DI onlineに連載中の熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」。もうね、ネット販売解禁でいいんじゃないですかね。
先週のことです。夜、パソコンのモニターに向かいつつ、Twitterのタイムラインを眺めながら、ゆったりした時間を過ごしていました。が、ある「つぶやき」に添付されていた画像を何気なくクリックしたところ、一気に気持ちが高ぶってしまいました。それがこちらです。
続きは以下のリンクからご覧ください。
熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」:情けない!「OTC情報提供不要カード」
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201107/520910.html
▽ ドラッグストアの常識・基礎編


コメント
これは。。。。。(絶句)
個人的には、NSAIDsなど、胃腸障害等の点でOTCにすべき薬ではないと思うんですけどねぇ。皆、米国での実態を把握しているのかな。
結果、「薬害の増加→患者への自己責任の転嫁(本件カードによる)の不当性が叫ばれ始める→薬剤師の仕事の評価の見直し」というのは、薬剤師側の立場を重視しすぎたシナリオなのでしょうか?
ただ、法律的(というよりも予防法学的)に考えると、責任転嫁の点でかなり巧妙であることは認めざるを得ませんね。また、これを禁じる法令はないように思えますが、どうなんでしょうかね?
結局、患者側(消費者側)・薬剤師側の双方がなめられ、経営者側のみが利する話のような気もします。
先日、ロキソニンを売れって客がきました(暴言ですみません)。
頭痛でよく買っていると。
「風邪引いて医者にかかっていたけど、治らなくて体だるいし、何か治る(だるさ)薬とロキソニン。(カウンターに肘つく態度)」
なので。
「何箱かすでに買い求めておられるなら、受診が必要な状況なのでお売りできません。だるさがあると言いますが、治る「薬」と言っても、栄養剤くらいしかありませんし。」
と答えました。
そしたら、「だから~、だるいの、別に治らなくていいんだって~何か売ってさえくれれば~でさあ。
ちゃんと医者には行ってる。医者もロキソニン買って飲めばいいって言ってる。
そもそも薬剤師は説明だけすればいいんだろ?薬剤師いないとこでは買えないから来たんだから・・・・・(しのごの)
あんたは説明して、私ははい聞きました。
それであんたはロキソニンを売ればいいんだ!」
と言うので。
再度「受診して下さい。お売りできません。」
とお断りしました。
思わず、ちょっと違いますが、「なめられてる」って言葉で思い出しましたね。
この方が今まで購入できてた薬局では、簡単に売っていたんでしょうかね。
ドラッグストアの自殺行為にしか見えないですね。
ちょっと前に「ネット販売禁止」な署名集めてましたけど、
全く説得力がないです。
たぶん、どこぞの誰かがこの事実を当局に報告して「ネット解禁しろ」ってやると思いますが・・・。
第一類医薬品の売り上げ不振が叫ばれた頃(2009年くらい)からありましたけどね。この手のカード。何でまた今頃って感じですが・・・。
経営者「説明を省けば患者さんが気軽に買いやすくなり売り上げが上がる」
患者「いつもロキソニンを飲んでいる人にとっては同じ説明を聞かなくて済むので買いやすくなる」
薬剤師「いつもロキソニンを服用している人に説明しても右から左へ流れてしまうので、無駄な手間が省ける」
おぉ~、いい事尽くしですね!って、そんなバカな。
なんの為の薬剤師なんでしょうね。
ネット販売に対してGoサインを出しているのと同じ事なんじゃ・・・・。
患者側の言い分として「薬剤師から説明を聞かなくても、箱に書いてる」っていう極論も聞こえてきそうですが。。。
このカードがどういう経緯で作られたものか、はたまたどういう意味があって作られたのかはわかりませんが、
薬剤師の地位向上(今は地位確保で精一杯)の為に一丸をならなくてはならないこの大事な時期に、薬剤師不要論に繋がるような行動を薬の業界人が始めてしまうとは、なんとも複雑な気持ちです。。。
>皆様
コメントありがとうございます。このカード、そんなに以前からあるのですね、知りませんでした。
皆様ご指摘のように、このカードの件はネット販売にも影響が出そうですね。1類だって、「情報提供不要の方はこちらをクリック」というボタン一つあれば済んでしまいそうです。
くまさんの指摘で気づいたのですが、これって薬剤師だけが抱えている矛盾ではないかもしれませんね。
再診の処方箋のみの患者さんを認容しているまたはウリにしている診療所の姿勢にとってもよく似ていますね。
これらをポジティブに無理して考えてみました。手間が省ける患者がいるから重要な局面を向かえている患者に薬剤師の服薬指導をふくむ調剤、医師の診察という資源を採算度外視で投入できる環境が作れるという側面もあります。日本の医療費がGDP比に比べて非常に効率的なものにしているのは、三分間診療のおかげとも言われたりもしています。
その現状を割り切りつつ、そういう患者さんを振り向かせることができる+αがあれば、自分にロイヤリティのある患者さんを多く作れ、他と差別化できる薬剤師になれるかもしれません。そういう職能をもった薬剤師が増えれば、薬剤師の地位向上につながると思います。
このカードはその+αがどういうものか考えるための手紙と私は受け取りました。
下っ端薬剤師さんのコメントと一部重複すると思うのですが、確かに、一般的にみられる80:20の法則に鑑みれば、「本当に重要な20%の患者さんに指導の重点を置くことを目的として、その際、80%の患者さんの選別並びに指導の簡略化という手段を採用するため、本件カードを積極的に利用する」というポジティブな評価も可能ですね。
また、薬剤師側(経営者側も含む)にとっても、薬害発生時に生じるであろう民事上、刑事上あるいは行政上の責任を回避たいところです。その際の、「過失」(民法709条等)の「評価障害事実」として、「本件カードにより、患者側の情報提供不要の明確な意思表示がなされている」という事実が採用されるのでしょう。その結果、薬剤師側の責任が否定されやすくなる、ことが予想されます。その意味では、責任回避(転嫁?)の技術として、本件カードを積極的に評価できるのでしょう。
まあ、確かにネガティブな側面が多い本件カードですが、モノは使いよう、といったところでしょうか。総合的な評価は、現時点では、正直良く分からず、とりあえず、様子見ですかね。
DIの方のコメントで「必要としていない情報提供を行うのは情報の押し売り」っていう表現をされている方がいらっしゃいましたね。
薬歴加算やお薬手帳などもそうなのですが、
患者側の必要な情報と薬局側が必要な情報って一致しない事ってありますよね。
そして患者側の意見が通る事が多い。
医療業界の中では、薬局がその辺りの「モヤモヤ感がある業務」が特に多いのではと感じました。
「なめられてる」という言葉も当てはまりますし、
「軽く見られてる」って感じもある気がします。
ある種の強制力ってのも必要なのかもしれませんね。
そうですね。自己責任という概念がまだそれほど医療業界に浸透していない現実に鑑みると、強制力は必要だと私も思います。それが法律上の強制力でなく、事実上の強制力だとしても。そう、自動車の任意保険が、事実上強制保険であるのと同じように。また、マンション等の賃貸借契約の開始において、火災保険の加入とセットになっている様に。
なので、「押し売り」という表現はちょっと違うと思いますね。
消費者はOTCを使用する際に用法用量などの必要な部分しかみない、または全く添付文書を見ない事が多く、副作用などの注意事項に目を通す人が少ないという調査結果を受けて、情報提供義務化となったと記憶しているんですが違いましたっけ?
目を通されない可能性が高いので、高リスクの薬品については、対面で情報提供を行わなければならない、というのが今回の薬事法改正の趣旨だと思っていたのですが。
なので、「書いてあるから言われなくてもいい」とか「情報の押し売り」とかいう批判は見当違いも甚だしいですね。
必要な情報しか目を通さないので、消費者が必要とはしていないが、知っておかなければいけない情報を伝える事が特にOTCにおいては必要だと考えます。
ロキソニンSは継続使用するたぐいのOTC医薬品で無い事を考えると、このようなカードを作っている店は問題外です。
個人的にはこのロキソニンSは今後のスイッチOTCの試金石になるのではないかと思っています。
この薬が適正に販売されず、乱売や副作用の発現が起きれば、やはり薬剤師は信用できないとなり、スイッチOTCやダイレクトOTCの承認がストップしてしまう事態になるのではないかと危惧しています。
>皆様
コメントありがとうございます。
情報提供不要のケースがあることは、もちろん理解しています。ただ、このカードを作ってしまったのであれば「何のための対面か」「何のためのリスク区分か」という話になってしまうと思うんですよね。
「情報提供不要」という最終的な結論に至るそのプロセスの中で、きっと多くの情報が得られるはずです。そして、薬剤師が情報提供不要の判断をするのは、そんなに簡単なことではありませんよね。
先日 某ドラッグストアで1類購入しました。
仕入れが間に合わなくドラッグで購入でしたが…
こちらの資格は言わずに
私:これ下さい。
薬剤師:以前使われたことはありますか?
私:はい。
薬剤師:では これをどうぞ。レジでお支払お願いします。
自分の店ではちゃんと説明して販売してたので
度肝抜かれましたw
恐るべしドラッグストアの倫理観w
ロキソニンSに関し、日薬ニュースの最新号(第146号)に、外国語版のガイドを日本薬剤師会が用意している旨の記事がありましたね。具体的には、以下のURL参照とのことです(ただし、日本薬剤師会会員のみ閲覧可)。
http://nichiyaku.info/member/ippanyaku/pdf/guide_en.pdf
患者(消費者)が情報不要の明確な意思表示をなしている場合の薬剤師による情報提供の是非については色々な意見があるようですが、今までの意見は、すべて情報提供が日本語で行われることを前提としているみたいなので、その前提を崩すべく、情報提供をさせて頂きました。
>お二方
コメントありがとうございます。
販売の実態は…やはり様々なのですね。もちろんきちんとやっているところもあるのでしょうが。
HY様お書きいただいた日薬の資料はいいですね!外国人に販売するケースも想定しておいたほうがよさそうですね。
薬剤師の患者さんに対する情報提供といえば、いままでの議論だと、患者さんが特定の薬を使用することが前提となってます。ドラッグも薬局・病院も関係なく。
ところが、「一般論として、薬を使用すべきではない」という内容の情報を患者さんに提供している薬剤師の先生がいましたね。“薬を使わない薬剤師”だそうです。参考までに、リンクを張っておきます(会員しか見れなかったらゴメンナサイ)。
http://diamond.jp/articles/-/13493
>HY様
情報ありがとうございます。
「情報提供不要カード」は販売することを前提にしているのもダメな部分ですよね。販売しないという選択肢もあって然るべきです。