[薬局新聞]医学論文から有害事象定量化を

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薬局新聞連載の「ソーシャルPメンター&ニュース」第103回です。

ソーシャルPメンター&ニュース103

 引き続き、中野病院の青島周一先生にお話をお伺いします。
 論文を読み続ける中で、大変重要なことにお気付きになったと伺いました。
「例えば、添付文書の併用についての記載です。頭の片隅に置いておけ、という意味なのか、疑義照会までせよという事なのか、併用注意というものに対して明確な臨床判断がほぼ不可能ですよね。臨床医学論文の中には、リスクとの関連を相対指標、すなわち対象となる薬剤の何倍のリスクになるのか、という事を示しているものも多数存在します。いうなれば有害事象リスクの定量化です」。
 医学論文を読むことで、添付文書では絶対に得られない、実臨床により近いデータを得ることができるのですね。
「重大な副作用であって、添付文書では「頻度不明」となっているものでも、臨床医学論文によって、実際にどの程度警戒すべきか、どういったリスクファクターに注意すべきか、また、リスクを回避するためにはどの薬剤が最適なのかが、統計的に示されるわけです。薬剤師の本来の仕事は薬剤有害事象のアセスメントにもあるわけですが、僕はこれを「薬剤有害事象の定量化」とよび、「薬剤効果の定量化」とともに薬剤師のEBMの根幹をなすものと位置づけています」。
 次回は今後の展望等についてお伺いいたします。

腎機能低下患者における薬剤業務マニュアル―CKD患者の薬物療法適正化のポイントと実例―

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くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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