entry12639.html

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このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. 「離島居住者」は住所を確認すればその都度わかりますが、「継続使用者」は過去の購入歴を調べなければならない。
    ネット業者にとってみれば大変な作業だと思います。
    ケンコーコムさんなどは大打撃でしょう。お気の毒だと思います。

  2. くま☆ より:

    >おいしい生活様
    コメントありがとうございます。
    ケンコーコムは業績修正を発表していますね。
    売上高5億円減(4.0%減)、経常利益9500万円減(55.9%減)を予想しているということです。

  3. りっこ より:

    初めてコメントさせていただきます。
    薬学部6年制1期生のものです。
    今回の薬事法改正の件では
    大学の講義の中でも
    取りあげられることが多い話で、
    薬事法規を履修前の低学年に対しても
    積極的な発信があったようです。
    その中で
    薬学を勉強した教授陣による
    「ネット規制は当然である」という意見に
    多くの学生が共感しているようでした。
    世論の風潮と学内の風潮の差が
    あまりに大きいような気がして、
    現場でぶつかった時に
    一体どうなるんだろう、と感じています。

  4. くま☆ より:

    >りっこ様
    コメントありがとうございます。
    薬学部の学生さんたちはそのようなギャップに悩まされているのですね。なかなか興味深い、しかし心配なことでもありますね。
    規制などが決まるのは、我々現場の人間の思いとは別の大きな力が働くことも少なくなく、今回のネット販売規制もそういった側面が実はありそうです。
    「あるべき姿と現実との乖離」は社会に出て最も悩まされることの一つですが、この問題もその中の一つかもしれませんね。

  5. OAFMT より:

    くま☆さん、ご無沙汰しております。OAFMTです。
    やはりというか、こういったことが起きていますね。
    http://www.hal-pharmacy.com/daikou/index.html

  6. さつき より:

    >OAMFTさん
    面白い情報ありがとうございます!
    どういう検索でたどりついたんですか、このページ(^^;;
    でも、これはさすがにネタですよね?
    問い合わせ先リンクもないようですし。
    というか、個人的に他言語直訳っぽい文章が気になります(笑)
    まぁとはいえ、実際にこういう趣旨の業者が現れたら、規制は出来るんでしょうかね。
    多分医療用医薬品の輸入代行業と同じコンセプトですよね、コレ。と考えると業態としては現行法では規制できないのかな・・・
    どうでも良いけど、登録販売者を名乗るのは意味があるんですかね?(^^;;
    しかも、登録販売者としての登録を受けるためには、従事する[店舗販売業の登録を受けた]事業所での勤務証明が必要じゃなかったでしたっけ?
    資格を前面に出すなら、事業所名くらい書いてくれないと(笑)

  7. くま☆ より:

    >OAFMT様
    >さつき様
    コメントありがとうございます。非常に興味深いですね。
    ちょっと調べてみましたが、東京都江戸川区にある「ハル薬局」という薬局のサイトのようですね。
    薬局が同一サイト内で「対面販売・買物代行」を謳っているというのはどうなのでしょう。実質的には「ネット販売」と同義ですよね?
    現状に一石を投じる行動であるかもしれませんが、これでは自分の首を絞めることになってしまいますね。

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