第100回薬剤師国家試験の合格率は63.17% 大学別合格率も

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平成27年2月28日・3月1日に実施されました、第100回薬剤師国家試験の合格者が発表されました。
第100回薬剤師国家試験の合格発表を行いました |報道発表資料|厚生労働省
今回は合格率がかなり低いのではないかと言われていましたが、全体ですと、

受験者数 14316名
合格者数 9044名
合格率 63.17%


それから、新卒者だけに限りますと、

受験者数  8446名
合格者数 6136名
合格率 72.65%

だったということです。昨年(第99回)の合格率が60.84%でしたので、数字だけ見ますと2.33ポイントの上昇ということになります。


不適切問題、いわゆる「解なし」の問いが3問あるようです。また全員が正解となる補正対象問題の数が11問とちょっと多い印象。問題としては適切だけれども、正答率や識別指数を考慮するためだそうです。
「問題として適切なのに、なぜ補正の必要があるのか」を考えてみると分かりますが、かなり正解率が悪いのでしょうね。詰まる所、これらを通常通りに採点すると、合格率が低くなりすぎるからなのでしょう。
それから大学別合格率を見ることもできますが、私立薬学部の合格率を見てみると、あることに気が付きます。いわゆる「新設校」の合格率が総じて低いのですよね。
合格率ワースト10位の大学を見てみます。大学名(設立年)合格率、の順に記載しますと、

第一薬科大学(1960年) 23.47%
帝京平成大学(2004年) 33.05%
日本薬科大学(2004年) 37.82%
奥羽大学(2005年) 38.52%
青森大学(2004年) 39.02%
北陸大学(1975年) 39.36%
千葉科学大学(2004年) 40.00%
徳島文理大学(1972年) 44.80%
横浜薬科大学(2006年) 44.88%
城西国際大学(2004年) 45.95%

ということで、10校のうち実に7校が、2003年の規制緩和以降に設立された大学です。
もちろん、個々の学生のレベルということもあるでしょう。しかしながらもう少し大きな目でこの問題を考えてみますと、また別の側面も見えてくるのではないかと思います。
薬剤師になる人のための生命倫理と社会薬学

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このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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