DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」。今回はマーケティングという側面からのお話が中心です。
前回のコラム「医薬完全分業」の陳情書、多くの方にご覧いただいたようで、どうもありがとうございました。自分で自分のコラムを読み返していましたら、いつの間にか本論とは全然関係ないことを考えていましたので、その勢いで今回のコラムを書きたいと思います。
続きは以下のリンクからご覧ください。
熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:大義名分を作って職能広げるっていいですね
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201106/520210.html
▽ もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら


コメント
①「国際標準」や②「医療費削減」という言葉は確かに便利であり、聞き手を思考停止状況に追いやる魔法の言葉でもあります。
ただ、それも使いすぎると、
①IFRS、TPPのように国境という垣根をなくすべき
→薬剤師資格制度の国際的統一
②調剤基本料の削減・廃止
→薬剤師資格の独占業務の減少・廃止
ないしは登録販売者資格との統合
といった「逆の」文脈で用いられることを後押しすることにもなりかねず、墓穴を掘ってしまう結果となりかねないので、慎重に用いる必要性も高い、と考えます。
マーケティングの言葉として①②が有効なのは、あくまで、短期的な利益を追求することが許される私企業のみの話だと思います。そのような企業は、ポリシー・哲学なんかなく、単に、そのときのトレンドを意識するマーケッティングをすればいいだけですからね。
それに対し、日本薬剤学会などの公益法人は、その存在が特定の思想に基づいて存在するわけであるから、当然、その思想と①②との整合性が問題となるわけであるので、①②を前面に出すのは、その存在をも否定する可能性を生ぜしめる点で、かなり危険なことではないか、とすら、個人的には感じています。
>HY様
コメントありがとうございます。
HY様に突っかかるわけではないですが…(苦笑)
いろんな方のコメントを拝読しますと、株式会社に代表される「企業」というものに対しての理解が、とても浅く思われて残念です。
経営学も勉強した者として述べせていただくと、企業ってそんな簡単なものじゃないです。
ちょっと言い過ぎかもしれませんが、医療は利益追求しなくて崇高なもの、企業は利潤第一で下賤なもの、的な部分を感じてしまって…。
繰り返しますが、HY様に喧嘩を売っているわけではありませんので、誤解なさいませんよう。
大丈夫ですよ。突っかかっているわけでないことは充分理解していますよ!
私自身は、特に、「医療は利益追求しなくて崇高なもの、企業は利潤第一で下賤なもの」との価値観を持っているわけでなく、単に、利益追求偏重の危険性を指摘したにすぎない、ってとこだ、と認識しています。
確かに、上記価値観を持っている医療関係者は、一定の割合でいる、と思います。
余談ですが、その価値観の一部(商売軽視)の発生源は江戸時代の朱子学なので、今日でもそれを覆すのもなかなか困難であると思われます。それを覆すことが、良いことか悪いことか、今の私には分かりませんが。
>HY様
ご理解いただきありがとうございます。
医療、教育、福祉などの社会的基盤となるものは、確かに利益を度外視してもやらなければならない部分はあるでしょうね。
商売軽視の価値観というのは朱子学が元なのですか。いやはや、奥が深いです。