[日経DI]子供を誤飲から守るシロップ容器

スポンサーリンク
プッシュ&ターンのふた

DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」。先週の薬局新聞にこの話題が掲載されていましたね。導入の際に注意すべき点を現場目線で考えてみました。

 「チャイルドレジスタンス」という言葉をご存知でしょうか。Child Resistanceの頭文字を取って「CR」と略されることもあるこの言葉ですが、「子供が簡単に製品を操作できることで危険が生じないように防止装置などを加える工夫」という意味で使われます。このCR機能、実は私たちの業界でも導入の必要性がうたわれており、東京都の商品等安全対策協議会では昨年から、子供用水薬容器のCR化について協議、提言をまとめるといった話が出ています。

続きは以下のリンクからご覧ください。
熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:子供を誤飲から守るシロップ容器
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201101/518129.html

(関連リンク)
アポネットR研究会:シロップ瓶にもチャイルドレジスタンス機能の導入が必要
http://www.watarase.ne.jp/aponet/blog/101105.html
シロップ剤の配合変化
シロップ剤の配合変化

Anout us

このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
詳しくはこちら

くま☆をフォローする

コメント

  1. HY より:

     Child Resistanceですか。。。。。
     なんだか、昔は、鉛筆削りのために子供がナイフを持参していて、それが当たり前だった世の中だったのが、今や、子供に危険(リスク)と共存させるのではなく、リスクを遠ざけるという社会になってきており、しかもその方向性がより明確(露骨?)になってますね。
     これって、環境保護と同様に、経済活動をコントロールするための言い訳としての側面が強いのでは?そのうち、CRが、調剤報酬引き下げの理由付けにされたりして。まるで、調剤基本料を24点に(ほとんどの薬局にとっては)低下させるのをスムーズにするために、タイミングよくポイント制の話題を持ってきて、それを理由付けにしているのと同じようにね。
     現場の薬剤師としては、そのような高価格となるであろうシロップ容器を強制的に使用されられるのではなく、従来のシロップ容器で十分であり、せいぜい、それに加えて指導(例:子供の手が届かないよう、冷蔵庫の隅の方などに保管した方が良いかもしれません。ただし、凍結や服用忘れに注意してください。)を徹底させる、というので良いのではないでしょうか?
     

  2. HY より:

    上記コメントに付き、一点訂正します。
    ×:「環境保護と同様に、経済活動をコントロールするための言い訳としての側面が強いのでは?」
         ↓
    ○:「まず、経済の建て直しand/or活性化ありきで、その有力な手段として反証が困難な事柄を前面に押し出し、もって反対派の反論を封じ込めようとする点で、地球温暖化防止という論法が利用されていることと、本件において子供の事故防止という論法が利用されていることとは、類似性があるのでは?」
     そもそも、大人になってからリスクだらけの世の中を渡って行かなければならない現在の子供に対し、子供のころからリスクと切り離して「純粋培養」することは、果たしてその子供にとって有益なことなんでしょうかね?子供に事故が起こらないよう手取り足取り大人が気をつけるというのは、生物として重要な危機管理能力を身に着ける機会を奪っている点で、逆に、その子供をダメにする方向に向かわせていることになるのではないでしょうかねぇ?

  3. ルルル より:

    同感です。
    エコって、エコロジーじゃなくてエコノミーですもの。
    便利なものって、便利さゆえの危険もあると思います。
    世の流れとの兼ね合いと、自分の子供たちをたくましく育てること、
    やっぱりバランスって難しい。
    私よりも年配の方から見たら、
    私もだいぶ便利なものに囲まれて育っているんでしょうから。

  4. HY より:

     そうですよね。バランスって重要ですよね。かつ、適度なバランスを取るっていうのは、本当に難しいですね。
     私も、別にCR化に全面的に否定しているわけではなく、本件のようなシロップ容器も存在してても良いとは思います。状況に応じて有用となるでしょう。
     ただ、そのような容器を導入していないからといってその薬局自体がCR化から取り残されており世の中の流れと逆行している、と評価される(将来的に評価されるようになる)というのは、ちょっとバランスが崩れているのではないか(そのような薬局に不利益に傾きすぎているのではないか)、と思えます。
     
     それと、PTPシート誤飲の話も、同様の文脈で捉えることも可能ですね。こちらは、子供のみの話ではありませんが。

  5. くま☆ より:

    >お二方
    コメントありがとうございます。
    ライターがそうであったように、水薬の容器も、遅かれ早かれCR化は免れないのではないかと思います。それが、規制によるものか、市場原理によるものなのかは分かりませんが。
    おっしゃるように、リスク啓発が先であることに間違いはないのですが、厳格化が進む一方の世の中において、どこまでそこに耳を傾けてくれるか、ですね。

  6. まじゃ より:

    今はわかりませんが、以前に私が調剤に関わっていたときは「タミフルDS」の容器のフタが押して回す、だったと記憶しております。
    この子供用シロップ容器にもいえることなのですが、これらって基本的に大人が扱うものですよね?
    そりゃ、管理がずさんで子供が手にしたときに!って事でしょうが、その確率ってどれくらいなのか・・
    子供が病気である=ぐずったり、いろいろな負担が増えたりで対応している大人って通常よりも忙しかったりいらいらしています
    市販薬でも多いこのキャップ、うちの妻なんて「あーっこれあけ辛い、あけて!」って私に渡してきます・・・「そんなんじゃタミフル調剤できないぞ~」って笑い話しています。
    究極のところ、一本のんでしまっても、そんなに大事にならないだろうし、親も子もそんなトラブルがあってこそ、その他生きていく上で必要とされるリスクを予想するように訓練されるわけで・・・
    話はずれますが、最近自宅のトイレを自動洗浄の便器に変えたところ、外泊先のホテルで洗浄ボタンを押し忘れると言う考えられないヘマをしました。
    不便=安全を得るための訓練
    と言う事で
    蓋が安全(放置できる便利)≠安全
    と言う考え方もあるかと思います。
    確率から考えて、あけやすいシロップ容器に一票・・かな

  7. かぼちゃワイン より:

    元気な兄弟が勝手に飲んだら?入ってる中身がセルシンとかだったら?
    同じですかね?
    いろいろ考えられるのできりはないですが。
    タミフルは自分が調剤したものではおっしゃるような容器のは見たことないのでわかりませんが・・・。

  8. HY より:

     本件の問題につき、今までとは異なった観点で考えてみたいと思います。
     本件で問題となっているのは、要は、誤飲防止のための手段の問題ですよね?
     一番重要なことは、誤飲のおそれがあるものを、子供の行動範囲から遠ざけるよう親が気を配ることじゃないでしょうか?
     逆に言うと、シロップを子供に誤飲させる親は、たとえシロップの問題が容器によってクリアできたとしても、他のものを誤飲させる可能性が高いのではないでしょうか?
     もっと言うと、親の整理整頓能力の欠如の問題を、個々のリスク含有製品の不備の問題に、巧妙にすり替えているだけなんじゃないでしょうか?
     確かに、親は、特に共働きの場合は、子供の誤飲について対処する余裕もあまりないので、その負担を軽減するためにアウトソーシングできるところはそれに頼ろうとすることは分からないでもありません。
     ただ、それも限界があると思います。誤飲の対象は、洗剤・お酒・たばこなど他にたくさんあります。それらも、すべてCR化が望ましいのですか?そんなん、もぐらたたきというか、いたちごっこというか、根本的な解決策とは言えないでしょ。
     なので、結論としては、「誤飲防止のためには、個々の製品のCR化をはかるよりも、親の具体的行動への意識を高めることがはるかに重要である。」ってことが言えるのではないでしょうか?

  9. まじゃ より:

    かぼちゃワイン さん
    程度の問題を「確率」と含めて考えてみただけで、
    もちろん服用すべき者以外が服用することは「同じではないです」、「そんなに大事にならない」と表現しました。
    自分の経験上のみでコメしていますが、そもそもシロップで「セルシン」ってあるのですか?セルシンシロップなるものを扱ったことがないので判りません。
    自分の知識としてある中で、若干他人に飲ませたくないな~と思うのがステロイド含有のシロップ位でしょうか。
    でも、いずれのケースでも(たとえセルシンシロップでも)、一処方量をがぶ飲みされたとしても相当な大事には至らないように思えます。
    シロップの処方ってその程度ではないでしょうか?
    もし他の方で、こんなにシロップでも危険性があるケースがあるんだよ~と知識をお持ちの方がいたらフォローお願いします(あまりにも重箱の隅をつつくようなレアなケースは除いて)。
    それよりも他の方が言っている様に、リスクをリスクとして扱う事の重要性のほうが大切なような・・
    これは個々の感覚もあるので、自分の場合はさらに経験も踏まえ(子供に服用させる際の手間の例)、通常キャップで十分との見解としたわけです。
    極論を言って「同じか?」と言われたら同じのわけが無いです。
    ちなみに第一次タミフル不足(勝手に命名、タミフルが発売された年か翌年頃だったか?)のときは、DSはあけ辛いキャップ&冷所保存だったような・・
    ちがったかな~記憶と言うものはあいまいですね

  10. HY より:

    >まじゃさん
     私の知識・経験の範囲内だと、フスコデシロップ(ジヒドロコデインリン酸塩を含有)のみ、特別の注意が必要だと思います。
     もっとも、混合したものであっても、黒々しい色になるため、子供は敢えて飲もうとはしにくいと思いますが。
     また、確率の観点からのまじゃさんの指摘は、私もその通りだと思います。
     それから、上でも少し指摘しましたが、動かせる物に関しては、CR化はあくまで補充的に位置づけるべきであって、子供の手の届かないところに親が移動するのが本筋だと思います。
     これに対し、動かすことができない(動かしにくい)もので、かつ、子供のアクセスが容易な物に関しては、積極的にCR化しても良いと思います。具体的には、アクアクララ等の給水用のサーバーなんかそうですね。あれは、熱湯も出るため、それに関してはCR化がなされており、熱湯のみは容易に出ないようになっています。当薬局でも患者さん用に導入しており、たまに触ろうとする子供が熱湯でやけどするのを防いでいますね。

  11. くま☆ より:

    >皆様
    コメントありがとうございます。
    薬局の対応としては、これまでの容器とCR化された容器の両方を用意し、患者さんと一緒に考え、相談し、個々のリスクに応じて容器を選択できる環境を構築することが重要なのではないかと思います。
    一律、すべての利用者に導入するのは乱暴ですし、かといって限られた経験、想像の中で不要と判断することもできません。もちろん、啓発が前提であるのは言うまでもありませんが。
    ちなみにセルシンシロップは0.1%製剤がありますね。
    http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1124017Q1032_1_08/

タイトルとURLをコピーしました