最近の若い者は…

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薬学生実習受け入れに際して、年配の先生方よりこんなことを聞く機会がありました。
(私ももう決して若いとは言えない年齢なんですが…)
 「最近の若い者は、自分から学ぼうとしない」
 「最近の若い者は、マニュアルばかりに頼っている」
 「最近の若い者は、言われた事はできるがそれ以上の事ができない」
いわゆる「若い者はなっていない!」ということを仰りたいと思われます。
でも個人的には「決してそんなことはない」と声を大にして言いたいと思います。何故って年配の人から見れば、若い人たちの行いは何をやっても「最近の若い者は」に結びついてしまうからです。
それは歳を重ねた人は様々な経験を積み重ね、生きていく上での多くの知恵を持っているからです。自然と若い人の行いについて物を言いたくなるという面もあると思います。
要するに若いってことはそれだけ知らないことも多いわけですので、それらを踏まえたうえでよい環境を用意することが肝要です。
逆を言わせていただくと、「最近の若い者は…」と仰っている先生方が齢二十歳前後の時はどうだったのか?決して
 「最近の若い者は、自分からよく学ぶ」
 「最近の若い者は、機転がきく」
と言われていたわけではないと思います。要は「みんなが通る道」だということです。
そんな時はこの諺が最適ですね!
 子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの
例えば実習生を受け入れる際、
 「若い人だからこそ共感できることがある」
 「ベテランだからこそ諭すことができる」
という場面も必ず出てきます。
一人が全部できなくてもいいんですよね。お互いがお互いの立場を尊重して、役割分担をしていけるようになっていれば。

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このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. velopapa より:

    その通りですね
    うちもそう言う風に言っちゃう人が多いんで、「部下は子供と一緒だよ。自分の子供だと思ってもそんな言い方するの?」と問いただします。結局、自分が利益を得るために部下を使うんであれば、それなりに接して上司と部下の関係を築くのが大事です。
    まぁ、分からない人はいつまでたっても分からないままなんですけどね(^^;
    ところで、上から3行目は”カミングアウト”ですね!?

  2. 温泉まんじゅう より:

    最近の管理職は、「今時の若者は・・・」という言葉で自分の指導力不足をごまかしている気がします。
    右も左も分からない人に、「さぁ、自ら行動しなさい」と言って何が出来ると言うのか。
    アウトラインを引いて、「まずはこの道を歩いてみなさい」が最初じゃないだろうか。そこに、経験を積みながら枝葉をつけて行く。その枝葉がいつか大木になる。そんな気がします。
    ちなみに、「最近の若い者は・・・」と見た瞬間・・・
    「地べたに座ってるガキンチョのことね!!」と私は思いました(苦笑)

  3. さんまん より:

     「最近の若い者は」ですべてをひとくくりする事には至って同意できません。
     私はもう若者とは言えませんが、「若者でも即戦力になれ」なんていわれているような気がしてなりません。そんな棚からぼた餅なんて人、日本にはそういませんからね。
     最初は当然、全然できない人ですが経験に比例して能力が増強する、逆に経験なしに能力は増強しないんです。
     くだらない一般用語をうだうだ言うより能力向上の施策を考えて欲しいと思う私です。6年制は経済的負担増加が伊達じゃないことも頭に入れて欲しいです。

  4. はなくり より:

    自分から行動するためには、納得というプロセスが必要です。言われた言葉を自らの言葉に置き換えて、自らの行動規範に当てはめて、納得して、初めて動けます。ここを待ちましょう。
    何度も繰り返し伝えて、半年したら子どもは動き始めます。幼児教育の基本原則です。
    反射的に行動できるようにするためには、繰り返しの訓練が必要です。スポーツも軍隊も同じ。
    自分と相手との違いを認知しながら、会話するのは、コミュニケーションの基本です。
    相手が自分と同化したと認知し始めるのは、認知症の始まりかもしれません。自分の感じるままに動けない相手を意味も無くイライラと批判したがります。
    医療者の目で、老化という変化として、観察してみましょう。患者さんに感謝される薬剤師になると思います。
    皆さんは未来を紡ぐ薬剤師です。過去の価値観しか知らない薬剤師の意見は参考にもなりませんよ。今、薬剤師を取り巻く環境は激変しているのですよ。最近の若者に期待しています。

  5. kense より:

    男性勤務薬剤師の場合は若い方が働く、真面目なイメージのような・・・・
    向上心のある年配薬剤師は開業してる人が多いからなのでしょうか?
    あくまでもイメージなので反論はナシの方向で

  6. 虹子 より:

    新人指導の講習会で聞いたのですが、
    エジプトのピラミッドの内壁にですね
    『近頃の若い者は・・云々』
    と古代語で彫られていたそうです。
    あらあら(笑)

  7. 日曜工房 より:

    言えていますね。
    私は仕事柄若くはない人を多く預かっていますが、若者には”変わる可能性がある”けど、年寄りには”堅さや頑固さ”を感じます。
    よって、私自身もそうならぬよう自戒していますし、若者がいるから活性化すると思います。

  8. くま☆ より:

    >velopapa様
    子供の例え、とてもよく分かります。同じ事を言うにしても、言い方一つで随分変わりますもんね。
    ちなみに私33なんですが、年齢詐称はしてませんので(笑。薬剤師会にいると「まだ」若手の方なんですが、世間的に見たらいい歳ですもんね…。
    >温泉まんじゅう様
    手順ってものがありますもんね。過干渉になる必要はないですが、ある程度は道筋をつけることも大事ですし。
    「最近の若者」のイメージというとジベタリアン?がしっくり来るのは何故でしょうね(笑
    >さんまん様
    個別に見ればいろいろな人がいます。もちろんデキル人も、できない人も。ですので「最近の若い者は」と一つにしてしまうのは避けたいところですね。
    >はなくり様
    「納得させる方法を持っている」というのも指導者にとっては大きな要素となりますね。それから「待つ」ということも。
    >kense様
    その逆を言うと「勤務している男性年配薬剤師は…(以下略」ということになりますか?(笑
    >虹子様
    ピラミッドの内壁にですか!(笑 大昔からあるんですねー。
    いつの時代も、若者の行いは年配者の懸念材料なのかもしれませんね。
    >日曜工房様
    コメント、TBありがとうございます。
    若い人たちの型破りな行動は、時に新しいものを生み出しますよね。それが活力にも繋がりますし。
    自分の持っている既成概念、従来の型にはめない・はまらないようにすることも、大切なことですよね。
    ※ TBが別の記事に来ていましたので、もしよろしければ送り直してください。

  9. マスカット より:

    こども叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの。いい諺ですね。
    ちょうど高齢者疑似体験の勉強会をしたところです。
    白内障の体験眼鏡を着装し、手袋とサポーターで手指の自由を制限して財布からお金を出す体験をしてみました。30秒経っても指定金額を取り出せません、結局は財布を逆さにして、全部さらけ出すあの方法をせざるを得ませんでした。高齢者を思いやるいい体験ができました。

  10. G320 より:

    最初はみんな判らない事だらけ すこし経つと
    いろいろな知識を身につけて ちょっと判りだすと処方批判 それから自信過剰と不安の葛藤
    そのうちに経験という時間の流れで角が取れてくる 私は若い薬剤師に知識技術は後からついてくる 今必要なのはあなたの薄っぺらな知識より 社会常識 と人間性ですと 教えています しかし指導者研修においても薬学生に対して 躾というのが問題になるほど日本は病んでいるのでしょうか 根が深いですね 若い薬剤師を躾けていく前に 親として子供をしつけることからですか 私にとってはもう手遅れですが・・・

  11. さつき より:

    >G320 様
    先日の講演会で、6年制の薬局実務実習を通して、指導薬剤師は学生達に「生命倫理」どころか「倫理」から教えて欲しい旨のことを、某大学教授にお願いされちゃいましたからね。
    コアカリの作成に携わった方なのですが、それが現実なのかと思うともう何がなにやら・・・
    子育てじゃあるまいし、はっきり言ってイヤです(怒)

  12. くま☆ より:

    >マスカット様
    高齢者の疑似体験、なさったのですね。話には聞いたことがありますが、実は私やったことがありません。
    頭で分かっているのと実際にやってみるのでは、気持ちの持ち方も変わってきそうです。
    >G320様
    >さつき様
    学校では学べないことって結構ありますよね。全部は無理でしょうが、実務実習ではそういったことを学生さんたちに感じて、身に付けてほしいですね。

  13. るるみ より:

    遅いコメントですみません。
    その諺。いいですね。
    小さい子供と、40も離れた義父母と生活していると
    うなずけるものがあります。
    お互い、非難したり、悪口を言ったりせず
    おおらかな気持ちで接したいものですね。

  14. くま☆ より:

    >るるみ様
    私もついつい子供を叱ってしまう時がありますが、「自分もこんなんだったのかな」と思うようにしています。
    みんながおおらかな気持ちを持っていればみんながハッピーになれますよね。現実はなかなかそうも行かない部分もあるので、うまくストレス発散したりしながら生きて行かなくてはですが。。。

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