薬局新聞連載の「ソーシャルPメンター&ニュース」第91回です。
引き続き、エビデンスエージェントの工藤知也先生にお話をお伺いします。
近隣医院の看護師に向けて、定期的なレポートをしているそうですが、どういった内容なのでしょうか。
「これまでに、整腸剤の抗菌薬関連下痢症に対するエビデンス、慢性腎不全患者におけるNSAIDs投与の注意点、そして向精神薬による眼圧上昇の可能性など、処方箋から私自身が疑問に感じたことを中心にレポートしています。看護師さんに処方薬の特長を知って頂くと同時に、コミュニケーションのツールとしても非常に有効で、良好な関係を築けています。」
その医療機関の特徴をつかんで、薬剤師の視点で情報提供をする。非常に付加価値の高い情報ということになりますね。
「看護師さんも処方薬の内容を知ることで、薬の禁忌や併用薬に関する患者様の情報にこれまで以上に気を付けている印象を持っています。患者様の併用薬や他院の受診状況も教えて頂けるようになりました。看護師さんが持っている情報は、薬局の窓口で薬剤師には話さない内容のこともあり、とても重要なものだと感じています。」
工藤さんの取り組みは、いろいろな形で成果に結びついているのですね。次回は、今後の展望についてお伺いします。
▽ 漢方がん治療のエビデンス―がん治療に漢方薬が役立つ理由と根拠


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