[薬局新聞]失敗しても経験…前向きにトライ!

スポンサーリンク

薬局新聞連載の「ソーシャルPメンター&ニュース」第9回です。

ソーシャルPメンター&ニュース9

 前回に引き続き、弁護士の赤羽根秀宜先生にお話を伺います。
 アルバイトをしながら3年間、ロースクールに通ったということで、もちろん法曹になるという目的があったわけですが、法律の勉強以外の部分において、何か得たものはありますか?
 「一つは子育てについてです。在学中、2年生のときに長男が生まれました。妻も働いていたので、子育てをしながら勉強、バイトという生活になりました。この経験から子育てにも関わっていきたい気持ちも強くなり、父も母も子育てをしやすい世の中にしたいなと思っています。」
 「それからもう一つ。仮に試験に落ちて法曹になれなくても、このロースクールにいった経験は、絶対に自分のプラスにはなると思っていました。全く違う世界を見られたからです。そのまま薬剤師に戻ったとしても、行く前と行った後では、自分は大きく変わっていたと思います。医療界の常識って世の中の常識ではないのかとか、世の中って変えられるかも等意識が変わりました。」
 弁護士になってからの業務についてお教えください。薬剤師業界からの講演依頼も多いと聞きますが、やはり薬局や薬剤師業界に関することがメインなのでしょうか。
 「現在は、薬剤師業界のこともそれなりにありますが、メインは通常の弁護士です。会社同士の契約のチェックや損害賠償事件等の訴訟等が多いですが、破算や相続等も扱っています。刑事事件はほとんどなく、民事事件が多いですね。薬局からの調剤過誤にかかる相談、また、新しいシステムを薬局に導入する場合の法的問題点、薬事法に関する相談などを受けることもあります。」
 次回は「司法修習」についてお伺いします。

(関連記事)
薬局のオモテとウラ: [薬局新聞]法曹界から医療現場をより良く
薬局のオモテとウラ: [薬局新聞]それぞれの立場経験し理解深める
薬局のオモテとウラ: [薬局新聞]注目のネット裁判についても解説
スキルアップのための皮膚外用剤Q&A 改訂2版

 スキルアップのための皮膚外用剤Q&A 改訂2版

Anout us

このブログを書いている人
くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
詳しくはこちら

くま☆をフォローする

コメント

  1. HY より:

     こういうすごい先生がいたんですね。
     全く、知りませんでした。
     私も、「医療裁判増加による医療現場の萎縮を懸念し、そのような状況を変えていきたい」、と、先生と同じような問題意識をもっていて、かつては弁護士を目指していました。
     私の場合、ロースクールに3年間通って、ほとんど毎週、月曜から土曜日までは一日12時間以上勉強し、日曜日は薬剤師のアルバイト、という生活を続けていたのですが、新司法試験には合格できませんでしたね。
     それで、実力の点でこれ以上無理と思えたこと、資金の枯渇、子育て(当時は予定)、といった様々な理由があったため、弁護士への道は断念しました。
     子育てをしようと思ったから諦めるのではなく、子育てしているからこそ頑張るといった点が、私とは正反対で、大変素晴らしいと思います。そういえば、同期でも、子育てしながら受験して受かった女性もいましたよ。私の周りにも。
     私は今まさに子育ての真っ最中ですが、勉強などとんでもなく仕事との両立にすら苦しんでいるくらいです。特に家族全員カゼひいている今など最悪です。まあ、親せき等の他人に一切頼れない以上、仕方ない事なのですが。
     最後にひとこと言わせていただきますと、薬剤師は真面目な人が多いし、細かいこと覚えるのは苦にならない人が多いし、仮に受からなくても薬剤師免許があるので他の受験生のように路頭に迷うことがないことなどから総合的に考えると、薬剤師に法科大学院はお薦めできますね。
     ただ、特に家族持ちの人は、そのための資金は十分用意した方が良いと思います。私は数百万と甘く見たのですが、薬剤師のバイトと言っても、現実問題、それほど都合よくできるものではないので、できれば、数千万単位で用意していた方が良いと思います。周りの人を見ても、未婚既婚を問わず、資金力はかなり重要でしたね。
     

  2. くま☆ より:

    >HY様
    コメントありがとうございます。
    ロースクールに通っていらっしゃったのですか!なるほど、これまでのコメントを拝見しても納得がいきました。
    HY様おっしゃるように、現実的な問題は避けて通ることができませんよね。とはいえ、法曹の道へは進まなかったもの、赤羽根氏の言葉同様、多くのものが得られたのではないでしょうか。

  3. HY より:

     そうですね。多くのものが得られたと思います。ものの見方が広がった、言葉を変えると、狭い思考パターンからある程度脱することができた、ってところでしょうか。まあ、これは法律の勉強に限らず、経済・歴史の勉強にあてはまることでもあると思います、たぶん。
     赤羽先生におかれましては、私の分まで頑張っていただきたいと思います。医療現場の向上のため。
     
     それにしても、父母だけで子育てをしている今の私の家族の状況から想像すると、子育てと勉強・仕事との両立なんて想像ができませんね。
     そもそも、今の私の場合、子供を4日間妻のみに預けて新司法試験を受験する(そのためのホテル暮らしをする)、ということ自体が不可能そうです。それ以前に、受験資格が失効していますが(笑)

  4. くま☆ より:

    >HY様
    そういう意味では、多くの薬剤師(もちろん私も含めた)は、知見を広げるためにまったく別の畑のことに興味を持ったり、学んだりすることはとても大切なことですね。人生に無駄はありませんね!

タイトルとURLをコピーしました