殺鼠剤、といってピンとくるでしょうか。文字通り、ねずみを駆除するためのものなのですが、そのエサに混ぜ込まれる薬剤は抗凝固剤のワルファリンだということはご存知でしょうか。
ワルファリンと言い切ってしまうと語弊がありますが、ワルファリンに代表されるクマリン系の化合物が、多くの殺鼠剤に使われています(もちろん他の薬剤を含んだ殺鼠剤もあります)。
その濃度はと言いますと、もちろん製品によって違いますが0.05%~0.1%です。単純に計算しますと、10gのエサの中に5~10mgのワルファリンが含まれていることになります。
普段調剤に携わっている方でしたら、ワルファリン5mgってのがどの程度の量なのかというのはすぐに理解いただけるでしょう。人間よりも体の小さなねずみが5mgのワルファリンを摂取したら…。
当然出血が起こります。内出血が起こった結果、視力や動作に衰えが生じ、ねずみは死に至ります。ある製品のパッケージには「眠るように死ぬため、他のねずみに警戒心を与えません」と書かれていました。
最近では「ワルファリン抵抗性ねずみ」というのも出てきているようですね。納豆を食べているわけではないのでしょうが、当然ワルファリンを含有した殺鼠剤が無効になります。
そのようなケースにおいては、ワルファリンの300倍の効果を持つと言われるジフェチアロールなどを含んだ殺鼠剤が用いられているようです。
殺鼠剤にも使われるワルファリン
OTC医薬品関連
コメント
こないだラットライスを売って成分を初めて知り、驚きました~。
>りんご様
コメントありがとうございます。
最近はエサを置いても食べないネズミもいるみたいですよ。学習するんでしょうかね。
血液の中で粘性が、切られたら、暴走する因子がわからずに薬効だけで、使うのは、考えましょうといえませんか?