[薬局新聞]週刊トラックバックNEWS7

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薬局新聞連載の「週刊トラックバックNEWS」の第7回です。小町のトピックスを読んで、また別の角度から考えてみました。

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 分業率が50%を超えた現状においても尚、「分業不要論」「薬剤師不要論」といったことを時々耳にする。当ブログ5月22日の記事でご紹介した小町(読売新聞サイト内)というコミュニティサイトで話題の「調剤薬局がうっとうしい・・・」というトピックスも、ある薬局での出来事をきっかけに分業の是非論まで飛び出している。
 誤解や暴論もあるが真摯に耳を傾けていかねばならないと思う。その一方、そこに書かれた薬剤師と思われる人のレスを見ていると非常に気になる点がある。幾つか挙げてみると「法律で決められているから」「当然の義務」「義務だから仕方ない」、極めつけは「薬剤師だってサラリーマン。上(会社)から言われれば…」等々。
 ちゃぶ台が目の前にあったらひっくり返したくなる気分だ。義務感での指導、また保身に走るなど、目の前にいる患者のことを考えなかったら「不要論」はますます増えていくだろう。こんな意識で「医療従事者」を名乗るとは大変恥ずかしい。
一概に個人開局者がよくて勤務薬剤師が悪いというわけではなく、個人的にもそんな思いは毛頭ないが、最後に当ブログにいただいたコメントを紹介する。
「門前薬局で安穏としているサラリーマン薬局(薬剤師)には「そこにある危機」を感じてもらいたいです。」

誤解のないように再度申し上げますと、決して勤務薬剤師を非難するのが目的ではありません。しかしながら会社都合が優先してしまうのであれば「何のための薬剤師免許か?」を問わずにはいられません。
本文にてよのなか3様の、編集部にて白澤様のコメントを引用させていただきました。ありがとうございました。
(関連記事)
2007/05/22 [小町]調剤薬局がうっとうしい・・・
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くま☆

薬局で働く薬剤師
「薬局のオモテとウラ」(2006~)
日経DI:熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」連載中(2009~)
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コメント

  1. いわこ より:

    いきなり論点がずれるようなコメントしてしまうかもですが。
    大手チェーンに勤めていると、医療従事者というよりは、利益追求組織の一員という気にさせられることが多々あります。
    ・おくすり手帳を忘れた方に対して、台紙に手帳シールを貼って「仮手帳」と名乗り渡して算定。このことは算定要件を満たしていないことにはならないとうそぶく
    ・決算前には欠品を頻発させて患者さんに迷惑をかけてでも、在庫を極限まで絞る(本部は理論在庫によれば、欠品は生じないはずだとの主張)
    などなど
    そもそも、調剤薬局という業種が株式の公開・上場になじむものでしょうか?
    ちなみに管理薬剤師には店舗に独自の工夫・改善をしてよい余地はほとんどなく、ただ本部のマニュアルをトレースするためだけの存在です。
    私個人としては辞めればすむ話ですが、一般論として書き込みしたかったので、させてもらいました^^;

  2. よのなか3 より:

    記事を拝見してびっくらしました(笑)恐縮です。
    今そこにある危機、、、なんとなく書きましたがいろんなレベルでの危機ですよね。医療改革というのが政治俎上にあること自体が危機的状況であることを一番物語っているのでしょうね。
    薬剤師等医療従事者にとっても、また患者にとっても危機、、、まぁ、危機なんてのは不安をあおる政府の得意戦法でもありますが(笑)、いずれにせよ、危機感、恐怖感が向上心につながるよう更にみんなが考えていかなくてはならないことだと思います。
    あ、そういえば今日は自分は病院の日でした。。(爆)今日は隣の門前ではなくてどこか別の離れた調剤薬局で調剤してもらおうかなぁ。。

  3. よのなか3 より:

    追伸
    薬事日報に掲載されている記事での日本薬剤師会の中西会長の発言は注視されていいと思いました。
      定員割れの状況では、薬剤師の質の低下が  起こるのは間違いない。薬剤師の質を上げ  るために6年制を導入したにもかかわら   ず、質の向上を期待できないという、社会  的にも危機的な状況になることを危惧して  いる」
    http://www.yakuji.co.jp/entry3229.html

  4. たまねぎ より:

    以前、派遣で各地に回っていたので、大手チェーンの薬局に入ることが多かったのですが、まさにいわこサマのコメント通りです。(派遣なので直接はかかわりませんが、逆に客観的に見えたのかもしれません。)
    会社が大きくなれば上層部は現場を見る機会は少なく、どうしても数字しか見ることができないのはしょうがないのかもしれませんが、いわれているとおり、調剤薬局という業種、大きくいえば医療機関は、株式の公開・上場とは別の世界にあるべきものと僕も思います。
    一部の大手チェーンで、処方箋調剤にノルマを作ってるとこにはさすがに引きましたが。。。

  5. くま☆ より:

    >いわこ様
    組織になるともちろん良い部分も出てくるでしょうがその分、方向性が現場に与える影響は大きいですよね。
    「調剤薬局という業種が株式の公開・上場になじむものでしょうか?」ということについてはとても考えさせられます。
    >よのなか3様
    「今そこにある危機」はとても含蓄がある言葉と思います。もちろん個人開局者や薬剤師個々でも考えていかねばならないことです。
    >たまねぎ様
    株式会社の病院経営参入については非常に議論の対象となります。薬局と病院を同じ土俵で論じることはできませんが、一考の余地はあるのかもしれませんね。

  6. ハマノリ より:

    薬剤師不要論、よく聞きます。
    そして、この世論に対して特に何も感じていない薬剤師が多いのも勤務薬剤師の特徴なのかもしれません。
    大きな母体が守ってくれるのだから・・と。
    私自身、大手のチェーン調剤薬局に籍を置いていますが、薬剤師は不要だと思わせる患者サービスはしないようにと心がけているつもりです。
    そして、常に外に目を向けていこうと心がけているつもりです。
    何のための薬剤師免許なのかと問われないようにしていきたいと記事を読んで自分の意識を再確認しました。

  7. くま☆ より:

    >ハマノリ様
    コメント、TBありがとうございます。
    かなり強い調子で書いてしまいましたが、実際に組織の中で会社の方針に背いたり、上司の指示に反することはそんなに簡単なことではありませんよね。
    それは私も承知しているつもりですし、組織にいて能動的に行動している多くの方がいらっしゃるのも事実だと思います。
    ハマノリ様の「常に外に目を向けていこう」という心がけ、非常にすばらしいことと思います。

  8. さんまん より:

     確かに大病院の門前薬局になりますとどうしても処方箋の処理に追われてしまってベルトコンベア式になってしまう傾向にあるようですね。診療科がたくさんあればそれだけ薬の種類や投薬の方式が様々ですし。それをクリアして適時適切な仕事をできればこそ立派な薬剤師さんなんでしょうけど。
     大病院の門前薬局は4月から算定が上がっている(らしく)私自身も130円の値上がりを食らってます。
     発言小町に対する私の個人的な意見なんですけど、説明することが義務なので仕方がなくやっているのではどうもしっくりこないです。逆に患者さんに対して注意喚起を促さなくてはならないことを説明拒否で責任の所在がどうか、疑問になります。
     薬の変更がほとんどない私でも薬の数を確認することは大事だと思います。説明がうざいといって実際に薬の種類が違ってたら責任の所在はどうなるんでしょうか。

  9. くま☆ より:

    >さんまん様
    薬の種類や数が違っているというのは、ケースによって、また薬局によって対応が随分違うのではないかと思います。
    また医薬品の場合は単純に「ないから渡す」ということが難しいケースもあります。処方せん医薬品や向精神薬などがそうですね。
    そのためにも、同じ薬でも受け取りの際にきちんと確認することが必要なのではないでしょうか。

  10. くま☆ より:

    記事中、ちゃぶ台に触れましたらvelopapa様よりちゃぶ台のご案内をいただきました。私も早速ひっくり返してきました(笑
    買うならこちら
    http://www.kagoo-livingroom.com/chabudai/catalog_living_chabudai.html
    ひっくり返すならこちら
    http://www.vector.co.jp/soft/win95/amuse/se205767.html?ds

  11. mk より:

    薬剤師とかかわる仕事をしているものです。
    薬剤師はどうしてえらそうなんでしょうか。
    自分ばかりが偉いと思い、患者に謝ることすらできない。事務員を雑用係と思いこむ。
    世の中から薬剤師が消えてしまえばいいです。

  12. くま☆ より:

    >mk様
    辛い思いをなさったのでしょうか。確かにお書きいただいたような薬剤師が存在するのも事実でしょう。私もそういう人を見てきましたし、もしかしたら自分がそういう振る舞いをしていないとも言い切れません。
    薬剤師の世界にいると、外からどう見られているのかといったことに疎くなることも少なくありません。mk様の思い、真摯に受け止めたいと思います。

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