薬局新聞連載の「ソーシャルPメンター&ニュース」第95回です。
引き続き、株式会社ファルモの広井嘉栄先生にお話をお伺いします。
ファルモは現在、電子お薬手帳としてサービスが提供されていますが、最初から電子お薬手帳を作ろうと思ったのではない、と伺いました。
「実はその通りで(笑)、もともとは薬局と患者のコミュニケーションツール、患者支援ツーツとして開発していました。そんな中、国の方針がお薬手帳の電子化という方向になってきた、という感じです。 専門知識を持たない患者さんができることは限られていますし、医療、健康情報の蓄積、管理が直接的に個人の健康増進につながっていくようなサービスを実現するには、やはり現場の医療人が何らかの形で介在する必要があります。」
私も実際に使ってみて、ファルモがコミュニケーションツールであるという印象を強く感じました。
「お薬手帳の電子化はきっかけ、方法であって、そのツールを通じて薬局、薬剤師がどんな価値を提供できるか、ということに尽きます。単にお薬情報を電子化するだけなら、今なら比較的簡単に実現可能です。しかし、そこに薬剤師がうまく介在し、気持ちを入れることで、薬局発の新しい医療イノベーションが生まれるのではないかと思っていますし、気持ちが伝わるようなサービス、仕組みを作っていきたいと思っています。」
次回は今後の展開についてお伺いいたします。
▽ 明日を拓く55の技術


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