第一三共もノイラミニダーゼ阻害剤を開発中で、既に治療適応については今年09年8月に第III相試験の結果が得られ、製造販売承認申請を2009年度中に行う準備を進めています。
この開発コード「CS-8958」(一般名:laninamivir)は治療適応に加えて予防適応も取得するらしく、第III相試験を開始するということです。メーカー発表は以下から。
第一三共:抗インフルエンザウイルス薬CS-8958の予防適応取得に向けた第3相臨床試験開始について
laninamivirのプロドラッグ体であり長時間作用型のノイラミニダーゼ阻害剤
だということでタミフルやリレンザ、それから昨日の記事でご紹介したペラミビルと同様の作用機序です。投与経路はリレンザと同じですね。吸入治療剤だと書かれています。
「ラニナミビル」という一般名、ちょっと発音しにくいような名前ですね。一番の売りはやはり「予防適応」、それから「純国産」という部分になるのでしょうか。

コメント
どこまでをもって・・・・「予防」なのでしょう・・・・
効果として1~100%までありますが。
予防が医療に含まれると、これこそ際限の無い医療費になりかねないですけどね・・・・医療行為は、あくまでも疾病に対してであって、未病まで含むのは・・・・
ベイスンの時も思いましたけど、「適応症」として「予防」の文字には疑問を感じますけど。
しかし、予防に対しても保険適応なんでしょうか・・・・
クラビットの10%細粒の件以来、ちょっと第一三共には「カチン」ときてるので、すみません。
インフルエンザに限らず、予防医療により入院等が減り、医療費削減につながるというストーリーが未来にあれば・・・
>お二方
コメントありがとうございます。
確かに第一三共はちょっと…な部分も見受けられますね(苦笑
予防適応に関しては、確かにどこまで?というので悩む部分ですね。もちろん全体的な医療費削減のためになれば言うことはないのですが…。
ベイスンなど「予防」ならスイッチして1類に持っていくべきでは?という意見もあるようですね。
タミフル・リレンザも濃厚接触者への予防投与
の適応はもっていると思いますが・・・。
もちろん保険は使えません。
抗ウイルス薬の予防投与は耐性ウイルスの出現の危険性が高まる、といわれてはいますが実際には、予防投与しないで病棟内で大流行していまったら責任追及されるのは、医療機関側です。
今回の大流行で、患者数がグンと増えた為、治験も容易。
後から予防適応をとるよりも先に取得して万全を期してから発売、という思惑。
DS内では抗ウイルス薬は全く重点品目に入っておらず。つい最近まで、社員も開発自体を知らなかったということです。
いずれにせよ選択肢が増えるのはよいことではないでしょうか。
>まま様
コメントありがとうございます。
情勢が変われば力の入れようも変わるというものですね。予防はやはり保険適応とはならないですかね。