薬局新聞連載の「ソーシャルPメンター&ニュース」第104回です。
引き続き、中野病院の青島周一先生にお話をお伺いします。
論文を読む上で、先生が特に意識していることはおありでしょうか。
「僕らが論文を読む意義というのをずっと考えていたんです。日々積み重ねられていく論文情報を全て学びつくすなんて不可能です。知識習得のために論文を読むわけではありません。大事なのは論文情報を学ぶことでも暗記することでもありません。EBMの手法を用いた継続的な学習の本質とは、いざその臨床現場に遭遇した時に同時的にスクリプトが引き出せるように、その能力を鍛えることだと思います。言い換えれば、論文を読み続けるというのは、日常業務で遭遇しうる「重要な問い」にアンダーラインを引くことなのです」。
大切なのは、EBMの手法で学ぶことの本質理解にあるのですね。
「役にたつかどうか、今は分からないけれど、先駆的にそれを知ること、能力を鍛えることが『学ぶ』ことだと思います。大切なのは、いざその臨床現場に遭遇した時に同時的にエビデンスが引き出せるかどうかなんですよ。だから臨床経験がなくても臨床を学べるんです。学生でも臨床能力を鍛えることができるんです。それがEBMの手法で学び続けることのすごさなんです!」
青島先生、4回に渡ってありがとうございました。
▽ 臨床研究と論文作成のコツ 読む・研究する・書く


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