薬局新聞連載の「週刊トラックバックNEWS」第176回です。薬剤の種類によってどの程度差があるのか、気になるところですね。
宇宙空間においては、医薬品の効力を地球上と同様に保てないのではないかという実験結果が、米・ジョンソン宇宙センターによって報告された。
35種類の薬を4つの箱に分けて国際宇宙ステーションへ輸送し、13日から最長28日間の宇宙空間への滞在終了後に持ち帰って地球上で再度測定してみたところ、このわずかな期間に、大幅に効力を失ってしまっていたという。
宇宙空間においては、我々が普段生活する地球上での保管では考えられないスピードで薬が無効になってしまい、とりわけ抗生物質や頭痛薬において、そういった傾向が顕著であったようだ。
どんな医薬品でも保管の際には「高温多湿を避ける」というのは、もはや常識だが、宇宙空間というのは我々が想像するよりもはるかに過酷な環境なのだろう。
「宇宙に行くには医薬品にも人間同様訓練が必要だ」などと冗談も飛ぶが、今後の医薬品の開発のために、医薬品を保管する容器への工夫ために、そして人類が宇宙へ旅立つ時のために、大いに有効なデータになるに違いない。
薬局新聞



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