薬局新聞連載の「週刊トラックバックNEWS」第192回です。表と裏、光と影。便利なものには負の側面もつきものですね。
前回の小欄で「アプリを処方する時代が来るかもしれない」などといった話題をご紹介したが、そんな可能性を感じることがある一方、治療効果をうたったアプリに対して、米国連邦取引委員会(FTC)が警告を発するといった状況も報じられている。
米国で提供されているiPhone向け「AcneApp」、Android向け「Acne Pwne」という二種類のアプリは「ニキビが治る」ことを掲げており、合わせて1万5000人程度がダウンロード、使用していたという。
特に前者は、「皮膚科医によって開発されたアプリ」だと大きな話題になっており、このアプリを起動し、ディスプレイの光を肌に向けることでニキビの原因となる菌を除去し、皮膚の荒れを減少させると言われていたのだという。
いずれのアプリも効果の程は「今一つ」だということもあり、また科学的な根拠が希薄だということで、現在は販売が停止されている。それどころか、AcneAppの開発者は14,294ドル、Acne Pwnerの開発者は1,700ドルの和解金支払いが命ぜられている。
こうしたアプリの難しさを感じる一件ではないだろうか。
▽ 薬効別 服薬指導マニュアル 第7版



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