日薬の頭に「薬局機能評価」はない

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病院機能評価に習って薬局にも「薬局機能評価」を、ということが盛んに言われています。当薬局でも今年はじめ、ベータ版に従って自己評価しました。
今後調剤報酬にも影響してくるだろうとも言われていますが、今の段階で日薬の頭にこの「薬局機能評価」はありません。即ち、調剤報酬に反映されることはないということです。
では薬局機能評価に代わる、薬局の質を担保するための仕組みはどうするのか。


これについてはドイツでの取り組みを導入していく動きがあります。「クオリティーマネージメントシステム(質の経営管理:QMS)」というものです。
認証の要件としては、
 QMSセミナーへの参加
 薬局運営手順や作業手順を示したハンドブックの作成とその承認
 監視員による監察
といったことが想定されているようです。もちろんこれらは今後しっかり詰めて話がされていくとは思いますが。
多くの薬局がそれぞれで患者さんのためになるような取り組みをしていると思うのですが、いずれにしても「一生懸命やっているよ!」というだけではダメで、一定の評価基準に則って評価していくことが必要です。
それから、評価と同じくらい大切なのが公表することですね。公表されなかったら意味がないと言っても過言ではありません。有効に公表することを考えていただきたいものです。

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このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. はまなす より:

    病院の機能評価は既に診療報酬に影響を与えているというか、点数差が出てきているようですが、調剤薬局は構想から何年経ちますか・・・
    5年ぐらい前から薬局も機能評価の話が出てきていて、前回には今度の改訂時には報酬にも影響を与えかねないなんて言っていた気がしますが・・・
    くま☆さんの記事を読む限りでは、話が変わってきたと言うことでしょうか?
    だいたい機能評価するとして、評価する人は誰なんだろうとはかなり疑問に思っていますが・・・

  2. こじろ より:

    こじろたち、今度その機能評価する側を招いて研修を行います。
    現状では自己点検という意味合いがありますが、それが即報酬に繋がらないのはあまりにも薬局の底辺が深すぎるからではないかと思っています。
    次回以降、どうなってくるのでしょうね。
    研修受け入れの可否、など差別化の要素は揃ってきました。

  3. よのなか3 より:

    はじめまして。
    外国では医療機関にかぎらず機能評価のみならず、評価する人を評価する、というところまで来ていますよね。

  4. まじゃ より:

    難しい問題ですね。病院は検査機器や医師の数や種類、いろんな要素によって本当に出来ることに差があって、たとえば、このオペは東京のどこどこに行かないと出来ないとか、外国でないとできないとか・・・そういうきわめて重要な評価の差があると思います。
    薬局の場合、もちろんつけようと思えば差は出てきますが、どんな機器があるとかは、結果として出てくる調剤済み薬?に大きな差は出ません。夜間の対応の有無とか、待合に何某があるとか、なんだろう?医療提供施設と物販の中間のような患者サービスにおいては差が出ると思います。ただ、それって、薬局の性質上あたりまえにやっていかなければならないレベルのことであって、こういうところに焦点を当てているとしたら、出来ない薬局はつぶれろ!みたいな事をやりたいんでしょうね。ただ、以前にものべた、会員の多くがその類なので、やりすぎると反発が大きくなって、会そのものの力もなくなるから、穏便に穏やかにすすめるつもりではないでしょうか?
    薬局では、人間同士の信頼感みたいな物が大きいのではないかと思います。自分の薬局を見れば、他のところに比べてなんだかものたりないな~とか思いませんか?でもかかりつけとして来局してくださる方がいる・・・
    薬局を選ぶときは、そこの人間の人間性が一番ではないでしょうか?
    夜間の対応だって、金にならないからやらない、というのと一生懸命にやっているが、個人薬局レベルなのでどうにもやることが出来ない、倒れてしまうみたいな感じもあるでしょう。きっと、そういうのって患者さんには伝わるし、薬局の機能評価では人間としての質を重んじるような内容がないといけないのではないかと思います。
    実際はどんなもんなんでしょうか?
    うすっぺらいサービス主体じゃないですよね?

  5. くま☆ より:

    >はまなす様
    先日、県薬の保険医療委員会というのに出席したのですがその際に、薬局機能評価ではなくQMSで行くという日薬の方向性が示されました。日薬の中でも以前から反対の声はあったようです。
    >こじろ様
    「評価する側」による研修ですか、興味深いですね。機能評価にせよそうでないものにせよ、外部の目にさらされることは一定の緊張が生まれるので必要なことですよね。
    >よのなか3様
    コメントありがとうございます。
    確かに評価する側も一定の基準や質が必要ですので、評価は大切なことですよね。どのような形で行われているのか、興味のあるところです。
    >まじゃ様
    機能評価が任意参加であることを考えると、「クリアできないからそこはダメ」というよりも「クリアできているところは一定の質が保証される」という性格のものだと思われます。
    病院と違って、基本的に受け取る薬に差はありませんのでどう評価するのか。おっしゃるような「人間性」はなかなか表には出てこないですが、重要なポイントですね。

  6. はまなす より:

    くま☆さま
    そうなんですねっ。
    薬局機能評価に対して、日薬の中で以前から反対の声があったんですか。
    っていうか、市中の薬局はまったく興味を示していないどころか知らないところもありますよねっ。
    信頼する経営者を作る会でしたっけ?薬局機能評価のマニュアルみたいなの本としても出されていた気がしますが、日薬はHPでチェックリストを公開しただけだったような・・・
    そこには色々な背景があるんでしょうねっ。
    う~ん、難しい!

  7. くま☆ より:

    >はまなす様
    現時点でも薬局機能評価を取り入れていきたいという声はあるようですが、大勢はその流れではないようです。でもしっかりとした詳細が分かってくるのはもうちょっと先ですかね。

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